2008年07月

2008年07月31日

政府の無駄使い撲滅PT

 暑い日が続いています。突然の豪雨に見舞われることもしばしばの今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか?

 このような気候の変調も温暖化の一つの影響との見方が強くなっています。気候の変動が激しくなっていけば農業、そして食糧問題にも深刻な影響を与えます。最近店に行くたびに様々なものの価格が上がってきているのが実感されます。そうした影響を何とか最小限に抑えるためにも実効性ある温暖化対策に取り組んでいきたいものです。

 さて、最近永田町で行われているのは税制改革をどうするかについての議論、昨日も消費税を導入した過去のケースで消費や景況感にどのようなインパクトがあったかという問題についての議論がされました。やはり景気の先行きが不透明な今はその時期ではないと私は考えています。

 そして来週初めには政府の無駄遣いを徹底的に検証するべく「政策の棚卸し」、要は今行われている政策をその必要性や効率、無駄のあるなしに至るまで徹底的にマルハダカにしようという試みがマスコミにもオープンの場で行われることになっています。私も若手によるこのプロジェクトチームのメンバーのひとりとして参加予定です。

 もはや右肩上がりではないこの時代にあっては、政府のあり方についても「これまでやっていたから」という理屈は通用しません。実効性のある方法で10年後から見てベストと判断されるような改革に取り組んでいきたいものであります。

 毎朝駅前で、そして港北区、都筑区のあちこちで訴えさせていただいているところですが、もはやこれまでのような政治を続けていく余裕は我が国にはないのです。自民党、民主党どちらもが旧い政治から抜け切れていない今の状況を抜本的に変えるためには、旧い政治の中での政権交代ではなく、我々若い政治家が新しい感性でいろいろな挑戦をしていく他ないのだと改めて最近感じています。

 さて、最後になりますが、昨日東アジア共同体評議会のHPに竹島問題についての私の見解を掲載いたしました。

http://www.ceac.jp/cgi/m-bbs/index.php?title=&form[no]=730

 譲れない主権の問題でありますが、同時に国家戦略の中でどう位置づけるかも重要な問題です。政治に大事なのはタイミングであり大局的な見方ではないでしょうか。ご興味のある方はぜひご覧ください。

suzuki_keisuke at 17:51コメント(2)トラックバック(0) 

2008年07月26日

街の安心・安全

 暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?

 最近は来年度予算や税制に関する議論、更には私もメンバーとして加わっている政府の無駄遣い撲滅のプロジェクトチームの議論などが行なわれてはいるものの、国会が閉会し、永田町の動き自体は総じて「オフシーズンモード」となっています。したがって私自身も重要な会議などを除いては地元での活動が中心の日々となっています。

 あちこちで、いろいろな機会に、多くの方々と顔を合わせながら様々なご意見をいただいたり話をさせていただいたりと、「政治の原点」を感じながら毎日を送っているところです。
 
 そんな中、今週は東北地方で大きな地震が発生し、また東京八王子でまたもや無差別殺人といってよいような事件が発生するなど、我々の生活の安全安心に直結するような出来事がまたもやニュースを賑わしてしまっています。

 関東大震災から85年が経過し、いつ大きな地震が起こってもおかしくない横浜です。備えをしておくのも行政の役割であり、それを求めるのが政治です。たとえば公立学校の校舎の耐震強化については先日も財務大臣に要請したところですが、こうした対策について更に強化するように求めていきたいと考えています。

 そして、地元である横浜市北部、港北区、都筑区は今でも人口が増え続けている地域です。犯罪の発生件数も都筑区のほうは増え続けており、港北区は今でも横浜市内で最も犯罪発生件数が多い地域となってしまっています。

 緑が多い住宅地というイメージが強い地域です。しかし公園は昼の顔と夜の顔が全く異なる。先日地域の治安当局の幹部とも話をさせていただいた際にそんなことを指摘されていました。

