2007年02月

2007年02月28日

二月も終わり

 何だかんだいって雪が降らないまま冬は終わりそうです。確かこんなことは東京では初めてだそうです。地球はどうなってしまうのでしょうか?

 さて、今日はフェデリティー投信主催、厚生労働省・在日米国大使館後援のイベントに出席し審査員を務めました。イベントは大学生による年金その他「老後」を考えた企画の発表会というもの。いやはや最近の大学生というのはすごいですね。パワーポイントを駆使した素晴らしいプレゼンでした。



審査員として講評


 年金問題、いろいろな意味で困難な問題ではありますが、今の制度が「100年安心」ではないことはもはや明らかです。すでにある制度の変更ですから経過措置の置き方など非常に困難なのは重々承知してはいますが、「そもそも年金とは何のためのものなのか?」に始まり「就労意欲をそがず、個人のモチベーションを下げないセーフティーネットの仕組みの構築の必要性」「支給水準と支給開始年齢」などなど根本的な議論をしなくてはいけない時期が来ているのかもしれません。全ての人にかかわる問題です。オールジャパンでアイデア・知恵を出して行きましょう・・・などと思いながら企画の審査をさせていただきました。

 話は変わりますが、中国発の株式市場の動きはなかなか激しいものがありますね。ただ、日本の景気は底堅いですからあおりは受けても大きな流れは変わらないのではないかと楽観しています。

 とはいえ、中国経済は危うい好循環のバランスの上に好景気を実現してきたわけで、資金の流れが一気に逆流するとなるとまさに不況が不況を呼ぶバブルの悪夢となりかねません。しっかりと適切に対応していきたいものです。

 明日は予算委員会の分科会で年末以来久しぶりの質問に立ちます。当選以来9回目の今回の委員会質疑の相手は甘利経済産業大臣。CSR、エネルギー戦略、環境など思う存分質疑を行っていきたいものであります。



suzuki_keisuke at 16:46トラックバック(0) 

2007年02月27日

オスカー

 昨日アカデミー賞の発表がありました。日本人的には残念な結果となりましたがまあ、良しとしましょう。ところで、アカデミー賞に対応して日本における映画の賞としてあるのが日本アカデミー賞、皆さんはどう思われますか、このネーミング。

 ミス日本、日本シリーズ、ここら辺まではまあいいですよね。日本シリーズなんてむしろ自国のチャンピオンを決めるだけなのにワールドシリーズと名乗っているアメリカの方が違和感があるわけで全く問題のない名前の付け方です。

 これがアカデミー賞に相当する日本の映画の賞を日本アカデミー賞にするとなるとはじめから日本はアメリカに及ばない、ハリウッドは雲の上と言っているようでどうも納得できない思いが私にはあります。

 まあ、こんなことを書くと了見の狭いやつと思われてしまうかもしれませんが・・・

 いずれにせよ日本の映画関係者には役者も含めてこれからもいいものを作っていって欲しいものです。

suzuki_keisuke at 17:29トラックバック(0) 

2007年02月22日

サウジアラビアとイランの意外な関係

 昨日は来日中のサウジアラビアの内務省次官と都内で懇談。サウジアラビアはメッカを抱えるイスラム教のうちのスンニ派の大国で、日本とは原油の関係もあってこれから関係強化をしていかなくてはならない国の一つです。

 アルカイーダのビンラディンもサウジ出身であることやアラブの中でも依然として禁酒が守られるなど非常に厳格なイスラム教国であることなどからなんとなく強面な国のイメージがありますよね、日本人的には。私は隣の島であるバーレーンには昔短期間いたことがありますが、そのころはまだサウジとの橋が出来る前。サウジアラビアの空気には触れたことはまだありません。まず現地に行って空気を感じてそこの人々と話をしてみないとなんともいえないことが多いとは思いますが、昨日の面会で気づいたことをいくつか書いてみることにします。

 .汽Ε犬皀謄蹐糧鏗下圓任△襪海箸魘調していた

 若年人口比率が非常に高く失業率も高止まり、王家の元での専制政治という中で、正直ソフトな貧困撲滅などのメッセージで訴えるテロ集団に対する人やカネの流れを止めるのに非常に苦労している実態があるからこそ一生懸命対策をしていることを強調しているのかという印象を受けました。

◆.ぅ薀鷯霎についてたずねると、近隣での武力衝突は歓迎しないとしながらも、イランの核の向く先はイスラエルの前にサウジだろうとの反応であった

 正直驚きました。シーアとスンニがここまで決定的に違うとは。イランの核開発に一番刺激を受けそうなのは、そして脅威に感じるであろう国は長年のイスラムの敵のイスラエルではなく同じイスラム教国のサウジアラビアやトルコだと明快に強調していました。これは正直意外な展開でした。この地域を知らないものとしてはイラン・サウジはイスラム界の両巨頭というイメージですからねぇ。

