2008年03月

2008年03月28日

福田総理の「新提案」についての所感

 昨日の道路特定財源の一般財源化をめぐる総理の新提案、実は若手の自民党議員でそれまで議論していたものと方向性が近かったこともあり、私としてはその実現に向けてきちんとバックアップしていきたいと思っています。若手の数名の有志としては造反も含めて覚悟が必要な闘いだと思っていただけに、総理からこのような形での提案がなされたことは予想以上のことでした。とはいっても、これから与党内が21年度からの完全一般財源化、暫定税率維持でまとまっていくかはまだ予断を許しません。民主党が乗らないからという理由で再びこの提案を骨抜きにされることがないよう、いろいろな場で引き続き主張していきたいと思っています。

 私はこのブログ(1月15日他)でもそうですが、各所でこれまでも道路特定財源の一般財源化、暫定税率の維持を主張してきました。残念ながら自民党も数百人の国会議員がおり、若手が自らの主張を党の政策に反映させるのは非常に困難なのは事実です。正論が通らないこと、理があっても力の前では無力であることも無いではありません。しかし、だからといって何も主張しないというわけにはいきません。あきらめてしまえば全てはそこで終わってしまいます。譲れないところは譲らない、信念をきちんと持って今後もいろいろな課題に当たっていきたい、そんな政治家でありたいと私は思っています。

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2008年03月26日

パラリンピックと障がい者スポーツ

オリンピックが今年の夏に北京で行われます。オリンピックとあわせて開催されるのがパラリンピックです。昨日は自民党のスポーツ立国調査会でパラリンピック水泳日本代表候補の河合純一選手と日本パラリンピック委員会の中森事務局長をお招きして障がい者スポーツの現状についてヒアリングし意見交換しました。

 実は今は、オリンピックは文部科学省、パラリンピックは厚生労働省の所管となっており、かつそれぞれの競技団体も別々になっています。幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省というのもセクショナリズム、役所の縦割り行政の極端な例と考えてきましたが、この問題はそれ以上に深刻です。昨日の会議で私はこの点について問題提起させていただきましたが、欧米においては、ここまでパラリンピックがオリンピックと別の扱いをされていたり、障がい者スポーツ自体がスポーツと別扱いされていたりする例は殆どありません。

 現場の声や選手の声としても、企業のスポーツへの後援が少しずつ減ってきている現状においては、障がい者スポーツのほうは圧倒的に人手も足りず、資金も足りない。ほぼスタッフが手弁当でやっているような状況が今の状況であって、団体にしても統合を目指したいという要望が大きいようです。団体が分かれていることで非効率なところや不便なところも出てきているのが実態です。

 パラリンピックのマークを片方の袖に、オリンピックのマークを片方の袖につけているイギリスのような例もあるわけで、誰もがなる可能性のある障がい者のスポーツの代表を、日本の代表として、そしてスポーツの代表としてきちんと世界に送り出せるような体制作りを今後していくべきではないか、そして障がい者スポーツも「障がい者」スポーツではなく、「スポーツ」のひとつの分野として社会的にもきちんとした位置づけをできるように政治がリーダーシップを持って取り組むことが大事なのではないか、そんな問題意識を持ってこれからも頑張っていきたいと思います。


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2008年03月24日

台湾の総統選挙の結果を受け、新たな日台関係の構築へ

台湾の総統選挙が行なわれ、その結果馬英九氏が新たな総統に選出されました。今後台湾にとっての日本の位置づけがどのように変わっていくのか、台湾海峡が日本の生命線であることを考えれば非常に重要なテーマですので注視したいと思います。

 馬氏はこれまで日本への見方は厳しいとの見方が伝えられてきました。また、昨年訪日した際に直接話を聞く機会がありましたが、確かに日本への関心は決して高くはないように見受けられました。日本重視を言いながら、実際に日本についてはほぼ何も知らないという状況だったように記憶しています。

 これまで李登輝、陳水扁と二代続けて日本に親近感を持つリーダーが続いてきた台湾において、総統が変わることは確かに日本の今後にとっては一つの不確定要素であるのは事実です。

