今回ダンスで出演してくださる
加藤朋美さん(32)と手塚紀江さん(31)の
稽古場へ行き、
どんな進捗具合か見るついでに
お話も聞いてきました。
彼女たちは3公演とも出演していただきます。
コンテンポラリーダンスを専門にやっている二人。
このダンスはバレエとは違い、
振り付けに決まりがあるわけではなく
フリーに動くのが特徴です。
広いとはいえない舞台の限られた空間で
全力で踊ってる女性の身体の動きを
身近で見れるのはひとつの見所かと。
妙な表現ですみません。
今回はこの裾まつりのための
オリジナルのダンスを創作してくださいます。
ーーさて、どこから、、お二人はダンサーですが、
どのくらいダンスやってるんですか。
加藤:いっぱい。
手塚:あれ、そんな返しでいいの。じゃぁ私も。
ーーいや、別に量の話ではなかったんですけど。
まぁいいです。
ダンサーの方だとほとんどが子供のときからというのを
聞きますのでそうなんだと思っときます。
とにかく30代になるまで
たくさんやってきたということですね。
さて、今回のダンスですが、どうやって作っているのですか。
手塚:今回は加藤さんが全部振り付けてます。私はあとから
誘われたので。
加藤:元々、私がこの企画に誘われてて
一人でやるかなと思ってて振り付けてました。
ーー振り付けのイメージとかあります?
加藤:とくにないですね。先にこの小道具使いたいなぁ、
この曲使おうかなとかそっから決まってって。
で、つくっている最中に椅子の上に立ってやること
思いつたので立ってみたら、
『あれ、これもう一体欲しいぞ。この空間に女体が
二つ欲しい』とか思ったので人増やしたり。
手塚:(その)もう一体です。
ーーじゃぁ内容に関しては特にイメージしてなかったと。
加藤:そうですね。まぁ30代女性のためのってのは
私たち自身が30代だから何かをやるだけで表現できますしね。
あとは『スカートの裾まつり』ですから衣装もスカートにして
裾のあたりを気にしてやろうと思っています。
ーーああ、確かに、そのような振りつけありましたね。
裾をぴらっぴらっと。それはチェキですね。
手塚:チェキ?
ーーあっチェックするって意味です。古かったですか。
拾われると恥ずかしいです。
さてイメージはないというものの、
私は見てて、30代女性の陽気な感じプラス
落ち着きというか、情念?が表現されてたように思います。
天地創造?のような厳かな感じですか。
加藤:全く、そんなこと思ったことなかったです。
ただここで手をこう動かしたいなとか。
ここで移動したいなとか。で作っていってるので。
でもそういう風にみていただくのはかまいません。
今回の作品は余地だけはたくさんありますから。
ーー想像させる余地?
加藤:まぁいろいろです。余地だらけですよ。
ーー余地っていうと都合がよくもありますが、
確かにどういう風にも捉えることができて楽しいですね。
言葉はないですし、コンテンポラリーダンスの性質とか構造が
そういうものなんですかね。
ところで振り付けられた側としてはイメージとかなくて、
何を思ってダンスやってるんですか。
手塚:、、、
、、、
、、、
、、、なんにも。、、、無かな。
ーーはぁー無ですか。
手塚:もたいまさこ的な
ーー確かに『もたいさん』と『無』は相容れますけど。なんにしろ無ってすごい。悟りですよね。振りのことも頭にないくらい無心になれるんですか。えっ動かそうと思う前に身体が勝手に動くってことですよね。
手塚:いや身体を動かそうくらいは思っている。
動かしているや。あっ意識して動かしているな。
ーーあっそうなんですね。最近、仏教が好きだから、無ってことに食いついてしまいました。すみません。
ではおおむね無であり、なんにも考えてない。
かなり集中してるんですね。
手塚:そうだな。比較的何も考えない方かもなぁ。
加藤:そうなんだね。私はどろっどろっに考えながらやっているよ。
ーーああ、分かる気がします。加藤さんの方が情念が濃そうですものね。最後になんかありますか。
加藤:強引な終わり方だな。
とくにない。
あっ30代のこの人たち仲良さそうで楽しそうだなと
いうことくらいかな。
あとは気のいい仲間とやれればいいなということです。
手塚:そうだ。そうだ。
(手塚 加藤)
ーー一みなさん、この女性たちと一緒に楽しんでやってください。
ありがとうございました。
