2008年04月

2008年04月30日

大混乱の国会の中

 今日大混乱の中租税特別措置法他の再議決が行われました。いわゆるガソリン税の暫定税率の議論もこれに含まれています。

 確かにいろいろな意味での国土交通省がらみの無駄遣いがマスコミでも報道され、国民の皆様の不信が政治、政府に向けられている中です。国の財政が非常に厳しい状況にあるからと説明してもなかなかご理解いただけないかもしれません。

 しかし、ここは根気よく実態を誠実にご説明してご理解をいただく、そして併せて公益法人や国交省による無駄の根絶、さらには道路を聖域とし、それを許す構造となっている道路特定財源の一般財源化を確実に行って、政治への信用を一刻も早く取り戻すことが肝要でしょう。頑張っていきたいと思います。

 何事をするにも今のように政治家が不信感を持たれている、「言っていることが信用できない」ということでは物事を進めていくことはできません。課題が山のようにある今の時代には10年後、20年後を見据えてビジョンを示してそちらに国を動かしていけるような政治が必要なのは言うまでもありません。

 そのためにも政治家は謙虚に真摯に真実を訴え、批判だけでなく建設的な議論をしていくということを求められているはずです。

 確かにこれまで与党の政治家は「なあなあ」の政治、内輪の政治に慣れすぎてこのようなことをしてこなかったのかもしれません。そのような旧態依然とした政治は打ち破らなくてはならない。しかし同時に今日の大混乱を見てもわかるように民主党のやり方も決してほめられたものではありません。彼らの体質もまた絶望的なほどに古い。

 国会の場での審議を全くしないで、二か月が経過して憲法上の規定でそれが否決されたとみなされた段階で、突然物理的な抵抗をして衆議院の本会議を開催させないようにする(簡単にいえば議長を部屋から出さずに議場に入れないように野党は若手を動員してスクラムを組む、そして与党はそれに対応して議長を議場に入れようとする、という駆け引き(=おしくらまんじゅう)が物理的に行われているのです)。こんなことをしていては10年後を見据えた建設的な議論などできようはずがありません。

 過去とのしがらみを持たない新しい時代の政治家として、このような過去の悪習とはきっぱりと決別するよう今の政界に求めていく、そんなことも我々の責務なのではないでしょうか。気合いを入れて実現させていきたいものです。

 それにしても今日の混乱、空しいものがあります。若手として私も動員され「肉弾戦」を戦っていましたが。おそらくそれはあの場に居合わせた与野党の多くの議員(まあ違う人もいるようですが)に共通した思いだったのではないでしょうか。。。

 思えばあの混乱は今朝の通勤ラッシュ以上のものがありました。通勤ラッシュといえば、連休の谷間なのに今朝も東横線はいつも通りの大混雑。朝の街頭演説を終えて国会までもみくちゃになりながらの通勤でした。今年はカレンダーの理由もあって長い休みを取れている方は少ないのかなと感じました。いつもながらに「毎日お疲れさまです」と思いながら私は今朝も電車に乗っていました。普段の仕事の効率を上げるためにも、キチンと休みを取れるような社会環境を頑張って創っていきたいものです。。

suzuki_keisuke at 23:59トラックバック(0) 

2008年04月26日

聖火を迎えて

 チベットをめぐる中国政府のやり方に関して世界中で批判が渦巻く中、日本に聖火がやってきました。長野での聖火リレーは終了し、違和感を残して、聖火は次の韓国に向かうようです。

 オリンピックは平和の祭典でスポーツの祭典です。私もスポーツを愛するものとして、戦争や国同士のむき出しの欲望のぶつかり合いと超越したところで世界で最高レベルの人間同士のパフォーマンスのぶつかり合いを見られる場としてオリンピックを楽しみにしています。特に時差がほとんどない中国での開催は、日本人にとっても素晴らしい機会だったはずです。

 にもかかわらず、それとは全く異なった形の展開となろうとしています。中国政府が国威発揚の場としてオリンピックを利用しようとしたこと、そして中国が厳しい報道管制を普段敷いていることが今回の混乱の何よりの原因です。

 たとえば日本やイギリス、アメリカなどの自由な国であれば、何か政府の方針に異論があったり不満があっても、「世界のメディアが注目しているオリンピックの機会に国際社会にアピールしなくては」とはなりません。なぜなら普段からそのような機会は与えられており、意思表示の機会があるからです。

