2006年03月

2006年03月31日

メール問題とリスクコントロール、外務委員会

 メール問題の影響で民主党は大混乱のようですね。内容についてはあちらこちらで話題となっているのであえてコメントはしませんが、前原執行部が辞任に追い込まれてしまったのはまさに事後処理、リスク管理の失敗のように思えます。これを教訓としてわが身もしっかりと気持ちを引き締め、適切なリスクコントロールをしていかなくてはと改めて思った次第です。

 ふとしたことから流れというのはまったく変わってしまう。まったく怖いものだと思います。一ヶ月少し前、民主党はまさに勢いに乗っていました。これがひとつの不始末をきっかけにここまで変わってしまうものなんですね。このようなことは国家の運営にも言えるのかもしれません。

 実は昨日アルゼンチンの中央銀行のガイ前総裁と面会し懇談しました。



アルゼンチン

 アルゼンチンは20世紀はじめには世界でもっとも豊かな国の一つでありました。それがほんの100年で見る影もない状況になってしまっています。指導者の責任の重さを痛感しました。まさに国家のリスクコントロールは国民生活に甚大な影響を及ぼすものである以上大きな失敗は許されません。大局的に小さなことにとらわれずに正しい方向性に国を動かしていく、まさにそれが政治の本質なのでしょう。

 さて話は若干変わりますが、前回のブログで書いたとおり29日の水曜に外務委員会において質問に立たせていただきました。

 

IMGP8293

 質問に立つのは外務委員会では今国会初めてです。内容としては日本とマレーシアの間での経済連携協定(EPA)についての質疑を行わせていただきました(詳細は衆議院TVというホームページで録画をご覧いただけます)。若干の緊張とともにEPAを外交戦略上いかに効果的に活用していくか、外交をいかに多面的な戦略の元にやっていくか等について、総裁候補に一人とされている麻生外務大臣に質疑をさせていただきました。私は政治家としては経験も少ないので、まだまだ至らない点は多いですが、それなりにある程度はメッセージを伝えることができたかなと思っています。

 

IMGP8275

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2006年03月28日

踊らないマハラジャ??

 今日は本会議も委員会もなかった割にはあちこちで会議がありあわただしい一日でした。まあ、毎日慌しいといえば慌しいんですけどね。。。
 さて、今日の珍しいことといえば、昼にインドのHindustan Timesなる新聞の編集者であるManoj Joshi博士と懇談したことでしょうか。こちらのメンバーは田村耕太郎参議院議員と柴山昌彦衆議院議員と私の3名。お世話になっているお二人だったのでとても和やかな雰囲気でのミーティングとなりました。



インドの新聞編集者との意見交換

 インドの経済状況や文化などについて興味深い意見交換ができました。カースト制度の実態や民主主義がどのような形で実現されているのか、非常に面白い話ができました。インドはまさに多様性とカオスの国、ハイテク・ITのイメージが強くなった今でもそれは変わっていない、そういう印象を強く受けました。

 もっともみなさんには若干誤解されているかもしれませんが、私は別に外交ばかりに目をやっているわけではなく国内政策にもかなりの比重を置いて活動しています。経済から社会にいたるまで広範な関心があるため、経済産業関係や財務金融関係をはじめ政府金融や科学技術関連などいろいろな会合に出席しています。今日も宇宙飛行士の毛利さんをお招きしての意見交換会にも顔を出したところです。

 さて、と書いたところでその割りにまた説得力がないのですが、明日外務委員会で質疑を行うことになりました。案件は日本とマレーシアの間で締結されるEPA(経済連携協定)です。朝9時50分から30分間です。もしご興味があればインターネット上の衆議院TVでご覧になれますのでご覧ください。もっとも質問の詳細はこれから夜の会合をいくつかこなした後に詰めることになりそうでやや不安ではありますが。。。

suzuki_keisuke at 17:38トラックバック(0) 

2006年03月27日

真の国際人とは? 〜小学生の英語教育に思う〜

 報道によれば、小学校での英語教育が近い将来始まるようですね。いろいろな批判はあるでしょうが、確かに語学はなるべく早くから始めたほうがいい、異文化に親しむという意味でも国際人育成の観点からは早いうちに外国の言葉を通じて異文化を理解する機会が増えるのはいいこと。まったくそれはそのとおりでしょう。願わくば、その負担によって他の部分がおろそかにならないように、現場の教師の方々には気をつけていただきたいと思います。

