2006年12月

2006年12月29日

師走の終わりの方に思ったこと(地域間格差・労働問題など)

 先日親族に不幸があり千葉の館山へ。東京に重要な所用があったため、現地で対面を果たし諸々の仕度に協力した後夕刻に一旦こちらに戻り、翌朝告別式に出席のため再び館山に向かおうと東京駅に行くと内房線が前日の雨で全線不通。間に合うように行くすべなく、涙を飲んで心の中で冥福を祈りながら東京での日程をこなしました。昨日(27日)のことです。

 東京から近い南房総のインフラの弱さ(鉄道も単線)を痛感するとともに、その前日に知った実情、館山発東京行きの特急は朝9時発の次は夕方16時発まで無く、にもかかわらず車内はガラガラという現実。地域間格差を改めて痛感しました。まあ、現実には館山なんていいほうなのでしょう。私は「機会の平等」を信奉するものですが、地域間格差は生まれた場所によって人々へのチャンスを限ってしまうもの、見過ごしてはならない問題と再認識しました。

 そんなこんなで夕刻にはやや時間も出来たので古巣の財務省に出向き時間の許す限り幹部以下を訪問しあいさつ回り。たまたま時間の余裕が有ったので、その場にいた同期数人と財務省の食堂で夕食をとり意見交換しました。振り返ってみれば、福岡国税局、ワシントン、NY事務所、厚生労働省と出向が続いていた私にとっては今世紀初めての大蔵省食堂、いろいろな思いとともに初心を思い出すいい機会となりました。食堂に食べに来た役所時代の先輩には驚かれましたが、たまにはこういうのもいいですね。。


 さてさて、徒然に記せば、古巣といえば私が最後に仕事をしていたのは厚生労働省でしたが、来年の行政の主要テーマの一つに「労働ビッグバン」というものが取り上げられるようです。その関係もあってか党の労働関係の調査会も再開されました。

 その場で私は「労働市場の流動化(年齢差別禁止=新卒一括採用も出来なくなる、解雇法制の整備等まで踏み込む場合)を進めればチャンスは広がるし生産性もあがる可能性は高いが、一方で終身雇用の崩壊によりこれまで日本の産業・経済成長を支えてきた中流階級層がなくなることも覚悟しなくてはならない。少子化を考えれば自由化に進まざるを得ないのであるから、せめて日本経済の長期的なリスクを少しでも減らすためにも企業の賃金カーブをフラット化させたり、労働分配率を向上させられるような環境整備にマクロのセーフティーネットとして真剣に取り組むべきではないか」という趣旨の発言を行いました。

 私が思うに今後労働市場をどうして行くか、外国人雇用や高齢者雇用(定年のあり方)、女性の働き方等の問題全てを考える上で、この点は根本的なジレンマ・テーマであります。この問題がいったん進むと社会構造の変化という観点からすれば逆戻りは出来ない問題であるのはヨーロッパを見れば明らかです。2025年の日本に責任を持つ政治家として、しっかり考え、悩み、決断をしていきたいものです。

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2006年12月24日

国会のあり方に物申す!

 先日河野議長が本会議のあり方について疑念を呈されていました。まあ、これはもっともな話で、今の国会の本会議は質疑も一問一答方式ですらなく、質問者が何問もまとめて15分くらい話して、それに対し各大臣がまとめて答えるという方式です。つまり、前日にすり合わせたシナリオを読んでいるだけといっても過言ではないわけです。つまりは本会議のセレモニー化です。

 このような問題は一問一答方式の委員会でも当然存在するわけで、活発な質疑などは前日に政府と打ち合わせをしての質疑である以上なかなか望めません。そこで面白いと思ったのが、今月の20日、国会閉会翌日に開かれたテロ・イラク特別委員会で行われた自由討議という方式です。

 この自由討議は政府は出席しませんでしたが、各議員が完全に自由に発言を出来るというものでした。私も冒頭の自民党を代表しての意見表明とその後の討論での発言を行いましたが、なかなかみなが原稿を読むのではなく意見をぶつけ合うことが出来て非常に面白い試みと思いました。



イラク特(20日)で日本の安全保障につき自由討議(画像が悪くて申し訳ありません。。。)


 与野党間で、さらにはそれぞれの間でも割と率直な意見のぶつけあいが出来ていたような気がします。まあ、政府が出席するとこうはいかないのかもしれませんが、こと外交のようなものについては完全非公開の秘密会を行うなど議論の質を上げて国会に建設的な意義を持たせるような試みはされてもいいのかもしれませんね。

 「クリスマスイブにわざわざ書くことかねえ」と言われそうないささか無粋なブログではありますが、まあ、国会議員ということでお許しください。来週でいよいよ今年も終わり。楽しい年末年始をお送りください。ノロウィルスやら風邪やらが流行ってますので、お気をつけて!




