俺が研究にしてやる。

慶應義塾大学諏訪正樹研究会の、メタ認知な日々。

 極寒の年の瀬になりました。皆さんはお正月の準備で多忙な日々を過ごされているのでしょうか?来年はお雑煮を作る担当を任されてしまい、レシピと睨めっこをしながら母の買い物に同行しております。食料品売り場は美味しそうな御節やお餅で溢れてて食がそそりますね……( ̄¬ ̄)年明けに成人式があるので、お正月にデブ活をしないように自制して頑張ります💦2017年最後のブログはゆり&ごうが担当します(。・ω) \('A' )

 

26日の授業内容について〜

 写真記述と味覚記述の創作オノマトペ分析についての発表を前回と引き続き班ごとに行い、先生からのご指摘をいただくというものだった。どの班も仮説を立てたり、定義を自分達なりにしてみたり、数値化して比較するなど進展はしていたが、まだまだ改善すべき点は多そうだ。似たような分析をしている班もあり、異なる観点から同じような結果が出れば面白いだろう。また分類の枠組みを定義することに行き詰まった時は物差し代わりに類語新辞典を用いるといいと指導を受けた。全体的に統計のデータを用いた分析に挑戦してみることを次回までの課題としている。

 

ゆり

 私たちの班は言葉を発する際に出てきた音の身体性の繋がりから「母音」に注目してみることにした。

 人は声を出すときに母音+子音という組み合わせを用いて発する。例えばという音をだすときに、人はまず口を大きく開けてあを出す時と同じ口内のフォーメーションを作る。そこにkという音を付け足して、k(音)+あ(声)=かというように声をだすのだ。自分の体感を表現する際に一番最初に出てくるのが母音であって、子音はそのものの音ではなく母音ありきの音なので、発する時に手を加える必要がある。だから母音が大事だと考えた。

 

 分析する内容は、「母音が同じ音素だと写真(空間)と味覚のオノマトペで何か共通するものがあるのか? あるとすれば、それは身体的にどう関わりがあるのか? 」ということだ。データの音素を“a”“i”“u”“e”“o”の母音別にあらかじめ定義した11分類に振り分ける、分類は味/色・形・明るさ/触り//匂い/動き/位置/回想する/例える/考える・思う/時間だ。

 空間の中に果たして味覚の分類が存在するのかという疑問が挙がった。しかし、私達の班では写真の風景を捉えた描写の空間の中にも味覚は存在するのではないだろうかと考える。通常では存在し得ない、「あ」に濁音をつけた「あ"」という音素が生まれるように、「空気の美味しさ」と食事に体感レベルで繋がりがあったとしたら写真記述でも味で表現するという事も十分ありうると思ったからだ。実際は味覚で景色の描写をしている研究会メンバーの記述はなかったが、味覚を意識して写真記述のオノマトペを再度やってみたら生まれるのかもしれない。また一つの音素に対して疑問を投げかけたり、説明が長かったり、文節して意味を分類分けするのが難しい記述が多々あった。その事を踏まえ、やはり分類も増やすべきなのか? と疑問もあり、「存在」や「出現」という分類も作るべきなのではという先生の指摘も参考に考えている。分類が難しいものに関しては、新類語辞典を用いてみるのも良いと考えている。

 数値化し、定量的に相違点を比較してみる事に関して方針はまだ決まってないが、統計分析のχ二乗検定を用いるよりもクラスタリングの方がどちらか二択の比較だけでなく、分散的な広がりとより細密化した相違点を導き出せると思うのでやってみるつもりだ。データサイエンス苦手な私だが、とりあえず頑張ってみよう… (›´ω`‹ )

 

ごう

概要

 濁点や半濁点が持つ意味を分析するために、全員の記述データに対して形態素解析を行い、濁点や半濁点のつく音素にはどのような形態素が頻繁に出てくるかを調べました。音素(濁点、半濁点)と意味の関係性が見えそうな感じだったので、今後は比較対象を明確にして分析を行っていく予定です。

 

