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進め! フロンティア

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オンライン併用での2学期スタート

 お盆休み中、増え始めた群馬県の新型コロナ感染者数の動向を気にしながら、角野先生と何度かLINEのやり取りをし、2学期からオンラインで行くべきかどうか協議を重ねてきました。角野先生は完全オンラインで行くことを提案。自分的にははじめは新学期早々からのオンラインでのスタートはちょっと及び腰でした。潮目が変わったのは、茨城県、栃木県が緊急事態宣言の発出を国に要請したあたりから。「こうなると群馬も何か動きがあるかも」と思って注視していましたが、案の定、群馬にも緊急事態宣言が発出される流れになりました。

 この第5波は若年層の感染が多く、学校はどうなるのかなと気にしつつ、知事の会見をYouTubeで見ると、県立学校では分散登校とオンライン授業を行うという発表がありました。この時点で、緊急事態宣言が出された都府県で、新学期の学校について「分散登校」を打ち出したところはなく、群馬県はおそらく一番早く新学期の学校対応に言及した自治体だと思います(あまりメディアで取り上げられてなくて残念)。その後、相模原市などが分散登校を発表し、メディアの関心は新学期の学校対応にシフトしていきました。

 会見内で知事は「市町村の教育委員会にも県の考えを丁寧に説明していく」と言っていましたが、群馬県の市町村教委の対応は足並みは揃いませんでした。
 私的にはこの知事の会見で新学期からの対応はオンラインで行くことを決めました。とはいえ、対面で授業をしてほしいという要望も当然あるだろうし、その辺りの折り合いをどうつけていくかが課題でした。
 ❶ 伊勢崎・太田が感染の中心になっていること。
 ❷ 幼児から高校生まで10代以下の年齢層にも感染が広がっていること。
 ❸ 感染防止に努めていくことは一事業者として社会的な役割であること。
 ❹ 子供たちの安全を最優先しながら、学びを提供していくことが大切であること(そのためには密は避ける必要性がある)
 この4点を主軸に検討した結果、「オンラインと対面授業の併用」という結論に至りました。
 保護者には
 ① 完全にオンラインでの実施
 ② 分散登塾(2回に1回は対面)での実施
 このいずれかを選択してもらうことで、ご家庭での考えもある程度反映させることができると考えました(はじめは ③完全対面での実施 という項目を入れることも考えましたが、上記❶~❹の条件にあわなくなるので、オンライン前提の形にしました)

 オンラインと対面授業の併用というと難しそうな気がしますが、すでに昨年、緊急事態宣言が解除された6月にその形で運用しているので、仕組みづくりはできています。その時点よりもIT環境は増強してきたので、おそらく今回の方がより上手くやれるはずだと踏んでいます。

 対面の授業はオンラインを取り入れ分散登塾にしたので、三密は回避できますが、いままで以上に感染防止対策も徹底します。
❶ 入室の際の検温および記録の義務化
❷ 手指消毒の徹底(設置個所を増やしました)
❸ 生徒に予防意識を持てもらえるよう啓もうする
❹ クラスの入れ替わり時の机・イス・ドアノブなどの共有施設の除菌

 ちょっとバタバタな感じでスタートしそうな新学期ですが、何とか乗り切っていくしかないですね。

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超久しぶりの更新

 仕事をする気分を上げようと、音楽を聴きながらの作業。ピチカートファイブの「東京は夜の7時」が流れていますが、「伊勢崎は深夜2時」というとんでもない時間です。
 今日は昼間は家の草むしりに没頭していました。夜は中3の育伸テスト。試験監督はサポートスタッフにお願いし、バトンタッチするように23時くらいに職場入り。深夜の交代勤務みたいですね笑。
 まあ何でこんな時間に仕事に来なければいけなかったというと、ホームページの夏期講習の案内やらフロンティア白書やらの更新ができていなかったことと、運営まわりの仕事を後手にまわしていたつけを払うためです…。
 ブログの更新も3月以来になりますが、この間、自分はと言えば、ほぼ教務に没頭していました。教材づくりです。何しろ教科書改訂のあおりを受け、自転車操業を強いられています(進行形)。
 ブログを通じて発信したいことも山ほどありますが、まずはこの大改訂の波をうまく乗り越えることが再優先事項です。嬉しいことに、このブログも楽しみにされている方がいらっしゃって、「最近更新していないですね」と声掛けされたことも何度かありました。
 せっかくWebを更新するからということで、ブログもかなり久しぶりに書いてみました。