(坊薗)
加藤朋美さん(32)と手塚紀江さん(31)の
稽古場へ行き、
どんな進捗具合か見るついでに
お話も聞いてきました。
彼女たちは3公演とも出演していただきます。
コンテンポラリーダンスを専門にやっている二人。
このダンスはバレエとは違い、
振り付けに決まりがあるわけではなく
フリーに動くのが特徴です。
広いとはいえない舞台の限られた空間で
全力で踊ってる女性の身体の動きを
身近で見れるのはひとつの見所かと。
妙な表現ですみません。
今回はこの裾まつりのための
オリジナルのダンスを創作してくださいます。
ーーさて、どこから、、お二人はダンサーですが、
どのくらいダンスやってるんですか。
加藤:いっぱい。
手塚:あれ、そんな返しでいいの。じゃぁ私も。
ーーいや、別に量の話ではなかったんですけど。
まぁいいです。
ダンサーの方だとほとんどが子供のときからというのを
聞きますのでそうなんだと思っときます。
とにかく30代になるまで
たくさんやってきたということですね。
さて、今回のダンスですが、どうやって作っているのですか。
手塚:今回は加藤さんが全部振り付けてます。私はあとから
誘われたので。
加藤:元々、私がこの企画に誘われてて
一人でやるかなと思ってて振り付けてました。
ーー振り付けのイメージとかあります?
加藤:とくにないですね。先にこの小道具使いたいなぁ、
この曲使おうかなとかそっから決まってって。
で、つくっている最中に椅子の上に立ってやること
思いつたので立ってみたら、
『あれ、これもう一体欲しいぞ。この空間に女体が
二つ欲しい』とか思ったので人増やしたり。
手塚:(その)もう一体です。
ーーじゃぁ内容に関しては特にイメージしてなかったと。
加藤:そうですね。まぁ30代女性のためのってのは
私たち自身が30代だから何かをやるだけで表現できますしね。
あとは『スカートの裾まつり』ですから衣装もスカートにして
裾のあたりを気にしてやろうと思っています。
ーーああ、確かに、そのような振りつけありましたね。
裾をぴらっぴらっと。それはチェキですね。
手塚:チェキ?
ーーあっチェックするって意味です。古かったですか。
拾われると恥ずかしいです。
さてイメージはないというものの、
私は見てて、30代女性の陽気な感じプラス
落ち着きというか、情念?が表現されてたように思います。
天地創造?のような厳かな感じですか。
加藤:全く、そんなこと思ったことなかったです。
ただここで手をこう動かしたいなとか。
ここで移動したいなとか。で作っていってるので。
でもそういう風にみていただくのはかまいません。
今回の作品は余地だけはたくさんありますから。
ーー想像させる余地?
加藤:まぁいろいろです。余地だらけですよ。
ーー余地っていうと都合がよくもありますが、
確かにどういう風にも捉えることができて楽しいですね。
言葉はないですし、コンテンポラリーダンスの性質とか構造が
そういうものなんですかね。
ところで振り付けられた側としてはイメージとかなくて、
何を思ってダンスやってるんですか。
手塚:、、、
、、、
、、、
、、、なんにも。、、、無かな。
ーーはぁー無ですか。
手塚:もたいまさこ的な
ーー確かに『もたいさん』と『無』は相容れますけど。なんにしろ無ってすごい。悟りですよね。振りのことも頭にないくらい無心になれるんですか。えっ動かそうと思う前に身体が勝手に動くってことですよね。
手塚:いや身体を動かそうくらいは思っている。
動かしているや。あっ意識して動かしているな。
ーーあっそうなんですね。最近、仏教が好きだから、無ってことに食いついてしまいました。すみません。
ではおおむね無であり、なんにも考えてない。
かなり集中してるんですね。
手塚:そうだな。比較的何も考えない方かもなぁ。
加藤:そうなんだね。私はどろっどろっに考えながらやっているよ。
ーーああ、分かる気がします。加藤さんの方が情念が濃そうですものね。最後になんかありますか。
加藤:強引な終わり方だな。
とくにない。
あっ30代のこの人たち仲良さそうで楽しそうだなと
いうことくらいかな。
あとは気のいい仲間とやれればいいなということです。
手塚:そうだ。そうだ。
(手塚 加藤)
ーー一みなさん、この女性たちと一緒に楽しんでやってください。
ありがとうございました。
(坊薗)