・形態素解析について

 研究室内で形態素解析の認知度が意外と低かったのでここでちょっと解説すると、形態素というのは意味を持つ言葉の最小単位のことで、形態素解析というのは与えられた文章を形態素に分けることを言います。例えば「私は昨日学校へ行きました」という文章を形態素解析すると「私//昨日/学校//行き/まし/た」という形に分かれます。英語などだとほぼ形態素ごとに空白を入れるので問題ありませんが、日本語だと全ての言葉を連続して書くので単純なルールだけでは形態素に分けられません。膨大な文章を人手で形態素解析するのは大変なので、日本語の形態素解析の場合はコンピュータのソフトを使うことが必須となります。

 私が使ったのはMeCabというソフトです。それなりの精度がありながら動作がとても軽く、知名度が高いので他人のサンプルコードをそのまま実行できるのも魅力です。pipコマンドでサクッと入れられるので、PCの容量に余裕のある人はぜひ入れましょう(私たちのように言葉のデータを扱うことの多い領域では重宝します)。

 

・思ったこと

 膨大なデータの海に溺れてしまいそうになりました。形態素解析をソフトに一任しているため不思議な形態素の切り方をしてくることも少なくありませんし、同じような形態素を一緒くたにしたくともどのような基準でグループにするかは議論の余地があります(「甘い」と「甘さ」を異なる形態素として扱うかどうか、のような)。データがある程度揃ったらそこから頭を切り替え、トップダウンに仮説を検証していく作業が必要だと痛感しました。
 

 

 今回の分析は根拠に基づいた結果の重要性ということが大きなテーマとなっています。これまで研究会を引っ張ってきた4年生が引退し、3年生以下の面々が主体性をもってこの研究会の活動とがっぷり四つに組み、いかにしてそれを研究という形に落とし込むのかということに真剣に悩み苦しむ時期が来たのかもしれません。いくら一人称研究をやっているとはいえ、貴重なデータを好き勝手に解釈して「押し付けがましい」理由づけを行って「こんなことが分かりました!」などと論文で主張したところで誰の理解も得られませんし、それでは研究にならないのです。ふわっとした領域に足を踏み入れているからこそ、厳密な検証を経た上で物事を主張する必要がありますし、私たちの特殊な手法や方法論を理解してもらうための一助にもなるのです。

 私たちの主張が「押し付けがましくない」理由づけに則っていること、つまり研究として認められる妥当な主張であるかどうか、ということは、本気で突き詰めるともはや科学ではなく哲学の領域の問題になってくるので詳しい話は置いておきましょう。それよりも、ある主張が研究として妥当かどうかは、要は他の研究者たちがその正当性を認めるかどうかにかかっており、そのためには他の研究者たちが認める方法論に則って議論を進める必要があります。数字、もっと言えば統計に基づいた分析は、そうして多くの人が認めている方法論の一つです。この場で統計学の授業をできるほど私も詳しくはありませんが、先日の研究会内で出て来た用語を軽く解説します。詳しくはWikipedia先生にでも聞いてください。

 

 (確率)分布というのは、ある試行に対して得られた結果がどのくらい確率で起こるかを一覧で示したものです。例えば、コインを10回投げるという試行があったとき、5回表が出たという結果の確率が一番大きくなり、全て表が出たという確率がとても小さくなる、という感じです。こうした問題設定の下で作られる確率分布のことを二項分布と呼びます。また、私が研究会で「基準化変量が〜」などと言っていたと思いますが、あれはバラバラなデータが正規分布という綺麗な確率分布のどこに位置するかを教えてくれるもので、要はデータの「偏差値」を求めていることになります(厳密には違いますが)。

 χ二乗検定というのは、とても丸めて言うと「得られた結果が『普通』とは違うかどうか」を調べるための方法の一つです。例えば「表が出やすいコイン」なるものが売っていたとして、それが本当に「表が出やすい」のかどうか調べる時などに使います。これをχ二乗検定したかった場合、「得られた結果」に当たるのが「表が出やすいコイン(仮)」を何回かトスしたときに得られた結果で、「普通」に当たるのが「普通のコイン」をトスした時に得られるはずの結果(つまり、半分の確率で表が出る)です。ただ「表が出やすいコイン(仮)」を数回投げただけでは表の割合が偶然大きくなる可能性が否定できません。そこでχ二乗検定を行うことで、「表が出やすいコイン(仮)」が叩き出した結果が偶然でも結構起こるのか、それともほとんど起きない(つまり、本当に表が出やすい)のかを調べることができます。

