私が立ち上げから関わっている、浦ノ内地区の青壮年団『りぐる浦ノ内』の活動が5年目を迎えました。
毎年、12月が来ると団体設立のために動いていたことを思い出します。
この『りぐる浦ノ内』という団体は、浦ノ内地区の活性化のために立ち上げたものです。

元々は私ともう一人の職員さんとでやっていた浦ノ内地区のイベント事業を引き継いでもらうために設立し、今、私は企画運営や制作物のデザインなどを手伝っています。

当初、私自身は団体を作ることなど頭になく、日々仕事をしていました。
浦ノ内で働きはじめた頃、
周りの人は『ここにはなんちゃあないぞ』 『何をやっても無駄やき』ということをよく口にしていましたが、私にはそうは思えませんでした。

出来る限りの資源で様々なイベントを企画してみると、小さなものではありましたが想像以上に足を運んでくださる方が多く、この町はポテンシャルがすごく高いなぁと実感していたからです。
けれど、期間が決められた仕事には必ず終わりが訪れます。
その年の11月くらいには、最後のイベントの話を進めていました。

最後くらいは人が沢山来るのをやりたいね、ということをよく話していて、定番のグルメイベントから構想を始め大まかなイベント内容をちょこちょこ作ったりしていました。

人が沢山来る、というのは勘違いでも何でもなく、
全国的に名が知れていて高級店や都会でも取引きされている養殖鯛
豪華な食材として人気の高い伊勢海老
ブランド化されていて売り出している柑橘、立目ポンカンがあること
これらが町の中にあるなんて何て素晴らしいことなんだろう、と思いました。

と同時に、この町で生産されていることを知らない人はおろか、この町の存在自体を知らない人が世の中にはまだまだいることを残念に感じていました。
何とかして、この町を知ってもらいたい、訪れてもらいたい、という想いは日に日に強くなっていきました。

加えて、これからも浦ノ内のイベント事業が続いていくためには団体が必要だと感じ、設立することを決めました。

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でもただのグルメイベントでは弱すぎる、何かを一緒に組み合わせて楽しいイベントにしたい、と思っていたところ、あることを耳にしました。
それは須崎市内では浦ノ内を除く地区で地区民運動会が行われている、ということ。
浦ノ内には住民の方が交流する運動会がなかったのです。

それなら、と思い、せっかくなら何年後かに住民の人が参加してもらえるような運動会を作りたい、という自分の願いのようなものもあり、グルメと運動会を掛け合せたものを、と考えました。

当時、この案を持っていた先で厳しい意見をもらいました。
当然悔しいし、腹が立つし、でも痛いところを突かれたことも頭ではちゃんと分かっていました。
そのときに一瞬だけ、頭の中によぎったものが引っ掛かり職員さんに相談してみました。

「鯛と伊勢海老を食べるお祭り。運動会は別名がたいいくさいだから当て字で鯛伊食祭はどうでしょうか。」

そのとき3時半くらいだったのですが、りぐるの会は6時から。
公民館に帰って急いで企画書を作成して、会で発表しました。
その結果「やってみようか」という判断が下されたとき、心の底からホッとしましたのを覚えています。

第1回目の鯛伊食祭は大盛況。
こんなにも反響があるのか、と驚いたほどでした。
イベントのあと、地域の方からはこんな言葉をもらいました。
「浦ノ内にこんなに人が来るのを初めて見た。」
「あんなに人が来てくれてうれしいねぇ。」
「浦ノ内のもので人が呼べるがやね。」
私は来場者の数よりも、この地域の方の声が何よりも嬉しくて嬉しくて。
このことはきっと一生忘れないだろうと思います。

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私がこのイベントで伝えたかったことは
町の中には資源と財産が沢山あって、きちんと伝えれば届くということ
町の人の手で作られているものは沢山の人に喜んでもらえるものだということ
この町には素敵なものが溢れていて、それがどんなに素晴らしく誇り高いことかということ

それがほんの少しでも伝わったことが嬉しかったのです。

そしてこの町の資源と財産を創っている大人の姿をきちんと子どもたちにも伝えたい、と思いました。
だから、りぐるの活動コンセプトは「子どもたちが誇れる、胸を張れる町にしよ」としました。
大人が町を楽しんでいる姿、町のことを誇りに思っている姿はとても大切です。
それをイベントを通じて伝えていこう、と決めてから、活動を続けていくことになりました。

2年目からは私の手から直接離れて、色々なこともありました。
途中、もう私は抜けた方が良いかな、と思ったときもあったのですがメンバーとも話をして引き続き、関わっていくことになりました。

3年目以降は地域おこし協力隊となったこともあり、近くで活動をサポートする立ち位置でりぐるの運営を行っています。
この頃くらいから町の人も
『浦ノ内は頑張らないかん』
『もっと人が来てくれるものをやらないかん』
という言葉を口にするようになりました。

徐々にではありますが、町の人も変わり始めてきています。

最近では、須崎市から地域団体として初めてイベント委託を受けたり、ありがたいことに遠方から活動報告をする機会をいただくことが増えました。

5年間、りぐるに関わってきたことを振り返ると、この団体はやっぱり「人ありき」だと実感します。

この活動がスムーズに始まったのは、現事務局長である浦ノ内公民館の館長さんの人望のおかげであり、事務仕事を引き受けてくれている歴代の公民館主事さんのおかげ。
それから、マメで丁寧に仕事を進めてくれる実行委員長、りぐるのメンバー、毎回ボランティアでお手伝いしてくださる地域住民の方が居てこそ。

私は別に特別なことはしていなくて、ただひたすら「浦ノ内という町が好きだ」という気持ちだけで突っ走ってきたような気がします。
けれども「好き」という気持ちは何よりも必要で、好きだからこそ伝えたいし、好きになってほしい、という熱いものが、走り続けることを後押ししてくれています。
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私自体は、浦ノ内で生まれ育ったわけでも暮らしているわけでもありません。
だけど、この町でかけがえのない宝物のようなものを沢山もらい、大切にしてもらい、優しさや愛情をいっぱい受けてきました。
この町は私の原点でもあり、今に繋げてくれた大切な場所。
今やっていることは、私がいただいた恩返しでもあるし、次の世代への恩送りです。
それをりぐるの活動を通じて、させてもらっています。

このりぐる浦ノ内のはじまりとなった「鯛伊食祭
第5回目が2016年2月28日(日)に開催されます。
節目となる5回目、これまで以上に沢山の方に足を運んでいただけたら嬉しく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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鯛伊食祭についてはFBページで情報をご確認ください。
https://www.facebook.com/riguruuranouchi

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