親になること

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

7月7日に結婚してから、半年近く経ちました。出会ったのはもう少し前なので、妻とは2年ぐらい一緒にいますが、まだまだ我が家は新婚の甘い雰囲気に包まれています。子供が生まれると、また変わっていくのでしょうが、とりあえず仲良く過ごしています。

さて、妻も妊娠8カ月になりました。大きなお腹を抱えて、本当に毎日大変そうです。祖父母が近くにいないので、今は可能な限り自分が妻の側にいて、いろいろとお手伝いをしています。お蔭さまで、赤ちゃんも順調にすくすくと育ち、現在1500グラムになりました。性別は女の子。毎回妊婦検診でもらうエコー写真が可愛くってしかたありません。娘命の親バカになることはもう確定的です。30過ぎるまで嫁には出しません。高校大学と女子校しか行かせません。もう今からそんな感じで、妻には怒られています。
4月が予定日で、出産には立ち会う予定ですが、100%号泣します。想像しただけでウルっと来ますし。まぁ、男の涙は人に見せられないので、トイレにでも、こもりますが(笑)。

自分が人前で泣いたのは、過去にも今にも教育実習の最終日だけ。あの時は、教職の責任と大変さに悪戦苦闘し、こんな指導でいいのかと自問自答の日々。たった数週間でしたし、今思うと教生など完全にお客様扱いでしたが、未熟なりに必死で指導案と教材を作り、登下校の指導や清掃の指導。仲良くなった生徒とは、学校生活や大学進学のことや納得いかない担任の愚痴など。毎日夢中で走り抜けていました。最後のホームルームで、生徒からサプライズで寄せ書きと花束をもらった時、もうダメでしたね。
自分の涙に教室からは驚きやら、もらい泣きやらで、「ハ・チ・ス!ハ・チ・ス!」の大合唱が自然と。

自分の人生では、5本の指に入る思い出です。それに匹敵するぐらいの感動がもうそろそろ。本当に楽しみです。母子ともに無事に生まれてきてくれることだけを願っています。

学校や塾にいる子供たちは、皆、お父さんお母さんに、愛されて望まれて生まれてきたかけがえのない存在なのだと思います。
自分も反抗期の時は、親に生意気なことを言ったり、ひどい言葉で傷つけたりしてしまいました。「親の気持ちは、親になった時に分かる。」と、両親からは何度も言われましたが、これは本当にその通りでした。今までは想像の域を出ませんでしたが、本当に子どもは親にとってかけがえのないものです。これからも、いろいろな生徒と接する機会があると思いますが、親になったことで、新しい心境を持ち、生徒に向かいたいと思っています。

己が下手さを知りて一歩目

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

最近〇付けに関して考えています。先日峯岸先生が、〇付けの仕方について補習授業中に話されていました。要約すると、問題の答え合わせや確認はその都度その都度こまめに行わなくては意味が無い(ただし一問一問やっていては煩雑さが上回るので、1ページごとに〇付け)。この時期は、授業で解説をするよりも、既習内容なのでどんどん演習したほうが効率的(全員が未修の内容なら授業の方が効率的だが、既に分かっている人が多数いるなら時間が勿体ない)。解説を見ても分からないところを個別に質問しなさい。一気に問題をどんどん進めて、最後にまとめて〇付けなど愚の骨頂。絶対に雑な〇付けになるし、おそらく解説も読まないだろうし、肝心な解いた時の記憶も薄れている。

本当にその通りだと思います。鉄は熱いうちに打てではありませんが、分からなかった問題の答え合わせはすぐにやるべきです。けっこうできていない生徒が多いと感じます。かなりの時間をかけているのに成績が伸びずに悩んでいる生徒は、もしかしたら、ただ問題を解くだけになっていませんか?もしそういう姿勢が思いあたれば、改善しましょう。


