久しぶりに書いてみます。今日は消費税は上げるな、です。分かり切った事ですが、上げる目的が分かりません。そもそも、経済なる言葉が経世済民であるとするならば、目的は国民の幸福であるべき、と私は思います。つまり、国民が幸福になるにはどうしたらよいか?を考えるべきです。失業者を減らして、給料を上げて、福祉を充実させれば良い訳です。国防も大事ですね。そこで、(特に)日経の記事には非常に首をかしげざるを得ません。これは・・・幼稚園(流石に、小学生ですか)向けのものなのか!と、思ってしまうわけです、はい。

日経から。

麻生太郎副総理・財務・金融相は13日午前の閣議後記者会見で、2014年4月に消費税率を上げた場合の景気対策について「(景気落ち込みの)単なる穴埋めするだけではなくて、底上げしていかないと(来年の)7〜9、10〜12月に元に戻っていかない、ということを考えて対応していかねばと思っている」と述べた。底上げ策の必要性は「財務省としても十分に考えている」という。

 麻生氏は安倍晋三首相が気にしているのが「(来年)7〜9、10〜12月にどれくらい(景気が)落ち込んで、どれくらい戻せるのか。いつ戻せるのか」だとの見方を示した。そのうえで、首相は消費増税がデフレを助長したり景気腰折れにつながったりするのを「心配している」と指摘した。

上記が、取りあえずお題の記事です。日経は新聞紙で読んでますが、正直参考になる情報は余りありません。企業がこうした、ああした、あの国がこうした、ああした、と言うべた記事だけあれば良いと思います。解説は不要ですw

上記の記事は、突っ込むところは「2014年4月に消費税率を上げた場合の景気対策について「(景気落ち込みの)単なる穴埋めするだけではなくて、底上げしていかないと(来年の)7〜9、10〜12月に元に戻っていかない、ということを考えて対応していかねばと思っている」でしょうか。それとも、「首相は消費増税がデフレを助長したり景気腰折れにつながったりするのを「心配している」でしょうか。全部、と言う話もありますがw

景気が腰折れする恐れがあるなら、上げるな!でお終いです。そこで、目的が問題に成る訳です。そもそも、消費増税に関しては「目的なんて飾りです、国民にはそれが分からんのです」と言う経緯がありますw震災復興、高齢者医療対策、少子化対策、etc。目的は何でも良いのです。財務省の利権が増えさえすれば。

と言う事で、今の目的である「財政再建」に着目してみますか。そもそも、「何故財政再建をしなくてはいけないのか?」と言う疑問が出てきますね。今の課題は下記だそうです。
1.国の債務がGDP比で世界最悪!
2.財政赤字が常態化している!

先ず、1から行きます。下記は日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスの1980-2012年の名目GDP推移と政府総債務残高(対GDP比)の推移です。


名目GDP(USドル)の推移 - 世界経済のネタ帳

政府総債務残高(対GDP比)の推移 - 世界経済のネタ帳

確かに、政府総債務残高(対GDP比)を見てみると、日本は断トツで悪いです。世界最悪クラス、と言うのも尤もでしょう。ところが、名目GDP推移を見てみますと、どう見ても日本の1995年以降のGDPはおかしくない?と突っ込みたくなります。いや、突っ込みは不要レベルでしょう。そこで、日本とアメリカの債務残高推移。


政府総債務残高の推移 - 世界経済のネタ帳

政府総債務残高の推移 - 世界経済のネタ帳


日本とアメリカで、どれだけ債務残高が伸びたか?を比較してみますと、1980年と2012年の数字を使って

日  本:1,178,279.33 / 124,777.8 = 9.44(倍)
アメリカ:17,556.01 / 1,178.73 = 14.9(倍)

日本は単位が10億円、アメリカは10億USドルですが、倍率には単位は関係ありません。どう見ても、アメリカの方が負債額の増加が酷いと思えますが?

次に、2に行きます。日本、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランスの1980-2012年の財政収支推移。


財政収支(対GDP比)の推移 - 世界経済のネタ帳


黒字経営が続いている国って、どこですか?赤字経営の国って、全て破たんしたんですか?どうして、財政再建が急務の課題なんですか?上記を見る限り、極一部の例外を除いて、いや、継続して、と言う文字を入れるとすれば、黒字経営が常態化している国は一つもなく、赤字経営が常態化している国しかないように見えますが?

そもそも、どうしてP/Lにばかり注目してB/Sに注目しないんですか?しかも、国の場合はB/Sの概念すら、まともに通用しません。何故なら、中央銀行がお金を刷れるからです。通貨の信用度は問題に成りますが、借金をしていても信用度さえあれば、お金を刷って返せてしまえます。

と言う事で、「消費増税で何がしたいの?」と言う問いに、今のところ「財務官僚が天下りポストを得られるじゃないか!」と言う回答以外、発見できずにおります。少なくても、1,2の問題は、日本の近い将来の財政破たんを意味するとは思えません。「税収を上げるんだ!」と言う問いには、「ならば名目GDPを上げれば良い」となります。

税収 = 名目GDP * 税率 * 税制弾率

で、名目GDPはざっくり書きますと

名目GDP = 消費支出+投資支出+政府支出+貿易収支

今までは、消費支出、投資支出、政府支出がひたすら下降していて、貿易収支で支えていました。今は、投資支出、政府支出が上昇を始め、貿易収支が下降しています。消費支出は、調べてません。と言う事は、消費支出と貿易収支を上げれば、名目GDPが増えて、税収が増える訳です。

税収の式だけ見ますと、税率を2万%にすれば良いじゃん!と言えますが、もちろんそれをやったら経済が破たんしますw税率を上げるのは、インフレでバブルの時であり、デフレで不況から回復しつつある時には上げてはいけません。

「三歳の童子も知る、経済の初歩です(by 諸葛○孔明)」と言うのは嘘ですが、それ位ごくごく単純な常識だと思います。と言う事で、三歳は幼稚園なので、やっぱり幼稚園向けの新聞と言う事にしましょうかw

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