2020年04月09日

4月26日(日)総会と記念講演は中止します。

4月26日(日)、総会と記念講演を計画していましたが、コロナ感染が広がるなかで中止いたします。
会員の皆様には、先日、開催のご案内を郵送しましたが、ご理解いただきますようお願いします。
尾西康充さんの講演は、また改めて計画したいと考えています。

九条の会すずか第16回総会・尾西康充さん中止



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2020年03月09日

第42回学習会 報告と感想文

映画『それでも夢はあるHOPE〜松元ヒロが旅するトランプのアメリカ』

 世界中に広がるコロナウィルスのおかげで、なんとも不安な弥生のついたち。ちょうど3日前、安倍首相の突然の全国一斉休校要請があったため、確たる根拠もデータもないまま一気に厳戒態勢。電話での問い合わせも相次ぎ「万全の準備をして実施します」と返答、世話人のみなさんの大奮闘で開催されました。参加者は70名。よく来てくださいました。感謝します。
 映画はすでにチラシでご紹介した通り、「ザ・思いやり」のリラン・バクレー監督がトランプ大統領の誕生に仰天して、ピン芸人松元ヒロを道連れにアメリカを旅する旅日記です。
 リランはこう言います。「まさかトランプが大統領になるとは思わなかった。なぜアメリカは彼を選んだかと言われるが、20年以上中産階級の不満がたまっていたこと、女性候補のヒラリーへの性差別、そして反インテリ。トランプは小学4,5年のレベルのことばでしゃべってる人だ。トランプがあれほど道徳に反することやっても許される。アメリカは倫理観をあげないといけない。そしてこうしたリーダーが支持される同じ現象が日本にも起きている。」日本もトランプに劣らず無知で無能で無教養で非情な首相をこのままにしておいてはいけない、日本国民も知恵と倫理をしっかり身につけないと、と思うのです。
 そして、彼は「アメリカは建国から戦争で自由を得たという神話に立脚して、ずっと暴力を繰り返す国、だから長い闘いを続けている平和活動家も黒人活動家も、なかなか勝利が見えてこないが、それでも夢はある。彼らのより客観的な見方には可能性がある。アメリカが変わって救われるには彼らの知恵と力が大きな役割を果たすと思う。」と言います。そんなリランの思いを背に各地を訪問し、いろんな人と会い、話を聞くヒロさんのいつにないまじめな顔がとても魅力的な映画でした。
 当初は上映後意見交換を予定していましたが、断念したため、いつものようにみなさんのたくさんの声を紹介できず残念です。届いたいくつかを紹介します。
【感想】
‖燭の問題を提起している映画でした。
その根本にあるのはずっと昔からある人種問題かな。
それを解消するためのいろいろの試みがされても結局は元へ戻ってしまう。
アメリカで大切にされる自由・民主主義・平和・平等・人権・・・等々
でもそれらが本当に地球上のすべての人々に対してなのか
否 そうではない、白人社会の人々のためのもののように思える。
一方、日本でも同一民族などという意識を持つ人が多数いる。
どこの国、どんな土地で生まれても同じ命をもらって生を受けたのだから
それを平等に考えられないのだろうか。
最後の歌が心に残り、この歌によって救われた気持ちです。
いい歌ですね。(80代・女性)

△箸討盥佑┐気擦蕕譴詁睛討任后あのアメリカに反戦活動があることが私としてはうれしかった。戦争を肯定する社会のようでいて、自由な発想もあるが、根本的なところでの平等には程遠いことも伝わります。特に人種差別の根深いこと。申請で一番心に響いたのは、平和で戦争を否定する社会をつくらなければ、戦争で死んでいった人々は犬死だという退役軍人さんのお言葉。ほんとだなあと思います。なんのために死んだ?誰のために死んだ?と突き詰めると、自由のためという言葉に連れられて行ったのですから、命を懸けて自由で豊かな国を作ったといいたいですよね。(60代・女性)

アメリカの実態がよくわかった。どんなにかっこいいことを言ってもあれほどの白人中心社会だとは思わなかった。(70代・男性)