〇付けにもいろいろあります。自分的に気になるのは、問題にメモを残さないきれい好きな生徒が本当に多いなぁという点です。

例えば、①~④から選ぶ四択の問題で正解は①だとしましょう。

A君、②~④が間違っていて、絶対の自信で①を選ぶ。
B君、①か②のおそらくどちらかとは思うが、根拠は無く①を選ぶ。
C君、どれも分からず適当に①を選ぶ。

〇付けをすれば、①を選んでいるので全員〇になりますが、答え合わせの仕方は当然変えなくてはいけません。また、もし正解が④だとしたら、A君B君にも改善点があり、復習のやり方は変わってきます。それなのに生徒の9割方はメモを残さないんです。A~C君の全員きれいに①だけに〇がついている状態です。きっとみなさん、きれい好きなんでしょう。

自分も中学生までは不十分でしたが、高校生になって模試を解くようになってから、誰に言われるでもなく、問題文にマイルールでメモを残していました。それは答え合わせの時に参考にするためです。

もし自分がA君なら、②~④まで×を付け、①に三重〇ぐらいぐるぐるに〇をつけて、100%合ってる!とメモします。
もし自分がB君なら、③~④まで×を付け、①と②に中カッコをつけ、多分どっちか?とメモします。
もし自分がC君なら、①に〇を付け、運!とメモします。そして、問題の難易度次第では難問とメモします。クセのある問題だったら奇問とメモします。勉強不足のせいで初見だったなら、初見とメモします。復習を忘れないように、「後で解説を読む」とメモします。


また、小学生など小さな生徒に多いのですが、間違いを恥ずかしがる生徒がいます。自分も子供の時は、答え合わせをして間違っているのに、全部消して、答えを丸写しにして〇を付け、何もなかったようにしていました。これは止めましょう。自分もやっていたので気持ちは痛いほど分かります。「確かにそこには気付けなかったけど、言われてみれば(答えを見れば)当然だ。いいや、分かったから、無かったことにしよう。」
だいたいこんな論法じゃないですか?これは、中学高校と絶対に通用しなくなります。間違いは残しておきましょう。

学力的に低い生徒にも、この傾向が見られます。周りがみんなできている簡単な問題なのに、もし、自分だけ間違っていたら、確かに恥ずかしいし、認めたくないですよね。これには周囲の声がけもとても大切です。日頃良く生徒の観察をしていれば、理解が浅いはずなのに〇ばかりだったら、おかしいことは分かります。その時は、〇の問題を怒って、×の問題を褒めなくてはいけません。また自分の失敗談などを話し、間違うことは全く恥ずかしいことではないと安心させなくてはいけません。生徒のプライドを傷つけないように、上手くおだてて、乗せてあげないといけません。状況にもよりますが、なんでこんな問題も分からないの?という煽りは基本的に禁句だと思います。煽りに乗る強い子もいると思いますが、多くは先生に馬鹿にされたと思うでしょう。

演習が中心になる入試直前期やテスト前などは、意識しなくてはと改めて感じました。


センター試験終わりました

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

今年も、センター試験が無事に終わり、塾生たちも頑張ってくれました。マークミスをしたなど、特に大きなミスはなさそうですが、泣きそうなほど緊張すると言っていた女子生徒や、緊張でお腹を壊しやすいので、本番大丈夫かと心配していた男子生徒など、試験後連絡してみたら、とりあえずは無事に終えたようで、まずは一安心です。

センター試験は、一つの関門ですが、まだまだ大学受験は始まったばかりです。これから受験は本格化し、来週から私立大学の入試が本格化します。私立大学は複数校を受けるのが一般的なので、生徒それぞれ、忙しい受験スケジュールになるでしょう。生徒によっては受験生の宿を取って、遠方まで受けに行くなど、今までにない経験をする人もいるでしょう。緊張や体調不良などで、力を出し切れないことが無いよう、これからも落ち着いて最後まで頑張って欲しいと思います。

スタディジムは明日から、センターリサーチです。生徒一人一人の状況を確認し、生徒ごとに適切なアドバイスをしたいと思います。受験生の皆様。センター試験お疲れさまでした。2日間緊張もあり疲れたことでしょう。次の試験に備えて、今日はゆっくり休んでください。

