福岡市民に時告げた「ドン」都心に眠る幕末の砲台跡、保全へ
http://blog.livedoor.jp/suzaki_syoutarou/archives/85502114.html


 以前の記事で触れた、この『須崎台場』の件。


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 幕末の砲台跡地なのですが。
 いま現在はこのようになっていて、あまり史跡という雰囲気はありません。
 私が子供のころは「なんでこんなところに、お城の石垣みたいなのがあるんだろう?」と不思議に思っていましたが、家族や近所のひとに尋ねても「ようわからん」という答えばかりだったので、……まあ、地元ではあまり存在感のある史跡ではなかったと思います。

 ともあれ、保存が決定したこの台場。
 これについてのお話をひとつ。

http://to--to--to.blogspot.com/2014/08/blog-post.html?m=1

↑のリンク先には、昭和39年当時の須崎公園周囲の画像が掲載されているのですが、この須崎台場の近くには引揚者のための簡易住宅が立ち並んでいます。

 この住宅について、昭和28年生まれの父に尋ねたところ「確かにあった。その家の子供たちと、文化会館の原っぱで野球や三角ベースをした」という回答でした。そして、


「当時、簡易住宅に住んでいた人たちが、この須崎台場の石垣に物干し竿を突っ込んで、そこに洗濯ものを干していた」


 との証言をいただきました。



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 ここに竿を突っ込んで、洗濯ものを干した。
 けっこう地面スレスレですね。


 私もこの石垣に足を突っ込んでよじのぼったり、逆に上から飛び降りたりしていましたが、物干しの話は知りませんでした。
 ……だから何? って話でもありますが。
 まあ、史跡・須崎台場についてのちょっとしたエピソードってことで。






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 ところでいまは改装中の須崎公園、現在はこんな感じ。
 須崎台場付近を除けば、公園のほとんどが、籠城でもするみたいに、周りをぐるりと囲まれてしまっています。
 公園がまったく使えない……。
 早く改装終わらないかなあ。