2008年01月
2008年01月24日
人生観を揺さぶる、Ｃ・オバービーさん（８）
日本国憲法９条を信奉し、実践する活動家,米国の超人----オバービーさん
是非お読みください。貴方の人生観を揺さぶる・・・
（８）
定年をはるか昔に迎え、諸々の責任から解放され、自由時間を持てるようになるとおのずと、現在のみならず過去･未来へと視野が広がります。その結果、「ことによったら自分の考えていることは、間違いかもしれない」と考えるのは、枯淡の境に達したからではなく、いわんや人格が円熟したわけでもありません （その証拠に、今でも魅力ある女性をみると、よこしまな情に囚われる！ほんと）。いやいや違う。過去の経験を振り返り、自分が正しいとして、行動したり考えたりしたことが、後でつくづく考えてみると、実は間違っていたという事実を、幾つも体験しての厳粛なる結果からです。
平和、反戦、人命や人間生活の尊重という私の哲学の中枢を占めている部分にすら、時に「ことによったら“間違い”かもしれない」と思ったりする。自分の思索のアキレス腱を探し、それを補強するにための思考を懸命に展開する、といったことがよくあります。
面白いことを発見した。私の経験からいうと、平和・反戦を説く著名な学者先生方から明解な答えを頂いたことはない。軍事力の必要性を固く信じている方との議論のほうがはるかに得るものが多い。１２月の始めに東京へ行き、昔の上司達とも９条や軍備の話を一杯やりながら交わしたが、本気で軍備の重要性、戦争の必要悪を信じる人達に、国家の為にと称して（嘘の場合多し）人命を犠牲にすることの過ちを、如何に納得させるか。長い経験を積み、事実、社会のためにいい仕事をしてきた、今でも尊敬している元上司や先輩に「そうはいっても日本が丸腰になったら、近隣国は必ず攻めて来る。それでもいいの？」と言う（恐らく原初的な）質問に対し、納得してもらえるようにこちらの意見を述べるのは非常に難しい。でもこれが出来ないと、現在の行詰り状態から脱却できない。高名な学者先生の意見を聞いているだけでは問題は解決しない。 オバービーさんは行動しようとしている。オバービーさんの北朝鮮問題についての意見を聞きましょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まだまだアメリカ側の悪いニュース―米国の国家安全保障戦略とゴロツキ国家化
[21] これらのアメリカの行動と国際上の取り決めに違反するやり方はアメリカ合衆国国家安全保障戦略（NSS）が“ゴロツキ国家”つまり、国際条約違反をする国家について言ったことを思い出させる。貴方がこの31ページに及ぶ、9/11悲劇の一年後に発行された冊子“NSS”をまだ読んでないのでしたら、是非お読みになることをお薦めいたします。この冊子の中にはブッシュ政権の傲慢にして、先制的で一方的な現在までの行動がリストアップされている。貴方のコンピューターの検索エンジンに“National Security Strategy of the United States of America”とインプットすれば入手できるでしょう。
[22] このNSSの章Vページ14はゴロツキ国家の特徴の幾つかが記されている。--つまり､我々に害を与えようとする国々であると。“それらの国々は国際法を無視し、その近隣国を脅かし、自らが加わっている国際法を、顧みることなく違反する国のことを指す。”これはもうあきれ果てて言う言葉に詰まるが、アメリカ合衆国そのものを指している。このことを理解する為に、最近のアメリカの自らそのメンバーである国際法および国際条約違反をほんの二、三挙げてみよう。[1]
包括的(核)テスト禁止条約（アメリカはこの条約を批准しなかった。そして現在も先制攻撃用深地下攻撃の為のミニ核兵器製造を計画している―これは再び核保有国の一連の核テストを再開させる可能性が高い。）；[2] 地雷禁止条約；[3]化学武器に関する協定；[4]生化学武器議定書；[5]対バリスティック･ミサイル条約（ブッシュは自国のミイエル防衛システムを推進する為にこの条約から一方的に脱退した）；[6]少年兵議定書；[7]国際犯罪法廷；[8]小型武器実施計画；[9]京都議定書；[10]核拡散防止協定(NPT)12
＜ページ12の4＞
さらにアメリカと日本の悪いニュース―北朝鮮