 確率分布の世界からは離れますが、他にも出て来た言葉として、あるベクトル量(数字の集まり)の与えられた2つのものが似ているかどうかを調べるために、クラスタリングという手法があります。要はデータを共通する特徴でグルーピングする方法で、代表的なものにウォード法やK平均法などがあります(「K平均法 ビジュアライズ」で調べると幸せになれます)。

 主成分分析というのは、とてもざっくり言うと、複雑なデータを大事な要素(主成分)に絞ってあげることで単純なデータの形にしよう、というものです。例えば、ある人が太っているかどうかを調べるためには身長と体重をX軸とY軸にとったグラフとにらめっこしないといけませんが、太っているかどうかで大事なのは体重に対する身長の割合である、と主成分を決めてしまえば、その割合の数字を一目見るだけでその人が太っているかどうかがわかります。これがいわゆるBMIBody Mass Index = 体重/身長^2)です。

 

 難しい計算などはExcelRなどの計算ソフトにぶち込めば問題ありませんが、大事なのは自分がどんなことを明らかにしたくて、そのためにはどの手法を用いればいいのか、どのような結果が出た時にどのような解釈ができるのかを明確にすることです。手法そのものが厳密に数学的に定義されていたとしても、どんな対象を分析するのか、どの手法を用いるのか、手法から得られた数字をどう解釈するかは結局私たち次第です。他人を説得するためにも、また、「本当に」結果から導き出した解釈が正しいかを検証するためにも、統計に対して深い理解をすることが必要でしょう。

 

それでは皆さん、年末年始それぞれの班でグルワがあるかもしれませんが頑張ってください!!

良いお年をお迎えになってください〜╭(•̀•́)و \('A')/

こんにちは!

クリスマスも近くなり、寒さも深まってきました。


今回のブログはりなとあかりが担当します!


今週は諏訪先生が不在の中、院生の先輩方を中心に先週の研究会での味覚のオノマトペの分析を行いました。

全体の流れとしては、3人で1つの班を5つのグループに分け自分たちがどの部分をベースにして分析を行うのか、班ごとに話し合い、方針を決めました。


<それぞれの班の方針>

・あかりさん、たえさん、ちえさん班

でてきたオノマトペの口の形(母音)と味覚の関係性を分析。


りな:どんなオノマトペがどんな味覚と認知しているのか、全体を見て分析するの楽しそうですね!自分の作成したオノマトペを見てみると、辛味のあるものに母音『え』が多く含まれているような気がします。

辛味を認知して、口の中で強い刺激を感じ、口を横に伸ばす動きが影響しているのでは?と思いました。自分が、それぞれの味覚に対してどんな意識があるのか見つけられそう!


あかり:そう。口の形に注目するのは実は3人ともKOE出身ってことが共通点であって、声に出して発する際に起きていることに関心があったからなんだよね。『え』が多いのか。私は全く『え』が出てこなかった!私は空間認識だと目に見える空間を口内環境に置き換えて思考していたから、食べ物だとどういうことがいえるのか発見するのが楽しみ。



・サムさん、まおさん、りな班

○○ー、〜など音が伸びるオノマトペに着目して分析していく。


りな:研究会のメンバーが作成したオノマトペを見てみると、同じ伸びる音でもーと〜とで全く違う使い方をしていてびっくりしました。確かに、自分の中にも、確実に母音を発しながら音が伸びるもの(例:いぃぃぃぃ)と余韻で音が伸びるもの(例:いー)とで使い方を変えていたので、気づかずうちに違う感覚として捉えているのだと思いました!音が伸びる位置で、分析してみるのも面白そうですね。語尾で音が伸びるものと、とと音の中間で伸びているものでまた違ったことがわかるかもしれません!


あかり:たしかにメンバーで比べるっていうよりも自分自身の使い分けが私は気になるな。「ー」ではなくて「ぁ」を使っていたり、「あ」で伸ばす表現をしたりってしてるけど、それぞれにどういう特徴があるんだろう…。とても気になる!!