松元ヒロさんのアメリカ旅、テレビや映画では感じられないようなアメリカ社会の断面が対談形式でユーモラスに語られとても印象的でした。
アーリントン墓地で語ったサンフォードさん( 平和のための退役軍人の会 元会長 )の言葉、「平和活動は、とても厳しい闘いです。巨大な岩を転がして山に上げるようなもの。その岩に負けそうになる。でも諦めてはいけない。すぐに戦争はなくせなくても平和を望み続ける人は絶対につながっていきます。」
心にしみました。私たちもあきらめずに頑張らねば。(60代・男性)

ぅ┘襯汽襯丱疋襪ら移住した歌手リロ・ゴンザレスさんが歌う"Clouds〜湧き上がる雲を止めることはできない”がとてもいい歌だった。トランプ政権は悪夢のようだが、僕らの周りで学ぶ子どもたちがいつか国会議員になる日が来る、大統領にだってなるかも知れない、という言葉に希望を持ち続ける強さを感じた。(60代・男性)

ド雋錣魄譴弔盪たずに警察に殺される犠牲者が2015年から18年に256名という国、アメリカ。息子が警察に銃殺された瞬間から活動家になった母親、ビバリー・ヒルズ。黒人に対する公正さのない社会でつらい闘いを続けている。マーティン・ルーサー・キング牧師の”I have a dream"(私には夢がある いつの日か小さな4人の子どもたちが 肌の色で判断されることなく中身で評価される国に暮らすことだ)は、いまもなおあの国では夢のままなのだ。(70代・女性)

人間より銃の数の方が多い銃社会アメリカ。リランさんに連れられ銃を撃つ初体験に挑むヒロさん。「最初は怖かったけど。だんだん慣れてきたら、強い自分になれる気がしたね。弱いからそう思うんだろね。弱いから銃に頼っちゃうんだろうね」という感想がとても率直でした。(70代・女性)

============
映画「「それでも夢はあるHOPE」の中で、エルサルバドルからの移民歌手Lilo Gonzalezさんの唄う「Clouds くもをとめることはできない」がいい感じです。YouTubeにありました。

*沸きあがる雲を止めることはできない
降る雨を止めることはできない
海へと流れ出る川を止めることはできない
自由を求めて戦う人びとを止めることはできない

一滴の水は砂の上で乾いてしまう
小さな流れは地面に吸い込まれてしまう
ダムは川をせき止めることはできても、ほんの一時だけ
でも流れ落ちる水はだれにも止められない

渦は時には水を高台へと戻す
水は時にはとどまって動かないように見える
でも水の流れは決して止まらない
流れ落ちるしかほかに道はないのだ

予告編 映画「それでも夢はある HOPE」



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2020年02月26日

映画会「それでも夢はある HOPE」

九条の会すずか第42回学習会
映画会「それでも夢はある HOPE」
〜松元ヒロが旅するトランプのアメリカ〜

主演:松本ヒロ/監督:リラン・バクレー/製作:Free Pacific Productions/90分2018年

日時:3月1日(日)13時 開場、13時30分 開会
会場:ジェフリーすずか 3階ホール
会費:前売500円/当日700円、18才以下無料


 あの映画『ザ・思いやり』のリラン・バクレー監督が、トランプ大統領の誕生にびっくり仰天!テレビに出演できないピン芸人・松本ヒロを道連れに、トランプのアメリカを旅する。”平和のための退役軍人の会”ケルソン氏、”黒人差別撤廃活動家”フリーマン氏らと会い、自由とは、平和とは、人権とはと、ヒロが初めて触れて、知って、驚いたアメリカから日本への希望と連帯のメッセージがここにある。
9条の会すずか第42回学習会映画HOPE