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2006年12月19日

麻生派結成に参加させていただいています

 皆さんこんにちは。
 
 今日で国会も閉会しました。とはいえ、明日もテロ・イラク特別委員会は閉会中審査で開催され、私は自由討議の冒頭で自民党を代表しての意見表明をさせていただくことになっています。これで今国会も終盤に来て三週連続で質疑・意見表明の機会をいただけたわけで非常に有難いものだなあと感じています。イラクで活躍している航空自衛隊の部隊派遣を今後どうしていくのか?東アジア情勢も関係してくる複雑な状況の中で的確な判断を下さなくてはなりません。日本のため全力で頑張りたいと思います。

 さて、このような場でのご報告となってしまい恐縮ですが、私はこの度新たに旗揚げされた麻生派の結成に参加させていただくことになりました。国家観、見識など私自身非常に共感を覚え、尊敬する麻生外務大臣を今後は微力ながら全力で支えていこうと決意いたしました。会派の名称である「為公会」ではありませんが、日本のために有為の政治家となるべく私自身しっかりと精進してこうと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。まあ、麻生会長ご自身が安倍政権を支えていくと明言されていますので、私自身の立ち位置にはあまり大きな変化は無いと思われますが・・・



麻生会長の揮毫を囲んで(私は左から二人目)




麻生派立ち上げの記者会見にて

suzuki_keisuke at 18:56トラックバック(0) 

2006年12月17日

会期末の一週間(今週の動き)

 みなさんこんにちは。国会もついに会期末。税制も一区切りが付きこれから予算の最終ステージです。巷では忘年会シーズンですよね。お声がけをいただいて顔を出す会合も年末に向け増えてきています。いけば勧められることが多いので、勧められない限りは可能な限り食べない、飲まない。これを心がけている今日この頃です。これからの政治生活を考えれば健康も商売道具ですから、流されてはいけない、そう思っています。それに、こちらが飲み食いするよりも一人でも多くの人と話したり場を盛り上げるほうが他の出席者にとってもいいでしょうからね・・・

 さて、私は今週も先週の外務委員会、先々週の決算委員会での質疑に引き続き、テロ・イラク特別委員会で意見表明を行う予定です。日本としてイラクと今後どのように関わっていくか、特に自衛隊がらみの件についてはアメリカの動向というのが日本の場合は非常に大きな判断材料の一つであるのは本音のところ事実でしょう。イラクとのかかわりにおいては「イラク国民のため」と同じかそれ以上に重要なのが「日本の国益・安全保障」です。エネルギー戦略・東アジア情勢等々、様々なファクターを考慮しなくてはなりません。このような点を比較衡量しての適切な判断を求めていきたいものです。

 そういえば、話は若干変りますが、最近会期末をむかえ永田町の動きがいろいろときな臭くなってきました。改革何とか議連の発足、河野グループ解散・麻生派結成、さらには武部さんのグループ立ち上げなどなど。まだまだこの世界に不慣れな自分としては、日本のこれから、そして私自身の政治的な立場等を考えながらじっくり考えて適切に対応していこうと思っています。

suzuki_keisuke at 14:55トラックバック(0) 

2006年12月12日

明日の午後質疑に立ちます@外務委員会

 チャーチルの絵が一億円で売れたという記事が新聞にありました。いやはやノーベル文学賞も受賞していますし多才な人なんですね。なかなかの風景画です。

 まあ、日本の国会議員はどうだと言われても私自身国会議員もまだ一期目、それも選挙は実質まだ自分の戦いはしていませんから趣味や芸術どころではありませんが、中堅にでもなれば自分の視野を広げるためにも感性を磨けるような趣味は持ちたいものです。小泉さんのオペラや歌舞伎は言うまでもなく政治家には人間の感性を感じる感覚的な部分が必要なのでしょう。「感動」、いろいろな意味でこの言葉を大事にしていきたいと思います。