ルールについての一考察

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

社会全体の草食化は、時代の必然なのか。いろいろと考えさせられます。最近のテレビは本当に大人しくて、ある意味つまらなくなりました。この時代でも攻めていて面白いのは、『水曜日のダウンタウン』『ゴッドタン』ぐらいでしょうか。その他のバラエティは基本的に大人しくやらせも目立ち、ある意味つまらなくなりました。『ガチンコ!』ぐらいやらせにすれば逆に面白くはなりますが。
最近、『志村けんのバカ殿様』が放映されましたが、水着美女を布団にする肉布団がネット上で賛否両論を起こしています。しかし、これも今では珍しい例でしょう。自分が子供の頃は女性の上半身裸がテレビにモザイクも無く映されることがありました。家族団らん中に気まずい雰囲気が流れるという、どこの家庭にでもあった昔のテレビあるあるはすっかりみかけません。

テレビの社会的な影響力を考えると、法令順守の姿勢や安全第一の姿勢は大切なので、一抹の寂しさは感じますが、現在の方がより成熟したより良いテレビ社会と言えるのは間違いないでしょう。視聴率を稼ぐためには、何をしても良いという姿勢が強まると、以前のようなテレビに戻っていくのだろうと思います。
タレントを監禁したり、タレントの私物を壊したり、過激なドッキリを仕掛けたり。人の不幸は蜜の味とまでは言いませんが、一番手っ取り早く笑いを取れます。普通の漫才やコントや落語が頭で処理する理性に近い笑いとすれば、前者は脳に直接働きかける本能に近い笑いのような気がします。しかし、低俗である感じは否めません。
また、女性の社会進出や男女平等が叫ばれて久しいですが、今も性的な表現で注目を集めたり、男性の視聴者を獲得する手法は多くの業界で乱立しています。我々塾業界では、言うまでも無く水着美女が出てくるような性的な表現はありませんが、イメージ手法は見受けられます。例えば、どこでもいいので大手学習塾のホームページを見てください。大多数は、かわいらしい女子の学生や小学生ぐらいの小さい子供が、笑顔で机に向かっている場面が出てくるでしょう。担当する先生は、実際に所属する先生を紹介しない場合、スーツを着た若々しくて元気のありそうな男の先生が多いと思います。当然塾にも、男子高校生はいますし、おばさん?女性やおじさん?男性の先生もいます。おそらく前者の方が外面が良いので、広告になるわけです。女性や子供は未熟で弱くて従順なもの。男性は力強く若々しく利発で引っ張っていくもの。まさにジェンダーと言えるのではないでしょうか。

結論を言うとルール順守の姿勢は、多少つまらなくなるが、より成熟した社会の実現と見ていいのではないかと個人的に思います。
働き方にしても、ルール順守は働く人の情熱を奪い、多少つまらなくなるかもしれません。有給の取得義務化や、残業代の適切な支給や、そもそも残業の禁止など。社会は働き方改革に向けてこれから進んでいくことでしょうが、仕事に情熱をかけていい汗をかきたい、もっと自分を成長させたい、もっと人の役に立ちたいと思っている人からすれば、肩透かしなものかもしれません。しかし、ルールを作り万人に共通の区切りを付けないと、グレーゾーンとなってしまい、成熟したものとは言えないでしょう。
交通ルールにしても、法定速度を1キロでもオーバーしてはいけない。黄色信号は停止線で急ブレーキになる以外は全て止まる。と厳密に適用すればおそらく99%の人が違反者となります。交通ルールは実情に合わないルールと揶揄されることもありますが、それでも無ければ万人に共通の基準は無くなってしまうわけです。

これからの日本社会の価値観がどうなっていくのかは何とも言えません。一昔前のルール軽視の猛烈さに一抹の懐かしさを感じつつも、より豊かな時代になったことの表れかとも思います。

謹賀新年2019

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

今年も、気を新たに頑張りたいと思います。このブログでも新年の挨拶は3回目。時間の流れは本当に早いですね。
先日から冬期講習が再開しました。受験生はセンター試験、私大入試、国公立前期と、これから受験が続きます。受験もラストスパートに入りましたが、最後まで頑張りましょう。