 外国で仕事なり研究をしていて感じるのは、語学というのは所詮はツールに過ぎないということです。その人が話すことが素晴らしければ、聞き手の外国人も耳を傾けて一生懸命聞き取ろうとしてくれます。逆に中身はないのに外国の言葉だけが流暢な人は場合によっては「軽薄な人」という目で見られてしまうものであります。そのことをしっかりと認識してまずは真の国際人にふさわしいしっかりと自分の所属する社会、集団、国、文化に根をはやした人物を育てる、そのことを忘れてはならないと思います。そのことをしっかりと押さえた上であるなら、今回の決定は非常に素晴らしく有意義なものとなるでしょう。その教育を受けて育った子供たちが大人になり海外に出て行く15年後20年後を楽しみにしたいと思います。そして教育のあり方についてもしっかりと見守っていきたいと思っています。

 さて、今日機会があってついこの前までバグダッドで任務につかれていた鈴木敏郎前駐イラク大使のお話を伺う機会がありました。山中外務大臣政務官主催の外務省と自民党若手議員との会合のゲストで来られていたのが鈴木氏でした。いろいろな意見交換をさせていただくことができましたが、その場にいて、一から国づくり、人づくりをはじめなくてはならない新生イラクの大変さと将来性に思いをいたすとともに、ひとつの文明・文化である「日本」の代表として最前線に立つ人間はいろいろな意味で真の国際人である必要があるのではないかと改めて思いました。これは何も政治家や政府関係者に限らず、誰でもそのような最前線に立つ人間は、相手にとっては「日本」「日本人」そのものであるわけです。特に情報が限られている国にあっては・・・ 広い意味での外交、国際交流の最前線に立つ方々にはそのような意味で日本にしっかりと根付いた「国際人」として活躍していただきたいと心より応援したいと思います。ビジネス・報道・援助などなどいろいろな分野でさまざまな方が国際交流の最前線で今もその相手には日本をその背中に見据えられて活躍されています。そのような活躍をされる方が今後どんどん増えていくことを信じて、日本としての「人材育成」をしっかりと見守っていきたいと思います。

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2006年03月22日

東シナ海視察記(写真で見る日中境界の現状)

皆さん、こんにちは。いつもお読みいただいてありがとうございます。今日は普段と趣向を変えて、昨日のブログでの予告どおり、今回の東シナ海視察での写真を中心に紹介したいと思います。



沖縄の南端より南洋を望む

沖縄の地は日本で唯一陸上戦が行われた地です。おびただしい数の民間人、日米両軍の将兵が犠牲となりました。また先の大戦では多くの軍人が南方、南洋で国のためにその尊い命を犠牲にされています。その礎の上に今の日本の発展があったことに思いをいたすとき、今の日本は本当になくなった方々が命を賭けた新生日本の名に値するものであるか、改めて考える必要があると私は思います。鎮魂の思いとともに日本を真にすばらしい国にすべく、今後もできる限りのことをする、改めて決意いたしました。





飛行隊長、お世話になりました!

今回の視察では海上自衛隊の方々に本当にお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げたいと思います。苛酷な環境で職務・任務に専念されている姿を見るにつけ、心から敬意を表したいと改めて思った次第です。





二番機から見た一番機

今回の視察は対潜哨戒をその任務とするP3Cに乗せていただいて行いました。この写真は二番機の窓から見た一番機の機影です。





コックピットより尖閣諸島(魚釣島)

コックピット越しにみた尖閣諸島の魚釣島です。現在は無人で灯台があるのみです。ここではありませんが尖閣のひとつである九場島は以前は在日米軍の射場であったとのこと。中国の干渉を許さないために有効な対策を練っておく必要があるかもしれません。






開発進む天外天のガス田(日中中間線より中国側)

写真でわかるようにかなり大規模な開発が行われています。ここのガス田は日中中間線の日本側にかかっているわけではないので、別に何もいうことはありませんが、いずれにせよ中国がこの海域に寄せる関心の高さを象徴する光景であります。






不審船?

