2006年02月

2006年02月26日

トリノから考えたイタリアの光と「影」

 トリノオリンピックもついに閉会式ですね。あっという間でした。美を氷上で表現し抜いた荒川選手をはじめ、日本の選手、その他の全ての国の選手の真剣なまなざしに多くの感動を貰ったオリンピックでした、今回も。夢を追い求めて、またこれからも頑張り続けていって欲しいものです。

 さて、そのトリノという街、イタリアアルプスの麓にあるのは知っていましたが、今回テレビで見てびっくりしたことがありました。それは街並みの美しさ。トリノというと恥ずかしながらイタリアの大手自動車メーカーであるフィアットの企業城下町というイメージが強く、くすんだ工業都市だろうという印象をずっと持っていましたが、それはどうも誤解だったようです。実は今回もテレビで見る前には「何でトリノでやるんだろう」などと不届きなことを考えていたりしたものでした。

 さて、話はやや変わりますが、現在のイタリアという国について少々。イタリアというとヨーロッパの大国の一つに数えられはしますし、この前までEU委員長だったブロディ氏だってイタリアの政治家ですから現在のヨーロッパの中心メンバーであるのは確かなんです。それに今のヨーロッパはローマの影響をもろに受けていて、文明的にはみなローマの末裔といっても良いくらいですから、その意味でもイタリアはヨーロッパの中心といっても過言ではないはずです。にもかかわらず、イタリアは他のイギリス、フランス、ドイツと比べると今一つぱっとしない印象をもたれがちではないでしょうか?それは一体何故なんでしょう。

 もしかしたらそれは、この国の南北格差や闇経済のあまりの大きさが暗い影を落としているせいなのかもしれません。この国の南にシチリア島という島があります。よく映画の舞台になる島で、あの名画「ニューシネマパラダイス」もこの島を舞台としていたわけですが、それより何よりシチリアといえば、そう、「ゴッドファーザー」ではないでしょうか。いまだにマフィアのもつ力の大きさは各所で耳にするところで、マフィアがらみの事件を担当する検事は命がけだというような話もよく耳にします。数十年前にもこれはマフィアというよりも極左勢力ですが元首相が誘拐され殺害されたりと闇の勢力が非常に強い国という印象です。現首相のベルルスコーニもなにかと黒い噂が立つ人物ではあります。

 闇の勢力が強いというのは、たいていの場合、表の世界に矛盾があるからそのようなことになることが多いのではないでしょうか。イタリアの場合がどうかは詳しくは知りませんが、やはり貧困にあえぐ南部イタリアというものの存在がこのような闇社会の存在を許しているような観は否めません。貧困だけでなく、「貧困から抜け出せない」状況、これは社会の閉塞感を生み出し、社会全体の後輩を招く結果となってしまいます。

 今の日本は幸いにもこのような状況となっていませんが、油断は禁物です。自由な競争社会の徹底は緩めてはいけませんが、社会の閉塞感を生み出さないためにも、どのような親の下に生まれた子供でも優れた教育を本人の能力次第で受けることが出来るチャンスは絶対に無くしてはならないそう強く思います。日本は昔からそういう意味では戦前の海軍兵学校、陸軍士官学校にだれでも入るチャンスが与えられていたというように稀有なほど機会の平等が保証されてきた国。・社会ですからそのような流れはそうそうなくならないとは思いますが、日本の将来に責任を持つ政治家として、しっかりとこのような点についても考えて生きたいと思っています。

 トリノから話はだいぶ脱線しましたが、今日はこんなところで。

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2006年02月23日

今の国会に思うこと

 堀江容疑者(こんなことをライブドアブログで書けるのも表現の自由が保障された国ならではなのかもしれませんね〜)のものとされるメール(真偽の判断についてはあえて触れないでおきます)をめぐってここのところ国会はやや紛糾気味です。耐震偽装にしても上海総領事館の事件にしてもそうですが、確かにいずれも重要な問題ではありますが、国の将来のために本当に最も重要な問題なのか、国会の場で議論すべき問題なのかという点には正直やや疑問が残るところです。
 これらの件にしても、困っている人がいる以上対策はしっかりとるべきですし、構造的な制度面の問題があるのであれば再発しないように処置はすべきですが、その細かい点や責任の追及は正直国政の本質ではない気がします。政治家というよりも「政治屋」の仕事なのではないでしょうか。