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スマ・ゲー依存離脱プログラム

 三者面談で話していてやはり子供たちの勉強の阻害要因は「スマホ」と「ゲーム」でした。以前なら、高校に入ってからスマホという流れが主流でしたが、今では中学入学段階でスマホを手に入れる子どもたちも少なくありません。
 スマホには中毒性がある上、自制心を麻痺させる側面があります。依存性が強い。当然のことですが、スマホに時間とお金を奪われ、自己投資のための勉強時間はますます侵食されています。
 新年度の学校の教科書にはQRコードがついていて、スマホやタブレットで読み込むと副教材が表示されたり、動画が表示されたりするしかけも付いているようですから、中学生のスマホやタブレットの所有率はますます高くなるでしょう。「勉強に使うから買って」という子供たちにとっての伝家の宝刀も、塾などの教材として使うくらいなら親も撥ねつけられたでしょうが、「学校の教科書で使うから」と詰め寄られれば、駄目とも言いにくくなります。子供がスマホやタブレットを購入することに対して、国がお墨付きを与えたようなものです。学校からもタブレット端末やPCが一人一台配布される時代です。そんなわけで、もうこの流れに抗うことは非常に難しい状況です。だからこそ、これらの端末と上手に付き合っていくという道を模索していくしかないように思います。

 では、どうすればいいか。iOSのアプリには親が子供の端末の使用時間を制限できる機能があるようで、こうした制限付きのアプリを活用するのも一つの方法だと思います。ですが、端末の使用を制限したところで、別の端末をいじりだしたりと親子のいたちごっこが繰り広げられるだけのような気がします。
 こういうことは「制限」するよるよりも「報酬」として取り込んでいったほうがうまくいくような気がします。たとえば、勉強1時間やったら、10分ゲームやスマホができるといったように、勉強の成功報酬として端末の使用権を与えるという方法です。できれば、「見える化」して、親子で共有できた方がいいし、最終的には子供が自己管理できるシンプルな設計が好ましいように思います。
 三者面談をしていて、その仕組みが具体的にイメージできたので、「スマゲー依存離脱プログラム」という名前をつけ、管理シートを作ってみました。せっかくだから公開して、いろいろなご家庭で使ってもらえればと思います。

スマゲー
こちらからPDF版をダウンロードできます。
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勉強しないとフロンティアに入れちゃうよ(後編)

(前編からのつづき)
 自分は叱るときは徹底して叱ります。感情を思いきりぶつけますが、理性という首輪はかならず締めた状態で叱るようにしています。だから、絶対に手は上げません。でも、言葉だけ拾い上げれば、炎上案件だなと思うこともしばしばあります。正直言えば、規模の大きな会社ならコンプライアンス委員会にかけられてもおかしくないと思うくらいです。でも、不思議と子供たちの関係がそれによって崩れるということはありませんでした。
10代、20代とダメダメな道を歩み、自分のような失敗をしてほしくないという子供たちへの思いが少しは伝わっていたからかもしれません。基本、自分は子供たちが大好きなので。
 何年か後に卒業した生徒たちがひょっこり塾に顔を出してくれて、叱られた経験を懐かしく振り返り、フロンティアでよかったと言ってもらえることもあるくらいです。「地獄だった」とはよく言われますが…。