 とふと夕刊を読みながら思いましたが、私はと言えばまた明日は外務委員会で午後二時過ぎから質疑。準備に取り掛かることにしますので、今日は短いながらこの辺で!

suzuki_keisuke at 18:07トラックバック(0) 

2006年12月06日

活動報告 〜今日の一日〜

 最近は寒くなってきましたね。風邪も流行っているみたいなので気をつけましょう。

 さて、今日は朝はアメリカ大使館で北朝鮮関係のブリーフィングを受け、その足で決算行政監視委員会で30分間質疑。国連・IMFへの拠出や日本としての国際機関への関わり方、サハリン気療形灰スの状況、東シナ海のガス田、京都議定書等についてやり取りさせていただきました。基本的には委員会が一日中あったので委員会室で過ごした一日でした。

 

委員会室の様子


 決算行政監視委員会とは何を審議するところか?まあ、言ってみれば、委員会の名前から想像できるように、何でも幅広く聞ける委員会なのです。やり取りの模様はwww.shugiin.go.jpで動画で見られますのでよろしければごらんください。

 

追求中!?


 引き続いて昼はウクライナの国会議員と面会し意見交換。そのまま党本部で道路特定財源の議論に加わり「年金、医療、財政再建その他緊急のテーマがある今の日本で道路だけを特定財源として聖域としてよいのか?必要な道路はしっかり整備するということなのだから一般財源化すべき」との趣旨で発言。会議全体の雰囲気は反対論が当初優勢だったものの後半になりやや軟化した印象を受けました。もちろん今後の調整如何で状況は変わるのでしょうが。。。

 委員会が5時前に終了して後は数件の面会やブリーフィングを終えて今こうしてブログを打っていると言った感じです。

 これから国会もまさに終盤戦。頑張って懸案事項を片付けたいものです。





suzuki_keisuke at 20:02トラックバック(0) 

2006年12月05日

駐車場での夫婦喧嘩はNG?

 昨日どこかの新聞に最近アメリカで日本人が逮捕されるケースが急増しているという記事がありました。DV罪でということのようです。でもこれ、実はもっと深刻な問題もはらんでいるのかもしれません。

 実は私自身ワシントンDCにいた際に同じような経験をしています。ショッピングモールの駐車場で当時付き合っていた彼女と口論になり、「もう帰る」と言って地下鉄の駅に向かって歩き始めた彼女の肩に「ちょっと待ってよ〜」と言って手をかけた瞬間、ワシントンでは殺人事件が起こってもめったに現れないと言われるパトカーが二台もこちらに向かってくるではありませんか。4人の警官に囲まれて「牢屋に入れるからな(you have to go to jail)」と言われ、おまけに遅れているアジアのお前の国では罪にならんがここはアメリカなんだと怒鳴られました。警官は「彼は悪いことをしていない」という彼女の弁明にも耳を傾けようとしませんでした。

 その場はねちねちとやられた挙句に「今回だけは許してやる」という結末。たまに耳にした話では、やはり白人でないとそういう嫌がらせを受けやすいとのこと。もちろんDVは絶対に許されることではありませんが、今回の報道に出ていたようなことは、むしろ人種差別が根底にある過剰反応という側面が強いのではないか。そんなことを自分の経験からふと思いました。

*最後に、明日午前10時から決算行政監視委員会で質疑に立つ予定です。ご関心の方はインターネットの衆議院TVのページでご覧いただけます。

suzuki_keisuke at 13:46トラックバック(0) 

2006年12月03日

一連の知事辞職に思う

 最近県知事の汚職、辞職が相次いでいます。大学のボート部の先輩である佐賀県の古川知事と先日お話した際にも「最近は「お前は大丈夫か?」といわれてしまう」とぼやいておられましたが、清新なイメージのある若い古川知事ですら冗談にしてもそう言われてしまうのであれば、全国各地でそのような状況なのでしょう。

 もちろん汚職、談合などはもってのほかのスキャンダルですが、こうもあちこちで連続して同じような状況が起こるということはやはり単なるスキャンダル以上に構造的な問題があるのではないかと考えざるを得ないのかもしれません。

 私は大蔵省勤務時代に福岡国税局で建設業等の税務調査の仕事をしていたことがありました。そのときの経験から考えても、今日のような談合・汚職問題が起こるような構造は確かに各地に存在するといえなくもありません。

 普通に考えれば、建設業は日本のような地震が多い国では木造建築が多くなり補修等も頻繁に必要となることを考えれば諸外国に比べれば儲かる産業であるはずです。もし需要と供給がちゃんとバランスしていれば。ところが実態としては全く儲かっていない。それはなぜなのか?

