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<鎌倉大仏など> 
          
さる11月14日にはAPEC横浜首脳会議などは全日程が終了したという。

とくに、この会議中に行われた日・中、日・露の二国間のミーティングは友好的な雰囲気ではなかったと重ねて報道されているが、これは将来にも不安を感じさせる。
(左:鎌倉大仏) 
これに引き換え、その当日午後にテレビなどで観るオバマ大統領の鎌倉大仏への訪問は、一服の明るいニュースでもあった。
 
オバマ茶この大仏は鎌倉長谷の高徳院の本尊でもある。

また、この大仏には、筆者にとっては別の意味で若い頃から”印象深い”ものをもっていた。
 (左:大統領、大仏の見学)
筆者がはじめて鎌倉大仏を訪れたのは、たしか中学生の郊外授業の時だったと思う。

たまたま、その時の中学校担任が国語の先生であり、彼は与謝野晶子の大ファンであったと記憶する。
日頃の授業でも、生徒が学習に飽きてくると、これは先生の好きな晶子の歌集だとして黒板に与謝野晶子の短歌などを書き連ねた。
 
その年頃の筆者には、これらの歌心には理解できないものも多かったと思う。

しかし、鎌倉の大仏を歌った下記の歌は不思議にその発想や比喩が面白いと感じていた。

そして見学した時に観たその仏像の印象が、この歌によって不思議な輝きをもってきたように少年の心には感じていた。
 
「鎌倉や 御仏(みほとけ)なれど 釈迦牟尼(しゃかむ美男子に)は 美男におわす 夏木立かな
(御仏として仏像(神格)化されてますが、この仏教の開祖であるお釈迦(牟尼)さまは・・・)
(左:美男におわす) 
大統領の訪問のニュースで、いま更にこの歌を想い出した次第である。
 
歌人晶子についてもう少し・・
 
第二次大戦後まもなくの反戦思想にピッタリの詩歌として、この当時もてはやされていたが、晶子の下記のこの歌も先生は黒板に晶子ー3書き連ねていた。
 
もちろん、「ああ、弟よ、君を泣く、君死にたまふことなかれ、・・・親は刀(ヤイバ)をにぎらせて 人を殺せと おしえしや・・・」 (戦場に派遣された弟を想うー反戦歌)
 (左:与謝野晶子)
さすが、下のこの短歌は当時の中学生の授業としてふさわしくないと、黒板に書くことを躊躇(ためら)ったに違いない。
 
「やは肌の あつき血潮に ふれもみで さびしからずや 晶子ー2道を説く君」
 
だいたい、空想家とは便利なものだ。
 
オバマ大統領が鎌倉大仏の前で、抹茶アイスクリームを食している短いテレビ画像から、いろいろな回想やら空想が錯綜して来たようだ。
 
毎度のことながら、この回想やら空想の世界に、ひとたび入るとどうにも止りそうにない。
酔っ払った時のように戯言(ざれごと)もつい連発してしまう。
 
その昔、バーやクラブにいった時には、ママや若いホステスの前で! いまは一人パソコンの前で!
 
今回も、頭の中には記載したい回想ごと、空想ごとが次々に浮かんで来るが・・ひとまず、ここで打ち止めにしよう。 

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                    (永田駿介記)