[23] 日本におられる貴方は北朝鮮に、貴方を怒らせる事件に特殊な関心を持っていることを私は知っています。その内の二つについて話しましょう。---[1] かなり昔起きた北朝鮮による日本人の非常識な拉致事件です。[2]北朝鮮における核爆弾とミサイルの開発です。後でこの２つの件についてすぐ触れますが、まず始めに北朝鮮の不安定とは何かを検討いたします。北朝鮮が有する不安定さのかなりの部分は、その原因は半世紀にわたるアメリカの政策から来ていると考えます。
どうぞ私のウエブ・サイト（www.article9society.org）を見て下さい。そこに、北朝鮮に関する他の文献にある詳細が記されています。特に2003年と2005年の私の日本訪問時に記した文献を見て下さい。
[24] アメリカ合衆国はこの“経済的に非常に貧しい国、北朝鮮”を半世紀にわたり、核による威嚇を含め、脅かし続けてきました。1953年7月27日の休戦にかわる平和協定を北朝鮮と、腰を据えて友好的に策定することを拒否しながらです。アメリカは元韓国キム･ダエ･ジュン大統領の希望に満ち、且つ創造的な北朝鮮と前進的に取り組もうとする、いわゆる“太陽政策”に余り協力的ではなかった。核による威嚇よりも、創造的な北朝鮮との取り組みを継続しようとするキム･ダエ･ジュン大統領の後継者であるロー･ムー・ヒュン大統領にも協力的ではなかった。比較的少数の例を除き、アメリカの北朝鮮に対する政策は、常に暴力による威嚇の一つであった。
[25] この概して変わることのない暴力の威嚇によるアメリカの対北朝鮮政策の唯一つの例外は、1994年に元ジミー･カーター大統領が行った“合意されたフレームワーク”と呼ばれたいわば北朝鮮との取引である。この取引は確かに後のクリントン政権には渋い顔をされたことも事実ではあるが。いずれにせよこの取引の内容は北朝鮮が核を保有するという野心を棚上げにすれば、アメリカも北朝鮮に対する外交態度を幾つかの点で変えようというものである。いわゆる北朝鮮問題は非常にゆっくりとした歩調ではあったが、ある種の非暴力的な解決に向かって進んでいた---しかし2000年になり、新大統領ブッシュが政権に就き、彼のネオ--コン･マン達が登場した。その中でも、ネオ-コンの最も過激な理論派であるジョン・ボルトンが“兵器制限および国際安全保障担当”13国務次官に就任した。即座にアメリカの対北朝鮮政策は激変され、2002年10月に合衆国は1994年の“合意されたフレームワーク”に基づくその義務において、ごまかしをしたとして北朝鮮を非難した。北朝鮮に対して、今迄よりも攻撃的態度を示すようにさせたブッシュ政権による2002年10月の非難については、否定的な議論もかなりある。ある専門家達はそれが不確定な、恐らくイデオロギー的に色付けされた機密情報にもとづいていると感づいている。それは丁度、サダム・フセインが核兵器を保持しているが（･･･結局核兵器などなかった。）故に“ショック＆恐怖”戦を正当化しようとしたデマ情報と同じようなものである。
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つづく（翻訳とコメント―重田隆康）
是非お読みください。貴方の人生観を揺さぶる・・・
（８）
定年をはるか昔に迎え、諸々の責任から解放され、自由時間を持てるようになるとおのずと、現在のみならず過去･未来へと視野が広がります。その結果、「ことによったら自分の考えていることは、間違いかもしれない」と考えるのは、枯淡の境に達したからではなく、いわんや人格が円熟したわけでもありません （その証拠に、今でも魅力ある女性をみると、よこしまな情に囚われる！ほんと）。いやいや違う。過去の経験を振り返り、自分が正しいとして、行動したり考えたりしたことが、後でつくづく考えてみると、実は間違っていたという事実を、幾つも体験しての厳粛なる結果からです。
平和、反戦、人命や人間生活の尊重という私の哲学の中枢を占めている部分にすら、時に「ことによったら“間違い”かもしれない」と思ったりする。自分の思索のアキレス腱を探し、それを補強するにための思考を懸命に展開する、といったことがよくあります。
面白いことを発見した。私の経験からいうと、平和・反戦を説く著名な学者先生方から明解な答えを頂いたことはない。軍事力の必要性を固く信じている方との議論のほうがはるかに得るものが多い。１２月の始めに東京へ行き、昔の上司達とも９条や軍備の話を一杯やりながら交わしたが、本気で軍備の重要性、戦争の必要悪を信じる人達に、国家の為にと称して（嘘の場合多し）人命を犠牲にすることの過ちを、如何に納得させるか。長い経験を積み、事実、社会のためにいい仕事をしてきた、今でも尊敬している元上司や先輩に「そうはいっても日本が丸腰になったら、近隣国は必ず攻めて来る。それでもいいの？」と言う（恐らく原初的な）質問に対し、納得してもらえるようにこちらの意見を述べるのは非常に難しい。でもこれが出来ないと、現在の行詰り状態から脱却できない。高名な学者先生の意見を聞いているだけでは問題は解決しない。 オバービーさんは行動しようとしている。オバービーさんの北朝鮮問題についての意見を聞きましょう。