 本来であれば与野党の対決も政策立案や政治の緊張感を維持してより良い政策を打ち出せるようにするためには非常に重要ですが、ネガティブな後ろ向きの足の引っ張り合いには何の意味もないと思われます。少なくとも税金をもらってやる仕事ではないのではないでしょうか。これは民主党に顕著ですが自民党にも気分的な緩みのせいなのか若干見られる気がします。

 今国会でこんなことをやっている間にも中国は着々と東シナ海でガス田開発という名目で既成事実を積み上げています。日中交渉についても中国側によって棚上げされたままであります。また、憲法改正の気運が高まってきているにもかかわらず、国の骨具身に関わる憲法を改正するという大事業を単なる法改正のひとつとしてお茶を濁そうとしているように思えてなりません。憲法や教育基本法は、個人個人と国家、共同体、社会がどのような関わりを持つべきなのか、国は本当に必要なのか、日本とはいったい何なのかという、国民の皆さんの心の根幹にかかわる問題を内包しているものです。
 あげればきりがありませんが、このように政治が本当に取り組むべきである、「長期的観点から国益を死守すること」「人が本来持っている前向きな熱い心をいかに引き出すことができるか」「個人と国家の関係がどうあるべきか」といった根本的な問題が今の国会の場ではほとんど放置されてしまっているように思えてなりません。

 確かにこれらの問題は軽々に扱えるものではないかもしれません。でも政治が国家と一人ひとりの心というものに真摯に対すべきものであるならば、絶対に避けて通ることはできない問題のはずです。何のために政治家になったのか?政治家になりたいという理由だけで政治家になったという人がいるならば(いないと信じていますが)別ですが、本当に想いがあって国家の政治を志したものであるならば、このように悩むのが自然であるような気がします。質問の機会を与えられれば私は間違いなくそのチャンスをこのような問題を論ずる場としたいと思うでしょう。昨年の国会では不慣れな部分があるにせよそうしていたはずです。

 国会が真摯に情熱的にしかし理性、知性、感性をもって本質的な問題を巡っての議論がなされる場となるよう心から祈るとともに機会を見つけては訴えていきたいと思う次第です。まあまさに「ごまめの歯ぎしり」みたいなもので私のような一期生議員が何を言ってもパワーゲームである政治に影響をどれくらい与えられるかは悩ましい点ではありますが。

 もっとも、周りを見てみれば、確かにこのような思いを持っているだろう政治家も多いのかもしれません。ただ、惜しむらくはメディアがそれをあまり取り上げない。ジャーナリズムというのも最終的には人のため、社会をよりよくするためであることを思えば、国の将来に責任を持つ同志として、よい報道を期待したいと思います。
 メディアとても半分社会の公器であり、前向きな建設的な報道なり論評をすることは求められていいのではないでしょうか(もちろん事実の報道はすべきでありますが。。。)。まぁこれは何もスキャンダルなどの報道がけしからんといっているのではなくて、前向きなこと「も」やってほしいという希望であります。

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2006年02月21日

資産報告について

 今朝の新聞で国会議員の資産状況が公表されました。正直政治家の懐具合もいろいろだなあという感がある一方、本当の資産額はあれでは判らないという面もあるのかもしれないなあという感じも受けました。