一瞬不審船かと思い緊張しましたが、ただの外国船籍の貨物船でした。ここら辺は上海などからの航路にも当たっているようです。






勘探3号

こう見えても実はこれは船です。これが中国本土からえっちらおっちらこの海域に現れると、もうまもなくガス田のプラットフォームが現れる、ということが多いようです。今もここにいるということは、積極的に新しい場所を開発しているのでしょう。






白樺(春暁)ガス田1

これと次の一枚はまさに今話題となっている日中中間線上にあるガス田の現場です。ご覧のとおりまだ炎は出ていないので営業を開始していないだろうという推測はできますが、この状況から見てかなり作業が進んでいることが見て取れます。日本側がこのようなものを日本側海域に作ったら中国側はなんと言うのでしょうか。まったくあきれるほどの自己中心性を中国は持っているといわざるを得ません。もしも営業開始というような事態となるならば、必ず即座に試掘を国の責任で行い、一気に営業可能な体制にまで持っていく、そのくらいの覚悟は日本政府として持っていなくてはならないのではないでしょうか。




白樺(春暁)ガス田2

今日のところは以上で。ほかの写真についても、そのうちにオフィシャルHP(www.suzukikeisuke.jp)の方で公開していこうと思っています。現在手を入れているところですので、しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。。。

suzuki_keisuke at 16:32トラックバック(0) 

2006年03月21日

東シナ海ガス田・尖閣訪問記

 皆さん、こんにちは。昨日は沖縄に視察に行っていました。そして、まさに今話題の東シナ海の日中中間線付近のガス田および尖閣諸島の魚釣島等を上空から実態を調査させていただきましたので報告したいと思います。なお、そのときの写真については機器の都合上明日にでもこのブログとHP上にてUPしたいと思っています。

 ありのままを報告すれば、尖閣諸島はまあ、ご存知の通り日本が実効的には支配していますし、現在は灯台があるのみで無人の島ですから特段の報告はありません。一方の日中中間線付近のガス田開発の状況について若干報告すれば、中間線よりも北側、すなわち中国側では物凄い勢いで開発が進んでいるのが現状です。天外天、平湖の二つのガス田についてはプラットフォーム上からは勢いよく炎が上がっているのが確認できましたし、その付近の海域でも掘削船が鋭意作業中という状況でした。もちろん中国側ですから何も言うことはないのですが、ガスの確保にかける思い、それ以上にこの海域にかける思いがひしひしと伝わってくる気がしました。同海域の日本側の静寂とはまさに好対照、本当に同じ海域かと思うくらい派手に開発がなされていて、「ここは俺のものだ」感が強く伝わってきた次第です。逆にいえば、一歩間違えれば怒涛のような勢いで日中中間線よりも日本側の海域にも押し寄せてきそうな危機感を抱いた次第です。

 ただ、いわゆる係争海域にかかっている白樺(春暁)ガス田群についてはいまだ炎はあがっておらず、中国側も作業自体のペースを若干緩めているのかなという感触は受けました。もし日本への配慮が少しあるのだとすれば、日中双方が納得できる解決方法も交渉次第ではありうるのかとも思いました。同海域のガス自体はコストを考えれば中国側での消費に向いているといえなくもありませんから、日中中間線を認めさせ上で日本側に権利があるガスについては開発コスト等も考慮して安価で中国に売るというようなことも今後の動き次第では検討しうるのかもしれません。海域とガスの問題をしっかり切り離せるのであれば。

 もちろん、大前提としては、この海域は海洋戦略、日米中の世界戦略上のバランスにも大きく影響を及ぼす大事な地域ですし、日中中間線というのは明確に論拠のある主張であって現実の実効支配もそのようになっているという現実があります。そのような中にあっては日本政府としては「お前のものは俺のもの」的な姿勢は日本に対しては通用しないということをしっかりと中国には態度で示すべきであります。少なくともガス田の営業を中国側が開始すれば直ちに日本は民間企業の判断ではなく国の責任において試掘を開始する、そのようなことを明言すべきでありますしそのようなことが出来るような体制・制度に改めるべきです。「相手に首を絞められながらこっちは手ぶら」という状態では公正な交渉なんて出来ようがありません。ここは硬軟双方の感情に流されることなく冷静な合理的判断が必要な重要な局面である、この認識をここに書いて今日のメッセージの締めくくりとしたいと思います。

 視察報告の写真については先ほども書きましたが、おそらく明日にはUPできると思いますのでご覧ください。それでは。


suzuki_keisuke at 13:15トラックバック(0) 

2006年03月19日

フリーター・ニート考

 最近国会でも新聞紙上でもそしておそらくは世の中においても、フリーター・ニートという言葉を非常によく耳にするようになって来た気がします。これに引きこもりも加えて青少年問題と言ったほうがいいかもしれませんが。