年も明けたので今年の目標を書いておこうと思います。

1、痩せる。
学生時代は食べても太れない体質で、コンプレックスに感じるほどガリガリだったのですが、今は人生最大体重を更新しています。妻が作ってくれるご飯がおいしく、幸せ太りかもしれませんが、今年は運動を始めたいと思います。

2、家族を大切にする。
両親も義両親も60の半ばを過ぎて、仕事はリタイアし年金生活を始めています。結婚式では親戚一同が集まってくれ、中学生の時以来会わなかった懐かしい顔を見ることができました。皆どんどん年を取っていき、会える時間は少しづつ短く貴重になっていくと思うので、挨拶できる機会を大切にしたいです。そして、妻の優しさに感謝し、自分も家庭を第一に妻に応え、これからも毎日夫婦仲良く過ごしたいと思います。

3、何か資格や検定を1つ取る。
エリナ先生がしていた去年の勉強の話。大変刺激を受けました。自分も負けずにもう一度勉強をしてみたいと思います。ちょうど来年の2020年はセンター試験最後の年です。今年1年真剣に勉強し、センター試験日本史満点を目標に頑張ってみたいと思います。また歴史検定2級(日本史)を持っているので、歴史検定1級(日本史)合格を目指したいと思います。現役の頃よりだいぶ忘れてしまったので、もう一度脳に活を入れてみます。他にも取りたい資格はあるのですが、書くだけで終わり目標倒れになるのが関の山なので、現実的な路線でこの一点は実現させようと思います。








センタープレ

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

本日は、今年の冬期講習の目玉の1つ。センタープレの初日(文系)です。本番の試験とほぼ同じ時間割や、控室と試験室を分けるなど、本番の形式にできるだけ近づけ、実施しました。結論から言うと、とてもよい機会になったと思います。受験生達も程よい緊張感を持ちながら臨んでくれました。

あと三週間で本番を迎えます。受験はもちろん9割以上は実力です。しかし、見方によっては1割ほど運の要素もあります。特にセンター試験はマーク試験です。例えば、1か2かの2拓で迷ったとき、もし正解すれば+8点もし間違えれば0点と、たった一問で大きな差が付く問題もあります。「2拓にまで絞れていたのに。」と後悔しても、それを相手に伝える術はないですし、記述式のような部分点も存在しません。
使い古された言葉ですが、やはり、模試は点数の良い悪いに一喜一憂してはいけません。模試の結果から真摯に学び、弱点を分析しましょう。改善点や課題を見つけ、残された時間をひたむきに頑張ることが大切なのだと思います。年明けには映像を使いながら模試直しも声がけしていきたいと思います。
そして、この時期は徹底した演習です。進学校では冬休みに補講があるところが多く、それを受ける人もいるので一概に大小は論じられませんが、12月の1ヶ月。累積通塾時間が200時間に迫ろうかという生徒が1人います。その他に100時間オーバーが2人。その他に80時間オーバーが1人。皆さん頑張ってくれました。

明日のセンタープレ(理系)を最後に年内の授業は終了です。今年も一年いろいろなことがありました。4年前に野良猫を保護してから、どうもその子が幸運の招き猫だったようで、不思議なほどに運勢が好転しています。今年は集大成のような最高の一年になりました。まず、生涯の伴侶を手に入れることができました。教員免許状の更新も更新講習に無事合格し、後は教育委員会に申請するだけとなりました。また、来年には娘が生まれることになり、念願の父親になります。自動車も買い変えた途端、スバルの完成検査不正が見つかり、新車車検で5万円が返金され実質車検は無料になりました。また、公私共に、来年はいろいろなことにチャレンジできそうな年になりそうです。しかし、何事も禍福は糾える縄の如し。福の後に禍が来るのは世の常ですから、おそらく様々な困難にもぶつかるでしょう。気を引き締めて来年も頑張りたいと思います。