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まだまだアメリカ側の悪いニュース―米国の国家安全保障戦略とゴロツキ国家化
[21] これらのアメリカの行動と国際上の取り決めに違反するやり方はアメリカ合衆国国家安全保障戦略（NSS）が“ゴロツキ国家”つまり、国際条約違反をする国家について言ったことを思い出させる。貴方がこの31ページに及ぶ、9/11悲劇の一年後に発行された冊子“NSS”をまだ読んでないのでしたら、是非お読みになることをお薦めいたします。この冊子の中にはブッシュ政権の傲慢にして、先制的で一方的な現在までの行動がリストアップされている。貴方のコンピューターの検索エンジンに“National Security Strategy of the United States of America”とインプットすれば入手できるでしょう。
[22] このNSSの章Vページ14はゴロツキ国家の特徴の幾つかが記されている。--つまり､我々に害を与えようとする国々であると。“それらの国々は国際法を無視し、その近隣国を脅かし、自らが加わっている国際法を、顧みることなく違反する国のことを指す。”これはもうあきれ果てて言う言葉に詰まるが、アメリカ合衆国そのものを指している。このことを理解する為に、最近のアメリカの自らそのメンバーである国際法および国際条約違反をほんの二、三挙げてみよう。[1]
包括的(核)テスト禁止条約（アメリカはこの条約を批准しなかった。そして現在も先制攻撃用深地下攻撃の為のミニ核兵器製造を計画している―これは再び核保有国の一連の核テストを再開させる可能性が高い。）；[2] 地雷禁止条約；[3]化学武器に関する協定；[4]生化学武器議定書；[5]対バリスティック･ミサイル条約（ブッシュは自国のミイエル防衛システムを推進する為にこの条約から一方的に脱退した）；[6]少年兵議定書；[7]国際犯罪法廷；[8]小型武器実施計画；[9]京都議定書；[10]核拡散防止協定(NPT)12
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さらにアメリカと日本の悪いニュース―北朝鮮
[23] 日本におられる貴方は北朝鮮に、貴方を怒らせる事件に特殊な関心を持っていることを私は知っています。その内の二つについて話しましょう。---[1] かなり昔起きた北朝鮮による日本人の非常識な拉致事件です。[2]北朝鮮における核爆弾とミサイルの開発です。後でこの２つの件についてすぐ触れますが、まず始めに北朝鮮の不安定とは何かを検討いたします。北朝鮮が有する不安定さのかなりの部分は、その原因は半世紀にわたるアメリカの政策から来ていると考えます。
どうぞ私のウエブ・サイト（www.article9society.org）を見て下さい。そこに、北朝鮮に関する他の文献にある詳細が記されています。特に2003年と2005年の私の日本訪問時に記した文献を見て下さい。
[24] アメリカ合衆国はこの“経済的に非常に貧しい国、北朝鮮”を半世紀にわたり、核による威嚇を含め、脅かし続けてきました。1953年7月27日の休戦にかわる平和協定を北朝鮮と、腰を据えて友好的に策定することを拒否しながらです。アメリカは元韓国キム･ダエ･ジュン大統領の希望に満ち、且つ創造的な北朝鮮と前進的に取り組もうとする、いわゆる“太陽政策”に余り協力的ではなかった。核による威嚇よりも、創造的な北朝鮮との取り組みを継続しようとするキム･ダエ･ジュン大統領の後継者であるロー･ムー・ヒュン大統領にも協力的ではなかった。比較的少数の例を除き、アメリカの北朝鮮に対する政策は、常に暴力による威嚇の一つであった。