 私の場合は普通預金も個別株もほとんど保有していませんし、結婚もしていない(自分名義の口座しか存在しない)ため、事実上公表されているのが資産のほぼすべてであり、資産といっても今後の選挙資金に消えていくのだろうなあという状況であります。半分弱は自分の貯金、残りは昔からの親族からの贈与というのが実態です。ここまでの貯金を作ることができたのは、将来選挙に出て政治家になるということはいわゆる「想定内」の行動であったため、一人のときはなるべく金を使わないで生活する(パンとバナナと牛乳で一日過ごすこともしばしば、服も10年弱は使う)というスタイルを続けてきた結果であります。未だに昼飯は500円、晩飯は800円を超えると高いなあという感じです。まあ出が少なければ(役人のように)比較的給料が少なくても貯まることは貯まるという典型かもしれません。もっとも耳にする選挙資金の相場に比べれば微々たるものであっという間に吹っ飛んでしまうのかもしれませんが。。
 ということで私としては全く後ろめたいことはないのですが、私より資産が少ない政治家がかなりいることには正直びっくりしました。資産ゼロという人は一体どうやって生活しているのか、普通預金なども含めてゼロなら正直心配になってしまいます。確かに政治家はカネがかかる商売ですので懐具合は総じて厳しいとは思います。特に選挙区で選挙していれば。私も次の選挙後はマイナスになっている可能性も高いでしょう。
 しかしある程度選挙地盤もできている政治家でも、蓄えが一円もないというのは少し奇異な感じを受けてしまいました。まあ本当の可能性もあるでしょうし、何も知らない政治の素人の私がどうこう言える世界ではない気もしますが、実はこういったことも政治家に対する胡散臭さを感じさせてしまっている一因だったりするのかもしれませんよね。正直にありのままを胸を張って正々堂々と言える、そういう人間であり続けなくてはならないと改めて思った次第です。

 あまりに不思議に思うことが多かったので、ついつい思ったままを書いてしまいました。なんと思われるのか正直不安ではありますが・・・


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2006年02月19日

「日台対話」に思うこと

 今日は夕方からはグローバル・フォーラムというシンクタンク主催の「日台対話」の第一日目のプレ・セッションに出席。この対話のために台湾側から来日されている一行と日本側の合計20名ほどの会合でした。
 先方はおおまかにいうと民進党(今の陳水扁総統のサイド)系の研究者やジャーナリスト、関係者など、当方も研究者やジャーナリストが中心でした。政治家は私のほかには民主党の広中参議院議員のみ。主催者の方にも「政治家は国際政治関係になるとあまりこういうところで勉強されないんですよね〜」などといわれてしまいました。地元活動もとても大事ですが、選挙をするのは何のためなのかという原点を忘れないようにしたいと改めて痛感しました。

 さて、中身としては初日ということで、会食しながらの自由な意見交換ということであまり特筆するようなことはありませんでしたが、台湾は東アジア地域では自由・民主・人権といった価値観を共有できる貴重な同盟国であり、かつ日本とも歴史的に深い関係にあるところですから積極的に先方とも交流をしてきた次第です。さすがに台湾名物の「乾杯」にはならず、粛々とすすんでほっとしたものです。

 まあ交流といっても「日台対話」のセッションですから茶飲み話ばかりするわけにも行かずある程度は堅い話もしてきたわけです。台湾といえば中国の軍事的台頭もあって、最近とみに日本にとってもその戦略的価値は高まってきているところですが、そうはいっても台湾の国内情勢を正確に把握しておかないと過ちを犯してしまう可能性が高くなってしまいます。そこで台湾人の中国に対する感情が最近どうなのかということを数人に確かめてみました。

 その観点から最近若干気になることといえば、’榔儷綢翹婿堋后聞駝嬰沺砲凌裕い竜涵緇此↓経済界を中心とした親中的ムード、といったところでしょうか(もちろん他にもあるとは思いますが)。それぞれについて聞いてみたところ、

 ,砲弔い討蓮確かに馬氏の人気は非常に高く次の総統選挙で勝つ可能性はかなりある。しかし世論としては、馬氏のクリーンなイメージやカリスマ的な個人的人気という性格が強く、国民党なりその政策が広く支持を受けているというわけでは必ずしもないのではないか。台湾で中国との統一を望む声はそれほど強くなく、「台湾人意識」はむしろ定着しつつある。