 中国政府はチベットを非難していますが、普段弾圧をしているからこそチベットの人がこうしたタイミングでこうした行動に出ざるを得なかったということも考えなくてはならないでしょう。しかも中国としてもナチスドイツと同様、国威の発揚の場としてオリンピックを利用しようと考えているからこそ、それが危ぶまれていることが腹立たしくてならないのではないということなのでないでしょうか。

 共産主義独裁国家が経済的な力を誇示してオリンピックを開催しようとしたこと自体に無理があったのではないかともいえます。そしてそのような躍進中国というばら色の宣伝に載せられて北京を開催地として選んでしまったこと自体も国際社会の判断ミスだったのかもしれません。もちろんこの機会に中国がもっと責任あるオープンな国となればという期待がそれを後押ししたのも事実です。しかし期待が勝ちすぎて願望と事実を混同してしまった面があったのではないでしょうか。

 最近の日本や他の諸外国においても、オリンピックのみならず、経済的な関係強化や企業の進出についてもこのような「願望」と「事実」の混同が見られている、中国熱に浮かされているような気がしてなりません。我々は一度冷静に現状を先入観なく分析することが必要なのではないでしょうか。

 特に日本政府は、冷凍餃子、北朝鮮問題、東シナ海問題、などなど、性善説にたちすぎたミスを繰り返してきています。そのために国益がどれほど損なわれたか。冷静な目、過度の期待を排してものを考えるということがこれからは何よりも必要とされています。

 こんな状況の中、胡主席がGW明けにも来日します。日本や国際社会の懸念に誠実に答えることができるかどうか、我々は判断しなくてはなりません。その結果次第ではオリンピック自体ではなく開会式に関しては対応を日本としても考えるべきではないでしょうか。

 「まだ何も決めていない」、先日の外務委員会では高村外務大臣に含蓄ある答弁をいただきました。適切なタイミングで適切な判断を下していただけるよう、私としてもいろいろとこれからも頑張っていきたいと考えています。

suzuki_keisuke at 15:26コメント(1)トラックバック(0) 

2008年04月23日

道路特定財源を10年維持する。そんなことでいいのか?

 今週末に山口の補欠選挙を控え、その直後にはガソリン税の暫定税率などに関する租税特別措置法案の衆議院での再可決、そして5月12日以降には道路特定財源を10年間維持する法案の再可決と、政治的には非常にタフな日程が続きます。

 今私は5月12日の二回目の再議決にかかる道路特定財源10年間維持の法案を福田総理の公約どおりに一年間のみに限り維持という形に修正すべきとの確信の下いろいろな動きをさせていただいています。いろいろご心配いただいている向きもあるやに聞きますが、きちんと筋を通して正しいことをしたいと考えています。

 さて、この一連の動き、ややわかりにくいのでご説明したいと思います。まず、今の国会情勢の下では、参議院で否決もしくは60日が経過してみなし否決となればその法律案が衆議院に戻ってきます。そこで3分の2の賛成があれば参議院が反対している法案であっても成立をします。

 今焦点となっているのは、一つ目が4月にいったん失効したガソリン税の暫定税率を元に戻すというもの、そして二つ目が道路特定財源制度(ある部分の税金を道路以外に使ってはならないという制度)を10年間維持するというもの、合計二つです。

 私の考えとしては、ガソリン税については、確かに公務員の無駄遣いなどは目に余るものがありましたが、そうはいっても構造的な財政赤字を抱えている現実を考えれば、ここはガソリン税の税金を元に戻させていただくことはやむをえない判断だろうというものです。もちろん秋の税制改正時には改めて議論が必要なのは当然です。

 しかしながら、二つめの法案、道路特定財源を10年間維持するというものはかなり筋の悪い話と考えています。そもそもここまで医療や教育などの状況が厳しい中で道路だけが聖域となって別枠という考え方自体に私は疑問を持っています。真に必要であれば、ほかの医療か教育と同じ基準で道路も査定されるべきなのが当たり前だからです。しかも先日の記者会見で福田総理が「今年度限りで道路特定財源制度を見直し一般財源化する」旨、テレビの前で国民の皆さんにお約束をしているのです。にもかかわらず10年間道路特定財源を死守するという法案をわざわざ再議決して決定する。私はこれは筋が通らない議論だと考えています。

