とても久しぶりに書いてみます。個人的な事情により、今まで書けませんでしたが、恐らく今後も余り書けないと思います。仕事柄、目の疲れが酷いので、家に帰ってくるとあまり長い間パソコンのモニターを見ていられないのです。今はノートPCなので、余計に疲れるのかもしれません。ブルーライトをカットするメガネを使ってはいますが、やはり疲れますね。歳かも知れませんw

「Yahooニュース」から。

 6月のイラン大統領選で当選したロウハニについて、日本のメディアは「穏健派」と報じ、中東危機が遠のいたかのような印象を抱かせたが、彼の国の内在的論理をまったく理解していない。イランの意思決定は最高指導者であるハメネイが行なう。選挙で選ばれた大統領は行政権を持つナンバー2に過ぎないのだ。ハメネイが国民の困窮を顧みずに核開発を進める以上、危機が遠のくはずがない。

 イランの攻撃による開戦が現実味を帯びてくるのは、現代の戦争における先制攻撃(Preemptive Strike)の重要性が非常に高いからだ。パール・ハーバーの時代の比ではない。

 イランはイスラエルを射程に捉えるクラスのミサイルの発射実験を繰り返しており、実戦に投入できる数は2万発とされる。それらを逐次投入せずに一気にイスラエル最大の都市・テルアヴィヴに撃ち込むという戦術が採られるだろう(首都・エルサレムはイスラム教の三大聖地の一つのため、攻撃対象にはできない)。

 イスラエルは「アロー」という非常に優れた迎撃ミサイルを持つが、2万発はとても撃ち落とせない。テルアヴィヴが壊滅的な打撃を受ければ、世界最強と謳われるイスラエル軍とて戦闘の継続は難しい。

 先にトリガーを引いたほうが勝てるとわかっているのだから、批判を顧みずイランが先に「レッドライン」を踏み越えかねないというわけだ。

私は上記をSAPIOで読みましたが、今日のお題は「日本にとって中東問題はエネルギー的に見て死活問題だ」です。どうも、エジプトやシリアばかり注目が行っているようですが、私的には上記の方が危険度が高いと思います。まぁ、正直トリガーさえ引かれれば、今の中東は火薬庫のようなものです。あっと言う間に戦乱は広がると思います。

日本にとって、中東で問題が起きるとエネルギー問題に直結するのです。今の日本で喫緊の課題は、沢山ありますけれど(爆)、取りあえず電力に注目します。何故かと言いますと、何度か書きましたが、消費電力量は名目GDP(確か名目)と恐ろしいほどの相関関係があるからです。今、安倍政権は日本のGDPを上げようとしておりますが、そうすると消費電力量も上がらなくてはいけないのです。これが電力に注目する理由です。「The Page」様から。

電源構成比
上記を見ると、石油、天然ガス、石炭が主になっております。特に天然ガスの比率が凄いです。取りあえず、石油、天然ガス、石炭の価格推移です。

ドバイ原油価格の推移 - 世界経済のネタ帳

日本の天然ガス価格の推移 - 世界経済のネタ帳

石炭価格の推移 - 世界経済のネタ帳

石油と石炭はともかく、天然ガスは恐ろしい価格になっています。これが日本全体の47%の電力の元です。電気料金が上がるのは当然でしょう。再生エネルギーの買取制度とやらは、この際ほっときます。あの凄い鬼畜な制度に、どうせマスコミは突っ込みを入れてはいないんでしょうが、今日はほっときます。

天然ガス







上記は日本の2011年度の天然ガスの輸入先で、東京ガスのサイトからです。中東でドンパチが起きますと、カタール、アラブ首長国連邦、オマーンが直接的な影響を受けます。世界的に価格は上昇するでしょうから、どちらにしても凄いことになります。次に、原油についてエネルギ−庁から一部抜粋。

 6月の原油輸入量は1,563万kl、前年同月比101.5%と5ヶ月ぶりに前年を上回った。輸入量の多い順に見ると、

(1)サウジアラビア(430万kl、前年同月比91.6%)
(2)アラブ首長国連邦(427万kl、同137.8%)
(3)カタール(235万kl、同139.8%)
(4)クウェート(121万kl、同120.5%)
(5)ロシア(94万kl、同137.4%)となっている。
 なお、今月の中東依存度は85.0%、前年同月に比べ0.8ポイント増と2ヶ月連続して前年を上回った。

平成25年7月31日となっていますから、本当に直近の資料です。原油は、85%が直接的な影響を受けます。一言で言いますと即死です。1年分は貯蓄があるでしょうが、1年で紛争が終わるとは到底思えません。何故なら、中東の場合は常にゲリラ戦なので、大抵エンドレスモードに突入するからです。米軍もイラクやアフガンに攻め込みました。首都を落とすまでは早いのです。その後、ゲリラ戦に引きづりこまれて、エンドレスバトルに成りました。米軍の場合は、わざとひきずりこまれた可能性も否定は出来ませんけれどね。

問題は、日本はとにかく中東で紛争や戦争が起こられては困る、と言うことです。既に、貿易赤字を垂れ流す、と言う異常事態になっております。経常利益は黒字ですが、日本は当然貿易でも黒字であるべきです。GDP比で貿易が占める割合が14%であろうとも、です。
問題はもう一つありまして、原発の再稼働ははっきり言って論外である、ことです。
1.福島第一原発の事故の総括が未だにされていない
2.放射性廃棄物の最終処分場が未だに決まっていない

1は、誰も責任は取っていませんし、被害者の方々も放置状態です。2は国が断固ここだ、と地質学的にきちんと決めて、住民の了承を得る事がなくてもそこに決定しなくてはいけません。民主主義国家と言えども、個は公の為にはゆずるのは当たり前です。最終処分場がないから、六ヶ所村の施設を暫定的に稼働させる、なんてごまかしはいい加減に止めて欲しいです。

と言う事で、安倍首相はサウジに行くよりは、イランとのパイプを復活させて、何とかイスラエルとの衝突を避けさせるべき、だと思うのです。米国の言いなりになって、イランとの貿易を縮小したのは、実に失策でしたね。こういう時に、打つ手がなくなるのです。このままですと、電気料金は20%位上がって、ガソリンも1L=180円、なんて事になるかもしれません。ガソリンは、半年間150円を超えると、暫定税率とやらがなくなるそうですが、本当でしょうかね・・・(その前に、強引に消費増税するんでしょうか・・・?今年の4-6月のコアコアCPIは、マイナスだったと記憶してますけれど?)。

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