就活対談日記Top就活のナゾ > 何故企業は4月1日まで採用活動をしない(と謳っている)のか?



何故企業は4月1日まで採用活動をしない(と謳っている)のか?

※ブログを引っ越しました。超一流企業の最新選考情報はコチラでお届けしております。

坂上一希です。

商社の期末、期首は忙しいです。
財経(バックオフィス)が忙しいのは勿論のこと、
営業も事務処理に追われて忙しいのがこの時期です。
この時期はなるべくOB訪問の依頼は避けろ下さい!
頼む、マジで!


学生の頃は商社マンがいつ忙しいのかなんて全く分かりませんでしたが、
時期によって、忙しさが全然違います。おにぎりとディズニーランドぐらい違います。いや、専業主婦と大統領くらい違います。
もちろん、部署によって忙しい時期は異なるのですが、
OB訪問を依頼するなら、10月頭と1月頭は避けましょう。


さて、昨日の記事で、「10月1日はエントリー開始日だ」と謳いましたが、
2014年度は2013年度に引き続き12月1日からエントリーが開始される模様です。
「10月1日からエントリー開始だ」などとと釣ってしまい、ほんとサーセンでしたm(_ _)mペコペコ

所で、何故大手企業は4月1日以降まで採用しない(と謳っている)のでしょうか?
何故12月1日から一斉に採用活動を開始するのでしょうか?

これは、経団連が「4月1日まで採用活動したらいかん!」と高らかに宣言しており、
大手企業が軒並み「へへぇ〜」と頭を垂れているからです。

http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2011/015.html

とはいえ、ゴールドマンGSやマッキンゼーMCは4月どころか9月から採用活動していますね。
外資系企業にとっては、経団連がなに言ってようが、ハァ?(゚Д゚)y─┛です。
日系企業が4月まで息を潜めている間に、外銀、外コンは優秀な学生を早々と青田買いです。( ゚д゚)、ペッ

はっきりいって、経団連の甘ったるい宣言を守っていたら、優秀な学生は外資に行き、売れ残った人材が日系企業に拾われる、という構図が成り立ってしまいます。

では、日本企業は本当に4月1日以降まで採用しないのでしょうか?
ぶっちゃけて言えば、モチロン採用活動しています。(ワラ)

但し、採用活動してるなんて言ったら経団連の怖いオジサン達に怒られてしまうので、
バレないようにこっそり行います。

具体的にはどうしているかというと、インターンシップという名の選考をしてみたり、ちょっとお茶でもしようか?等と学生を誘ってお茶会という名の面接をしたりしています。


こんな事いうと、「経団連の倫理憲章なんて意味ないジャン」って思われるかもしれませんが、個人的にはこの協定は意義があると思っています。
仮にこの協定が存在しなかったとすると、就職活動がもの凄く早期化します。大学2年次とか3年次に就職活動なんかさせられた日には、テニスサークルの合宿で女の子とあんなことやこんなことする楽しい夏休みが過ごせなくなっちゃうでしょ?
それに、ゼミ(理系は研究室)に入ってない学生とかどうやって学業アピールするの?って話です。

ちなみに、この協定は全ての日系企業が守っている訳では無く、飽く迄経団連に加入している企業のみが(見掛け上)守っているというだけの話です。

では、総合商社はどうかというと、きっちり4月1日以降に採用活動を開始しております。
そこは、流石我らが総合商社様です。
(※昔は商社もインターンシップとかやっておりましたが。)

要は、何が言いたいのかというと、
学生諸君は選考は4月まで油断せずに、例え2月、3月であっても社員と会う時には「選考」と思って気を引き締めましょう。という事です。
社員の人に会うときは、「説明会」という名称であろうと、「お茶会」という体であろうと、「懇親会」であろうと、全て選考だと思っておいて下さい。


Posted by suteidda at 02:00│Comments(0)TrackBack(0) 就活のナゾ 

この記事へのトラックバックURL