 しかし、そもそもを考えればこのようなこともいえるのではないでしょうか。二国間関係はもちろん首脳間の個人的な信頼関係やリーダーの見方などといった個人の感情によっても影響は受けるわけですが、台湾海峡は東アジアの地政学的な要所であり、日台関係は自由や民主主義、人権といった価値観を共有するきわめて重要な二国間関係です。そのような重要な関係がこれまではリーダーが親日的だといった非常に不安定な情緒的な要素によって日本にとっていい方向に維持されてきたというのはある面で非常によかった。しかしながら、逆にある意味では、トップリーダーの属人的なところに頼る二国間関係というのは決して健全ではないわけで、今回の変化が、これまで台湾においても日本においても直視されることが少なかった日台関係の戦略的、地政学的重要性という議論に生まれ変わる絶好のチャンスなのだと。

 そもそも、日本と台湾、この地域では韓国、そしてアメリカがいろいろな意味での価値観を共有していること、そして、同時に経済的には中国との関係も深化していること、しかし知的財産権やビジネス環境などにおいて中国のリスクも明確に存在していること、軍事的には中国が急速に台頭し、両岸関係のバランスに変化の兆しが見えること、これらの地政学的な要件は所与のもので変えようのない現実です。

 そのことを考え、そして台湾の位置づけ、日本のこの地域における位置づけや相対的な地位を考えれば、日台関係というのは能動的に動ける二国間関係であり、また日台のどちらにとっても戦略的に重要な二国間関係であるということは明白な現実です。

 今回の政権交代があっても、日台関係がより成熟したものとなり、戦略的に重要なものとしてその価値が今と同様のものであり続けるのであれば、日台関係は新たなステージに進んだとすら評価できるかもしれません。

 いずれにせよ、新総統がどのような外交戦略を採っていくのか、中国、アメリカとの関係、日本との関係、当面の推移を見守っていきたいと思います。日米の間の立ち位置にズレが生ずるような政策が台湾の存立のためにはならないことは馬氏が一番よく承知しているはずです。日台中米のバランスの中では日本も能動的なプレーヤーの一つです。我々自身の外交と併せて後世から見てベストな方向に持っていけるよう全力で頑張っていきたいと思います。


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2008年03月20日

政治不況への怒り

 「政治不況」が現実のものとなろうとしています。マーケットが大荒れに荒れている中での日銀総裁をめぐる混乱、そして揮発油税の暫定税率の維持をめぐっての混乱。まさに選挙目当てに政局にしようとして政策的に真に国益を考えていないような議論がまかり通ってしまっているのが今の状況です。

 政治家としてこの国の5年後、10年後のためには、たとえ耳障りがよくなくとも必要なことを断固として実現させるという覚悟が今まさに求められているのだと私は考えています。

 かねてより道路特定財源の一般財源化を訴え、今も最終的に一般財源化につなげていくような提案を党内でも同僚とともに行なっている私としては、一般財源化に向けて動き始めた今の自民党の動きは結果的には歓迎すべきと個人的には考えています。

 ここまで財政が逼迫している中で、年金や医療、教育、環境や経済、安全保障に至るまでさまざまな分野で必要な政策は山積しています。それぞれが必要なのに少しずつやりくりをせざるを得ない政治状況に90年代以降の日本は陥ってしまっています。であれば、やはり道路だけが聖域で指一本ふれられないというのはやはりおかしな考えなのではないか、幾度も説明に来る国土交通省の担当者とも激論をし、そのたびに分かり合えずに終わっていましたが、私はいまだにその考えを変えてはいません。

 その意味で道路整備費以上のものは一般財源化するというのがこれまでの与党案で、与党の一員としてはそれに賛成したわけで、戦いの場は道路計画のきちんとした見直しと私は考えていました。そんな中で結果的には今私が考えてきたような方向に与党も政策を変更する、全額一般財源化も含めて検討するという流れにありますので、私としても自分の中のねじれの解消となり一安心というところです。

