全体を通して、精緻な記述
- 日付や数値、人名、地名などがとにかく具体的に書かれている。
- 今までは決めるべき政治家が決めないので、役人はどこにも支障のない案を立てざるを得なかった。というのがこの本だったかどっかの記事に書いてた気がする。忘れた。
- この頃の民主党は、かなり変なことを連発してた(忘れてたけど偽メール以外にも多数)。党内のごたごたも多い。
ヒトは予測する生き物である
私なりに小泉内閣についてたった今、思ったこと
- 「わかりました。わたしがそれをやります」と明示的に言って行動した内閣であり、それが国民の大多数に支持された。
- 提示された方針自体の是非ではない。
- 個別の案件うんぬんでもない。
- 原理、考え方を聞き手がわかる形で繰り返し言う。
- 約款のような説明をしていても、この要件を満たせない。
- 相手の基本的な行動原理が途中で変わると、ヒトは相手の行動を予測できなくなり不安感が増す。
- 目的地とおおよその経路がわかっていれば、船頭以外の人も備えやすい。
- 行動原理が不明だと、船頭以外の人が備えられない。
- 基本行動原理を変えるときは明言し信任を得ればOK。
- 何をやろうとしているか理解できないと評価もできなし、まして信任などできやしない。
会社にも当てはまるな、と。この会社は何を解決するための会社なのか。株主にも利用者にもわかる形で示す。とにかく一任してください、というのはNG。
小泉官邸秘録
著者:飯島 勲
販売元:日本経済新聞社
発売日:2006-12
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- [ ] 小泉官邸秘録
- [ ] 飯島勲
- [ ] isbn4532352444
- [ ] 目次
- [ ] はじめに
- [ ] 総裁選前夜 私の考える宰相像 ー 総理の資質とは 「自民党をぶっ壊す」
- [ ] 第一部 小泉内閣誕生 波高き船出
- [ ] 第一章 政権の形を作る
- [ ]1 小泉内閣の基本哲学
- [ ]2 経済財政諮問会議
- [ ]3 特命担当大臣の活用
- [ ]4 官僚人事の掌握
- [ ]5 官邸スタッフの強化 ー 特命チームの創設・総理補佐官の任用
- [ ]6 メディア戦略 ー 総理の実像を伝える
- [ ]7 官邸外交の展開
- [ ]8 最初の国民の審判 ー 参議院選挙
- [ ] 第二章 「官邸主導」の始動
- [ ]1 最初の「官邸主導」 ー ハンセン病訴訟問題
- [ ]2 小泉改革の形を示す ー 最初の基本方針「骨太二〇〇一」
- [ ]3 予算編成の歳時記を変える
- [ ]4 道路公団改革 ー 小泉改革最初の試金石
- [ ]5 医療制度改革 ー 「三方一両損」
- [ ]6 健康危機管理 ー BSE事件
- [ ]7 田中真紀子外務大臣更迭
- [ ] 第三章 危機管理体制の強化
- [ ]1 9・11同時多発テロと対応
- [ ]2 有事法制の整備
- [ ] 第四章 北朝鮮外交への取り組み
- [ ]1 奄美沖での工作船沈没
- [ ]2 歴史的な総理初訪朝
- [ ]3 総理再訪朝
- [ ] 第一章 政権の形を作る
- [ ] 第二部 有言実行 小泉改革の着実な推進
- [ ] 第五章 道路公団の民営化
- [ ] 第六章 テロとの戦い
- [ ] 第七章 自然災害との闘い
- [ ] 第八章 年金改革
- [ ] 第九章 米国BSE事件 ー 環境と経済の対立
- [ ] 第三部 小泉改革の総仕上げ 郵政民営化
- [ ] 第十章 郵政民営化への長い道のり
- [ ]1 三度の総選挙での一貫した主張
- [ ]2 中央省庁再編時の議論 ー 橋本総理と前哨戦
- [ ]3 公社化法案を巡って ー 郵政民営化への最初の確執
- [ ] 第十一章 郵政民営化シフト
- [ ]1 郵政民営化路線の定着化に向けて
- [ ]2 郵政民営化準備室の設置
- [ ]3 郵政民営化基本方針の閣議決定
- [ ]4 第二次小泉改造内閣発足 ー 郵政民営化シフト
- [ ] 第十二章 民営化法案を巡る攻防
- [ ]1 与党手続きを巡る攻防 ー 多数決での総務会突破
- [ ]2 衆議院特別委員長人事
- [ ]3 衆議院特別委員会審議 ー 百時間を超えた
- [ ]4 衆議院採決 ー 成立か解散か、五票差の可決
- [ ] 第十三章 参議院での否決 ー 郵政解散
- [ ]1 参議院否決で衆議院解散?