・りくさん、ごうさん、渚さん班

触感(噛みごたえとか)や味わいについて分析。


りな:記述の方にある、触感に注目するのが面白いと思いました!確かに、カリカリ梅であったり、海ぶどうであったり、食感に特徴があるものは特にそこの部分を考慮してオノマトペを作った人は多いのではないでしょうか?私は、逆に日常生活で今まで出てきたようなオノマトペは使用しないように意識したので、そこがどういう風に捉えられているのかも考えっていったら新しい発見があるかもしれません!


あかり:食べる時にどうしても「シャキシャキ」とか「パリッ」とか音が鳴るからそれを表現しようとしてオノマトペに含ませて書くことが多かった気がする。記述はその歯ごたえや食べた時に出る音をなぜそのように表現したのかについて書いてると思うからそこを深堀することでどういう特徴が見えてくるのかは知りたいなと思うよね。


・七海さん、ゆり子さん、ゆりさん班

母音に注目。母音を声に出すときにどのように口からその声が出るか、自分たちの身体の体感と合わせて考える。


りな:食感も含め自分が食べるという行為を通してどういう風に体感して、それがどのような音の傾向に現れるのかがわかるかもしれないですね!最近普段の食べる行為の中でも、勝手にオノマトペを作って遊んで見たりしているんですが、例えば焼き芋を食べて口がハフハフという形をして、気付かぬうちにそれを声に出していました。自分の体感とオノマトペってやっぱり繋がっているんだなと感じさせられました!


あかり:たしかに、焼き芋ってハフハフ言うね!(笑)

口の形との関係性はとても気になる。私たち(たえ、ちえ)のテーマととても似てる。口の形って体の一部であって、食べる時にも音を発する時にも唯一使っている場所だから、なにかしらの関係性がわかったら面白いと思う。


・せんださん、ひろみさん、みささん、まりささん班

メンバーそれぞれのオノマトペがどのようにして生まれたのかをベースに分析。歯や舌と食材の接触をできるだけそのままの状態での音にした音素だったり、何かを連想させている音素だったりとそれらの誕生に注目していく。


りな:私自身は、自分の感性に従って感じたままにオノマオペを作成しました!だけど、その時の周りの環境であったり、何をその前に食べたかによっても関係しているんじゃないかなと思いました!意識的に、一般的なオノマトペは使用しないようにしたので、どんな風に自分の中で認知して、そのオノマトペが生まれたのか、興味があります!


あかり:私は噛んだ時の音をそのままオノマトペで表現することが多かった気がするんだけど、他の人はどうなんだろう。他の人がどのような観点から言語化しているのかを知れたら自分の表現の幅も増えると思うので、結果が楽しみだね。



自分が普段どういう風に食べ物を口の中で認知しているのか、今回の各々の分析方法を通して入れたら面白いと思います!来週以降の研究会では、各々の分析を発表し、お互いにどのような結果が得られそうなのか見えてくるかもしれないのですごく楽しみです!



こんにちは!
今回の担当はなぎさとまりさです。

 

12/4の研究会では、1人1種類ずつ食材を持ち寄り、味覚をオノマトペで表現するということに挑戦しました!食材は、チーズ、のり、梅干し、スナック菓子、飲み物、中には手作りの唐揚げや卵焼きを持ってきた人もいました。(とても美味しかったです!!) 3時間食べながら書き続け、終わった頃にはお腹がいっぱいになっていました()今回のブログではいくつか印象的だったものを紹介していきます!

 

食材名:「梅しば」

オノマトペ:「むぼしゅがカリッカリッカリッ」
む 上の歯で周りの皮を噛もうとする音。実際にまだ身まで到達していない。

ぼ 下の歯で周りの皮を噛む音。がっつりと身を通り越し種まで到達する。

しゅ 上の歯と下の歯を合わせて、皮と身を剥ぎ取る。その時初めて、中の身の味を感じる。しゅっぱいなと言いたくなるような味。

が 完全に種から身が離れた状態。この時も身の味を感じ取っている。

カリッ 身を食べている音。もう味には驚いておらず、ただ食べている音がカリッとしていたのでその音である。

 