 ほかに方法がないのであれば、この法律の中で規定している地方への交付金等の失効のために一旦再議決するという強行策もありえるでしょう。しかしながら現状は、新たに道路特定財源を一年に限った法案を議員立法で提出する、自民党から修正案として一年限りの案を参議院に提出する、など、ほかのやり方が存在している中で、あえて再議決をして10年間道路特定財源を維持しようとしているわけです。まったく大義がないやり方をわが自民党の執行部は取ろうとしています。

 果たしてこんなことでいいのか。特に道路特定財源制度は、マッサージチェアに代表されるように公務員の腐敗やずさんな行政、無駄遣いというものの根源にある制度、そして利権の温床であって、まさに道路関係者の聖域です。それを対国民との公約では本年度限りでやめるといいながら、実際に「やっていること」は新たな一年限りの新法や修正提案などの他の策を退けて「わざわざ」3分の2の数の論理で押し切ろうとする。これが果たして本当にわれわれ国の将来を見据えた政治なのか、まったく疑問です。他の選択肢を蹴ってまでということは、総理の公約である道路特定財源の一般財源化の実現ではなく、10年間道路特定財源を死守する法案を強行採決することが最重要命題だと党執行部が考えているということに他ならないはずです。

 ということで、道路を聖域とする制度を10年間延長する法案を、執行部を中心に何が何でも再可決するという雰囲気になっているのが正直な現状です。もはや政策論争でなく、「古い自民党」対「新しい政治」の戦いの様相を呈しつつあります。私も若手有志の一人として、何とか今の党執行部の暴走を止めようと毎日いろいろな動きをしています。「案があるなら案を持って来い」というから修正案、新法というものを検討チームで法制的に担当部署とつめて持っていけば、特段の理由もなく「難しい」という反応でとりあいもしない。それが今の現実です。

 正直、永田町からは、少なくとも今の自民党の上からはこうした古いしがらみを引きずった政治は変えられない。党内で今回の件をめぐってはその議論の場すら開かれていない状況にあることを考えても、今のわが党の上層部のこの件に関する頑なな態度は正直理解できかねます。

 私としてはぜひ皆さんがこの問題についてどのようにお考えなのか、聞かせていただきたいとおもっています。われわれ若手の主張がおかしいのか、執行部の主張がおかしいのか。

 

suzuki_keisuke at 17:15コメント(2)トラックバック(0)政治情勢 

2008年04月18日

観光の日本へ

 今日は雨風、すごかったですね。電車のダイヤも乱れていたようで、通勤されている皆さん、お疲れ様でした。

 そういえば、なにか、以前よりも電車が遅れがちになったように感じるのは気のせいでしょうか。今日のような日は仕方ないとしても、普段何もないときまでダイヤが乱れていることが最近は多いように思います。確かに安全は一番大事ですが、朝の忙しい通勤客としてはその次にくるのは時間通り運行するという正確性のはず。鉄道会社の方々にはがんばって両立に努めてほしいものです。

 さて、今日は昼にたまたま観光の関係の会議があり、関係者の話を伺う機会がありました。いろいろな面白い話の中でも、一番目からウロコだったのは白川郷をもつ白川村の谷口村長の話。最近台湾から観光で訪れる方が急増しているとのことですが、数年前から台湾のテレビ局が盛んに取材にきていたのが影響しているのではないかと。

 観光誘致というと日本がPR用の番組を作って世界に発信するといった議論になりがちですが、冷静に考えればそれぞれの現地のテレビ局が自分の人気番組などで取り上げてくれるのが一番効果的です。もちろんドラマのロケなども含めて。

 日本としても、観光立国を目指すのであれば、海外のテレビ局のクルーが来やすいような環境を整備するのも大事なのかもしれません。装備一式を貸し出せるようにしておくとかいろいろやり方はありそうです。

suzuki_keisuke at 19:17トラックバック(0) 

2008年04月11日

道路特定財源一般財源化を巡る議論について

 道路特定財源の一般財源化を巡って自民党の中での駆け引きが激しくなっています。私はかねてより、ここまで厳しい財政状況の下では、道路も、医療や年金、教育と同じ基準で査定、判断されるのがあるべき姿であり、道路だけを聖域化している現在の仕組みはおかしい、という考えで一般財源化を主張してきました。