 確かに夜の公園は悪いことを考える人間にとっては都合のいい場所となりかねません。かつて私も仕事でニューヨークに二年ほど駐在したことがありましたが、治安がよくなったとはいえセントラルパークは夜は近づいてはならない場所と散々言われたのを記憶しています。実際性犯罪や殺人などが多数発生していたようです。

 まだまだそのような段階にはないとはいえ、いったん悪くなると安全を取り戻すのは非常に大変です。犯罪の巣窟となる前にここらの段階で何らかの対策が必要なのではないでしょうか。
 

suzuki_keisuke at 12:59コメント(0)トラックバック(0) 

2008年07月22日

政治家と信念

 先週のことになりますが、Financial Times紙にこんな記事がありました。

 かつては政治家は自分の信念や主張を曲げると、それだけで評価を下げたものだが、最近はその傾向が変わってきている。ブレアもオバマもそうだが、投票者、あるいは世論が何を望んでいるのかを適切に受け止め、それに沿った政策を打ち出していくことが最近の政治家の成功する要素である。その意味で政治がビジネスの常識に近づいたのではないか。

 といったような内容だった気がします(多少不正確かもしれません)。よく保守党を万年野党になりかけていた労働党が打ち破り、その後も長期政権を維持している原因として、このようなマーケティングの成功が挙げられています。そういえば、FTのこの記事では逆の例として、ブレアがはじめて信念で動いたイラク戦争を契機に急速にその支持を失っていったということにも触れていました。

 政治は選挙と切っても切り離せない、というよりも政治に対して政治家以外がもっとも影響力を行使できるのが「選挙」である以上、いかにして民意に添った政策を打ち出すかが選挙における「勝利」に直結するというのはおそらく正しいことでしょう。

 しかし、何となく釈然としないものが残るのはなぜでしょうか。政治家の使命は選挙に勝つこと、ではなく10年後、20年後を見据え、そして今生きる者の活力を最大限発揮できるような社会を創ること、に他ならないからなのかもしれません。そしてこれは案外重要な深いテーマかもしれません。

 その時々のムードに乗る者と、そうではなく一貫した主張を貫く者。政治家に必要なのはその対比ではなく、「一貫して(将来から見たとき)正しい主張を貫く」ということなのでないでしょうか。その主張や信念の正しさというのはそのときには判断できないことがほとんどですが、そこにこそ政治家の真価があるはずです。

 そしてこの時代においては、それをきちんとわかりやすく主張し伝える、そんなコミュニケーション能力こそがそのような政治家にとっては非常に必要なものなのかもしれません。

 頑張って自ら鍛錬し鍛えていきたいものであります。



suzuki_keisuke at 13:51コメント(4)トラックバック(0) 

2008年07月16日

原油価格高騰をチャンスにできないか

 昨日の漁業者による抗議行動を見るまでも無く原油価格高騰の影響は各方面に出ています。もちろん先日も書いたとおり、今回の原油価格の高騰は世界的な需給や金融市場の動きの結果であり、それを政府の力でコントロールできないというのは認めざるを得ない事実です。

 しかし今さまざまな問題の影響で景気の先行き、特に個人消費の先行きが非常に不透明になりつつあります。これをどうにかしていかなくてはならない。景気が落ち込めば、ただでさえ少子化、高齢化、環境問題、グローバル化といった困難に直面しているわれわれの社会の現状においては、まさに身動きが取れなくなることにもなりかねません。そうした意味でも今回のエネルギー価格の上昇の影響を最低限に抑える、もしくはできれば強みに転化することが非常に重要です。

 そんな意味で言えば、漁業者へのEUの対策は非常に示唆に富むものに思われます。要はエネルギー効率の改善や経営効率の自助努力を行ったものに対しては補助措置をとるというもの。今回のエネルギー価格の高騰を逆手にとって、普段では困難な業界の体質改善、構造改革を進める梃子とするというまさに逆転の発想です。

 ただ嘆いていても、ただバラマキをしても何も始まりません。今こそ知恵を絞って、5年後、10年後につながる改革を伴った補助、そんな一石二鳥の政策を考えていきたいものであります。

suzuki_keisuke at 20:24コメント(1)トラックバック(0) 

