G先生、Cross先生、Z先生、コメントありがとうございました。

 Cross先生の「将棋棋士はどうして年を重ねると勝てなくなるのか?」 にお答えしようと思います。


 将棋とは厳しいゲームで、どんなに優勢に進めても、駒得しても、王様(玉将)を詰まされたら負けです。



 囲碁は積み重ねのゲームです。

 例えば、序盤に右上すみ、左上すみで、それぞれ相手の石を殺してポイントを稼ぐと、そのポイント(取った目)は最後まで残ります。

 碁盤の残りの範囲でミスをして、そこで多少不利に陥っても、右左の上すみで稼いだ貯金が上回れば、勝ちになります。



 ですが、将棋は違うのです。


 将棋は、序盤~終盤まで大優勢を築いても、それは貯金としては残りません。


 プロ同士ですから、優勢といっても1手半か二手の違いで、必ず際どくなります。


 そうして、終盤の相手のヤケッパチの王手に、逃げ方間違えて、まさかのトン死なんて、しょっちゅうあります。



 将棋は、最後にミスをしたものが敗れるゲームなのです。


 そして、プロ将棋は、朝から始まって勝負は深夜に決着です。



  年配の棋士は、疲労がたまり、その深夜にどうしてもミスが出てしまうものなのです。




  もうずいぶん昔のことですが、中原誠名人に「63歳の大山康晴十五世名人」が挑戦したことがあります。



 ガンで手術し、退院してA級順位戦で優勝した超人・大山。


 名人戦七番勝負でも、序盤中盤は優勢に戦っていましたが、最後の最後にミスが出る。


 それが年齢による定めなのです。



 また、難しい局面で、パッと好手が見えるのも若さの特権で、年とともにだんだん手が見えなくなる。


 そして、気力。



 何が何でも勝つ! という気が失せてくる。



  こうして見ると、科学者と一緒ですね。



  こうして、やがて「老兵は去るのみ」 となるのです。


 還暦過ぎてなおA級で戦っていた、加藤先生、有吉先生はもう超人ですし、実質70歳までA級を保った大山先生は、人間ではないとさえ言えます。


 Cross様、いかがでしょうか?




 さて、前回お話しした「藤井先生だけが真の天才か」 という命題ですが、藤井さん並みの才能を持った棋士も、実はCクラスにいたのです。




 それが、櫛田陽一七段(=引退)です。


 その話は、また明日。


 
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      夏ですなぁ、鱚(キス)ですなぁ。

     塩焼きですが、これを身と骨をバラバラしてご飯にのっけて、昆布だしかけたお茶漬けにすると、またイケます。


   いずれにしても、冷酒をクピッ! ですなぁ。



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