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2019年10月29日

第41回学習会 西谷流地球の歩き方

西谷流地球の歩き方
〜紛争の現場から平和憲法を考える〜
               2019.10.27

 秋晴れの下、無事学習会を開催できてありがたいことでしたが、今も台風19号の豪雨による被災地の様子が報道されています。これは、すでに昨年の西日本豪雨の際に、河川対策事業の必要性を言いながら、利権に直結するダム建設を優先し、危険な堤防の緊急対策は二の次にする安倍政権の怠慢と利権構造が招いた人災であり、「まずまずにおさまった」発言こそ、この災害列島で弱者と過疎地を切り捨てるきわめて冷酷な政権の本音です。
 そしてラグビーワールドカップでメディアが大騒ぎするタイミングを狙って、18日には、海上自衛隊のホルムズ海峡周辺への派遣が決定されました。中東情勢の安定と日本に関わる船舶の安全確保を理由に「調査・研究」を目的とするので国会の承認は不要、内閣の判断だけで自衛隊の艦船を派遣できるのです。2003年小泉政権による「イラク復興支援特措法」によって自衛隊の海外派遣の道が開かれ、その後派遣は増大しました。しかも安倍政権では、派遣中の自衛隊の日報が隠され、「戦闘」は「衝突」という言葉でごまかすという姑息な書き換えまでやっていたのです。こんな危険な政権を放っておけば、日本は「戦争のできる国」にまっしぐらです。
 そんな危機感が高まる今、ぜひお話をとお招きしたのは西谷文和さんです。すでに2度おいでいただき、参加の皆さんから「隠されていること騙されていることがよく分かった」「安倍政権とメディアのウソ、それらと利権の関わりがよくわかった」と大好評の西谷さんは、今日も今知りたいことを次々語って下さいました。
 講演の内容は、当日の録画を挙げていますので、じっくりご覧ください。

 参加の皆さんの声を紹介します。
)榲のことほど強いものはない。西谷さんの活動を支えることは大事なことです。(男性・70代)

∋笋燭舛忘できることは何?生命の危険を感じないですか?(女性・70代)

西谷さんのお話は分かりやすくて楽しく勉強できるので3回目です。今回もアベさんに腹立ちながらも笑えました。都会では若い人たちも立ち上がっている。地方でも若い人たちが一緒に声をあげてほしいな。どうしたらいいかなと思います。希望が持てる講演をありがとうございました。国が無理やり分断していくので、騙されず、忘れず、あきらめずに連帯してつながっていくことが大事なんだなと思いました。(女性。40代)

い箸討發茲わかりました。とても大事な話だと思います。一人一人が立ち上がらないと日本が崩壊すると思います。今日はお話ありがとうございました。(女性・50代)

グ打楡権の存命はメディアが守っている。戦争は軍事産業のためにウソから始まる。東電は原発再稼働に金をつぎ込み、電柱の補強を怠っている。沖縄には米軍基地があるから原発がない。必要のない電力会社のTV CMはメディアを抑え込むため。沖縄の米軍海兵隊は中国が脅威になった今グアムへ移転。それでも辺野古基地建設は自民の天下り先ゼネコンのため。消費税増税のたびにやってる法人税と富裕層の減税、これでチャラ。自民の得票大きくない選挙、5対3対2(棄権・自公・野党)の比率を変えよう。棄権を減らせば4対3対3、与野党伯仲になる!など「そうか!」「なるほど!」の連続でした。(女性・60代)

Α愧狼紊諒發方』ゆっくり読みます。(女性・60代)

Г話楽しく聞かせていただきました。今までで一番良かったように思います。九条の大切さ、世界の現状、と詳しく映像で示されて感動しました。ありがとうございました。(女性・70代)

╂治に憤りを感じながら諦めている自分がいます。日本という国が本当にきらいになってしまいます。救世主はいないのが?待っているだけでは現れませんよね。自ら動かないと。若者たちも巻き込んで!!(女性・60代)

本日はありがとうございました。身の危険を顧みず、勇気のある正義感あふれる行動に感動!国民の無関心さ反省あるのみ。この仲間一人でも多く増やし、アベお友達内閣をやっつけ、隠蔽ごっこ、嘘つきゲームから早くさよならしたい。