 これらの原因についてはあまりにも多岐にわたるわけですが、ここでは精神疾患的なものはとりあえず今回の考慮からは外すこととして、とりあえずはいわゆるフリーター、ニートについても引きこもり要素をそこまで含まないもの、すなわちなんら問題がないにもかかわらず働こうという意思を持つことがない者に限って考えてみたいと思います。ということはつまり、○×をやりたいから定職に着かずに頑張っているという、夢追い型のフリーターについてもこの稿でいうフリーターには含まないということです。このような方にはしっかりと夢をつかめるよう、挫けないように心からのエールを送りたいと思います。ここで除外した二つの類型は、精神疾患に近いものはいわゆるフリーター・ニート対策よりも精神障害者に対する施策が必要とされているように思いますし、「夢追い型」に対しては必要なのはいわゆるフリーター・ニート対策とは全く異なるものだと思われるからです。

 さて、このように定義した上で、いわゆるフリーター・ニート問題についてのポイントをあえて直球勝負で一言で言ってしまうと、フリーター・ニートは「やる気」がないだけなのかどうか、ということです。大筋からいえば、私はおそらくそうなのではないかと思っています。ニートやフリーターでない社会の大部分の人は、彼らよりもよっぽど辛い思いをしながらも歯を食いしばって頑張っている、それが現実のような気がしてなりません。そこから逃げ出した人よりも逃げ出していない人こそが本当に応援しなくてはいけない人なのではないだろうか、そう思います。

 以前私は厚生労働省に出向していたときにホームレス問題についても扱う部署にいました。そしていろいろと話を聞いてみると、よくあるパターンが「自立(ホームレス状態からの脱出)を目指してはじめは頑張るんだけど、染み付いた怠け癖が抜けなくて、だんだん朝起きられなくなったり、8時間とか固まった時間を拘束されるのに耐えられなくなってドロップアウトしてしまう。そしていったん公園を離れるとそこには戻ってこられないというような『ホームレスの世界の掟』のようなものを考えると、わざわざ頑張って抜け出す気も起きなくなってくる」というものでした。もちろんそうでない人も多いはずですが、「ホーム」レスでなくてむしろ「やる気」レスが最大の問題だということです。

 もちろん、フリーター・ニートとホームレスは同じではありません。しかしながら類似点も多いのではないかという気もしなくはありません。現状を積極的に変えていこうとする努力をしていないという点で。また、ホームレスとの関係で言えば、フリーター・ニートの集団は養ってくれる親がいなくなれば行く場所がありません。年金も収めていなケースが多いのでホームレスに転落するケース、生活保護というケースが非常に多くなりそうな気がします。そうなる前に何とかしなくてはならない。痛切にそう感じる今日この頃です。

 もちろん、精神疾患に近い状況で対策が必要なニートもいるのだとは思いますが、全てのニートに対して何らかの援助や対策を打つのは、逆に彼ら自身のためにもならないのではないか、そんな気がしています。甘やかしたり過保護にするのは得てしてその人をダメにしてしまう、そのリスクはしっかりと考えなくてはならないと思います。

 いずれにせよ、この問題についても、しっかりと現場を見て、人と会って、考えを深め、しっかりとした対策を打っていきたいと思っています。


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2006年03月14日

最年少議員の結婚と補選候補、そして日本ブランド

 こんにちは。更新がやや滞ってました。申し訳ありません。今日のビッグニュースはやはり何かと話題の杉村大蔵議員の結婚でしょうかね〜。昼過ぎに、全く知らずに代議士会(本会議が始まる前に連絡などをおこなう会)に行ったらなにやら華やいだ雰囲気で、よくよく聞いてみると「ご結婚」ということでした。今週末には昨年の選挙のときに大変お世話になった世田谷の越智隆雄さんもご結婚の披露パーティーをされるそうで、本当に当選一回生議員の結婚ラッシュ(?)という感じです。杉村さんは本会議場で席が隣同士&二人だけが20台ということでお世話になっていますし、越智さんは選挙前からお世話になっている方なので、本当に心から「おめでとうございます」とお祝いしたいと思います。