 その意味で言えば、先日の総理の提案は非常に前向きなものとして評価をしていますし、必ず骨抜きにされることなく実現させなくてはならない、と私は考えています。まさにここできちんと一般財源化に道筋をつけられるかに、自民党が、というよりも政治が古いしがらみを断ち切って国民本位の、10年後の日本を見据えた新しい政治に脱皮できるかがかかっているといっても過言ではないでしょう。

 今、その意味で問題なのは、道路特定財源に関する法案を衆議院が一度「10年」で可決していること。私も議論が尽くされていたとはいえないと思いつつも、道路整備費以上のものは一般財源化するという今の制度でも道路計画をきちんと見直せば無駄遣いはなくすことができるとの考えから、党の決定に従い賛成をしています。事実だけをみれば、参議院での法案修正が出来ない以上、我々には、〆2鵑遼^討鯣欸茲靴督召舛飽貳椋盡参修鮹嚢圓垢襪、■隠闇道路特定財源据え置きという法案を3分の2で再議決するかのどちらかしか選択肢がないように見えることです。

 しかし、総理が一般財源化に改めて言及をし、来年からの完全な一般財源化を国民の皆さんに公約したということで事情は大きく変わりました。今やこれほどまでに一般財源化への期待が高まっている状況です。自民党としても今のまま10年間の道路特定財源を温存する法案を再議決すれば、「またうやむやにして利権を守るのか」という批判を受けるのは明白ですし、実際、一部の動きで、法案を通してしまえばあとはその修正に反対するといった声も聞こえてきています。

 そうであれば、やはりここはきちんとした形で来年度からの一般財源化が担保されなくてはなりません。実はいろいろな作業を詰める中で、先に述べたゼロか10かの二択でない方法も可能であることが明らかになりつつあります。

 針の穴を通すような非常に難しい作業ですが、きちんと一般財源化をし、かつ地方財政にも影響を最小限で食い止める最適の答えを我々は最大限の誠意と全身全霊の努力を持って求めなくてはならないはずです。

 その努力なしにうやむやのままに今回の話を終わらせてしまうような旧態依然とした政治を我々は断じて繰り返すわけにはいかないのであります。

suzuki_keisuke at 16:47トラックバック(0) 

2008年04月09日

チベット問題に関する見解を寄稿

 グローバルフォーラムの政策掲示板「議論百出」に、チベットとオリンピックに関する見解を寄稿しましたのでご覧ください。
http://www.gfj.jp/cgi/m-bbs/index.php?title=&form[no]=604

suzuki_keisuke at 00:01コメント(1)トラックバック(0) 

2008年04月07日

聖火リレー IN 欧州

 夏の北京オリンピックにむけ、聖火リレーが始まっています。今はヨーロッパにいるそうで、そこでのチベット問題に絡めての抗議行動が注目を集めています。

 そもそも平和の祭典であるオリンピックに政治を関係づけるのはおかしいという中国の主張自体が破たんしているのは厳然たる事実で、国威発揚に利用しているのはどこのどなたかというのがおそらくは世界の大半の感覚でしょう。そしてそれに輪をかけて中国への不信を高めているのがマスコミに現状を公開しないままに「大したことではない」と強弁するその手法であることは明白です。今中国政府の公式発表をそのまま信じる人はよほどおめでたい人でしかないという状況になってしまっています。

 事実と違うことはやがて公になります。そして事実と違うことを言っていた人間は信用されなくなってしまうのです。今の中国はまさにそんな循環に陥っている気がしてなりません。もっとも日本は東シナ海の問題や冷凍餃子の問題、いろいろな問題でこのことをこれまで体感してきたわけですが、ようやく人権問題にことが及んで世界中がこの中国リスクに気がつき始めたということかもしれません。今この状況で日本が「事なかれ主義」で中国の立場に配慮していうべきことを言わないのはあまり正しい選択ではないし、決して国益にはつながらないということは認識しておかなくてはなりません。

 話は若干変わりますが、事実と違うことを言うということであれば、日本国憲法の自衛隊に関する規定なども同じようなことがいえなくもありません。諸外国からの信頼という意味でいえば、今の現状をきちんと言うことと、今の状況と違うことを言うこと、どちらのほうが正しい選択なのか、一度考えなくてはならない問題でしょう。そういう意味での「日本的な感覚」はなかなか世界では通用しないのではないでしょうか。

suzuki_keisuke at 15:17トラックバック(0) 
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