スタディジムは地域の方々や生徒保護者の皆様やスタッフの皆様に支えられ、今年一年を終えようとしています。一年間大変お世話になりました。来年も変わらぬご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。受験生の皆様は体調を第一に頑張ってください。皆様、どうか良いお年を。

最近本当に驚いたこと

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

この時期になると、首都圏では中学受験が盛んなこともあり、私立中学の特集を目にする機会もあります。そして、中学受験では非常に有名な御三家という学校があります。
男子御三家は、麻布中学、武蔵中学、開成中学。女子御三家は、桜蔭中学、女子学院中学、雙葉中学。いずれも最難関の私立中学で、毎年、難関大合格者を何名も輩出するような歴史ある名門校です。
そんな中、豊島岡女子学園中学。ご存知でしょうか?近年、女子新御三家の1つとも言われ、ここ数年急速に実績を上げている学校です。今や難易度や実績は、旧御三家に勝るとも劣らない中学校と言えます。

この間テレビで豊島岡女子学園が特集されていました。最初は何気なく拝見していたのですが、校長先生が紹介された時に驚きました。そこの校長(現在は理事長)が二木謙一先生で、いろいろと改革に着手されていたとのことでした。

二木先生と言えば、自分の母校國學院大学で教授をされていた人です。史学科で中世史の教授でした。自分は最終的に専門を近現代史に変え、卒論で中世を学ぶことはありませんでしたが、中世には大変興味があり、先生の有職故実の講義は何よりの楽しみに登校していたのを覚えています。

少し脱線してしまいますが、私の母校愛を。私の母校國學院大学は、史学科は日文と並ぶ花形学科です。考古、古代、中世、近世、近現代、歴史地理、西洋史、東洋史にそれぞれ複数の教授を配置する熱の入れようです。元は皇典講究所にまで遡り、国学の研究では非常に長い歴史を持っています。また、国史学会という伝統ある歴史学会もあります。図書館の蔵書量も相当な数で、歴史研究で史料を探すときに困ることはほとんどないでしょう。他の大学と異なり神道を専門に学ぶ学生もいるので、サークルなど学生同士の交流ではいろいろと見識が深められます。大学で歴史研究をしたいなら日本でも有数の環境だと思います。

私ごときが紹介すると、二木先生のすごさが全く伝わりませんが、非常に素晴らしい先生です。二木先生はNHKの大河ドラマでは時代考証も長年担当され、中世について非常に深い見識をお持ちの大先生です。
自分の中学高校時代、両親の影響でNHKの大河ドラマを毎週欠かさず見ていました。特に竹中直人さんがが主演した「秀吉」は自分の中で最高傑作です。その時代考証をしている先生が自分の大学にいてその人の講義が受けられるなんて。まるで芸能人に会えるかのように感動したことを覚えています。二木先生は、歴史学と歴史小説についても、それぞれの役割や補完を論じておられ、非常に感銘を受けたことを覚えています。

高校時代、受験勉強ばかりで楽しさを感じられなくても、大学に入れば、自分の好きなことを勉強できます。また、それは高校時代と異なり、非常に自発的な学びとなり、その人にとって何よりの学びになるのです。なので、もし大学に行きたいと思った時、大学は自分のやりたいことを重視しましょう。周りがみんな進学するから自分もという受け身の姿勢はダメです。将来の仕事に結びつく資格や就職先などで大学や学部を選ぶのも良いのですが、個人的には将来の仕事をあまり考えすぎず、学びたいことを最優先に選ぶことも良いと思います。

豊島岡女子学園の運針という教育実践。大変感銘を受けました。情報化や国際化が進み、プログラミングだ、英語だと、ついつい視点を遠くに置きがちです。もちろん大切なことですが、遠くを見る前にまずは足元です。お裁縫という身近にある素朴なものこそ軽視してはいけないと思います。いったい今どれほどの子供たちにお裁縫ができるのでしょうか。どれほどの親がお裁縫を子供に教えるでしょうか。私もそういう機会がありませんでした。お年寄りの方からお裁縫を教えて欲しいです。
明治維新で西洋の最先端の技術や思想が流行したときにこそ、万葉集や古今集を学ぶのです。地域に伝わる伝承や民謡を学ぶのです。日本はなんて遅れてるんだ。日本はなんてダメなんだと思わず、日本を知ってからこそ、そういうものが真に実を結ぶのではないでしょうか。