[25] この概して変わることのない暴力の威嚇によるアメリカの対北朝鮮政策の唯一つの例外は、1994年に元ジミー･カーター大統領が行った“合意されたフレームワーク”と呼ばれたいわば北朝鮮との取引である。この取引は確かに後のクリントン政権には渋い顔をされたことも事実ではあるが。いずれにせよこの取引の内容は北朝鮮が核を保有するという野心を棚上げにすれば、アメリカも北朝鮮に対する外交態度を幾つかの点で変えようというものである。いわゆる北朝鮮問題は非常にゆっくりとした歩調ではあったが、ある種の非暴力的な解決に向かって進んでいた---しかし2000年になり、新大統領ブッシュが政権に就き、彼のネオ--コン･マン達が登場した。その中でも、ネオ-コンの最も過激な理論派であるジョン・ボルトンが“兵器制限および国際安全保障担当”13国務次官に就任した。即座にアメリカの対北朝鮮政策は激変され、2002年10月に合衆国は1994年の“合意されたフレームワーク”に基づくその義務において、ごまかしをしたとして北朝鮮を非難した。北朝鮮に対して、今迄よりも攻撃的態度を示すようにさせたブッシュ政権による2002年10月の非難については、否定的な議論もかなりある。ある専門家達はそれが不確定な、恐らくイデオロギー的に色付けされた機密情報にもとづいていると感づいている。それは丁度、サダム・フセインが核兵器を保持しているが（･･･結局核兵器などなかった。）故に“ショック＆恐怖”戦を正当化しようとしたデマ情報と同じようなものである。
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つづく（翻訳とコメント―重田隆康）
2008年01月23日
2008年01月05日
第１４回学習会のお知らせ
平和憲法を戦争する憲法に変えようとする動きが強まっています。戦争について考えてみましょう。
九条の会すずか 第１４回学習会
2008年２月17日(日)
午後1時30分開場､２時開会
鈴鹿市文化会館 さつきプラザ
（中央道路 鈴鹿市立図書館北）
参加費無料。どなたもお気軽にご参加下さい。
〜私の戦争体験記�ァ�
第二次大戦中に 日本軍が中国で犯した 戦争犯罪の実態！
中国に対する謝罪と 次世代の人々への責務と考え ８６才の いま語る｡
私は終戦後11年間、ソ連、中国に抑留され、特に中国での戦犯拘留生活の中で、日本の行なった戦争は侵略戦争であり、ここで行なった行為は、取り返しのつかない戦争犯罪行為であったことを知りました。
戦争は、それを実行した兵士の一人ひとりに終生消すことのできない罪の意識を背負わなければならないことを知りました。
お話
元鈴鹿商工会議所専務理事
西口政一さん
ご高齢のため、事前にビデオ録画しています。
【西口政一さんの略歴】
大正10年、鈴鹿市若松に生まれる
昭和17年1月、久居第33連隊入隊(20歳）
12月､関東軍憲兵教習隊第11期生(500人)入隊
昭和18年6月、憲兵教習隊卒業、憲兵兵長
昭和19年7月、憲兵伍長昇任
昭和20年、敗戦によりソ連に抑留される(24歳）
昭和25年、ソ連から中国に移管される(29歳）
昭和25年、撫順戦犯管理所に収容される
昭和31年7月、中国特別法廷にて起訴免除
昭和31年8月3日、興安丸にて帰国(35歳）
2008年01月03日
世話人会のお知らせ他
●１月度の世話人会を下記のとうり行います。
皆さんの出席をお待ちしております。
場所：神戸公民館ホール
日時：１月１６日（水曜日）ＰＭ ７：００より
●第１４回学習会の予定です。
＜＜私の戦争体験記�ァ筺�
日時：2月17日(日) 午後1時30分開場､２時開会
会場：鈴鹿市文化会館さつきプラザ
お話：西口政一さん（元鈴鹿商工会議所専務理事）
※ご高齢のため、事前にビデオ録画しています。
第二次大戦中に 日本軍が中国で犯した 戦争犯罪の実態！
中国に対する謝罪と
次世代の人々への責務と考え
８６才の いま語る｡
●「九条の会すずか」設立３周年
日時：４月２０日(日)午後
会場：鈴鹿市文化会館けやきホール
記念講演：小森陽一さん
（「九条の会」事務局長・東京大学大学院総合文化研究科教授）
[主な著書]
『漱石を読みなおす』（ちくま新書，１９９５年）
『最新 宮沢賢治講義』（朝日選書，１９９６年）
『小森陽一、ニホン語に出会う』（大修館書店，２０００年）
『歴史認識と小説―大江健三郎論』（講談社，２００２年）
『天皇の玉音放送』（五月書房，２００３年）
『レイシズム』（岩波書店，２００６年）
皆さんの出席をお待ちしております。
場所：神戸公民館ホール
日時：１月１６日（水曜日）ＰＭ ７：００より
●第１４回学習会の予定です。
＜＜私の戦争体験記�ァ筺�
日時：2月17日(日) 午後1時30分開場､２時開会