 まあ、そんなことの積み重ねで、フロンティアのイメージが作り上げられて言ったのでしょう。「厳しい」「宿題が多い」「地獄」「鬼」。わりと楽しい要素もあるのに、こういう部分だけが独り歩きし、もはやこの塾のアイコンのようになっている気さえします。
 一番びっくりしたのは、「(家で)勉強しないとフロンティアに入れちゃうぞ」と親に言われ、フロンティアに入りたくないから一生懸命勉強しだした子がいるというエピソード。卒塾生から聞いた話なので真偽のほどは分かりませんが、それでも勉強してくれるようになってくれたのだとしたら、少しは世の中に貢献していますよね(笑)。まあ、ちょっとした都市伝説だと信じたいのですが…。
 ただ一つ付けくわえておくと、叱り方はずいぶんバージョンアップしています。たとえば、「次回もし~だったら、その時は噴火するよ」と予告したり、子供たち一人一人の性格を見て、叱り方のアプローチを変えるようにしています。思いきり感情をぶつけたほうが響くタイプもいれば、諭すように理詰めで話すほうが受け入れてくれる子もいる。その子の個性に応じて一番効果的な形をとるようになってきています。ここ2~3年はずいぶん丸くなったほうだと思います。

 昨今、コンプライアンスが徹底され、企業でも部下の育成が難しいとよく聞きます。厳しく叱ったりしてパワハラ認定されると困ると上司の方がむしろ委縮し、部下に対して気を遣いすぎる風潮が強くなったと言われます。しかしながら、何かを習得するためには「厳しさ」は必要だと思います。
 社会に出ていくというのはサバイバルです。困難に直面しない人生なんてまずないでしょう。その苦境を耐え抜き、生き残るためにはタフさは必須です。
 「厳しさ」は人を強くし、忍耐強くする効用もあります。理不尽な叱られ方であっても、この世の中の矛盾やアンバランスを受容し理解するためには意味があります。そもそもこの世の中自体、理不尽な要素はあちらこちらに散らばっているわけですから。
 令和的な価値観でいえば「やさしさ」の時代なのでしょう。もちろんそれも尊重されるべき価値観だと思います。だからと言って、「厳しさ」が不要だということにはなりません。世の中が「やさしさ」の方向に流れていくとするならば、成長過程の中で一時期、厳しい環境に身を置くことはその後の人生に必ずプラスに作用するものだと思います。

 冬の厳しさがなければ、木々は美しい花を咲かせないという話を聞いたことがあります。冬は確かに嫌な季節だけど、それがあるから成長できる側面もあるわけです。
 
 正当化するわけではありませんが、「勉強しないとフロンティアに入れちゃうぞ」なんてまるで幼い子にとっての「おしいれ」のような存在の塾が一つくらいあってもいいように思います。
(あ、でもこのご時世、おしおきで子どもを押し入れに閉じ込めたら、虐待になってしまうかもしれないですね)
 名作「おしいれのぼうけん」的に言えば、私なんかはきっと「ねずみばあさん」みたいな存在なんでしょうね。
 
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勉強しないとフロンティアに入れちゃうよ(前編)

 またまた三者面談の合間を縫ってブログを書きます。

 昨日、面談後、卒業生が顔を出してくれました。一人は浪人して高経大に合格したという報告を兼ねて、もう一人はすでに社会人としてバリバリ働いているという近況報告を兼ねて来てくれました。
 卒業した生徒と話していて、まず必ず話題になるのは、「いやぁ、いままで一番きつかったのはフロンティアに通ってた時ですよ」という話。だから高校に入って多少辛いことがあっても乗り切れたとみんな口を揃えて言ってくれますが、その話を聞くたびに、嬉しさ半面、辛い思いをさせてしまってごめんねという感情の入り混じった複雑な気分になります。
 なにしろ、彼らの口から出てくる自分のエピソードはもう鬼の所業そのものだからです。