というわけで、自分がなじみがない地域のパワーバランスや緊張関係などは実際にそこの人と話し、行ってみて空気を感じないとわからないものだなあということを改めて痛感した次第です。ベースとなる情勢認識が違っていたら正しい外交戦略など立てようもないわけですから、これからもいろいろな局面での情報収集に努めていきたいものであります。。

suzuki_keisuke at 17:19トラックバック(0) 

2007年02月13日

中国出張報告

 土日と額賀前防衛庁長官他数名の国会議員と共に訪中しました。北京も非常に暖かく最高気温が12度、向こうの人曰く170年ぶり(実際には数十年ぶりのようですが)の暖冬とのことでした。大気汚染のひどさにびっくりしたり、軍関係者との意見交換で認識・常識の違いを改めて痛感したりと、一泊二日の強行スケジュールでしたが充実した出張となりました。以下私がまとめた出張報告メモを転記させていただきます。


日時 :平成19年2月11日〜12日
面談先:宮本大使(ブリーフ)、熊光楷中国国際戦略学会会長、盛華仁全人代常務委副委員長、曹剛川国防部長(国防大臣)、王家瑞中共中央対外連絡部部長

◎熊光楷会長
 中国の軍事状況についてのブリーフィングの後意見交換。
先方より、1949年以降数十年かけて機械化されてきた軍隊が、今は情報化されている段階。日本レベルになるのは2050年であり、脅威論は的外れとの説明。また軍事費についてもアメリカに比べ中国は非常に低いレベルにあり、よく言われる軍事費に計上されていない軍予算という議論についてもアメリカの方がより大規模であり中国批判は正当でない旨説明。
当方より軍備の透明性の欠如、東シナ海、衛星実験等につき反論し意見交換。先方より平和憲法、防衛省、自衛隊海外派遣等について懸念が示され、当方より状況を説明。情報の透明性をはじめ各案件につき双方の認識の隔たりは大きい。中国側の情報・理解不足によるのか意図的な問題提起なのかは不明。なお、省昇格については防衛庁より中国に説明を申し入れするも拒否されているとのこと。

◎盛華仁副委員長
 議会間の交流の必要性につき確認。日中議員サッカー試合の開催につき合意。




軍関係の本部八一大楼の玄関。圧倒される立派さ。



その外側。軍の権勢が推測される


◎曹剛川国防部長
 軍備・軍事費の透明性、東シナ海、衛星実験についての懸念を当方より表明し意見交換。また、国防部長の来日、自衛隊と中国軍の艦船交流にも言及。
 部長より、衛星実験については平和利用であり問題はないこと、かつてアメリカもやっていたこと、デブリ(破片)は実験前にも大量に存在し実験により危険を招いたとの認識はないこと等の主張がなされた。今後については実験の予定はない旨表明。
透明性に関しては「信頼が無ければ透明性を高めることは出来ず要求にこたえることは出来ない」「透明性を増してほしいのであれば相手の利益を損なうことはしないことだ」と述べた上で、台湾問題は中国にとって最も重要であり日米の動きを非常に懸念している旨表明。



曹剛川国防部長と


◎王家瑞対連部長(中国共産党の対外政策部門)
 政党間交流につき意見交換。なお、中朝友好協力相互援助条約について尋ねたところ、たとえ二回目の核実験を北朝鮮が行う等の事態があったとしても、北朝鮮が第三国から攻撃を受けた際に中国が北朝鮮側で参戦するという条項を含め条約を見直しをする考えは一切無い旨明言。




王家瑞対外連絡部部長と



昨夏お会いした趙日本処長と昼食会場で再会



◇所感

 北京滞在で衝撃的だったことは何を置いても環境破壊の凄まじさ。上空から見てもかつてのLAのようなスモッグの傘のようなものがすっぽりと北京を覆っており、現地の人間の話では靄がかかったような状況が普通であってすっきりと晴れ渡ることは滅多にないとのこと。内陸部の重慶等はもっと環境問題が深刻とも聞いており、人類の将来にとって中国の環境問題は非常に深刻とのことを改めて認識した。環境枠組みへの参加と環境技術移転を日本企業が出来るような知的財産権保護の体制整備を中国には求めていきたい。



北京・天安門広場近くの渋滞。すごい数の車である。


 また北京オリンピックを翌年に控え、インフラの整備や環境問題が懸念されるところ。様々な面での助言をしっかりとして、北京さらにはその先の東京オリンピック(招致中)の成功に尽力したい。

 安全保障関係については、言っていることやっていることが全く違う以上、まずは透明性の確保が必要であるが、いずれにしても非常に広い隔たりがあるのは事実。台湾問題、東シナ海、衛星破壊実験、依然としてコミットしていることが明確となった北朝鮮との軍事同盟、軍備拡張の目的の不透明さなど、日本としては非常に懸念される状況にあることは事実である。これらの問題を解決し東アジア地域の安定を将来にわたって確保するために中国をしっかりと知り、パイプを持つことは極めて重要である。



六者協議会場ともなっている迎賓館釣魚台の中。車中から撮影後兵士に睨まれる。


 ちょうど行われていた六者協議について付言すれば、懸念されるのは、)鳴鮮が本当に隠したい施設は寧辺のものではない可能性が高いわけで、そこにだけ注目していると名目的な非核化しかなされないという点、核実験をしたことによって北朝鮮は結果として何も失わず支援を勝ち取れたという事実は今後の情勢に深刻な影響を与えるのではないかという点、設置される5つの作業部会のうち「東アジアの安全保障」というものだけ「浮いて」おり、中国が戦略上日米同盟の相対的存在価値を低下させるために提案したものである可能性がある点、等であろうか。いかなる状況になろうとも中朝軍事同盟を死守すると共産党の外交責任者が明言している現実を踏まえれば、中国、北朝鮮の真の意図は何なのか、短期的、中期的、長期的視点から厳しく実態を見ていかなくてはならない。


suzuki_keisuke at 18:38トラックバック(0) 

2007年02月11日

史上最も遅い初雪

 最近なんとなく暖かい日が続いている感じがします。まあ、温かいことはありがたいことではあるのですが、東京の初雪が2月10日になってもないのは史上初ということを耳にすると、どうも喜んでばかりはいられません。

 温暖化、もちろん単純にはいえませんが、人間が社会で排出する二酸化炭素の問題と無縁ではないでしょう。

 今世紀末までに○℃気温が上昇するという議論が良くされますがここは一つ注意が必要です。例えば3℃上がるということが言われたとします。3℃なら何とかなるレベルではないか?そうお考えの方もいるでしょう。

 でも冷静に考えてください。平均で3℃ということは、ある場所では7℃の上昇、ある場所では3℃の低下というように地域でばらつきはあるわけです。加えて、場所によってはその7℃というのも冬は下がって、夏は10℃上がるということもあるでしょう。そして、年によっても冷夏と猛暑、厳冬と暖冬というように極端な異常気象が増える可能性が極めて高いということに留意しなくてはなりません。

 温暖化のリスクとは単に気温が上昇することだけにあるのではなく、むしろある程度バランスしてきたこの地球上の気候が極端に不安定に振れることとなるということにあるのではないでしょうか?

 想像してください。毎年の降水量も気温もバラバラで予測がつかない土地に、人は何を植えて栽培すればいいのでしょう?予測が出来なければ農業や食糧生産は成り立ちません。

 私たちはもっと事態を深刻に捉えなくてはならない、そう思います。

 そしてその自覚の下、最早国内問題でなく国際問題である環境問題の取り組みを「省エネ国家日本」は諸外国に訴えていかなくてはなりません。それは押し付けでなく、人間社会の一員としての責務です。衒うことなく日本は外国に省エネ社会構築に向けた働きかけをしていかなくてはなりません。「自分が頑張るのは当然だ、他の人に如何に一生懸命やらせるかで勝負は決まる」大学ボート部のときコーチから言われた言葉です。他人に厳しいのも時には必要です。人類が生き延びるための真剣勝負なのですから。。。

 最後に一点後報告を。今回は環境の絡みではありませんが、明日からある訪中ミッションの一員として北京に二日間赴きます。環境にしても安全保障にしても経済にしても、パイプがなくては何も出来ません。今後長い目で必要なパイプを各国と築いていく努力をしていきたいと思います。このことは国のために尽くす政治家を志すのであれば、決しておろそかにしてはならないことだと私は思っています。

 このミッションの報告等はまた帰国後にさせていただくこととして今日はここらへんで終わらせていただきます。

suzuki_keisuke at 00:24トラックバック(0) 

2007年02月07日

「言っていること」と「やっていること」がまったく違う場合

「環境問題に真剣に取り組んでいる」「宇宙の平和利用を主張し宇宙の軍拡競争に加わることはない」「東シナ海を平和と友好の海に」「(東シナガス田営業開始との報道は)事実と異なる」「歴史上他国を侵略したことはない」「知的財産権制度の構築が中国の科学技術と産業の発展にとって急務である」「ミサイル実験につき北朝鮮を非難」