会場：鈴鹿市文化会館さつきプラザ
お話：西口政一さん（元鈴鹿商工会議所専務理事）
※ご高齢のため、事前にビデオ録画しています。
第二次大戦中に 日本軍が中国で犯した 戦争犯罪の実態！
中国に対する謝罪と
次世代の人々への責務と考え
８６才の いま語る｡
●「九条の会すずか」設立３周年
日時：４月２０日(日)午後
会場：鈴鹿市文化会館けやきホール
記念講演：小森陽一さん
（「九条の会」事務局長・東京大学大学院総合文化研究科教授）
[主な著書]
『漱石を読みなおす』（ちくま新書，１９９５年）
『最新 宮沢賢治講義』（朝日選書，１９９６年）
『小森陽一、ニホン語に出会う』（大修館書店，２０００年）
『歴史認識と小説―大江健三郎論』（講談社，２００２年）
『天皇の玉音放送』（五月書房，２００３年）
『レイシズム』（岩波書店，２００６年）
人生観を揺さぶる、Ｃ・オバービーさん（7）
日本国憲法９条を信奉し、実践する活動家,米国の超人----オバービーさん
是非お読みください。貴方の人生観を揺さぶる・・・
（7）
このホームページをお読みくださる皆さん。明けましてオメデトウございます。今年は少しでもいいから明るい年になることを祈りましょう。昨年は初めから終わりまで、いたるところで暗澹たる気持ちにさせる事件の連続でした。人間の社会に未来があるのかと疑いたくなるような一年でした。政治家、官僚、大学教授、民間企業、すべて“品格”のない醜悪さを露呈しました。 しかし、これは新聞種になる人達だけが“悪”なのではなく、私を含めての一般市民全ての“浅薄さ”の反映なのでしょうね。
前の記事で書いたように、私はシンガポールの上級外交官と鈴鹿で会いました。アジア諸国の国際関係、今後の動向、戦争に対する考え、日本の憲法９条、アジア諸国の今後のあり方等々大いに語り、議論するつもりでしたが、全くの失敗に終わりました。・・・・何故か？
彼の名はタン･ハンセン。 シンガポール大学を首席で卒業したエリート。現在シンガポール外務省の外交サービス部部長（中近東、北アフリカ担当-偶然ながら私のホンダでのテリトリーと同じ）
中国をどう見るか？から議論を始めた。「中国の最大関心事は台湾問題と経済発展。特に例を見ない貧富の格差は中国の命取りにもつながる、---天安門事件という前例もあり」近隣国に対する現在は軍事的脅威ではあり得ない。日本はどうか？日本がアジア諸国への軍事的脅威？などとは誰も考えない。---というような話しを重ねているうちに、一杯目のジョッキが効いてきて、二杯目になると、私は言ったものだ。「シンガポールの女どもはなかに凄い美人がいるが、多くはbusuだ。」ハンセン曰く「日本は神戸（カンベならずコウベ）には美人が多いが、三重県は特に悪い。俺は神戸でかみさんハントをすべきだった。」「何をぬかす。四日市の“佳世ちゃん”と結婚したい。助けてくれと泣きついて来たのは誰だ。」 これではアジア圏の外交関係を議論する環境とは程遠く、大笑いで終わる。酔いが覚めてから、今年シンガポールで専門家も呼んで“真面目な”議論の続きをすることにした。彼も次は何処か油産国に“大使”で出向くことになるだろう。シンガポールにとっても円滑なオイルの輸入は死活問題である。責任重大。グッド・ラック！！！
オバービーさんの９条への思い入れが続きます。お読みください。 違った９条が見えてきます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
加えて悪いニュース―US製品
[11] 現在米国政府は9条を抹殺すべく日本政府に直接的、間接的に圧力をかけ、世界のいたるところで発生する殺戮の場に日本兵を送り込めるようにしようとしています。日本の新しい保守政権の首相安倍は戦争の実態については無知といってよいでしょう。彼は第二次世界大戦後に生まれ、日本の主要都市が爆弾で全滅し、真平らになってしまうということの意味合い、加えて広島、長崎が核兵器で消滅してしまうことを実態として理解していません。安倍は現在憲法9条を排除し、それにより自由にアメリカに合同して世界中で--悲しきかな、そこには軍事的解決の全くないようなところですら--軍事力を振りまわそうとしています。