 △砲弔い討蓮許文龍氏のケースは中国でビジネスをしていることから中国政府に理不尽な要求をされたもので極端な例である。しかしながら経済的な中国への依存の高まりとともに中国との関係を重視する動きは強くなっており、注視していく必要がある。

といったものでした。台湾は依然としてそのアイデンティティーをめぐる葛藤の中にいるようであります。まさに李登輝前総統がおっしゃるところの「台湾人に生まれた悲哀」いまだに、といったところでしょうか。

 いずれにせよ日本としても、台湾とのかかわりについては今後の東アジア情勢をどうして行くのが望ましいのかの観点から戦略的に考えていく必要がありそうです。たとえば中国との関係も考えれば、アメリカの台湾関係法の日本版についても少なくともしっかりと検討し、すぐにでも国会に提出できるような状況にしておくことは必要かもしれません。もちろん出すかどうかは全く別次元の判断が必要になってくるわけですが、検討することは停滞している日中外交の現状を打開する日本外交上の有効なカードにもなりうるのではないでしょうか。様々な観点から検討して場合によっては国会で質問するなりチームを作るなりしてみる可能性を真剣に考えたいと思います。
 

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2006年02月14日

おもったこと 〜トリノ、台湾海峡〜

 しばらくご無沙汰しておりました。広報関係の打ち合わせなどで何かとばたばたしていて書く暇がなかなか取れず。。。

 さて、そんなことをしているうちに世間はいつの間にかオリンピック一色!と書きたいところですが、今のところそこまで盛り上がっていないように思えるのは気のせいでしょうか?長野、ソルトレイク(ワシントン駐在中でした)と冬季オリンピック期間中は開催国にいることが多かったせいかもしれませんが、何となく静かな気がするんですよねぇ、今回のトリノは。そんなことはありませんか? ない??
 まあ、オリンピックの時には決まって言われるのであまりぱっとしない感想ではありますが、スポーツの世界でも女性のほうが目立つようになってきましたよね。スケートにしても注目は女性のほうに集まっているようですし、男性陣では最も注目されていたのかもしれないハラダ選手は非常にドラマチックな終わり方をされてしまいましたからね。

 さて、オリンピックといえばオリンピックに参加できて国連には参加できていない台湾ですが(我ながら無理があるつなげ方ですね〜)、今日台北駐日経済文化代表処(大使館のようなもの)の副代表の方が夕方事務所に来られました。



台北駐日経済文化代表処の方々と

 近いようで遠いようで近い、地域の自由主義国家(台湾は事実上国家なのであえてこのように書きます)として良好な関係を作っていければと思います。台湾新幹線がこの秋完成すれば日本の新幹線が海外で走る第一号になるわけですし、日本に来る台湾人の数も非常に増えているなど、事実上の関係は良好に推移しているようです。130万人くらいの台湾の方が毎年日本に来られているとのことですから、ほぼ20人に1人の割合と思うと、これは凄いことだと思いませんか?

 地域の安全保障、そしてその上に成り立つ東アジアの地域経済の繁栄の意味でもいろいろと大変ではありますが、日台関係にも十分に目を配って行きたいと思います。この地域は2008年を中心に、台湾の総統選挙、アメリカの大統領選挙、ロシアの大統領選挙、北京オリンピックと、非常に重要なイベントが目白押しです。日本としてどのような状況を作っていくか、今から考えておかなくてはなりません。

suzuki_keisuke at 17:58トラックバック(0) 

2006年02月10日

ライブドアブログ。。。

 今日の日本の株式市場の方はやや上が重い展開。ライブドア事件のときとは違いヘッドラインに反応したパニック売りでなく若干の高値警戒感がマーケットでも優勢になっているのではないかと思われる値動きだった気がします。日銀の金融政策のほうも若干気になっているのかもしれませんね。