温暖化は先進国の責任であるとして削減義務に反対、環境技術は高くて導入できないから先進国からの資金援助が必要と主張。衛星破壊ミサイル実験を実施。取り決めの事前通告なしでの海洋調査、原子力潜水艦による領海侵犯事件、境界線にかかるガス田の開発を一方的に強行。ベトナム、朝鮮、チベット、日本(元寇)に軍事的に進出。知的財産権侵害、特許侵害の事例多数、当局の救済等の動きもきわめて鈍い。ミサイル実験直後に北朝鮮が他国と戦うときの中国の参戦を義務付ける中朝友好協力相互援助条約締結45周年を祝賀、国連制裁に反対姿勢。

一部私自身が耳にしたり確認したりしているものがありますがそれ以外は報道ベースの情報なので正確と断言は出来ません。しかし概ねこのような状況であることは確かなようです。何のことかわかりませんよね、これだけでは。

 実は最初の段落が政府高官等の対外的なコメント、つまり「言っていること」、「国際的に約束していること」、そして次の段落が信じられないことにその同じ国の実際の動き、つまり「やっていること」です。誰が?中国政府がです。

 私は日本は東アジア地域で生きていかざるを得ない以上日中関係は相互の信頼の上に良好である方がいいと思いますし、そのための努力を惜しむべきとは思っていません。中国の発展はそこの人々の幸福に繋がるのであれば素晴らしいことだと持っています。しかし、ここまで言っていることとやっていることが違ってしまっていては、信頼関係構築も何もありません。最近の日中関係を悪化させているのは中国の不誠実な態度や政策の不透明性であることを指摘せざるを得ません。地域の安定や日中両国の将来のために中国政府に猛省を求めるとともに政治家として中国に対し情報開示や国際的な最低限のルールを守ること、そして(外交において常に本当のことを言うのは現実的ではありませんから)最低限嘘はつかないこと、を求めて続けていきたいと思います。

 安倍総理訪中以来日中関係は改善したといわれますが、中国側が進出日本企業に対する嫌がらせを減らしたという声を一部で聴く以外は中国政府の日本に対する行動、地域の安定を脅かす行動は実は全く変わっていないというのが実態ではないでしょうか。日本は厳しい財政状況の中政治判断でODAまで続け、いろいろな協力を中国にしているわけで、二国間関係というもののベースは交渉・喧嘩なわけですから一方的に譲歩をして足元を見られる結果とならないよう感情を排して厳しく実態を冷静に見つめていきたいものであります。そもそも中国には現在の、そしてこれからの日本が国連安保理常任理事国入りすることに反対する正当な理由は一切ないことを思えば、このことへの反対を続けるのか否かということが、東シナ海の問題と併せて、中国政府が日本への不当な嫌がらせを本気でやめて建設的な日中関係を日本政府同様に築こうとしているかどうかを量るリトマス紙になるのかもしれません。

suzuki_keisuke at 15:13トラックバック(0) 

2007年02月02日

南極観測開始から50年

 私は小さいころから宇宙、南極にとても憧れ、いつかこの目で見てみたい、そう思い続けてきました。高校のとき、政治家となってこの国を変えていくのか、科学者になって宇宙や南極に足を踏み入れるのか非常に迷ったくらいです。

 当時からの漠然とした憧れ、何でなんだろう? 考えてみれば、そのどちらも危険と隣り合わせのロマンがあるということをなんとなく嗅ぎ取っていたのかもしれません。20世紀のはじめに南極で命を落とした探険家のスコットのこと、シャクルトン、アムンゼン、白瀬中尉のこと、命をかけてでもやり遂げたいことがあるそんな大地である、南極。

 数年前、テレビで日本の戦後の南極観測の経緯を知りました。敗戦後の辛い時期に毅然として手を上げ、国を挙げて南極越冬観測をやり遂げた、そんな日本人の熱い心に心が震えたのを覚えています。

 永遠にフロンティアを追いかけ続ける、未知のものに怯まずに毅然として挑戦する心。私が日本の新たなる飛躍のために不可欠だと思っているのはまさにその心であります。昔からあこがれ続けているものと今必死に頑張っているもの。決して忘れることなくこれからも政治家として生きて行きたいと思います。



戦後最初の南極観測からちょうど50年目の日をお祝いさせていただく



070129nakyoku_2

suzuki_keisuke at 17:21トラックバック(0) 
Profile

suzuki_keisuke

Archives
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