 さて、その一方で今の民主党のとにかくガソリンを下げるのだという考え方には強い違和感を感じざるを得ません。選挙目当てにばら撒きをし、耳障りがいいことばかり言ってきたのがこれまでの政治でありました。この財政状況の中でとにかくガソリンを値下げしろという今回の民主党の考えはまさに国民の良識をバカにした旧態依然としたばら撒き政治そのものであって一切受け入れる余地はない、と私は考えています。責任ある政治を我々は断固として貫かなくてはならないと思っています。

 このことは日銀総裁人事をめぐってもそうです。本来、税を含む財政政策と金融政策が異なった方向を向いていれば、せっかくの政策の効果が激減してしまうのは火を見るより明らかです。日銀の独立性に過剰にこだわるあまり政府の思いと逆のことをわざわざやって日本経済をぼろぼろにしてしまった日銀OBの速水総裁のことを思い出してみれば、財政政策と金融政策の適切な関係がどのようなものかは明らかなはずです。そもそも財金分離というのはそのような意味合いの言葉ではないはずです。

 そして、通貨の世界、正直にいえば、G8やバーゼルでの会議は肩書きよりも顔が繋がっていることがものをいう世界です。そして金融マーケットにおいていかにして適切なコミュニケーションをして政策の効果を最大化するかというのは、心理学的要素が非常に意大きくなっている今のグローバル経済においては、最も大事な資質であり、日銀総裁の信任というものはまさにそのような意味もあるのです。

 そうした意味ではこれまで副総裁として総裁の代理として国際通貨の世界で顔も繋がっている武藤副総裁は日本経済にとって最善の選択肢だったはずです。それを財務省出身という中身でない余りに形式的な議論で退けた民主党のやり方には正直国のことを本当に考えているのかという疑問を呈せざるを得ません。

 空席か次善の候補かといえば、それは責任与党とすれば「空席よりは・・・」ということになるわけですが、果たして日本経済において非常に重要な日銀総裁が「空席」というあいくちを野党に突きつけられて次善、三善の候補になっていくのが果たして本当に国益を踏まえた議論なのか。

 今の野党の余りに政局しか見ていない、国益を全く考えていない姿勢に、怒りを覚えるのは私だけではないはずです。今まで私は、自分のスタイルとして民主党を批判をしてはきませんでしたが、国益が失われるとあれば、これは黙っているわけにはいきません。あえて書かせていただきました。何かの一石となればと願っています。


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2008年03月17日

チベットの騒動についての「ひとこと」

 さっき仕上げたブログが、回線のトラブルでふっ飛んでしまい、また打ち直し。なかなか気乗りしない状況ですが、頑張って書くことにしましょう。。。

 先週一週間綱引きが続いた日銀総裁人事をめぐる混乱はどのように収束するのか依然として読みきれない状況が続いています。なかなか政治がリーダーシップを見せられない中、円高や原油高の影響もあって日本株は一段と下げ幅を増しているようです。そんな状況ですから、今我々が取り組まなければならない困難はあらゆる分野に山積しているといって過言ではありません。一刻も早く政治不在を解消したい、そんな思いで日々頑張っておりますがなかなか事態の打開は難しいようです。


 そんな中、ひとつ気にかかっていることに、2月に騒がれていた冷凍餃子に端を発する食の安全の問題、なかんずく輸入食品の安全の問題があります。マスコミでもイージス艦の事故などもあって、とんと取り上げられなくなってしまいましたが、実はこの問題など全く未解決、しかも我々の毎日の暮らしにまさに直結する問題にもかかわらず、忘れ去られようとしているわけでそのことには危うさを感じずにいられません。確かにイージス艦の問題は政府の対応に問題があったこともあり、人命にかかわる問題ですから非常に大事な問題であることは事実で、その究明には全力で当たらねばなりません。しかし、そうはいっても、だからといって日々の暮らしに直接影響する冷凍食品の問題を忘れ去っていいはずがないのであります。