平常心が大切

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

今年も高3生の3者面談が終わり、後は冬期講習で最後の詰め込みを頑張ってもらい、その後センター試験の本番です。少しずつ近づいてくる試験を前に、塾生にも緊張や焦りが見受けられます。生徒それぞれの緊張を和らげられるよう、声がけを密にしていかなければと思っています。

さて、一発勝負のセンター試験です。本番は何が起こるか分かりません。当日大雪が降るかもしれません。急なトラブルで電車が遅延するかもしれません。朝起きたらお腹が痛くなるかもしれません。いつもとは違う会場や、周囲の雰囲気にのまれてしまい、解答用紙に一列ずらしてマークしてしまったとか、考えられないようなミスが起こらないとは限らないのです。特に数学のマークはかなり独特です。決してマーク試験を甘く見ず、ミスを非常に誘発しやすいものと意識し、入念なチェックと本番を模した練習や積み重ねが必要です。

そして、平常心がとても大切です。テレビでこたつに入りながらクイズ番組を見ているとき、たくさん正解できますよね。なんでそんな簡単なことも答えられないんだと、出演しているタレントを笑うことと思います。しかし、いざあなたがテレビに出演してクイズ番組に挑戦したらどうなるでしょう?緊張や雰囲気にのまれて、おそらくほとんど正解できなくなると思いますよ。

大切なのは事前の準備です。事前の準備が余裕を生み、平常心へと近づけてくれます。
例えば、突然のトラブルに備え会場には最低30分前には着くように、早めに出発しましょう。家から遠い場合など、事前に通学をシュミレーションしておくとなお良いでしょう。朝食は、満腹にせず軽く食べましょう。脳の活性化にはチョコレートが良いそうです。ただし、即効性は無いらしく、2時間程度前の摂取が必要なので、朝食の一品にも最適です。
また、マークシートなので鉛筆は必須です。シャープペンやボールペンは禁止です。Bや2Bなど軟らかいものがマークしやすいのですが基本的にNGです。センター試験の注意事項に従いFかHかHBにした方が無難です。おそらく濃すぎるものを使うと、1を消した後に、2をマークした時、機械が1と2をマークしたと判別する可能性があるのでは?などと言われています。真偽の程は何とも言えませんが、余計なことを考えず、注意事項を熟読しそれに従う姿勢でいた方が良いと思います。鉛筆削りも常備しましょう。マークシートの記入は練習の段階から甘く見ず、真剣に記入して下さい。

去年東北大に合格したH君は、模擬試験で自分がマークしたところを控えて置き、1ヶ月後に返却された結果と照らし合わせ、自分の答えたかった内容で、マークミスなど、伝わらなかったものがどのくらいあるのかチェックをしていました。本人は1をマークしたつもりでも、不鮮明などで機械に読み取ってもらえなかったら、それは無効なのです。自己採点150点だったとしても、実際返された模擬試験の結果が145点や155点などの増減は普通にあります。それが自分の場合どの程度の確率やどの程度の規模で起こっているかを知っていた方が、より正確な自己採点が出せるのは想像に難くありません。

一方、普段から字が汚くて非常に読み取りづらく、細かいところを気にしない性格のA君。一浪して前橋工科大学に進学しましたが、マークミスの常習犯でした。物理は毎回8割以上で安定。数学も高得点で安定していたのですが、相手に伝わらなければ意味が無いのです。テストでは基本姿勢として、採点者(人でも機械でも)に見やすい答案を作る意識がとても大切なのです。現役の時、センター試験の数学1Aでマークミスをし、30点近く落としてしまい、直後に受けた数2Bもショックで頭は真っ白となってしまったそうです。悔やんでも悔やみきれないと話していました。