トークが面白い講師の方が多く、大変理解しやすいです。TVに情報を頼れない今、SNS が主な情報源になっている。赤旗など意識のあるメディアでも、西谷さんのようなトーク調の説明によれば、記事を理解しやすいかも。関心事は野党共闘の進め方をどうするか?野党が経済面の公約を打ち出せれば、投票率は優位に向上するのではないかと考える。れいわ、共産、社民は消費税半減に合意したが、野党の多数を占める立憲、国民が乗り気でないのが気がかりである。参院選の比例代表を見ても、組合に頼るしかないが、組合も大企業が多く、それに有利な公約となると現与党が優位となる。保守・リベラルが価値観の違う若者たちの票を獲得するのも重要だと考える。(男性・40代)

分かりやすい。最後の「地球の歩き方」の映像はとても楽しめた。「大ウソつきアベ政権は必ず倒されるべき。今後も分かりやすく、真実を伝える方の講演をお願いします。

西谷さんの講演、大変興味深く聞くことができました。フェイクニュースについて理解を深められました。ありがとうございました。(男性・50代)

操作されたメディアでなく、本当の情報を得られる機会がもっと増えるようになってほしい。この集まりに来る人は充分にわかっているからそれ以外の人に伝えるようになってほしい。(男性・50代)

マスコミが忖度しているのがよくわかる。国民がもっとアンテナを高く上げて政治に関心を持つことの必要性を強く感じた。もっとよく政治家を選ぶことが大切。沖縄には返還前と5年前、2度行っているが、嘉手納空港でのあの大きな爆音とひめゆりの塔が今も忘れられない。青い海と空の美しさが余計に悲しかった。同じ日本国民なのに、と強く思う。フェイクニュースに騙されない!(女性)

AかBか、ではなくCに目を向けよう。消費税の賛否を問うより、大企業に課税しろ!沖縄の基地の是非を問うより、普天間基地を閉じろ!このあまりにも明快な論理に「そうだそうだ」とうなづいた。(女性・60代)

 なお、参加者は51名。会員外の方が19名と多く来場くださった上に、この日2名が入会下さいました。うれしい限りです。
 そして会場でのカンパを22177円頂戴し、西谷さんが代表を務める「イラクの子どもを救う会」へも6500円のカンパをいただきました。12月お出かけになる際の支援にと託しました。みなさんの温かいお志に心から感謝いたします。ありがとうございました。

2019-10西谷さん



suzuka_9jyou at 20:51|PermalinkComments(0)

西谷文和さん講演録画

九条の会すずか第41回学習会(2019-10-27)
西谷文和さん講演録画
西谷流 地球の歩き方 〜紛争の現場から平和憲法を考える〜



西谷文和さんに関心を持たれた方はこちらもお勧めです。
「路上のラジオ」→https://bit.ly/32SXVLu



suzuka_9jyou at 07:54|PermalinkComments(1)学習会・行事報告 

2019年10月24日

西谷流 地球の歩き方

九条の会すずか第41回学習会

西谷流 地球の歩き方
〜紛争の現場から平和憲法を考える〜


 長年、紛争地の子どもらに寄り添い、そこに住む人々の目線の高さで現場を見つめて、戦争のリアルを取材し続けてきた西谷さんだからこそ見えてくるものがある。 そんな報道されない真実を分かりやすく映像で紹介するとともに、日韓関係、イランと米国、沖縄問題など、最新の話題についても語って下さいます。ここから見えてくる平和のつくり方を考えてみたいと思います。

お話:フォトジャーナリスト 西谷 文和さん
日時:1027日(日)
13時開場、13時30分開会、15時50分閉会予定
場所:ジェフリーすずか 3階ホール

入場無料・カンパ要請有

【プロフィール】にしたに ふみかず
1960年京都市生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、吹田市役所勤務を経て、現在フリージャーナリスト、イラクの子どもを救う会代表。2006年度「平和共同ジャーナリスト大賞」受賞。■著作に、『西谷流地球の歩き方』、『戦争はウソから始まる』、『こんなものいらない! 消費税、戦争、そしてカジノ』、「イラク 戦場からの告発DVD」、『報道されなかったイラク戦争』など多数。