このオノマトペを書きながら、少し硬めのものはガリッと一気に噛まずにまず上の歯で軽く確かめて下の歯で噛んで食べるという自分の食べ方の特徴に気づくことが出来ました。また、①歯で噛む→②中身の味を感じる→③それがどう変化するか→④それを自分がどう感じるか(③④はこの後で詳しく説明します)といった順で必ずものを食べるときには捉えているのだなと感じました。他に、ガリッと一気に噛まなかったものとしては、こんぺいとう「がっがっがっかっっがりっごりっごりっ」などがありました。

続いて、それがどう変化するかという部分でキムチのオノマトペを紹介します

食材:「キムチ」

オノマトペ:「しゃっっはーーー」

 

しゃっ   しゃきっという噛みごたえ。綺麗な音がする。

         噛みごたえがしゃきしゃきしているけれども、それを感じるのは一瞬である。すぐに辛さを感じる。

はーーー            キムチの辛さが一気に口の中に広がる。舌が少しヒリヒリして、口の奥の上の方がとても辛くて、ーーーは広がり。

 

「しゃっ」は歯で噛む、「っ」は中身の味を感じている状態、「はーーー」はキムチが口の中でどう変化するかを表しています。キムチは辛さが口の中に広がったのですが、豆腐のオノマトペの「ん」には、溶け込んでいったような気がしたが一気にすんなりと消えていったという意味がありました。また、ヤクルトのオノマトペには「にゅり」 まとわりつくような存在。少し邪魔くさくもある。にゅだけではヤクルトの残る感じを表しきれなかったので、りという音を付け加えたといった意味もあり、それがどう変化するかのオノマトペの種類もたくさんありました。

 

そして最後に、それを自分がどう感じるかという部分で海ぶどうのオノマトペを紹介します。

 

食材:「海ぶどう」

オノマトペ:「じゃぷわぁぁん」

 

じゃ      噛んだ瞬間にじゃりじゃりに近い音がした。

         ぷちっという潰れた食感。

わぁぁん            潰れたらすぐに海の香りが漂ってきて、波を連想した。じゃぷわぁぁん全体で見てもじゃっばーんという海の波の音に近いオノマトペである。

 

これは口に入れた瞬間に海の香りが漂ってきて、すぐに海にいるかのような感覚に陥りました。そして、「じゃぷわぁぁん」というなんとも波の音に近いオノマトペがすぐに出てきました。このように、自分がどう感じるかまでオノマトペに落とし込めたものは少なかったので、貴重な食材だなと感じました。

 

まりさもなぎさと同じ、「梅しば」を食べていたのでそれのオノマトペを紹介します。

 

オノマトペ:「きゅいーちーざりこぉぉ」

きゅいー 「あれ、こんなに酸っぱくなかったけ」と思った。舌はもっと酸っぱいものが口の中にくると予想して準備していたので、かわいい酸味のよう。

ちー 口を巾着のようにするほど反応はしないが、「i」の形にはしたくなる。

ざり 気持ちいい噛みここち。綺麗に割れる。酸は歯にも伝わる。

こぉぉ 余韻の酸が強い。弱まっていなくて、油断していた私を驚かせた。

 

なぎさのように、「梅しば」の食感ってカリカリッとした印象を持っていたのですが、実際に食べてみたら「カ」の音は全く出てこなかったです。笑。今回研究会で食べた物のほとんどが食べたことのあるものだったので、食べる前から味の感じなどは把握していました。そのため、味の先入観をそのままオノマトペに反映させないように意識しながらオノマトペ表現をしました。自分にとって酸味はどの音に当てはまるのか。塩っぽい辛味も効いた酸味なのか、または甘酸っぱさなのかによって使う子音も母音も変わってくることに気づきました。

 

同じ食材でも、そのオノマトペの表現方法は無限。食材のどの部分(食感、匂い、味わい、etc)に着目しているのかが分かってきます。その中で、二人の間に共通点があるかどうか検証してみるのも面白いと思いました。(例えばまりさとなぎさの「梅しば」のオノマトペには、両方とも「り」が入っていて、お互い食感について語っている。)

 

今回の研究会を通じて、味覚の捉え方を自分なりに知ることが出来てとても面白かったです。これを全員で共有した時にどのような結果になるのかとても興味深く、来週以降の研究会もとても楽しみです!

このページのトップヘ