今年は、冬期講習の年内最終日に、センタープレを実施します。生徒にはマークシートを記入してもらい、自己採点についても細かく確認していくつもりです。受験後は、映像の解説を使って模試直しや、志望校の予想ボーダーから見て今回のプレの結果はどの程度の位置にいるか、個別にフィードバックも行います。

体調に気を付けて冬期講習を頑張りたいと思います。

冬期講習について

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

スタディジムは、12月22日(土)~1月6(日)にかけて冬期講習を行います。10時から23時まで連日開室しており、生徒それぞれの予定に合わせて受講することができます。※ただし、12月31~1月3の4日間は完全休校日となります。終日利用できませんので、何卒ご了承願います。

受験生は最後の追い込みに、高1高2生は復習や先取りに、一生懸命頑張りましょう!

今年の冬期講習の目玉は、12月29日と30日に行われるフロンティアセンタープレと、冬期講習限定配信のセンター試験過去問攻略講座です。

センタープレは、本番のセンター試験に準じる時間割で行う模擬試験と、その模擬試験に対する解説の映像授業が付いたセットパックです。模擬試験をスタディジムの教室で29日と30日に受け、模擬試験後、いつでも映像授業で模試直しをすることができます。高3受験生はもちろんのこと、高1高2生も一科目から申し込むことができるので、力試しにぜひ受験してください。

センター試験過去問攻略講座は、12月22日から1ヶ月限定で配信される映像授業です。過去7年分のセンター試験の過去問に対し、一流予備校講師の解説授業が7年分付いています。この時期、学校でも自主勉でも、センター試験の過去問をやり込んでいる受験生は多いと思います。その際、一人で答え合わせと解き直しをしていると、解説を見ても理解しにくいところがあったりすることはありませんか?高3受験生はもちろん、単元の終わった科目なら、高1高2生にも、大変お勧めできる講座です。
また、映像授業なら必要な箇所だけ解説を見ることもできますし、何度も繰り返してみることができます。科目によってはフルに解説を見たり、科目によっては部分的に解説を見たり、科目によっては何度も繰り返して見たり、使い方に制限はありません。その生徒の要望に応じて最適な利用ができるのは、映像授業の強みです。

その他、生徒の状況や要望に応じて、最適な講座をご案内することもできます。

冬期講習後には、センター試験が始まります。その後、1月末ごろから私大の受験が本格化し、2月の末に国公立大学の前期試験が始まります。残された時間や現状を考えると、心配になる生徒や保護者様もいると思いますが、決してプレッシャーを感じ過ぎず、落ち着いて着実にできるところを増やすような学習を進めていきましょう。現役生は直前まで伸びます。頑張れ受験生!

5期生合格者第一号!

こんにちは。
スタディジムの蜂須です。

本日、指定校推薦で、東洋大学の合格者が出ました。スタディジムに生まれ変わってからは、記念すべき合格者第1号で、連日受験勉強を頑張っている五期生の中で、一足先の第1号です。

彼女は、夏休みまでは部活に忙しく、本格的な受験勉強に取り組むのが少し遅かったのですが、映像授業の特性を生かし、夏はベーシックウイング取り放題パックで5科目の総まとめ。夏以降はベーシックウィング英数(後に英理)に絞り、毎日のように塾に通い、受験勉強を行っていました。

折を見ていろいろと声をかけ、いろいろな試験方法を模索し、指定校に挑戦して見事合格を手に入れました。将来の目標がしっかりとしている生徒なので、きっと、これからも頑張ってくれることでしょう。また、これで受験が終わったと気を抜かず、今までの力試しとセンター試験に向けての勉強も頑張っています。特に生物は大学進学後も必要な基幹科目なので、入学後を考えてやり込んでいます。これからも頑張って欲しいです。

余談ですが、大学受験にはいろいろな方法があります。一般試験が全てではありません。公募推薦や指定校推薦など少しでも可能性を広げようと自発的に動いている生徒や、将来やりたいことがはっきりしている生徒は、良い結果を出す傾向があります。

これから受験が本格化します。受験生の皆さん、体調に気を付けて頑張りましょう。


アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: