2008年12月

2008年12月24日

航空自衛隊イラク派遣部隊の帰国

 昨日帰国したイラク復興支援派遣輸送航空隊の隊旗返還式が今日午後愛知県の小牧基地で行われました。イラク復興支援で輸送業務についていた自衛隊の活動は、これであとは撤収のための部隊を残すのみとなりました。

 そういう意味では今日のクリスマスイブの日は日本の対イラク支援、自衛隊の海外での活動という両方の意味において大きな区切りの節目でありました。式典には麻生総理、小泉元総理はじめ国会議員も出席し、私もテロ・イラク対策特別委員会の委員として自衛隊の派遣法案を審議し賛成した政治家として、無事帰国した隊員とそれを支えたご家族に感謝の意をお伝えすべく出席させていただきました。

 今日は国会の本会議が一時半過ぎまであり、式典は三時四十分から、そして夜には他の政務があったため式典終了とともにとんぼ返りというかなりのタイトスケジュールでしたが、どうにか出席することが出来ました。自衛隊の皆様には感謝申し上げます。

 こうした場に出席させていただくと、国会議員、国の政治に携わるものの責任をいつもながらに痛感させられるものです。自衛隊員を気候もまったく違う過酷で危険な異国の地に送り込むということは、そのリスクを考えれば非常に重い決断でなくてはなりません。そして、それだけのリスクを犯してでもやらねばならないことが確かに国にはある。

 撤収部隊の帰国まで気を抜くわけには行きませんが、幸いにして今のところ本隊は犠牲を出さずに任務を完遂し全員が無事に帰国しました。しかしひとつ間違えれば犠牲が出てもおかしくない現実がそこにはあります。万一そうなった場合であっても国内の批判を浴びても派遣し続けなくてはならない国益がそこにはあるのです。それがいったい何なのか、賛成したものも反対したものも、その結論を得るために葛藤がなくてはならないのではないでしょうか。

 国が命令して自衛隊を海外に派遣するということはそれくらい重い話だと私は考えています。ソマリア沖での海賊問題への対応も中国が海軍の派遣を決めるなど日本としても早急な検討が必要ですし、いわゆる一般法の議論も避けては通れません。アメリカの政権が変わる中で、日本の外交政策、外交戦略も、目的意識や国益の判断をより明確にした主体的な対応が今まで以上に求められていくことが予想されます。そんな時代だからこそひとりひとりの政治家には国際社会の中の日本のあり方についても見識と判断力が求められているのではないでしょうか。

 さて話は若干変わりますが、今日少し驚いたのは式典への国会議員の出席者が少なかったこと。出席したのは残念ながら自民党の議員のみでした。(参考までに出席者は、麻生総理、浜田防衛相、中曽根外相、小泉元総理、石破前防衛相、中谷元防衛相、木村元防衛副大臣、地元の丹羽秀樹議員と私の9名。)普段顔を出されていて欠席の方もおられたので、もちろん多くの方はいろいろな事情があってやむを得ず欠席されているのだとは思いますが。

 それはそれとしても、今日は国会の場で議論し決定して派遣したイラク派遣自衛隊の最後の輸送航空隊が帰還した、言ってみれば区切りの日です。そしてわが国の国益という意味でも派遣隊員の果たした役割は非常に大きいわけで、危険を顧みず国のために任務に当たってきた隊員とその家族の労苦をねぎらうのは党派を超えて国政に身を置く者としてのひとつの作法ではないかとふと思ってしまいました。。。


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2008年12月18日

全派閥の支持??

 年末まであと二週間を切って、国会界隈では来年度の予算や税制を巡っての議論、調整も大詰めとなっています。麻生政権の支持率の低下もあり、様々な局面で混乱が見られているところですが、なにやら妙な動きがあるのも事実でいささか気になります。