原油価格高騰をチャンスにできないか

 昨日の漁業者による抗議行動を見るまでも無く原油価格高騰の影響は各方面に出ています。もちろん先日も書いたとおり、今回の原油価格の高騰は世界的な需給や金融市場の動きの結果であり、それを政府の力でコントロールできないというのは認めざるを得ない事実です。

 しかし今さまざまな問題の影響で景気の先行き、特に個人消費の先行きが非常に不透明になりつつあります。これをどうにかしていかなくてはならない。景気が落ち込めば、ただでさえ少子化、高齢化、環境問題、グローバル化といった困難に直面しているわれわれの社会の現状においては、まさに身動きが取れなくなることにもなりかねません。そうした意味でも今回のエネルギー価格の上昇の影響を最低限に抑える、もしくはできれば強みに転化することが非常に重要です。

 そんな意味で言えば、漁業者へのEUの対策は非常に示唆に富むものに思われます。要はエネルギー効率の改善や経営効率の自助努力を行ったものに対しては補助措置をとるというもの。今回のエネルギー価格の高騰を逆手にとって、普段では困難な業界の体質改善、構造改革を進める梃子とするというまさに逆転の発想です。

 ただ嘆いていても、ただバラマキをしても何も始まりません。今こそ知恵を絞って、5年後、10年後につながる改革を伴った補助、そんな一石二鳥の政策を考えていきたいものであります。

suzuki_keisuke at 20:23コメント(0)トラックバック(0) 

2008年07月14日

原油価格高騰と地球温暖化

 最近道路が空いているような気がしませんか?確かに数値上も渋滞事情は良くなっているようです。もっともそれもガソリンなどの高騰が非常に大きく影響しているようです。

 運送などの事業者は渋滞が緩和されることにより、人件費や効率が向上するので実は経営を上手くしていれば燃料価格の高騰をそれでかなりカバーできる側面もあり多くの場合影響を軽減できる余地があるはずですが、一般ユーザー、とりわけ車が生活上どうしても必要な方にとっては大きな問題です。

 あちこちでこのエネルギーの高騰を政治でどうにかできないか、といったご意見をいただいてもいます。私も政治家として何とかしたい。

 しかし、今回のエネルギー価格の高騰はその原因を分析してみれば、確かによく言われる投機の問題もありますが、実は絶対的な需給の問題が一番深刻です。

 新興工業国の需要が圧倒的であり、どんなに値段が上がっても消費量が殆ど変わらないという状況下では、かつてのような「需給逼迫→値段が高騰→消費の減少を恐れて産油国が増産」という循環は殆ど望めません。そしてエネルギー効率の悪い途上国の成長が著しいためにエネルギー消費量の伸びは爆発的です。新たな油田の開発にはそれなりの時間がかかる。そんな状況が今の原油価格高騰の一番の根本です。

 そのような状況があるために原油マーケットには先高感があり投機資金も安心して入ってくるというまさに負の連鎖がここにあるわけです。

 こうした現実を見れば、今のエネルギー価格の高騰に対して政治が関与できる範囲は残念ながら非常に限定的です。当面は少なくとも投機資金による底上げを防ぐ、エネルギー資源はマーケット商品ではなく戦略商品という側面もありますからその確保に取り組む、省エネの更なる国内外への普及に努める、そうした地道な努力を続けていくしか道はありません。いろいろと模索していきながら取り組んでいきたいと思います。

 さて話は変わりますが、先日、本を出版してみて改めてその怖さ、出版というビジネスの中で自らの思いを正確に伝えることの難しさを痛感しています。

 そもそも私は、今の温暖化の状況、そして自分の強みを生かせずにいる日本、誤った方向に進んでいると思われるさまざまな議論、そうしたものに危機感を感じ、何とかしてその方向性を変えていきたいという思いで原稿を書き、一人でも多くの方に読んでいただきたいということで出版社に持ち込んだというのが今回の出版の経緯です。