 私自身、振り返ってみて、「叱る」講師になったのは、前の塾に勤めていた1~2年目のことだったと思います。振り返ればもう24年もこの仕事をしているのですが、自分の講師人生の中でエポックメーキングな年だったと思います。
 その年、自分は前に勤めていた塾で初めて中3の担任を任されました。その塾は当時1学年6クラスあり、1クラスに20~30名抱える大所帯の学習塾でした。毎年塾生のおよそ60%以上が太田高校、太田女子高校、太田東高校に進学する地域の名門塾でした。その中で、自分はちょうど真ん中のクラスの担任を任されます。確実に太田高校や太田女子高校に合格できる上位3クラスに比べ、私が任されたクラスは、太高・太女受験層のボーダーライン上の生徒が多い構成でした。かじ取りが難しいポジションです。
 当時、20代後半の自分は生徒からすれば兄貴的な存在で今から比べるとずいぶん優しい先生だったと思います。クラスはアットホームでなごやかな雰囲気でしたが、結果的に不合格者をたくさん出すことになってしまいました。
 同時期に任されていた2年生の別のクラスは勉強が一番不得手なクラス。新入りの自分の言うことなど聞く耳を持たない、やんちゃなメンバーばかり。「ちゃんとやんなぁ」みたいな優しい口調で諭しても、隣同士おしゃべりしていたり、授業にまったく参加してくれないまさに学級崩壊状態でした。
 ある授業の時、そのクラスで一番やんちゃだった男の子の授業態度を諫めたことがありました。諫めるといっても当時の自分の言い方はマイルドな口調です。その瞬間、その生徒は「うっせーよ」と言いながら消しゴムか何かを私に向かって投げつけてきたのです。完全になめられていました。

 不合格者は出すわ、生徒になめられるわで、その当時、もうこの仕事は向かなないなと辞めることを真剣に考えていました。それでも、この塾に入る前は別の塾で教室長として1教場を任され、それなりに生徒からも慕われていた自負がありました。別の塾を退職する際、「峯岸先生を戻して下さい」なんていう署名運動があったと退職後、聞かされ、そこまで思ってくれていたのに見捨てるようなことをしてしまい申し訳なかったなという思いと、転職したことを少し後悔する気持ちに襲われたものです。
 だからこそ、今ここで辞めてしまったら、転職する前の塾の子供たちを裏切ることになると思いなおし、20~30人の集団クラスをしっかり回せるような力量を身につけることと不合格者を出さない進路指導力をつけることを強く誓いました。

 さて、とはいうものの、どうすればいいか。自分が出した結論は「まねる」こと。当時、その塾でエース級の活躍をしていたM先生とH先生をロールモデルにすることにしました。二人の生徒への立ち回り方、指導の仕方を徹底的に研究し、観察し、時には直接教えを乞う形で自分の中に取り込む努力をしました。その中で気づいたこと。それは「厳しさ」です。

 M先生は生徒からも本当に恐れられていました。授業中はピーンと張りつめた空気が流れ、生徒は真剣に授業を受けています。授業中の声量ももちろん、しっかりやらなければ容赦なく生徒を叱ります。時には涙を流している生徒も目にしました。だからといって、決して生徒からは疎まれる存在ではありませんでした。むしろ慕われている先生でした。教え方が上手だし頼りがいがあり、根底にある人間としての優しさを生徒はしっかり受け止めていたのだと思います。
 一方、H先生は普段はなごやかに授業をする先生でした。英語の指導力は抜群です。そのH先生が私によく言ったのは「普段はやさしくったっていいんだよ。要はこの先生は何をすると怒るのかという柵を子供に分かりやすく見せておけばいい。そういうしつけが大事だよ。それから、授業の流れをある程度パターン化していくことも大切だよ」ということでした。パターン化することで、子供たち自身が早く終わったら何をすればいいのかいちいち指示することもなくなり、おしゃべりしなくなるということでした。H先生は「柵」を超えた生徒に対しては普段のマイルドな表情を一変させて、顔を真っ赤にして叱っていました。

 この二人の先生から学んだことは「厳しさ」です。
 途中経過は省きますが、自分自身はといえば、自己研鑽を通じて、なんとか不合格を出さない講師、成績を伸ばせる講師に成長することができました。そして、講師として自信をつけることにもつながりました。この塾で育ててもらったおかげで、講師としての今の自分があるわけです。(つづく)

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