[12] 勿論、我々合衆国は愚かにも日本の戦争を、永久的に自分の軍事行動の一部として采配を振るおうとしています。一方、アジアの諸国は今何が起きていることに甚大な関心を寄せ、日本が9条を破棄することに対応して、軍事予算を増強する準備をしています。如何なる観点から見ても、シャルマー・ジョンソンのような学者が主張し、私もそれに賛同しているように、憲法9条は日本の近隣国に対する、日本の近隣国に対する甚大にして意義深い“謝罪”であり、更に第二次大戦中に日本がとった戦争中の行状に対する地球という惑星上の全ての人類に対する“陳謝”もあるわけです。この憲法9条の持つ世界への“陳謝”という意味合いは、如何なる強力な国家が今まで長い間成し得なかったことであり、--アジア地域での安定に深遠な貢献をしているのです。
[13] 日本の憲法9条を“殺す”という意図と、その結果アジアに起きるであろう新しい軍備増強競争は、皆さんがお金を儲けようと思っていたら、アメリカの軍需産業の株をすぐ買うことをお奨めします。ブッシュ政権の北朝鮮3に対する傲慢で、一方的な対外軍事行動はもう既にレイセオンのようなアメリカの会社をたっぷり儲けさせています。アメリカ合衆国は最近（06年夏）日本政府にレイソン社のパトリオット迎撃ミサイルを日本のいわゆるバリスティック･ミサイル防御壁の為に80基以上提供することを申し出で、日本はそれを購入することに合意したようです。レイソン社の株主達はこのニュースで内心ほくそえみながら、銀行への道を急いでいるでしょう。
まだまだ悪いアメリカ側ニュース―オイル資源戦争
[14] アメリカは現在、アメリカ政府製のゲッベルス（ナチス）方式を使った、先制的（しかも大半はオイルがらみの）ハイテク“ショック＆恐怖”戦争をイラクに仕掛けています。このオイル戦争での行動は傲慢にも真実の問題4を露呈していません。---即ち、アメリカの、世界の許されがたい、惨めなほどにまずく設計された資源浪費型、環境汚染型、地球温暖化技術システムです。
我々は在来のそれに比較して徹底的に改良された、よりきれいな代替エネルギー源を含む---技術システムを研究し、開発し、生産し、輸出することを積極的にしていないのです。よりきれいな代替エネルギー源、それは例えば素晴らしい可能性をひめたソーラーエネルギーのようなものです。我々が手をつけようとしないものをGTBD（グリーン・テクノロジーの設計）と呼んでいます。
私は今回の日本訪問でもう一冊別な“ミニ―話題”を持ってきました。タイトルは“憲法9条、資源戦争、地球温暖化の防止”この冊子もGTBDに関するものです。
[15] 我々のおぞましい行動を反省して正し、そして傲慢な振る舞いを自粛するよりは、我々の膨大な軍事力をフルに使って、潤沢なオイルの流れを確保したいのです。だがそうすることによって、我々は重大な“自由市場”の過ちを犯しているのです。いわゆる“束縛されない自由市場”は輸入されるオイルに向けの巨額の軍事的な援助額を反映しておりません。技術者達は“快適vs.苦痛”（効果/費用の計算）の技術経済的な天秤勘定をする時、この気付かない巨額の軍事的な援助額を考慮に入れない限り、間違った結論を出すことになります。
＜ページ12の3＞
[16] 同様に難しいことは技術経済的計算において“外部費用”を適切に加える事です。--この“外部費用”とは、技術システムの選択においけるネガチブな長期的共通要素7 と“未来創出”費用を示します。私達は“減価キャッシュ･フロー”と呼ばれる複合利率方式を使って“将来を減価”するのです。
まだまだアメリカ側の悪いニュース―RRW
[17] 合衆国政府は世界中の核兵器の拡散に関心を寄せているのは当然のことです。しかし、現在のところ北朝鮮とイランに焦点を絞り、パキスタンやインドにおける最近の“核”の展開にはあえて目を閉じております。そして、イラクで“核開発”を見つけなかったことについて知らん振りをしております。イラクの核は我々のイラクでの“ショック＆恐怖”先制攻撃戦の明文化された理由の一つであった筈です。そしてその理由たるや、段々と判明しつつありますが、ブッシュを取り巻くネオコン-マン達のイデオロギー上の必要を満たす為に情報組織によってでっち上げられたものです。
[18] それと平行して、アメリカは国際的な非核散の努力を“高信頼性代替弾頭（RRW）”―および“コンプレックス2030”9 と呼ばれているものでその核兵器の備蓄を強化しようとすることによって非力化しようとしている。
[19] RRWとはブッシュ政権によって提案された現在10､000基からある核弾頭の豊富な備蓄の代替となる核弾頭を設計開発するプログラムである。“コンプレックス2030”とは、1,500億ドルを費やしての長期的な米国核兵器製造方式の“再強化版”である。2030はその完成年度を示している。