 水際でどのように管理するかに加え、発生国である中国に対し捜査協力や真相究明、再発防止をきちんと求めていかなくてはならないのが今の状況です。にもかかわらず政府の対応はいまひとつ腰が引けたものとなっている感があります。今まさにチベットの騒動をめぐって中国共産党の体質がいまだに隠蔽体質であって旧態依然としたものを引きずってしまっていることが明らかになったところですが、そのような国家相手にきちんと言うべきことを言うためにはそれなりの覚悟というものが必要なわけです。生活重視といいながら、結局は何もできないでいる今の政治の状況、若手であってもその一員である以上はきちんとこの状況を打開していく努力をしてまいりたい、改めて痛感しています。


 さて、先にも少し触れたチベットの騒動についてですが、いまだに中国政府が情報を統制していて何が真実かがいまひとつ見えていないこの段階で何らかのコメントは出しにくいわけですが、そうは言ってもやはりこのことだけは指摘していかなくてはならないと思います。

 今回の動きの背景には確かにいろいろな側面はあるのでしょうが、その中に相当高い割合で中国の対チベット政策をめぐる不満の鬱積があったというのはかなり高い可能性で事実なのでしょう。そういう意味では自由や人権、民主主義という「人類に普遍的な価値」というものを全く欠いて強圧的に行なっている中国の統治の現状というものの矛盾が改めて浮き彫りになったといえるのではないか、と思わざるを得ません。

 地球温暖化の問題にしても、今回のような問題にしても、このような「普遍的価値の欠如」ということが中国の先行きを阻害し、そして世界にマイナスの影響を与えているのだということを、やはり我々はきちんと中国に対しても率直に伝えていくとともに国際社会の中でも他国と連携しながら発信していかなくてはならないのではないか、私はそう思います。
 特に日本は中国とは歴史的にも非常に密な関係にありましたから、状況を正確に把握した上で、きちんとアジアにおいても「普遍的価値の重要性」というものはなんら変わることがないことを国際社会にあって主張し、現実的なステップを踏みながら今の状況を何とか変えていくということこそ、今我々がやらなくてはいけないことの一つではないかと私は考えています。

 いろいろと内政干渉との議論もありますが、人はどの国に生まれるかを選ぶことはできません。そんな中にあってはこうした基本的、かつ普遍的な価値観というものについては、やはり我々は声を大にして訴えていかなくてはならないのではないでしょうか。チベットにおける当局の対応には強く抗議しつつ、今日の項を終わりたいと思います。


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2008年03月11日

土井さん、宇宙へ

 今日日本の宇宙施設「きぼう」と土井飛行士を乗せたスペースシャトルが無事打ち上げられました。日本の宇宙開発の歴史の新しい一歩が無事に踏み出されたようです。ちょうど同じころ、自民党本部では宇宙開発特別委員会の宇宙科学政策小委員会が開かれ、今後の日本の宇宙科学政策についての議論がされました。河村小委員長、萩生田主査のもと、私も副主査として出席させていただきました。

 宇宙というフロンティアは科学技術のフロンティアであると同時に、人類にとってのフロンティアでもあって、我々の未知への想いの最前線でもあります。きちんと議論し、今後の日本の宇宙政策の方向付けを少しでも良いものとできるよう頑張っていきたいと思います。


 宇宙といえば話は若干変わりますが、宇宙では虫歯があるとダメ、飛行士になるためには歯が大事という話を聞いたことがありますが、実はその歯の関連で一つのニュースをあるところで耳にしました。

 アメリカの報道がソースのようですが、アメリカで中国製の補綴物、要は歯の詰め物や被せ物らしいのですが、それから非常に高い濃度の鉛が検出されたとのこと。あまり日本では報道されていたなかったので私も昨日あるところで耳にするまでは知らなかったことです。もしこれが本当とすれば、まさに口の中という非常に弱いところの問題です。ある程度きちんとした対策を考える必要があるのかもしれません。