 さてさて、政治の話題としては、そう、千葉の補選の候補者選びもいよいよ大詰めを迎えているようですね。公募には200人以上が応じられたそうですから、すばらしい候補が選ばれることを心より期待したいと思います。もっとも、今回の公募は永田議員の例のメール事件が発生して自民党に追い風が吹き始めてから応募が急増したとのこと、風向きを見て決めたような人には政治家になってほしくないとも一方で思ってしまうことも否定できません。どうしてもやりたいことがある、やらなくてはいけないという使命感こそが政治家には求められるわけで、単純な転職感覚で「受かったら仕事を辞める」「落ちても家業を続ければいい」程度の覚悟の人がなるべきものではないでしょう、政治の道は。強烈な使命感に突き動かされて何の約束もなく全てを捨てて挑戦する、私は政治というのはそれくらい重いものだと思っています。人の心に働きかけ、国家という共同体に対してその人の意思とは多少異なっていても献身を求めるのが政治です。わかりにくいかもしれませんが、わかりやすい例で言えば、税金にしても払いたくないのを無理やり取って公共のために使っているわけですし、あってはなりませんが、戦争に日本が巻き込まれた場合にも共同体・民族集団としての日本を守るために個人個人に「権利」でなく「義務」を求めるのが政治なのです。そのようなことをする政治をつかさどる政治家にはそれなりの覚悟が求められてしかるべきです。政治家はタレントではありません。選挙というのはそれ自体が目的でなく、それはあくまで政治家を選ぶため、信任するための手段にすぎないわけです。「自分を殺してこのくにのために語る」、これが政治の基本ではないでしょうか。

 最後に現実的な話を一つ。ソフトパワーとして日本からの発信力を強化するために、映画、音楽等のコンテンツの国内外での使用をしやすくするべく、知的財産保護の権利関係を整理したポータルサイトを経団連主導で作るそうです。非常に前向きな取り組みで、全面的に応援したいものです。ただ、一つ注文をつけるのであれば、いくら権利関係の整理をしたサイトといっても、それ自体が対外国人的には日本の文化を知る大きなツールになるのは事実ですので、日本ブランドを積極的にプロモーション出来るようなポータルサイトにしてもらいたいものです。興味がさほどない人も囲い込めるような「おもてなし」の心で見やすいもの、ニーズに応えたもの、そして何よりも高いハードルである言葉の壁を乗り越えられるような多言語のサイトにしていただきたいと思います。この趣旨のことを会議でも発言したところ、前向きなお答えをいただきましたので、しっかりと見守って行きたいと思います。

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2006年03月11日

日中協議を見て思うこと

 今週北京でおこなわれた日中協議での中国の今回の東シナ海のガス田に関する対応を見ていると、どうも私が「未来総理」に投稿した懸念は当たっているように思えます。まだ読まれていない方がいらっしゃいましたらどうぞ読まれてください(→ロゼッタストーン『未来総理』http://www.rosetta.jp/mirai/m162.html )。簡単に言うと、東シナ海の件はガス云々というエネルギー需要の問題ではなく中国の長期的海洋戦略上の深慮遠謀の一端で、そのために靖国問題などいろいろな「口実」を持ち出して交渉の引き伸ばしを中国側がやっているというのが今回の一連の本質ではないかということです。

 先輩の西村康稔衆院議員のおかげで私も若干関わらせていただいていた東シナ海にも適用しうる海洋構築物にかかる安全水域についての議員立法も今週与党の政審(政策決定に向けての与党プロセスの最終段階の一つ)にかかったので、今後無事に国会を通過すれば日本側も試掘に向けて着々と準備できる制度的な環境は整うわけです。
 今の前原体制の民主党であれば少なくとも旧社会党的な寝ぼけた外交認識を持つ人が前面に出てくることはこのことに関しては無さそうなので日本の議会・国民の総意としてこの法律の圧倒的多数の賛成による成立をもって中国側に日本の強いメッセージを知らしめることも可能でしょう。その意味からも国会審議にはしっかりと取り組まねばなりません。頑張ろうと思います。
 もちろん実際の試掘にはいろいろなことを考慮に入れてGOサインを出さなくてはなりませんが、中国側があのような態度である以上試掘に踏み切らざるを得ないような事態はそう遠くない未来にある可能性が高いように思えます。中国は最近経済力や軍事力が強くなったことを背景に周辺国との関係では「陰険なジャイアン」みたいな雰囲気が出てきています。将来的な禍根を東アジア地域全体に残さないためにも日本がこの際毅然とした態度を示すことは非常に大事だと強く思います。

