「異世界君主生活」の続きについて。 本当に心苦しいんですが、まだ報告できる段階にないです。 ただ、やるべきことは全部終わっているので…… 続報はもうちょっとだけお待ちください。よろしくお願いします。

朱色の空、希望の光

「父は、この町のために、あたしのために、せいいっぱい、人生をまっとうしたんだなって。……そう思います」
「……吟子ちゃん」

 坂本は、ゆっくりと口を開いた。

「その言葉、きっと林葉くんが聞いたら喜ぶでしょう。彼は最後まで、吟子ちゃんのことを気にかけていた。だから――」

 坂本はなにかを言いかけて、はっと口をつぐんだ。
 かと思うと、彼は椅子からゆっくりと立ち上がり、

「吟子ちゃん、どうですか。これから僕と一緒に、林葉くんの住んでいたアパートへ行きませんか?」




イナカ金融道 銀行ガール五十嵐吟子の業務日誌
第5話5回「朱色の空、希望の光」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882875412/episodes/1177354054883252485


投稿しました。

クライマックスです。
この話の、あるセリフを書くために、このストーリーを始めました。

あと2回で「吟子」は終わります。
最後までよろしくお願いします。



慟哭の未来予想図+「明治暁天歌」ランキング3位

 林葉光太郎。
 神山市光瀬町の生まれ。
 農家に生まれた彼は、高校を卒業後、光瀬町の役場に就職。
 坂本や勅使河原ら、上司の下で勤勉に働いた。

 そして二十八歳のときに、五十嵐絵理子と結婚。
 やがてふたりの間には一児が生まれる。女の子だった。
 その子には、当時、詩吟の趣味を持っていた絵理子の提案で、吟子と名付けられた。

 公私ともに、順調。
 順風満帆だった彼の人生。
 そんな林葉はある日、提案する。

「光瀬町の町おこしをやろう!」

 まだ日本全体の景気が良かったころだ。
 バブルはすでに弾けていたが、なお人々の心は前向きで、まだまだ明るかった――



イナカ金融道 銀行ガール五十嵐吟子の業務日誌
第5話4回 「慟哭の未来予想図」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882875412/episodes/1177354054883247197


五十嵐吟子の父、林葉光太郎の過去がすべて明らかになる回です。
今回は筆がノリにノッたというか、書いていてとてもやりがいを感じました。
ひとりの人間の人生を作り上げた、という感じの回です。
どうぞよろしく、読んでみてくださいませ。

「五十嵐吟子」は、間もなく最終回です……!

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福岡・ももち浜の夕焼け

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先週の土曜日。
午後7時前の、ももち浜の夕焼けです。
福岡民以外には分からない場所でしょうが……
福岡タワーやヤフオクドームのすぐ近くの浜辺です。
時間帯のわりには明るいですね。


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海水浴シーズンにはまだはやく、ボチボチといった感じの人出でした。


昔、西新に住んでいたときは、けっこうももちに出てきていたんですけどね。
引っ越してからはほとんど来なくなりました。

たまに来ると、いいですね。ももち浜。
海は、いいです。

道は繋がった

「なんだ、テッシーなんぞに手を焼いとるのか? あいつは全然大したことないぞ。ごちゃごちゃうるさかったらガツンと一発、鉄拳を食らわせば言うことを聞く」
「おう、鉄拳制裁なら五十嵐さんの得意技だな!」
「確かにそうだ。五十嵐さんなら男が相手でも容赦をしない……」
「ちょ――ちょっと待ってよ、みんな。それじゃあたしが暴力女みたいじゃない!?」

 鉄拳を食らわせろ、という門田。
 得意技だな、と笑う富士雄。
 確かにそうだ、とうなずく椎名。
 野郎三人衆。
 しかも七十代、四十代、二十代と、三世代に渡ってこちらを暴力的とみなしてくることに、思わず吟子は抗議した。――野獣じゃあるまいし、なにもしてない相手を襲ったりはしないよ!?



イナカ金融道 銀行ガール五十嵐吟子の業務日誌
第5話3回「道は繋がった」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882875412/episodes/1177354054883232234


投稿しました。
よろしくお願いします。

椎名、ふたたび

(都会に行きたくても、行けない人がいるんだよね。いろんな理由で)

 そしてそういう人は、これからも増えていくだろう。
 日本全体がどんどん貧しくなっている時代。
 なおかつ三十歳以上で結婚・出産するのが当然の時代……。
 加奈のように高齢出産で産まれた子供は、成人するころ、すでに両親は老人だ。
 介護の問題が、重くのしかかることになる。
 そうなれば――田舎を出て東京に行くことも、なかなか、ままならない。
 田舎にはろくな仕事がない。娯楽も少ない。
 だから出たい。しかし出たくても身動きがとれない。
 そういう加奈のような子が、多数派になっていく時代なのだ。
 いいとか悪いとかではなく、それが確かな現実なのだ。



イナカ金融道 銀行ガール五十嵐吟子の業務日誌
第5話2回「椎名、ふたたび」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882875412/episodes/1177354054883226602


投稿しました。
どうぞよろしくお願いします。
livedoor プロフィール
須崎正太郎の本

2016年9月29日発売!

戦国時代の三河国に勢力を有する松平家。その松平家に、英傑が出現した。
松平清康。江戸幕府初代将軍、徳川家康の祖父である。
彼の登場は、無道極まる戦国乱世が泰平の世へと向かいだす、最初の一歩だったのだ。
よく知られた戦国武将、信長、秀吉、家康たちの、前の世代の物語。

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異世界君主生活~読書しているだけで国家繁栄~

読書が好きすぎて図書館に入り浸っていた青年・新堂直人は、ある日突然異世界に召喚される。
直人を召喚した神官・セリカにお願いされて、エルトリア神聖国の再興に乗り出した直人。
すると今まで読書で溜めに溜めた日本の知識が大活躍!!日本古来の文化や製品が異世界では何よりも貴重だった!
異世界よ、これが日本だ!!


あの世ですが裁判員裁判を始めました<下>

あの世の裁判官、真夜の正体は意外なもので、また抱えている過去はどうしようもなく哀しいものだった。
彼女の絶望を打破するため、影介は戦う。その結果、彼女のドラマはいちおうの結末を迎える。
しかし物語は、それからが本当の始まりだった……!


あの世ですが裁判員裁判を始めました<上>
日下部影介は、あの世の裁判官を務める少女、真夜によってあの世の裁判員に任命された。死人を天国へ送るべきか? 地獄に叩き落とすべきか? 
すべては地上より選ばれた裁判員たちによって決められる!


隠岐島千景の大いなる野望 高校生たちが銀行を作り、学校を買収するようです。
理不尽な理由で退学の危機に瀕した出雲光一は、完全無欠のド天然ガール、隠岐島千景の提案を受けて前代未聞の学校買収に乗り出す!
金融を題材にした、リベンジマネーコメディ・ライトノベル!



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