 さて、そのライブドア。私自身は全くかかわりが無かったはずでしたが、冷静に考えてみたらあったんですよね、関わりが。灯台下暗しとはまさにこのこと。
まさに今皆さんが読まれているこれです。そう、ライブドアブログ・・・

 まあ、別にどうってことはないんですが、事件が起こる前にも、「ライブドアを使えって党から言われているの?」と知人から聞かれたこともあったくらいで(もちろんそんなことはありません。自民党はいろいろな意味で「自分党」でかなり自由度が高い政党なのです。おそらく野党と比べても。。。)、やはりイメージは良くないのかなあと思ってみたりします。

 すぐには無理でも、そのうちにはブログもどこか他のところに乗り換えたほうがいいのかもしれませんねえ。確かこれまではブログではライブドアが最大手だったはずですが、これからどうなっていくんでしょうね。何かアドバイスがあったら教えてください。それでは良い週末を!

suzuki_keisuke at 18:14トラックバック(0) 

2006年02月09日

戦後の生き証人の大先輩と

 昨日は東大ボート部のOBでもあり大蔵省の大先輩である長岡實元事務次官にご挨拶に伺いました。長岡先輩は戦中は海軍に主計科士官として行かれ、復員後は大蔵省で次官まで上り詰め、さらには今話題の東京証券取引所の理事長を勤められるなどまさに日本の戦後の生き字引ともいえる大先輩です。実はそれ以外にもあの三島由紀夫氏と大蔵省の入省が同期だったりもしますからまさに「戦後の日本を知る男」といったところでしょうか。



長岡理事長と

 そんな風圧を感じながら40分ほど懇談しました。今の日本と日本の将来についていろいろな角度から話をすることができました。私もまだまだ若いですが、若いということを言い訳にすることなく自分なりの人間観・国家観というものをしっかり磨いていきたいものです。

 あ〜、また出る時間になってしまいました。最近いろいろ書きたいことが多いにもかかわらずなかなか書く時間がないのが悩みです。。。

suzuki_keisuke at 18:02トラックバック(0) 

2006年02月08日

牛肉と品川駅

今朝は品川駅の横にある東京都中央卸売市場食肉市場を視察。プレスも来てましたからどこかのニュースに出ててかもしれませんが。今話題となっているBSEの議論の大前提として実際に牛を解体しているところを見なくてはということで同僚議員とお邪魔させていただきました。

 全体として、日本の食肉業者はいろいろと気を使ってしっかりやっているんだなあという印象を受けました。基本的にはすべての過程で83℃の熱湯での消毒を器具、牛肉にしており工程も工夫されていました。骨髄も背割りの前の段階で抽出済みでアメリカとは大きく違うわけです。やはり肉とかは信用できないと買えないですよね・・・

 それにしても、品川駅のモダンなインターシティーの裏に肉の工場があるとは本当にびっくりしました。。。一応生きた牛が毎日数十頭以上来てるんですよね、あんなビル街の真ん中に。 意外なところに意外なものがあるもんですよね。

 ではもう出る時間なので、今日はこのくらいで・・・


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2006年02月07日

IT化する野菜

 今日は妙な天気の一日でしたね。朝あれほど寒かったのに今はぽかぽかし始めて、事務所から見る外の風景も霞がかかってます。まさに霞ヶ関といったところでしょうか。と、こういうことを書きはじめると「おやじ」になり始めたのかなあと危機感を抱いてしまいますねぇ。。。

 さて、今朝はそんな寒い中5時過ぎに起床して6時半からの視察@大田市場に行きました。大田市場は大田区は羽田空港の近くにある野菜のマーケットです。

 何でそこに朝っぱらから行ったかというと、そこの流通のIT化の実験が行われていたのです。産地の農家から小売までのいわゆるトレーサビリティー、要はどこの誰が作った野菜なのかを消費者が把握できるというシステムをICタグを利用して電子化しようという試みでした。