 悪名高いスプラトリー諸島(南シナ海)における中国の海洋拡張政策の例はしばしば今回の東シナ海のガス田をめぐる係争でも引用されるところですが、実は今回の日中協議での出方はスプラトリーのときの対ベトナム等への出方よりも相当に高飛車、相手国を見下したものであります。このような中国による外交以前の非常識なやり方を見ていると、場合によっては日本側もしっかりと中国に対して切れるような効果的な(中国からすれば死活的な)カードをアメリカなどとも協議して準備しておいた方がいいかもしれませんね。台湾関連などその気になれば出来ることはいくらでもあるわけですから、実際にやるかはともかくとしてすぐにカードを切れる状態にしてそれをしっかりと中国認識させておくことは外交戦略上必須のような気がします。そしてそれは東シナ海だけでなく、中国が六カ国協議でうまく北朝鮮を国際社会の圧力から守っているという今の構造を改善させるきっかけにもなりうるものです。六カ国協議の本質は「中国が北朝鮮がアメリカに攻撃される事態を防ぐためにおこなっている」ということは様々な客観条件を分析すれば自明のことであるわけですし。。。 日本政府としても拉致・核・ミサイル問題の解決に一刻の猶予も許されません。にもかかわらず問題解決でなく、北朝鮮が交渉のテーブルに着くだけで喜んでいるような最近の対北朝鮮交渉のムードには非常な危惧の念を覚えざるを得ません。

 と書いたところで、前回のブログで触れた東アジア共同体に関することまで今回のブログでお書きするのは厳しいような気がしてきました。ということでこの件については機会を改めて、歴史的側面も含めた私なりの考えと提言をしたいと思います。
皆さん、今日も最後までお読みいただいてありがとうございます。
 また、もしこれを読まれている方で、ご興味がある方がいらっしゃいましたら、お知り合い数人を集めて『鈴木けいすけとのポリシー・ミーティング』をやりたいという方がいらっしゃいましたら駆けつけますので事務所(03-3581-5111(ext5425);又は info@suzukikeisuke.jp)までご連絡ください。大いに語り合いましょう。


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2006年03月08日

日銀の政策決定に思うこと

 今日は時間がないので本当は書きたかった東アジア共同体や東シナ海でのガス田問題に関するコメントは明日以降にしましょう。できれば明日書きたいと思っています。

 さて、というわけで今日はワンポイントに絞って。今まさに注目されている問題といえば日銀の金融政策決定会合でしょう。私は実は一昨年の6月まで二年間ウォール街近くのオフィスで国際金融市場のリサーチのようなことをしていました。
 
 当時のアメリカはまさにテロ後の時期で、エンロン、ワールドコム問題に端を発した企業会計不信、雇用失業情勢も低調と経済はあまり状態が思わしくなく、FED(アメリカの中央銀行のようなもの:アメリカには歴史的な経緯等によって中央銀行というものがないのです)も連続して政策金利の切り下げに動いていた時期でもありました。債券市場や為替市場を見ながらいわゆるFEDウォッチ(FEDが政策決定会合(FOMC)でどういう動きをするかなどを見るということです)をしていました。デフレもちらほらと語られて日本の経験というものが注目されていた時期でもありました。

 そのころ思ったのが彼らのマーケットとの対話のうまさでした。まさに金融マーケットやそこのマネーの動き自体が経済に大きな影響を与えるようになっているここ最近の経済においては金融マーケットの期待をいかにうまくコントロールできるかが非常に重要な政策手段となります。

 最近の日本もまさにそのような状況であるわけで、ライブドアショック以降やや楽観論が影を潜めて好材料がある割にはセンチメントがいまひとつというムードが漂っている日本の金融市場というものを考えれば、日銀にも柔軟な政策運営を行ってほしいものですし、日本経済に責任を持つ政権与党の一員としてしっかりと注目していきたいと思っています。あわただしく書き上げてしまったので細かいところはビミョーな書き振りがあるかもしれませんがまあ、読み流してください。

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2006年03月06日

柏崎刈羽原子力発電所から

今日は自民党経済産業部会の視察で新潟の柏崎刈羽原子力発電所に視察に行ってきました。柏崎刈羽原子力発電所は単体としては世界最大級という東京電力の原子力発電所です。日経の今朝の紙面にも稼働中の検査を可能とする方向で検討との記事があったり、ITERもその実現に向けての最終段階にあるなど、まさにタイムリーな状況下での視察となりました。私自身原子力発電所に行くのは初めてで非常に興味深い一日となりました。新潟ということで東京からはかろうじて日帰りが可能な距離でしたが、それでもやや強行軍。松島部会長、小杉先生などの大先輩とともに行ってまいった次第であります。

現地では原子力発電所の視察とともに現場の方々との意見交換も行い非常に有益な一日となりました。今はまさにその帰りの新幹線の車中、忘れないうちに今日感じたことを書き留めておこうと思います。