 先日麻生派をのぞく7派の派閥の会長が集まって党内の引き締めと麻生政権の支持を打ち出したとの報道がありました。現実にその関連でいろいろな動きが出ているようです。

 それはさておき、私にはどうもこの動きが言葉通りには受け取れない訳であります。

 若手や中堅に対して麻生政権を支持せよとの名目で苦言を呈する割にはその実、麻生総理が打ち出した予算のシーリングや道路特定財源一般財源化、消費税の問題などなどの方針に圧力をかけて骨抜きにして政権の足を引っ張っているのは他でもない、こうしたベテランの有力者であるからです。私には本気で麻生総理を支えようとしているようには見えない。むしろ、そう打ち出すことにより麻生総理に言うことを聞かせよう、自分たちの存在感を増すための動きにしか見えません。

 私も道路特定財源の一般財源化や予算のシーリングなどを巡っていろいろな動きをする中で、もちろん執行部にも高い見識を持ち、業界のためでなく国民のために政治をする想いをお持ちの方がおられることは理解しています。しかし、そうでない「旧い自民党」に逆行しているような思想信条を強くお持ちの方も多い。政治に近い一部の人の既得権を守るような政策を主張する圧力が総じて非常に強まってきていて、麻生総理もその圧力に押され気味になってしまっているるのが今の自民党の実情なのではないでしょうか。だからこそ、支えるとしたらそこで押されないような方向にこそ支えるべきなのではないでしょうか?

 振り返ってみれば、前の総裁選で敗れたとはいえ麻生総理が国民的な人気を得たのは、派閥の談合によって一晩のうちに福田前総理が事実上選ばれ、その内輪な派閥談合政治に対して毅然と国を思う熱い気持ちで挑んだからだったからだったはずです。

 今一度その原点に立ち返るためにも、総理には自らの信念を頑固に貫く「麻生らしさ」を出していただきたいと思いますし、私自身も含め、政治姿勢の問題として党内の調整のために「旧い自民党政治」の体質に配慮しすぎることは、実は「内向き」にはよくても国民の支持は得られないのだということを改めて感じている次第です。

 結論が出るまでは徹底討議することに組織のバイタリティーの源があるとすれば、最近の党の雰囲気は少しおかしいのではないか、そんな感覚を正直受けています。そしてそんな状況であっても、党内での議論の自由さという意味ではいまだに自民党が一番自由という今の日本の政治の現状を考えれば、これはその体質を根本から変えていかねばならない、そんな思いを持たざるを得ません。。。

suzuki_keisuke at 18:16コメント(9)トラックバック(0) 

2008年12月15日

もちつきをしながら考えたこと

 なんだか急に寒さが厳しくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?週末は通常の活動に加え日曜日には10カ所近くで地域のもちつき大会に参加させていただき年の瀬がやってくるのを感じたところです。

 来週だとクリスマス近いので今週のうちにやってしまおうということなのか、今週末がピークのようでした。

 一時期減っていたもちつき大会もここ数年また増え始めたとのことで、気軽に顔を出せる地域のイベントとして素晴らしいと思います。

 もちつきの辛いところは、伺うところ伺うところできなこ餅やあずき餅、からみ餅を勧められること。私はかなりもちやそんな感じのお菓子が好きな方ですが、さすがに一日に30個となると食べ切れません。おいしそうなのを少しずついただくにとどめました。

 地元をあちこち回っていても、あるいはこうした地域のイベントに顔を出しても、「頑張ってね」と声をかけていただけるほかにやはり多くいただく声が「景気どうにかして」というもの。

 もちろん政府が全てを支えることはできませんが、少なくとも呼び水となるような、あるいは将来への投資、可能性の芽を伸ばすような、効果的な無駄のない財政政策であれば、積極的に手を打っていく必要もありそうです。

 金融不安というバーチャルなものから、失業や倒産、注文減といった目に見える実感しやすい不安に、実感としてシフトしてきているようですので、そこへの対策は早急に打たねばなりません。
 
 しかしそうはいっても同時にここでじゃぶじゃぶ効果が低いものに使う旧来型のばらまきを復活させるわけにはいきません。政府の無駄を徹底的になくし、道路特定財源制度のようにこれまで聖域化されていた利権構造にも切り込んでいきたいと思います。そうしない限りは、この景気対策と財政再建という二つの難しいテーマを両立するような政策が国民の皆様の支持を受かられるはずもないので、しっかりとやっていかねばなりません。