 しかし、出版はやはりビジネス。出版の意図や思いを伝えかなり議論しましたが、結局「とにかく中国を批判してナショナリズムに訴えたほうが売れる」という判断ですべての広告やタイトル、見出し、編集などの方向付けがなされて、筆者の意向は残念ながらあまり反映されなかったというのが実情です。

 今回の出版に当たり、私の思いを汲んでいただきいろいろとご苦労いただいた関係者の方々には感謝の念にたえません。その一方で、「今の環境問題は、誰かを批判したところで何も始まらない、問題の所在を的確に分析し実際に最も効率的なアクションを取っていかなければならない瀬戸際に我々は立たされているのだ」というそもそもの思いが皆さんに伝わるだろうか、そんな心配があるのも正直なところです。

 確かに、編集の過程で、私が本当に訴えたかった部分、例えば今の日本の政治や霞ヶ関の抱える根本的な問題に迫り、あるべき姿を提示しようとした部分などは大幅にカットされ、中国に関する記述を中心の構成となっているのは事実です。とはいえ、本の内容自体は私自身の手によるもので、読んでさえいただければ思いは伝わるだろうと考えています。

 しかし、「独裁国家中国の「罪」」というタイトルに加えて、私自身やめてほしいと出版社にも伝えていた「中国が人類を滅ぼす」といった謳い文句での広告だけがされている今の状況では「果たして多くの読者の方に本を手にとっていただいてその中身まで読んでもらえるだろうか?思いを伝え、危機感を共有することはできるだろうか?」そんな危惧が私自身にはあります。

 本来であればこのようなことはこの場で書くべきではないかもしれませんが、とはいえ、温暖化の問題に向けての前向きな提言を自分なりにさせていただいている書です。中国批判の本のように宣伝されていますが、むしろ温暖化に関心をお持ちの、そして今の日本の政治や外交のあり方に疑問をお持ちの一人でも多くの方に中身を読んでいただきたい、そして一刻も早くそれに対し行動をともにしていきたい、そんな思いでここにあえて書かせていただきました。

 中国の問題は確かに非常に深刻です。問題の所在が体制にもあることは事実です。しかし、単なる批判からは何も生まれない。今必要なのは未来に向けて行動を起こす現実主義的戦略であり、中国政府に行動を起こしてもらう方法を考え実行することです。私なりの提言、ご興味の方はぜひご一読ください。


suzuki_keisuke at 02:59コメント(2)トラックバック(0) 

2008年07月07日

洞爺湖サミットに期待するもの

 今日から3日間の予定で北海道の洞爺湖でサミットが行われています。最大のテーマは地球温暖化。「温暖化問題を話し合うなら涼しい北海道の湖畔のリゾートホテルでなく、夏本番を迎えつつある場所でやった方が危機感を共有しやすいだろうに」と私など思ってしまうのですが、どうなんでしょうか?小さいようでいて、こういうことは意外に大きな影響を話し合いの流れに与えたりするものです。

 さて、地球温暖化と同時に大きなテーマとして取り上げられているのが原油高と食糧の問題です。実は温暖化の一番のリスクは食糧問題といってもいいくらいにこの二つの問題は関連しています。

 温暖化は決して気温が単に二度上がるというだけの問題ではありません。温暖化の結果、気候が今より極端になり異常気象や豪雨、干ばつなどが顕在することとなります。そして気温も「平均で」二度あがるわけで、ある地点のある年のある季節の気温の振れ幅は非常に大きくなる可能性が高いわけです。詳細については近日中に発刊予定の私の温暖化に関する著書の中で書かせていただいていますのでご関心があればご一読頂ければと思います。

 農業はそもそも翌年の同じ時期の気候や気温がある程度一定していて予測可能であることがその前提です。毎年の気温や降水量がバラバラであればこれまでと同じような農業生産はだんだんと出来なくなっていきます。店頭に並ぶ野菜の価格も高騰するでしょうし、そもそも食糧不足ということすらおきかねません。