 情報収集も含めて今後考えてみたいと思っています。何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、office@suzukikeisuke.jp までご連絡いただければ幸いです。

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2008年03月10日

名古屋国際女子マラソンとビョ−ク

 昨日の名古屋国際女子マラソンは新旧交代を強烈に印象付ける結果となりました。どんなに素晴らしいアスリートにも必ず衰えは来ます。そんな時にその衰えとどのようにして向き合うのか、アスリートの真骨頂はスポーツ選手としてピークの時ではなく、その後にあるのだと言っていた有名なオリンピック選手がいましたが、確かにそのとおりなのでしょう。

 その一方で新しいパワーが台頭し、その新旧交代で一層そのスポーツが活気付く、それがまさに理想的な状態なのだと改めて感じさせてくれた昨日のマラソンでした。

 一方で最近の政治を見てみれば、変革を予期させるパワーを持った新しい動きがあまり見られない状況にあります。インドや中国が台頭し国際競争がますます激化する中で、わが国では少子高齢化が進み人口も少しずつ減っているということを考えた時、どうにかしなくてはならないという焦りを感じているのは私だけではないはずです。景気の先行きもはっきりせず、株価の下落も止まらない今の状況を考えれば、政治家の意地の張り合いで内向きの政治をしている場合ではないということは明らかでしょう。明確なビジョンを持ってきちんとわが国の進むべき方向性を示すような政治リーダーが必要な時代なのではないでしょうか。どうしたらこの状況を変えられるのか、若手の政治家として責任は思いと感じています。

 今の世界経済がここまでグローバル化した時代にあっては、一国の経済はまさにこれからの「期待値」によって決定されます。これから良くなると多くの人が思う、あるいは思われるということが非常に重要になっていている時代です。だとすれば、進むべき方向性を明確に示すことがより大事になってきているわけであります。

 政治の世界にいる者として、この状況を一刻も早く打開をしたい。全力で取り組んでいきたいと思っています。

 まあ、とはいっても、社会という意味では日本はまだまだまっとうなのかもしれません。ビョークをめぐる中国の騒動、まさに「コップの中の「自由」」というのがふさわしいような状況のようです。今日はあまり多くを書きませんが、内政干渉と人の基本的な権利や普遍的な価値観、わが国としてどのようにこれから国際政治における役割を果たしていくべきなのか、考えておかなくてはならない大きなテーマなのではないでしょうか。

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2008年03月07日

冷凍餃子を巡る対応と日銀総裁

 なんとなく更新のペースが鈍くなってしまっていて申し訳ありません。もう一度気合を入れて巻きなおさなくては。。。

 さて、今日はそんなこんなで最近気になっているトピックをいくつか。

 昨日、党本部では昼に輸入食品の安全性に関する緊急対策本部の会合が開かれ私も出席しました。会議名は堅苦しいですが、要は中国産の冷凍餃子を巡る事件についての議論です。関係省庁として警察庁、厚生労働省、外務省等から状況の聴取を行った後、議論を行いました。官邸はともかく自民党内では今の中国の対応に対する不満が続出し、かなり激しい意見交換となりました。

 中国側が行ったといわれるメタミドホスの浸透実験についても、警察庁によれば中国側は農薬を数種類の液体に溶解させて実験を行ったということのようですが、そのうちの一つは水。日本では小学生でも水が基本的には氷点下では凍ることは知っているところです。仮に農薬を混ぜても浸透に要するほど長い時間置いておけばおそらくは凍る可能性が高いことは想像に難くないところです。

 まあそんなデータを平気で出してくるのですから中国政府としては少なくとも真剣に解決する気はないと見たほうがよさそうです。情報機関的な見方をすれば、ここまでもみ消しに来る案件、日本に対して生物テロもしくは生物兵器の攻撃を仕掛けた場合の日本の反応を測る実験を戦争に備えて国家ぐるみでやっているのではないかとすら疑いたくなるような状況です。まあ、それは極端な仮定にしても、いずれにせよ、この問題についての真相究明を真剣に考えるなら、精密な科学的な実験などで今回の混入が日本国内で起こった可能性が極めて低い以上、中国政府、公安当局に「解決するやる気」をもってもらわない限りは解決は程遠い、再発の危険性も全く下がらないという状況になりかねません。

