何をしているの?

2005年10月21日

観察

○自然観察・保全作業等の行事
原っぱの生きものの観察会や、草花を用いた自然あそびなど
のプログラムを開催しています。
保全作業も市民参加で行い、みんなで原っぱを育てています。

詳細は随時このブログでお知らせいたします!!
カテゴリ(Categories)から「行事の案内」をチェックしてください!!



2005年10月20日

調査

○植生調査(モニタリング)
植生の変化や、外来植物の除去効果を把握するために、
定期的に調査を行っています。

○自然誌
植物の開花・結実、昆虫の出現等の記録を蓄積し、
解説板やホームページを通じて情報を提供しています。

○直翅類調査(モニタリング)
植生管理の効果や、草はらづくりの成果を測る指標として、
バッタ・キリギリスの仲間の個体数を定期的に調べています。

2005年10月19日

−どうして、草はらを保全するのに草を刈ってしまうの−

草はらを保全するということは、植生を草はらの状態に維持
するということです。
草はらを放っておくとだんだん背の高い草が増え、そのうち
に木も生えてきます。そうしてまばらな林になり、やがては
森に変わっていきます。

その場所をあるがままの自然に任せておくのもひとつの保全
のあり方です。
しかし、草はらという環境と、そこに特有の生物を保全する
場合には、草はらが森に変わってしまわないように維持する
必要があります。

草はらの状態を維持する方法には、刈り取り、火入れ、放牧
などの伝統的な方法があります。
光が丘公園のススキ原っぱでは、定期的な刈り取りによって
草はらを維持しています。



2005年10月18日

管理作業

○ススキなどの刈り取り
ススキを刈らないでおくと、茎が密生して株の内側から枯れ始
めます。
ほどほどに刈り取りを行うことによって株を若返らせています。
都会の公園なので、美観や安全の観点からも株の間を刈って
見通しをよくしています。

○外来草本の抜き取り
外来草本とは、元々この地域に分布していなかった草のこと。
例えば北米大陸原産のセイタカアワダチソウは、群生して他の
植物の住み場所を奪ってしまうほど繁殖力が強い草です。
ススキ原っぱは武蔵野本来の植生を保全している区域ですか
ら、この場所にふさわしくない外来種を抜き取っています。

○実生木の刈り取り
草はらには、鳥や風に運ばれて樹木の種子がやってきます。
芽生えた木が育って林になってしまわないよう、幼木のうちに
刈り取っています。

○落ち葉掻き
落ち葉などで地面が覆われると、光が当たらなくなるので草の
種子が発芽しません。
その結果、種子から芽生える一年草が減り、根茎から芽を出す
多年草が増えて、植物の種類構成が単純になっていきます。
さまざまな植物を保全するために、落ち葉や刈った草を運び出
しています。

○柵の修繕、ごみ拾い
柵が壊れていると人が入って踏み跡ができてしまうので、すぐ
に直しています。生きものの保全と同様に、公共の公園として
美しく保つことはとても大切です。


??どうして、草はらを保全するのに草を刈ってしまうの??




2005年10月17日

NPO法人生態工房は、ススキ原っぱでこんな活動を行っています。
それぞれの概要は <ここをクリック!>からご参照ください。

■ 草はらを残そう!〜管理作業 <ここをクリック!>
ススキなどの刈り取り
外来草本の抜き取り
実生木の刈り取り
落ち葉掻き
柵の修繕、ごみ拾い

■ 草はらの変化をみつめよう!〜調査 <ここをクリック!>
植生調査(モニタリング)
自然誌
直翅類調査(モニタリング)

■ 草はらに親しもう!〜環境学習 <ここをクリック!>
自然観察・保全作業等の行事
 

2005年10月16日

ススキ原っぱ東区

光が丘公園のススキ原っぱは、公園の一画に残る貴重な草はら。
武蔵野台地の草地景観と、さまざまな生物を保全するための作業
を行っています。

そもそもこの草はら、公園が開設された初期に、野生生物の保全
区域として設置されたもの。
現在は私たちNPO法人 生態工房(せいたいこうぼう)が、維持
管理を行っています。
生態工房発足の1998年当時、公園による管理作業が行われて
いなかったため、自主事業として活動を始めました。

2005年には、これまでの維持管理作業に加えて、草はらを拡げ
る事業にも着手!!
今はまだ小さな草はらですが、いつか広〜い草はらの風景の中で
生きものを探したり遊んだりできることを思い描いて活動しています。