 そんな意味でも、今、このタイミングで何とかして我々の手で効率よく対策を打たねばならない。今回のサミットはまさにそんな時期に開催されているわけです。

 どのようにして温室効果ガスの排出量が今でも多くこれから爆発的に増加するだろうインドや中国を組み込むか、どうすれば各国がそれなりに納得して削減に取り組める仕組みを作れるか、議論すべき課題は非常に多いわけです。今回のサミットで少なくともある程度実現可能な方向性については結論づけられることを期待したいと思います。

 肌に感じないから先延ばしにする、そんなことをこれまで同様繰り返していれば、やがて本当に取り返しがつかないこととなってしまいます。何せこの問題は実際に対策を打ってから効果が出るまで数十年かかる問題です。

 気がついたらすぐに取りかかる、そしてその問題意識をいろいろな形で他の人にも伝えていく、そんな積み重ねを続けていくより他に温暖化の問題を根本的に打開する方法はありません。

 もっとも大事なことは我々の一人ひとりが危機感を持ち、自らの問題として取り組むことなのではないでしょうか。「誰かがやってくれるだろう」、「まだ大丈夫だろう」、そんな議論をしているうちに取り返しがつかないことになってしまいます。「もしかしたら大丈夫なのではないか」、大丈夫じゃなかったらどうするのか。複雑な地球システムの問題だけにおかしな方向に回り始めた歯車を止めるだけでも時間がかかります。

 と、そんな問題意識で書かせていただいたのが7月10日発売の「地球温暖化 独裁国家中国の「罪」」(文藝春秋社)です。タイトルは正直私の思いとは異なりやや激しいものとなっていますが、タイトルと見出しは著作権の範囲外なんですね。(ご存じでしたか?)

 とにかく今や一刻の猶予もない温暖化の問題について議論に一石を投じられればという思いで書かせて頂いた一冊です。

 他者を非難しても何も始まらない。危機感の共有のをした上での、現実的、かつ効果的なアプローチが今こそ必要です。

 サミットの議論を見守りつつ、引き続き発信を続けていきたいと思います。

 ※本書の内容についてはHP(www.suzukikeisuke.jp)の「出版のご案内」をご覧ください。

 

suzuki_keisuke at 19:15コメント(1)トラックバック(0) 

2008年07月04日

止まらない株安

 いよいよ7月となり、暑い季節を迎えました。来週には洞爺湖サミット、来月にはオリンピックと、様々なイベントが続く夏となりそうですが、その一方で国内の景気動向が思わしくありません。

 さらにGDPの多くを占める個人消費を支える消費マインドに影響を与える株価の動向も非常に軟調です。特にここ数ヶ月と言うよりは数年のスパンで見てみれば、世界の中でも日本株のパフォーマンスの悪さは群を抜いています。

 外国人投資家の動向に大きく左右される最近の株式市場の動きを考えれば、国内投資家の層を厚くするということとともに、日本の将来への展望を明確に示す、何を強みとして何を弱みとするのか、何を武器にして何を克服するのか、そんな戦略的な「選択と集中」の議論を思い切ってオールジャパンでしなくてはどうにもならないような状況に我が国は追い込まれてしまっているのではないか。最近のと言うよりはここ数年のマーケットにおける日本の評価などを見ていてもそんな危機感を感じざるを得ません。

 今の経済がグローバル経済であること、そして、金融の力も非常に大きいことを現実としてとらえ、それにふさわしい戦略を考えていくことがもはや待ったなしの課題として我々に迫っているのではないか。そう考えれば、内向きの議論ばかりでなく、世界の中で日本がどうやって生き残っていくのかといった外向きの議論を今こそしていかなくてはならないのではないか、そんな思いを禁じ得ません。

 サミット、さらにはその後も六者協議、国連総会、東アジアサミットといった国際的なトピックが続きます。この機会に改めてこれから先10年、20年間の日本のとるべき戦略を考えていきたいと思います。

suzuki_keisuke at 13:40コメント(0)トラックバック(0) 
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