[20] FCNL（国政立法に関する友好審議会）が言うように“アメリカ合衆国が新世代型致死的核爆弾開発のために何億ドルという金を使っている時に、他の国に向かって新型核兵器の製造を止めなさいといっても誠意をもって受け止められる筈がない。”
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (翻訳とコメント―重田隆康) つづく
是非お読みください。貴方の人生観を揺さぶる・・・
（7）
このホームページをお読みくださる皆さん。明けましてオメデトウございます。今年は少しでもいいから明るい年になることを祈りましょう。昨年は初めから終わりまで、いたるところで暗澹たる気持ちにさせる事件の連続でした。人間の社会に未来があるのかと疑いたくなるような一年でした。政治家、官僚、大学教授、民間企業、すべて“品格”のない醜悪さを露呈しました。 しかし、これは新聞種になる人達だけが“悪”なのではなく、私を含めての一般市民全ての“浅薄さ”の反映なのでしょうね。
前の記事で書いたように、私はシンガポールの上級外交官と鈴鹿で会いました。アジア諸国の国際関係、今後の動向、戦争に対する考え、日本の憲法９条、アジア諸国の今後のあり方等々大いに語り、議論するつもりでしたが、全くの失敗に終わりました。・・・・何故か？
彼の名はタン･ハンセン。 シンガポール大学を首席で卒業したエリート。現在シンガポール外務省の外交サービス部部長（中近東、北アフリカ担当-偶然ながら私のホンダでのテリトリーと同じ）
中国をどう見るか？から議論を始めた。「中国の最大関心事は台湾問題と経済発展。特に例を見ない貧富の格差は中国の命取りにもつながる、---天安門事件という前例もあり」近隣国に対する現在は軍事的脅威ではあり得ない。日本はどうか？日本がアジア諸国への軍事的脅威？などとは誰も考えない。---というような話しを重ねているうちに、一杯目のジョッキが効いてきて、二杯目になると、私は言ったものだ。「シンガポールの女どもはなかに凄い美人がいるが、多くはbusuだ。」ハンセン曰く「日本は神戸（カンベならずコウベ）には美人が多いが、三重県は特に悪い。俺は神戸でかみさんハントをすべきだった。」「何をぬかす。四日市の“佳世ちゃん”と結婚したい。助けてくれと泣きついて来たのは誰だ。」 これではアジア圏の外交関係を議論する環境とは程遠く、大笑いで終わる。酔いが覚めてから、今年シンガポールで専門家も呼んで“真面目な”議論の続きをすることにした。彼も次は何処か油産国に“大使”で出向くことになるだろう。シンガポールにとっても円滑なオイルの輸入は死活問題である。責任重大。グッド・ラック！！！
オバービーさんの９条への思い入れが続きます。お読みください。 違った９条が見えてきます。
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加えて悪いニュース―US製品
[11] 現在米国政府は9条を抹殺すべく日本政府に直接的、間接的に圧力をかけ、世界のいたるところで発生する殺戮の場に日本兵を送り込めるようにしようとしています。日本の新しい保守政権の首相安倍は戦争の実態については無知といってよいでしょう。彼は第二次世界大戦後に生まれ、日本の主要都市が爆弾で全滅し、真平らになってしまうということの意味合い、加えて広島、長崎が核兵器で消滅してしまうことを実態として理解していません。安倍は現在憲法9条を排除し、それにより自由にアメリカに合同して世界中で--悲しきかな、そこには軍事的解決の全くないようなところですら--軍事力を振りまわそうとしています。
[12] 勿論、我々合衆国は愚かにも日本の戦争を、永久的に自分の軍事行動の一部として采配を振るおうとしています。一方、アジアの諸国は今何が起きていることに甚大な関心を寄せ、日本が9条を破棄することに対応して、軍事予算を増強する準備をしています。如何なる観点から見ても、シャルマー・ジョンソンのような学者が主張し、私もそれに賛同しているように、憲法9条は日本の近隣国に対する、日本の近隣国に対する甚大にして意義深い“謝罪”であり、更に第二次大戦中に日本がとった戦争中の行状に対する地球という惑星上の全ての人類に対する“陳謝”もあるわけです。この憲法9条の持つ世界への“陳謝”という意味合いは、如何なる強力な国家が今まで長い間成し得なかったことであり、--アジア地域での安定に深遠な貢献をしているのです。