 私自身の思いとしても、核融合(現在の核分裂ではなくてですが)と宇宙というのは日本の科学技術が目指すべき二つの大きなフロンティアという思いがあったと同時に、地球環境問題に積極的に取り組む政治家の一人として原子力に期待するものは非常に大きかったわけですが、今日の視察はそういう点からも非常に明るい未来を予感させるものとなりました。原子力発電所の現場では、安全面の配慮、技術的な水準の高さが特に印象的でしたが、それにも増して、そこで働いておられる方々のレベルの高さが強く印象に残りました。

 視察後の質疑でも出ていた話ですし、私自身興味深くいくつか質問した点でもありますが、原子力についてのまさに今のキャッチーな課題としては、テロリストもしくはもっと具体的に書けば北朝鮮(原発の位置は日本海沿いであり不審船によるアプローチも考えられる)のテロ攻撃からいかに守るかという点、そしてもう一つは国際的に見て保守点検の定期検査の頻度が高すぎるために稼働率が諸外国よりも高く無駄が多いという点の二点が大きく注目されるところであります。
 これらの点についての詳細は省きますが、いろいろと改善すべき点は数多くあることも今回の視察を通して判明し、政府・与党の一員としてできる限りのことをして日本のエネルギー戦略にベストな方向付けをしっかりとやっていきたいと思っています。
 
 特に原子炉へのテロ攻撃は事実上原子力爆弾に近い規模の被害を日本にもたらしうるものですので妥協なしの強い姿勢で安全対策に取り組んでいきたいと強く思ったわけであります。アメリカでも実際に飛行機がぶつかったときの衝撃を作り出しての実験が行われていて原子炉が真上からの攻撃でなければある程度の強度を持っているということは知られている話ですが、中国・北朝鮮のミサイルの射程にもろに入っている日本としてはアメリカよりも攻撃を受けるリスクは高いわけで、日本の原発では万が一の真上からのミサイル攻撃などにも耐えられるような対策も立てられていなくてはなりません。あまり書くと国防上望ましくないので詳説はしませんが、いろいろと考えておくべきテーマはあるようです。

 何はともあれ、日本のエネルギー情勢にかんがみれば原子力発電というものは短期的に見ても、あるいは核融合等も見据えた長期的な視点から見ても絶対的に重要なものであります。現段階では政治的にも技術的にももちろん長所短所があるわけですが、しっかりと長所を伸ばし短所をつぶしていけるような方向性を政治にたずさわるものとしてもしっかりと位置付けていきたいものであります。改めて決意を新たにした一日でありました。


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2006年03月02日

少子化の真実。。。

 少子化。われわれ国会議員の間でも最近よく話題になっている言葉です。少子化とともに結婚年齢の上昇も同様によく話題になってます。今日はこのテーマについて若干書こうかと思っています。もちろん思いっきり素人の視点から。

 そもそも、この「少子化」、なんで最近になって急にこれほど話題になるようになったのでしょう。何でここのところそのようなことが多く見られるようになったのでしょうか。

 これについてはおそらくいろんな意見があるんだと思います。皆さんもいろいろとお考えでしょう。まず論点からしていろいろあって、たとえば以下のようなことも考え出すときりがなかったりします。

・結婚が遅いのは男性・女性どちらの変化がより大きいのか(まあはっきりいうと、決断できない男性が多いのか、迷う女性が多いのか、ということです。)?

・少子化というが、家庭の子供の人数は、2と0に分化しているのか、一人というケースが多いのか?

など、ちょっと考えただけではすぐに結論が出ないようなポイントが数多くあるわけです。もちろん結婚だって子供だって、政府が政策でどうというのは健全ではなくて、自然のままにありのままに、その相手がいいから、一緒にいたいから、好きだからするものであって、それ以上のものであってはならないのは当然ではあります。しかしそれを前提としつつもいろいろと考えてみたいことではあるわけです。

 大体私自身独身ですから、このような問題を語っていいのかははなはだ疑問ではありますが、まあ、この際それは気にしないでおくことにしましょう。そんな私がふと思ったことを深く考えずに書かせてもらえば、このような風潮の数ある中のひとつの要因は「コンビニ」と「洗濯機」、もうひとつの理由は「ドラマ」。これだけでは何のことかわかりませんよね・・・ちょこっと説明することにしましょう。