 今日もそんな関係もあって「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」として政調会長に早いタイミングでのオープンな議論をとの申し入れをさせていただきました。

 これまでのように一部の人間で密室の中で道路特定財源制度一般財源化の骨抜きのような法案を作成、承認することとなればそれこそ、自民党は「国民のための政党」でなく「特定の業界のための政党」として見放されてしまいます。そんなことを遠くから見ているわけにはいかない。しかも我が国を取り巻く厳しい内外の環境を考えれば、今いい加減な政策をとる余裕は我が国にはありません。我々若手中堅の思いは徐々に伝わりつつあるのかなと期待しつつ、今後も実際の制度設計の詰めなどをおこなって行く予定です。もちろん一部の執行部には受けは悪いでしょうが、そんなことよりも大事なのはこの国の10年後に禍根を残さないこと。頑張ってまいります。

 さて、そんな中、北朝鮮情勢や日中関係、不透明ながらもいろいろな動きが出てきています。もっとも大事なことは表面的なことがらよりも、誰の真意がどうなっていて、その意図を実現するだけの実力をどの程度兼ね備えているのかの判断と、状況を日本の国益に資するものに変えていく力です。

 東シナ海の問題は中国の海洋戦略と密接な関係がある問題であることは海軍の動きや海洋調査の進め方を分析すれば明らかです。ガス田という表面的なものの背後に隠れている真の意図についても厳しく分析し、我が国の未来を守っていきたいと思います。

 あと一月ほどでアメリカの政権が替わります。東アジア地域の情勢にそれがどのような影響を与えるのか、そして日本としてそれを有利な状況に変えるために何ができるのか、まず数ヶ月は腰を落ち着けて調査せねばなりません。

 それにしても内外様々な問題が山積しています。政局にうつつを抜かしている場合ではないのは明らかであるので、自分自身政治家としてこの国のためにできることに邁進してまいりたいと考えています。

suzuki_keisuke at 17:39コメント(6)トラックバック(0) 

2008年12月08日

党執行部の方針がいまひとつわからない

 先日に引き続き、道路特定財源一般財源化の問題。私には党執行部の考えていることがどう考えてもやはり理解できない。さまざまな会議で議論もさせていただいていますし、グループを立ち上げて行動もしていますが、正直理が通った話しを執行部から聞けていないというのが率直な感覚です。

 そもそもこの問題、福田前総理が閣議決定もし、麻生総理が方針の維持を打ち出した背景には、道路特定財源として数兆円の金額を道路にしか使ってはいけないという縛りがあるから他の政策分野との優先順位の比較がされないままに道路に優先的にお金が回っている現状があり、それが無駄を生んでいるのでその状況を打開するということがあったはずです。

 そのためにはこの財源の使い道において公共事業や道路にのみ使わねばならないという使途の限定をかける「枠」を残すというのは本来おかしいわけです。

 執行部(総理や官邸、政調幹部は入らない)やいわゆる道路族の議員の主張は、”要な道路はある、景気が悪いので公共事業は必要、ガソリン税の納税者(自動車ユーザー)の理解が必要、なので道路特定財源の完全一般財源化は無理というものです。

 しかし考えてもみれば、)榲に必要な道路であれば縛りがないカネを渡せば(たとえば)地方が自主的に判断して道路や公共事業に回すわけで、そもそも「公共事業」という使途の限定を制度に組み込む理由とはならない、景気が悪い中で財政出動が必要なのは事実だが、それは実際の運用の話であって、一般財源化やシーリングといった長期間残る「枠組み」に反映すべき議論ではない、「一般財源化は今年度中に完全に行う」というのが閣議決定の内容であり当然そこには一般財源に税収を回しても問題がないような税体系の組み換えや課税根拠の議論を行うということも含まれていたはずである、という具合にどれも一般財源化の骨抜きに関して正当性がある論拠ではありません。

 特にについては議論する時間はたっぷりあったにもかかわらずあえてそれをっしなかった党税調の怠慢としか言いようがない問題であって猛省を促せなくてはならない問題です。「税に関する議論をネグって結論が出ていないので一般財源化は中途半端にせざるを得ません」などというのは責任ある政治家ができる発言ではありません。