[13] 日本の憲法9条を“殺す”という意図と、その結果アジアに起きるであろう新しい軍備増強競争は、皆さんがお金を儲けようと思っていたら、アメリカの軍需産業の株をすぐ買うことをお奨めします。ブッシュ政権の北朝鮮3に対する傲慢で、一方的な対外軍事行動はもう既にレイセオンのようなアメリカの会社をたっぷり儲けさせています。アメリカ合衆国は最近（06年夏）日本政府にレイソン社のパトリオット迎撃ミサイルを日本のいわゆるバリスティック･ミサイル防御壁の為に80基以上提供することを申し出で、日本はそれを購入することに合意したようです。レイソン社の株主達はこのニュースで内心ほくそえみながら、銀行への道を急いでいるでしょう。
まだまだ悪いアメリカ側ニュース―オイル資源戦争
[14] アメリカは現在、アメリカ政府製のゲッベルス（ナチス）方式を使った、先制的（しかも大半はオイルがらみの）ハイテク“ショック＆恐怖”戦争をイラクに仕掛けています。このオイル戦争での行動は傲慢にも真実の問題4を露呈していません。---即ち、アメリカの、世界の許されがたい、惨めなほどにまずく設計された資源浪費型、環境汚染型、地球温暖化技術システムです。
我々は在来のそれに比較して徹底的に改良された、よりきれいな代替エネルギー源を含む---技術システムを研究し、開発し、生産し、輸出することを積極的にしていないのです。よりきれいな代替エネルギー源、それは例えば素晴らしい可能性をひめたソーラーエネルギーのようなものです。我々が手をつけようとしないものをGTBD（グリーン・テクノロジーの設計）と呼んでいます。
私は今回の日本訪問でもう一冊別な“ミニ―話題”を持ってきました。タイトルは“憲法9条、資源戦争、地球温暖化の防止”この冊子もGTBDに関するものです。
[15] 我々のおぞましい行動を反省して正し、そして傲慢な振る舞いを自粛するよりは、我々の膨大な軍事力をフルに使って、潤沢なオイルの流れを確保したいのです。だがそうすることによって、我々は重大な“自由市場”の過ちを犯しているのです。いわゆる“束縛されない自由市場”は輸入されるオイルに向けの巨額の軍事的な援助額を反映しておりません。技術者達は“快適vs.苦痛”（効果/費用の計算）の技術経済的な天秤勘定をする時、この気付かない巨額の軍事的な援助額を考慮に入れない限り、間違った結論を出すことになります。
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[16] 同様に難しいことは技術経済的計算において“外部費用”を適切に加える事です。--この“外部費用”とは、技術システムの選択においけるネガチブな長期的共通要素7 と“未来創出”費用を示します。私達は“減価キャッシュ･フロー”と呼ばれる複合利率方式を使って“将来を減価”するのです。
まだまだアメリカ側の悪いニュース―RRW
[17] 合衆国政府は世界中の核兵器の拡散に関心を寄せているのは当然のことです。しかし、現在のところ北朝鮮とイランに焦点を絞り、パキスタンやインドにおける最近の“核”の展開にはあえて目を閉じております。そして、イラクで“核開発”を見つけなかったことについて知らん振りをしております。イラクの核は我々のイラクでの“ショック＆恐怖”先制攻撃戦の明文化された理由の一つであった筈です。そしてその理由たるや、段々と判明しつつありますが、ブッシュを取り巻くネオコン-マン達のイデオロギー上の必要を満たす為に情報組織によってでっち上げられたものです。
[18] それと平行して、アメリカは国際的な非核散の努力を“高信頼性代替弾頭（RRW）”―および“コンプレックス2030”9 と呼ばれているものでその核兵器の備蓄を強化しようとすることによって非力化しようとしている。
[19] RRWとはブッシュ政権によって提案された現在10､000基からある核弾頭の豊富な備蓄の代替となる核弾頭を設計開発するプログラムである。“コンプレックス2030”とは、1,500億ドルを費やしての長期的な米国核兵器製造方式の“再強化版”である。2030はその完成年度を示している。
[20] FCNL（国政立法に関する友好審議会）が言うように“アメリカ合衆国が新世代型致死的核爆弾開発のために何億ドルという金を使っている時に、他の国に向かって新型核兵器の製造を止めなさいといっても誠意をもって受け止められる筈がない。”
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (翻訳とコメント―重田隆康) つづく