 まず最初の「コンビニ」と「洗濯機」。これはいまどきの独身生活は不便がなく楽しいということの「不便がない」ということの象徴です。夜遅くまで連日仕事をする一人暮らしのビジネス人(男女両方いますからね)も、すぐに食べられるものを24時間売っている「コンビニ」、ボタンひとつで脱水から乾燥までやってくれる全自動洗濯機のおかげでまったく不便を感じない時代になっているのです。もちろん「結婚はそういう理由でするものじゃなくて・・・」という意見があるのには非常に賛成ですが、とはいってもこういうことが現代日本人の結婚の判断に何らかの影響を及ぼしていないのかといえば決してそういうことはないのではないでしょうか。このように独身でいることに特段の不便がないと、特に若い人の場合、結婚を制約と思ってしまうこともあるのかもしれません。

 次に「ドラマ」。チャンネルをひねれば若い独身の恋愛物語、家庭が出てくるときといえば崩壊の危機か不倫というのが、最近のテレビ事情である気がします。大雑把に言えばこれが最近の数字が取れるドラマや映画の流れなのではないでしょうか。「家庭っていいな」「子供がいたらいいな」と思えるようないいドラマが最近のこの国には少なくともない気がします。メディアがここまで大きな影響力を気づかないうちに人の心に与えている時代です、このような話は軽視できることではなくて意外に世間のムードという意味ではとても重要なことであったりするのではないでしょうか。

 と誤解を恐れずに思ったことを書かせていただきましたが、要は、フリーバースだとか経済的な援助だとかいろいろと最近打たれている対策も別に悪いとはいいませんが、本当の理由はそんなことでは解消しない気がするんです。もちろん働く女性が復職しやすい環境づくりは非常に大事ですし、ここまでIT化が進んでいる時代、在宅勤務のような形態を活用すればいくらでもやりようはあるでしょう。それに母親が働ける環境の整備も必要です。でもそれはあくまでこの問題の本質のほんの一部にしか過ぎないのではないでしょうか。そのような思いが強かったもので、ついこのブログに書いてしまいました。

 まあ、自分自身この問題は専門家ではありませんからいろいろとご意見はあると思いますが、さしあたっては「まずいろいろやってみましょう」といったところでしょうか。今私も若手議員による少子化フリーター問題研究のチームにも入っていますのでしっかりと取り組んでいきたいと思っています。

suzuki_keisuke at 19:38トラックバック(0) 

2006年03月01日

今日の一日:外交デー

 今日の昼は、党本部で在日各国大使館の外交官を対象とした勉強会で自己紹介と30分ほどのプレゼンテーション。中身は「日本外交戦略がいかにあるべきか」というもので概括的な自分なりの問題意識を説明しました。項目も「国家安全保障」「経済」「価値観の発信」という三つに分けそれぞれについての説明を行いました。




 その後の質疑では中国大使館からこられていた書記官の方やロシア大使館の方から質問をいただき回答しましたが、やはり外交というのはいくら一個人といっても与党の立場では不用意な発言ができないものですから非常に気をつけて慎重にやりました(少なくとも本人としては)。失敗しないように考えながら話すというのは窮屈なものですね。



 中国大使館の方は私が「中国の軍事費の急速な増加と軍備の増強を見れば地域の不安定要因として注視することも必要」と講演の中で触れたことに関して、「中国が脅威なら日本だって脅威じゃないか」「中国はその歴史上一度も他国を侵略したことはない」といったことをおっしゃったものですから、丁寧にご説明して理解を得るのに苦労しました。まあ、喧嘩腰の人に対して冷静に答えるというのは骨が折れますし、ましてや理解が得られるかといえばそういう状況であれば難しいわけで、う〜ん、といった感じです。自分なりに「大人の対応」をしたつもりですが、さすがに地が「大人」でないものですから(?)本当にそうなっていたことかは自信がありません。。。 何事も修行ですね。





 午後は予算委員会の分科会で質問。分科会というのは予算委員会におかれるもので、各省ごとにしっかりと審査するために置かれているものです。昨日から今日にかけて集中的に同時並行的に行われました。内容については皆さんにご判断いただきましょう。。。私のホームページからも行ける衆議院TVのページで明日以降録画も見られると思います。私は15時から第3分科会というところで外務省予算について(といっても予算中心でなかった気もしますが)質問いたしましたので。




と書いているうちに、出発の時間になってしまいました。なんか報告だけでいつも以上につまらないブログになってしまいましたがご勘弁を・・・







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