九条の会すずか学習会2019-10西谷さんチラシ


suzuka_9jyou at 19:00|PermalinkComments(0)チラシ 

2019年08月26日

「戦争なんか大きらい!〜平和のメッセージ展2019〜」に来場ありがとうございました。

 開催は4回目、図書館で開催した「平和のメッセージ展」、あいにくの台風襲来で、初日は予定変更を余儀なくされましたが、今年も多くの皆さんのご来場ありがとうございました。
 展示をじっくりご覧になったお母さんが「もう一度」と言って退室。間もなく小学生の女の子を伴って再来場、「これ読んでみて」と展示の前で親子で話し合う姿はうれしいものでした。また受験勉強で来館中のの高3生が「何やってるのかな、と思って」と来場、大本営発表の勇ましい新聞記事を読みながら「この時実際は、日本軍の作戦は読まれていたんですよね」と詳しい知識を発揮、「数学の勉強より数倍勉強になりました」と。
 紙芝居、アニメ映画を身を乗り出してじっくり見てくれる子どもたち、戦争遺跡のパネルに「これはどこ?」と質問される方、「こんなにいろいろよく集めてくださいましたね」とねぎらってくださる方もあり、平和のメッセージが添付された俳句や絵画、写真などの作品の前でじっと鑑賞する姿もありました。
 「中学1年のおりの教科書は新聞紙のような質の大きな紙に印刷されたもので、それを家で切って糸で閉じて段ボールの表紙をつけたもんだ」とか「小学4年生の女の子でも千人針を頼まれて何枚も結び目を作りました」とか、会場を案内する係のスタッフが来場者から教えられることも多くあります。
 朗読劇「ぞう列車がやってきた」は、キャスト、映像・音響のみなさんのおかげで、本番が最高の出来でした。会場からは「東山動物園のゾウだけ生き残ったなんて知らなかった」との声も。
 そして18日、加藤さんの戦争体験「戦争中に起きた大地震と津波」は、約60名でほぼ満席の会場。東南海地震とその後の津波の影響で、わずか1月ほどの間におばさん、生まれたばかりの従弟、そして妹と大切な人を次々失ったことを静かに語る加藤さんにみな耳を傾けました。「天災はしかたないが、戦争という人災は避けられる」との加藤さんの最後のことばが心にしみた、との声が多くありました。
 「また戦争なんて起こったら、息子が兵隊にとられる年になったので、一層平和を守る必要を感じる」というお母さん、「来年もやるんですか?また来たいです」という学生さん、「去年も来た」「これで3回目」という家族、継続の意義を感じます。
 4日間の来場者は大人263名、こども(小学生以下)95名 スタッフ45名(延べ人数)で
合計403名でした。暑い中ご尽力くださった皆さんに心から感謝いたします。ありがとうございました。

「戦争中に起きた大地震と津波」 加藤二三子さんの戦争体験 
 ワラ人形を竹槍で突く訓練をしていた小学4年の12月に、東南海地震に遭遇。
5年生の8月終戦、5,6年生は黒塗り教科書で学ぶ日々。第1回の国民学校入学生であり、卒業生でもある加藤二三子さんは、中学に入学して1年の2学期に「あたらしい憲法のはなし」を与えられた。うれしかったのは「戦争放棄」と「基本的人権」。空襲に脅えることがなくなり、女だからと馬鹿にされることもないんだ、と。
 9歳、4年生。5限目の裁縫の授業中、大きな揺れが襲った。素足で2階にある教室を飛び出したが、階段の板壁も落ちており、降りられる場所を探して回る。運動場は幾筋もの地割れ、歩くのも怖い。「浜へ行けば地割れはないぞ」の声に、すぐ「潮が引き出した。津波が来るぞ。山へ登れ!」の声。
 画鋲の刺さったままの足で、山を駆け上った。振り返ると海が盛り上がった。屋根をつけたままの家が流されていく。子ども同士固まって泣いていた。
 山の中で家族が探し出してくれた。ちょうど叔母が出産で、家で母が世話をして
おり、産後間もない体で避難していたが、12月の山の冷え込みは厳しく、生まれた赤ちゃんの顔は紫色になって、動かなかった。山中駆け巡って医師を探してしてもらったが凍死だった。小さい津波が続くので、1週間ふもとに降りられず、弔いもできなかった。
 その叔母も産褥期に山へ避難していたため、高熱を出した。しかし、紀伊長島では
若い医師はみな軍医にとられ、残るのは老医師と女医だけ、手当も十分ではない。尾鷲の病院へ運んだが、ここにも医療物資は届かず、結局亡くなった。戦争さえなければ、と母は怒り、泣いた。
 そんな私たちの頭上を、毎日連隊を組んだ米軍機が飛んだ。潮岬から大阪へ名古屋へと爆撃に攻撃機だった。途中で紀伊半島にも爆弾を落とす。寒空に防空壕へ逃げ込む日が続き、濡れて防空壕に隠れていた妹は肺炎で死んだ。「ごめん、ごめん、母ちゃんが殺してしもうた。弾に当たらへんのに雨にあてて死なせてしまった」と母は悔やんで泣いた。
 戦時下に起きたこの東南海地震は、軍部による情報統制により、「隠された地震」ともいわれる。天災に戦争という人災が重なると悲惨、と加藤さんは語る。