 交渉というものは二者で行った場合、かつ相手が全く解決の意図を持っていない場合には決してまとまりませんし結果は出ません。日本政府としても相手が解決に動かざるを得ない状況を全力を挙げてつくっていかなくてはならないはずです。いつまでも二国間で「お願い」をしていても埒はあかない。これは拉致問題もそうですが、世論や報道が政治への影響力を持たない強権的な独裁国家と対する場合には「常識」です。政府には実効性ある対応により「結果」をぜひ出していただきたいと思います。

 昨日の会議では、もう少し突っ込んだ話をさせていただきましたが、方向性としてはそんな主張をさせていただきました。このような問題において何よりも大事なのは「結果」を出すことです。もちろん腹は立ちますが、それにより冷静さを欠いてはこちらも戦略的な対応をできなくなってしまいます。

 黄砂の問題、大気汚染の問題、知的財産権の問題、いろいろな問題がこれから先中国との間では起こってきます。今後きちんとわが国にとってベストな「結果」を出すためにもこちらとしても戦略性を身につけなくてはならないと改めて痛感しています。「方法論」としてはその一番の参考になるのは皮肉なことに中国の外交手法なのかもしれませんが。。。


 さて、そんな昨日はありましたが、今日は国会の関心は日銀の次期総裁に関するトピックで占められている観があります。いずれにせよ、マーケットからも日本が見放されようとしている状況です。また経済もこれから先は非常に難しい舵取りが必要な時期です。政治家の内輪もめで、中央銀行のトップを政争の具にしていいはずがありません。きちんと冷徹な政策運営ができる人材であれば、そのバックグラウンドはあまり関係が無いはずです。

 武藤副総裁の昇格でも良いとなりかけていた民主党が先週の金曜以降ダメといい始めたとの報道がありますが、これが事実とすれば、武藤氏の能力が先週の金曜で一変したわけではないことを考えれば、あまり感心できる対応とは言いがたいわけです。むかし、日銀の独立性に過剰にこだわったあまり結果として政策運営が上手くいかなかったともいわれる速水総裁という例もあるわけで、ここは我々は冷静な議論を行わなくてはならないのではないでしょうか。

 別に私の頭の中は中国やら日銀だけで占められているわけではありませんが、直近の永田町で気になっているトピックということで書かせていただきました。

 花粉症には非常に辛い日が続いていますが、皆さま楽しい週末をお過ごしください!

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2008年03月04日

花粉の季節

 先週の金曜、予算案を巡る本会議が行われました。かつてないほど長い審議を行ったにもかかわらず野党が採決に反対していたために、一時は37時ごろまで、つまり土曜日の昼くらいまでかかるのではないかといわれていましたが、結局夜11時前には無事採決が終わり、予算案は衆議院を通過しました。

 実はその本会議場で、私はもう一つの激しい戦いをしていました。誰と?花粉とです。

 先週のまさに金曜くらいから花粉の飛散が多くなったのか、私個人も今年も花粉症のシーズンに突入してしまったようです。街頭演説など、外での活動には辛い季節がやってきました。

 実は私は3歳のころから花粉症で苦しめられてきましたので、もはや30年近い付き合いです。年々厳しくなっているようで、少し前に血液検査をしたら、かなりの種類の花粉症が相当の強度であることが実証されてしまいました。

 最近では花粉症の方もかなりの人数に上るようです。朝の駅頭での演説をしていてもマスクの方が目に付くようになってきました。これからの季節、本会議場ではありませんが、室内でも衣服についた花粉が症状を引き起こすことが増えてきそうです。

 室内に入る前、少し洋服をはらうというのも、「21世紀型マナー」としては必要なのかもしれません。。。自戒を込めて改めて思ったところでした。

suzuki_keisuke at 13:45トラックバック(0) 
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