 今は本当の初期段階なので実際にどのくらい便利でどのくらい普及するのかは未知数ですが、将来的にはいろいろなことが描ける可能性を秘めているのは確かです。もっとも機械化しすぎると、人が肉眼で確かめてというような作業はだんだんと廃れてしまうでしょうから、何かトラブルがあったときのことなどを考えると「諸刃の剣」といえるかもしれません。いずれにせよ、どんな未来が描けるのか、ユビキタス社会の可能性について現場の声も聞きながら見守って行きたいと思います。

 最近良く耳にする「ICタグ」というのは実は最近のユビキタス社会の実験でよく使われていて、身近なものとしては小学生の「お守り」にICタグを絡ませることで登下校のタイミング、何時何分にどこを通ったかということが親の携帯などに逐一連絡される仕組みを作ろうという試みなどがあります。買い食いの自由がなくなる小学生には気の毒ですが、治安が微妙に悪化して小学生を狙う犯罪が増えてしまっている今、親などの保護者の立場からすれば安心できる強力なツールのひとつということができるのかもしれません。

 でも、冷静に考えてみれば、IT化されて来ている社会は便利ではありますが、どんどんとジョージ・オーウェルの小説「1984年」で描かれている社会にだんだん近づいてしまっているような不気味な感覚を覚えずにはいられない気がしてしまいます。「人間にとっての幸福な生き方とは何なんだろう」しっかりと考えていきたいものですね。

suzuki_keisuke at 16:03トラックバック(0) 

2006年02月03日

国際交流 日本より格付けが上だった国から 〜ボツワナ編〜

いやはや今日の東京はすごい風ですね。
昨日はばたばたしていて、書こう書こうと思っていたのにこのブログを結局書けませんでしたので、今日はその分を書くことにしましょう。

昨日は午前中にボツワナのモツワハエ駐日大使が事務所にご来訪、懇談しました。



モツワハエ・駐日ボツワナ大使と

ボツワナは金融関係者には聞き覚えのある国名。そうです、数年前日本経済が不況の真っ只中にあった時代に日本国債(JGB)の格付けがアフリカの国以下となったことがありました。その国こそがまさにボツワナでした。まあ確かに南アフリカと国境を接していて経済的にもまずまず安定している国のようですが、その国の大使を迎えして何やら感慨深い気分になったのも事実であります。以下やり取りの一部(「ボ」モツワハエ・駐日ボツワナ大使、「す」鈴木)

ボ「国会議員同士の組織(ようは「議連」ってやつですね)がアフリカに関してはアフリカ連合で一くくりになっており、これは日本ボツワナ両国のために残念なので日本ボツワナ友好議員連盟を立ち上げてほしい」

す「お気持ちは非常に理解できる。ボツワナは経済的にもアフリカの中では安定しており、経済的なつながりも考えれば(ボツワナにはコマツの工場があるそうです)ボツワナとの友好には努力したいと心から思っている。しかしボツワナについて議連を立ち上げれば結局他の国も我も我もとなってしまうため収集がつかない。今は適当な時期でないから理解してほしい」


ボ「今年6月ごろボツワナ週間を日本で開催し大統領の来日も考えているのでいろいろと協力してほしい」

す「それは良い取り組みと思う。草の根の文化交流が何よりも大事。できる限りのことはしたいと思っている。ちなみに日本にはボツワナ料理の店はあるのか?」

ボ「残念ながらない。でもボツワナ週間のときは食べられる機会を作るつもり」

す「ボツワナの人は日本にはどのくらいいるのですか?」

ボ「(来訪者の数を数え始めて)合計で家族を入れて13人・・・」

ということで、皆さんも近くに外国の方がいるのであれば、心細い思いを彼らがしないようにしっかりと親切にしてあげられるといいですよね。日々の暮らしの中での人とのふれあいがその国のイメージを創るわけですから。自戒をこめてそう思いました。
 あと、せっかくですから「ボツワナ週間」足を運んでみませんか?ボツワナ料理ってどんなんだろう?想像が膨らみますよねぇ・・・

suzuki_keisuke at 18:37トラックバック(0) 
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