来場者の皆さんがゾウに書いてくださった「平和のメッセージ」を紹介します。
(絵もたくさん描いてもらったのだけど、ここでは文章だけね。)

○ずっと平和で子どもたちが笑顔でいられますように。
○「不自由展」がつぶされた。自由の侵される世の中。人々の中にある偏狭なナショナリズムにどう抗うか。
○ぞうも生きたかったし、父も兄もそして妹も生きたかったのに、戦争はその思いを踏みにじったのです。
○平和だから「石取祭」ができる!
○子どもたちの未来に平和な社会を届けましょう。
○平和のありがたさ、大切さを改めて感じさせられました。
○「この世界の片隅に」の上・中・下3巻と映画を観た一人です。別件で図書館に来たのですが、とてもよい企画展に巡り会えたと思います。
○ゾウ2頭が生き残った動物園、ゾウを守り通した人たちのことをわすれません。
○平和が一番!!
○せんそうのないせかいへいわ。
○ゾウを殺すな、犬も殺すな。人を殺すなんてもっとダメ!
○平和がいいね!
○一人一人みな環境も違えば考えも違う。十人十音。いがみ合わず、寄り添わなきゃ、何も生まれない、何も始まらないんじゃない!!戦わず。寄り添って笑顔で語ろう。それが平和への第1歩じゃないかなあ。未来へ。 ゆーみん
○ぜんぶのどうぶつえんがへいわだとおもったけどちがう。のぞみ
○世の中辛いこと、悲しいことたくさんあるけど、戦争はダメ。人間が作る戦争が一番ダメ。今ある幸せを。
○戦争反対。
○ハルノートをもらえば、永世中立国スイスも戦争する〜パール判事
○今も世界で起こっている戦争、今も世界で生じている貧困。2発の原爆を受けた日本。日本こそが世界の平和に寄与してほしい。J
○平和な国、日本を守ろう。子供たちの未来に戦争が忍び寄っています。絶対守ろう9条!○平和はいいな〜。世界中に平和がいっぱいになることを祈ります。
○自由と平和の大切さ、いつもみんなで話し合いましょう。
○せんそう反対。人々の命をうばったこと、おおくのひとをうしなってしまい悲しい。
○私の子どもも孫もひ孫も、その次の世代も毎日笑っておいしいご飯を食べられますように。
○平和が一番!戦争はさいあく!RK
○えいが、めっちゃおもしろかったよ
○へいわいいな、いつまでもへいわをねがう。
○やさしいへいわがいいね。3年 ゆうな
○世界の宝憲法9条。平和っていいね。
○戦争は人災。戦争のない平和な社会に。加藤
○戦争のない平和な日本が続きますように。世界から戦争がなくなりますように。
○戦争のない今の時代が平和でよかったです。
○「戦争できる国」になりませんように。
○ぞう列車よ、僕らの平和の未来へ、さあ、一緒に乗って!HS
○すくすくと子どもが育つ平和、それがすべて!
○平和がいつまでも続きますように。
○せんそうはこわい。
○笑っていたお地蔵さんが原爆が落ちてすごく怒ったのを見て涙がでそう。(おこりじぞう)平和を祈って。
○かわいそうだったです。
○あの時代に戻してはならない。YOSHIDA
○加藤二三子さんの話、興味深く聞かせていただきました。私も東南海地震と三河地震を5歳6歳の時に体験したので、そのころのことを生々しく思い出しました。当時母の実家のある渥美半島に疎開していましたので、地震の激しさ恐ろしさを実体験したのでした。糸柳
○平和は祈るだけでなく、戦争の芽を摘まなきゃダメ。貧困、差別、暴力など、戦争の種が蒔かれてしまった今.
平和のメッセージ展2019
2019-8-20中日鈴亀