 今の日本では労働者の10人に1人が建設業従事者です。これは明らかな供給過剰。供給が過剰であれば建設業という供給者は経済的に常識から考えれば儲かるはずがないのは自然の道理なのであります。

 その結果として、儲からないから談合して、もしくはいろいろな手法で政治等も利用しながら利益配分を内輪で行っていかなくてはみんなが食っていけない。そんな事態が存在しているのではないでしょうか?

 果たして我々は全国民の税金を使ってまで過剰に存在している建設業者を業界を保護しなくてはいけないのでしょうか?それよりは建設業界でだぶついてしまっている労働者の方々に、より生産性の高い業界で力を発揮していただくことこそ一人一人の長い目で見たときの幸せのため、そして日本のためなのではないでしょうか。

 今回の一連の騒動、そして公共事業の関係の話は、このような産業構造のバランスの悪さを今後どのようにしていくのかという大きな視野から考えられなくてはならないはずです。100年以上前に蹄鉄業者の利権を護るために道路の舗装をしなかったために自動車の普及に悪い影響がでたというような逸話を耳にしたことがあります。それはおそらく当時は大真面目な議論の末。でも今から思えばその判断は何かが間違っていたわけです。

 政府が国民の皆さんからいただいている税金を使ってまで護らなくてはいけないものとは、決して一部の利権ではないはずなのであります。
 

suzuki_keisuke at 23:42トラックバック(0) 

2006年12月01日

増税論議??

 税制改正の議論、つまり来年の税に関する議論が佳境。毎年この季節になると原則(法人税や消費税など)から何を例外として優遇するかという議論が行われます。その時々、重要と思われる施策を進めるために税の減免でインセンティブ付けをするわけです。

 しかし、私は個人的にはどうもこの時期の雰囲気になじめません。裏バラマキのにおいがプンプンするからです。「ある人たちへの減税はそれ以外の人たちへの増税」。このことを決して忘れてはならないはずなのに、会議ではいとも気安く業界団体や各省の意向を受けた議員が「○×への優遇は必要だと思います!」の嵐。真剣に悩んだ末の結論とは思えません。カネや票のためという面は強いのでしょうが、「謙虚に広く声を聴く」のと「特定の集団の言いなりになる」というのは全く違うはずです。「政治が本当に国益を考えて動くようになるにはまだまだ時間がかかるなあ」、これが政治家となってこの季節を迎えるのが二回目の私の率直な感想です。

 さてさて、そんな季節ですから、こんな私でも毎日いろいろな方が陳情に来られます。今日の最後に来られたのは中小企業等の業界団体の方。「日本の中小企業の方々は本当に優秀な人が多いのだから、ある意味麻薬のような減税や補助金頼みの中小企業対策で短期的なその場しのぎをするのでなく、規制緩和や自助努力で足腰を自ら強く出来るような方向に大きく政策転換すべき。政府が保護するのも介入するのも企業にとっては長い目で見ればマイナスなのだ」という思いから、陳情にこられた方にずけずけとこちらの意見を言ってしまいましたが、真意が伝わったか心配ではあります。大人気ない青臭いことは止めようといつも思いながら、なかなかそうできないんですよね〜 まあ、私としては長い目で見てこの国、この国の人のよりよい将来のため、真の国益のために精進し続けるだけです。

 とはいえ、確かに下請けの中小企業が好況の大手企業の影で泣いているという話は良く聞きますし、そのようなことは許されてはならないと思いますから規制緩和等によるビジネスチャンス拡大とともにこういう問題への対策なども考えつつ中小企業をそういう形で支援して応援していきたいと思っています。

 そういえば話は変わりますが、午後に道路特定財源関係の会議がありました。私はあまり長い時間いられなかったので発言は出来ませんでしたが、いやはや、反対論はすさまじいものがありました。どうなることでしょうか。安倍さんにはなんとしてでも揮発油税まで含む形での一般財源化を実現させ、男を上げてほしいものです。ちなみに、この読者ならお分かりでしょうが、私は明確に一般財源化賛成の立場です。

suzuki_keisuke at 17:21トラックバック(0) 
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