2007年04月06日

都教委による処分発令に対する抗議声明(都立学校保護者ねっとわーく)

都教委による処分発令に対する抗議声明

 本日、東京都教育委員会は卒業式における「日の丸・君が代」の強制に対し
て、自らの良心に従い、そして児童・生徒の人権を守るために、不起立・不伴
奏などの不服従を貫いた教職員に対する処分を発令した。

 昨年9月21日に、東京地方裁判所において、「東京都教育委員会の発した
10.23通達ならびにそれに基づく職務命令は違憲・違法であり、これに基
づくいかなる処分もしてはならない」という判決が出されているにもかかわら
ず、これを無視した今回の都教委による弾圧的制裁・処分に対して、強く抗議
する。



 私たちは、こうした都教委による教職員への「思想・良心」の侵害や、「日
の丸・君が代」の強制による「愛国心教育」が、日本を再び「戦争のできる
国」にすることにつながるものと強く憂慮します。 教育の現場には、私たちの
未来が託されています。私たちはもう二度と「もの言えぬ教師」「もの言えぬ
子ども」を生み出してはなりません。多様な考え方を認め合い、自分で考え、
自分の意見が言える人間を育成するために学校はあるべきだと考えます。

 学校が自由にものを言える場でなくなったとき、これこそ「教育の危機」で
す。今、東京都の学校をその「危機」に晒している、石原都知事ならびに東京
都教育委員会に対して、以下のとおり強く求めます。

 2006年9月21日の東京地裁判決を真摯にうけとめ、直ちに控訴を取り下げると
ともに、10.23通達ならびにそれに基づくあらゆる処分を取り消し、今後も職務
命令の名のもとの「日の丸・君が代」の強制を行なわないこと。

 私たちはこのアピールを広く各方面に訴え、賛同の輪を拡げることにより、こ
のような東京都教育委員会による違憲、違法行為を糾弾していく決意でおりま
す。

                            2007年3月30日
                      都立学校保護者ねっとわーく

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