suzuka_9jyou at 18:36|PermalinkComments(1)学習会・行事報告 

2019年08月12日

戦争なんか大きらい!〜平和のメッセージ展 2019〜

戦争なんか大きらい!
〜平和のメッセージ展 2019〜

日時:8月15日(木)〜19日(月)午前10時〜午後4時(金曜日は休刊日)
会場:鈴鹿市立図書館2階視聴覚室


 「九条の会すずか」がお届けする、手づくりの「平和のメッセージ展」も4回目となりました。石垣りんさんのことば「戦争の記憶が遠ざかるとき戦争がまた私たちに近づく」を胸に刻みながら、今年もまた戦争の記憶と記録を語りつぎ、平和な暮らしのすばらしさと、平和への願いを若者たちと共有したいと思います。みなさんのご来場を心よりお待ちしています。

●展示
・市民による書・絵・写真・版画・絵手紙・俳句などの平和のメッセージ作品展
・戦時品、戦時中の暮らしと学び
・鈴鹿にも戦争があった(資料提供:鈴鹿の戦争遺跡を保存・平和利用する市民の会)

●戦争体験を語る
「戦争中におきた大地震と津波」お話/加藤二三子さん
 1944年敗戦濃厚となった12月の東南海地震、熊野灘沿岸には8〜10mの津波が襲い、総死者は1223名にも達しました。戦時下だったためその報道は抑えられ、「隠された地震」とも言われています。加藤さんの自宅は天井まで水に浸かり、住民は山へ避難したものの、報道管制で救援物資も届かなかった体験から、「天災に戦争という人災が重なると悲惨」と語ります。

●朗読劇「ぞう列車がやってきた」
 戦争中たくさんの動物が殺されました。20頭いたゾウも残ったのは名古屋の東山動物園の2頭だけ。戦後、ゾウに会いたいという子供たちの願いで、全国各地から子供たちを乗せた「ぞう列車」が東山動物園へ走りました。