- [ ]2 参議院否決 ー 即日衆議院解散
- [ ] 第十四章 衆議院選挙の勝利 ー郵政民営化法案成立
- [ ]1 すべての選挙区に候補者を
- [ ]2 いざ決戦
- [ ]3 運命の9・11 ー 大勝利を受けて臨時国会で第三次小泉内閣発足
- [ ]4 郵政民営化法案成立 ー 政界の奇跡
- [ ]5 十月三十一日 第三次小泉改造内閣発足 ー 郵政民営化の着実な推進へ
- [ ] 第十五章 改革に終わりはない ー 更なる改革へ
- [ ]1 郵政は入口 ー 出口の改革へ
- [ ]2 地方分権への大きな一歩 ー 三位一体改革・市町村合併・道州制特区
- [ ]3 行革推進法 ー 今後の改革路線を決める
- [ ]4 歳出歳入一体改革
- [ ]5 最後の公約達成 ー 八月十五日靖国参拝
- [ ] 第十章 郵政民営化への長い道のり
- [ ] おわりに
- [ ] 官邸とは 五人の総理秘書官と五人の参事官 衆議院議員として
- [ ] 年表・小泉政権の足跡
- [ ] 小泉内閣の支持率の推移
- [ ] 内閣総理大臣秘書官・内閣参事官(特命チーム)の在任期間
- [ ] 「チーム小泉」(内閣総理大臣秘書官・内閣参事官歴任者一覧)
- [ ] はじめに
- [ ] 抜き書き
- [ ] p8 実はあの有名になった演説で、「自民党をぶっ壊す」という台詞の前に、小泉はこう言っているのである。「もし(改革を断行しようとする)小泉を自民党が潰すというのなら、その前に、私が、この小泉が、自民党をぶっ壊します」。
- [ ] p66 「自分で考え自分で実行する」。これこそが責任ある者の採るべき道である。総理はそういう考えで事に臨んでいた。前の節でも書いたように、骨太方針策定後、総理は各省大臣に「骨太方針に沿った改革案を大臣自身が策定し、諮問会議で発表せよ」と命じた。「各論については各大臣から改革案を出させる(○○イニシアチブ・○○プラン)。各大臣に案を出してもらい、ぎりぎりまで調整してもらう。どうしてもダメなときに自分が決断する。初めから自分があれこれ指示するのはよくない。責任者は大臣だ。大臣に頑張ってもらえ」。総理は竹中大臣にそう指示していた。
- [ ] p88 坪井会長は「(略)風邪引き腹痛のような誰でも必要になる医療こそ保険でカバーすべき。この国は公的保険で国民をカバーしている。その基本哲学は崩すべきではない。皆保険制度は国民にとって非常に大事な制度だ。私が株式会社経営や混合医療・マネージドケアに反対するのはそういう趣旨、「これを言っているのは『医療というのは儲かるらしいから俺たちにも一枚噛ませろ』と言うだけの連中だ。こいういう輩に医療を任せてはいけない。公的保険・皆保険の理念を掘り崩すことになるからだ。私はつまらないことを言うつもりはない。総理の構造改革を支持する」と話された。
- [ ] p129 防衛庁のずさんな情報管理に本当に悩まされた。(略)防衛庁には、いわゆる背広組の内局と制服組の陸・海・空の自衛隊という異なる組織原理を有する複数のグループが存在し、なかなか考え方が一致しない。そのため、お互いに自分に有利な情報をリークしようとする傾向がある。
- [ ] p161 その後、週刊誌にこのとき私が妙齢の美女と同伴だったとの記事も出たが、妻のことである。
- [ ] p204 事務当局による事前の”総理レク”では次のような説明があった。「サウジアラビアは、日本の主要な原油輸入国です。皇太子もそのことをよく承知していますので、総理からは、『今後も原油の供給をよろしくお願いしたい』と言っていただければと思います。その後、晩餐会となります」実際の階段の場での小泉首相は、「日本では『脱石油』を進めています。風力発電や風力の活用について技術開発が進行中です」と新エネルギーについての説明を始めた。」(略)「地熱、太陽光の技術についてはかなり進んできています。(略)」(略)「日本は雨が豊富に降りますのでバイオマス資源も豊富です。(略)」(略)「(略)我が国の技術は貴国の食料生産や将来のエネルギー対策にも役に立つと考えています。(略)「小泉首相。日本の考えはよく分かりました。しかし、当面は石油も必要でしょう。我が国は日本に対して我が国の石油を安定的に供給できるように努力したいと考えています。それでは、晩餐会に行きましょう」
- [ ] p280 投票日前日の十日、最後の千葉県内の街頭演説場所にいた妻から連絡が来た。「稲毛海岸駅前がすごいわよ。人が多くて歩けないわ。こんなに多くの人がここに集まったの初めてじゃないかしら」
- [ ]