●アニメ映画上映
●紙芝居だよ、よっといで
●絵本読みきかせ

平和ののメッセージ展2019ポスター


suzuka_9jyou at 20:00|PermalinkComments(0)チラシ 

2019年07月29日

第40回学習会報告

2019年7月20日(土)ジェフリーすずか・ホール
子ども映画会「ぞう列車がやってきた」

「ぞう列車がやってきた」上映会へようこそ!
戦前の日本には上野動物園・天王寺動物園・東山動物園の3園に合計20頭のゾウがいました。でも戦争が激しくなり、空襲で逃げ出すことが心配されて「戦時猛獣処分令」によって次々殺されて、残ったのは東山動物園の2頭だけになりました。戦後、この残ったゾウ、マカ二ーとエルドに会いたいという子供たちの熱い願いが、大人たちを動かしました。1949年、特別列車「ぞう列車」に乗って、大阪・京都・草津・埼玉・千葉・石川・福井・津など全国各地から子どもたちが東山動物園に向かいました。この映画は、その実話にもとづいて小出隆司さんによって書かれた原作を映画化したものです。
動物園にはたくさんの動物がいます。当たり前のようですが、そうでない時代がありました。あの太平洋戦争の時代です。人間の勝手な都合で、多くの動物が殺されました。東山動物園でも、戦争を生き抜いたのは279種961点のうち、ゾウ2頭・チンパンジー1頭・鳥類が23羽だけでした。それにしても厳しい戦時下で、東山動物園のゾウだけがなぜ守り抜かれたのでしょうか?それは何よりも、園長のゾウへの限りない愛情と、軍部や警察に対しての必死の説得や、多くの職員の努力があったからです。軍馬用のエサであったフスマを、配給も止められていたゾウのエサにと、獣医が無言の支援もしてくれたのでした。
戦争は、いつも子供や女性など弱いものを最大の犠牲者にします。そして、何の罪もない動物も犠牲になるのです。動物園にたくさんの動物がいることは、平和であることの証です。動物園は平和のシンボルと言えるでしょう。戦争で夢の希望もなくした人びとが、「ゾウに会いたい」という子供たちのために列車を走らせることこそ、平和を取り戻す取り組みだったと言えるでしょう。

ハラハラドキドキの初企画
 「9条の会すずか」初の企画、夏休み初日の子ども映画会。ハラハラドキドキの開場でしたが、なんと参加者49名。(大人30名+子供19名)おまけに2名の新入会員も迎えました。
小さな子も80分の映画を最後までしっかり見てくれました。うれしいです。
 戦争はいつも女性や子どものような弱者を犠牲者にしますが、かつてこうした動物も犠牲になっていたことを知って、平和を守り抜くことの大切さを感じ取ってもらえたことと思います。
 広報活動にもっと工夫を加え、夏休み恒例の行事にできるといいなと思っています。会場カンパ1,960円をいただきました。ありがとうございました。

みなさんからの感想を紹介します。
,擦鵑修Δ任い辰僂い匹Δ屬弔ころされたけど、なごやのぞうはいきのびて、とうきょうのこたちが、ぞうれっしゃでぞうを見るのをたのしみにやってきて、よかったです。

∪鐐茲鮹里蕕覆た佑燭舛ほとんどになってしまった今(親の私たちも)子どもたちにこういった機会に少しずつ教えていけたらいいなと思いました。今日はありがとうございました。(女性・40代・図書館チラシ)

戦争の話を昔ほど聞くことが亡くなった子供たちにはよい話でした。本当に戦争は恐ろしいものだと思いました。

だ鐐茲論簑个縫ぅ笋澄(男性・20歳以下・図書館チラシ)

イ海留撚茲鮓たのは今回で2回目です。再度見てみるとこんな場面があったのかと思いました。やはり1回では覚えていないことが多々あるなと思った次第です。これからも続けてください。(男性・50代・チラシ)

Δ擦鵑修Δ鬚靴覆い茲Δ砲靴討曚靴い任后

Г召Δ鬚燭垢韻蕕譴討茲った。(男の子・知人)

┻磴韻泙靴拭子供たちと一緒に見られてよかったです。(女性・40代・知人)

おもしろかったです。ぞうさんたすけられてよかった。(女の子・知人)

おとこのこがあしをなくしたからかわいそうやなとおもいました。

こんな風に動物を守っていた話があることを知りませんでした。こんな思いを子どもたちにさせたくはありません。

平和を感じました。(男性・70以上・チラシ)

久しぶりに童心にかえることができました、ありがとうございました。(女性・70以上・チラシ)

とてもよかった。戦時中は国家総動員法で動物園も軍部の命令によりひどい目にあわされたのだとわかりました。(男性・70以上・案内のチラシ)

動物園で多くの動物を楽しめるということが平和の証、本当にそう思いました。(女性・40代・図書館チラシ)

按纏圓らもぞう列車が出て、東山動物園へ連れて行ってもらった方が今もいらっしゃることを会場のパンフレットで初めて知りました。戦争は遠い昔の出来事だと思っていましたが、そうではないのですね。こうして語りつがれることの大切さを痛感します。(女性・60代・知人)

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suzuka_9jyou at 12:30|PermalinkComments(0)学習会・行事報告