 当初言われていたような税収中立な環境税的な議論であれば何も消費税等を含む税制抜本改革時に議論しなくてもいいわけで、無理にでも税制抜本改革時とこの道路特定財源の税収部分の議論を同時にしたいということは、論点を暫定税率の廃止とその税収の補填においているのかという気もします。しかしそうであれば、世界的に環境問題がトピックとなっている中、税のグリーン化に逆行する思考であり、それはさすがに考えにくいと言わざるを得ません。 

 このように考えれば考えるほど、理解不能な点がどんどんと出てくるのが今回の一般財源化に関する党内論議です。

 そのような流れに押されて、麻生総理以下官邸も当初の提案から若干の修正を余儀なくされているようにも報道されていますが、いずれにせよ総理の姿勢をキチンと支えて参りたいと思います。

 正直今の状態は、総理の足を報道もされている一部の自民党議員とさらには旧い政治体質を持った議員が引っ張っている状況。そしてそれが支持率低下の大きな要因ともなっているわけです。

 何とかしてこうした状況を克服して、国民の皆様の思いに答えられる政治を実現して参りたいと思います。

suzuki_keisuke at 18:22コメント(24)トラックバック(0) 

2008年12月04日

道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会

 さて、シーリングを巡って、というより財政出動の中でも景気への波及効果の少ない公共事業費を中心とする「旧い自民党」勢力との綱引きについては前回のブログでも書かせていただきました。

 さて、前回のブログでも書いたとおり、今道路特定財源の一般財源化を巡ってこれまた党内が混乱しています。私も同志とともに中堅・若手グループによる「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」を立ち上げ、2日に設立総会、昨日、今日と下記の申し入れを谷垣一般財源化PT座長、園田政調会長代理、保利政調会長、河村官房長官にさせていただきました。実は麻生総理も「会いたいのだが」とおっしゃっていただきましたが時間の調整がつかず今回は官邸では官房長官に申し入れさせていただくこととなりました。




本人出席16名、代理出席4名で二日に設立総会

 当然のことながらこの会の動きは「麻生おろし」などといった政局とは全く関係ないもので、むしろ麻生総理の方針どおり道路権益を打破してムダな道路をなくし一般財源、生活者財源に限られた資金をまわしてほしいということが要求の中心となっています。その意味で言えば、メンバーが、先日の自民党の予算の会議で旧来型のばらまきに反対しシーリングの維持を訴えいわゆる「旧い自民党」的な圧倒的な党内世論とぶつかった議員とかぶっているのは当たり前といえるかもしれません。

 今回の動きの背景にある想いは「いくら景気が悪くなっている状況とはいえ、それを口実に道路特定財源をまるまる温存するような骨抜きを許すわけにはいかない」というもの。不況の厳しいときだからこそ無駄遣いをする余裕はないわけで、本当に必要なところ、優先順位の高いところにカネがまわるような仕組みをつくるということです。

 本来本当に道路が必要なのであれば、地方に渡る新型交付金の使途を公共事業に限定しなくても現場の判断でそのようになるはずです。本当に必要な道路を造るという観点からすれば全く問題はないはずです。にもかかわらず、どうしても交付金を公共事業のひも付きにしたいというのはやはりなにかそれ以外の理由があるのではないかと思わざるをえません。

 本当に景気も厳しく国の借金の状況も厳しいときだからこそ、ムダを生みかねない構造を残すわけにはいかないのです。

 以上の点から、会としては、/祁晋鯢婉發了氾咾鮓共事業に限らないこと、公共事業費のシーリングを維持すること、C亙整備局を原則廃止し順次道路行政を地方に移管すること、て始特定財源の特別会計を廃止すること、ド要な法改正を年度内に必ず成立させること、の5点を求めるべく行動した次第です。



河村官房長官に申し入れ


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 今日もこのような点の申しれをしたわけですが、このような声が自民党内にもかなりあってそしてそれもかなり正論なのだという点について、もともと財政規律重視が明確な園田政調会長代理にも、そして保利政調会長にもご理解はいただけたと感じています。ここで書くわけにもいきませんがいろいろと内々検討すべき点もあると仰っていただきました。

 また河村官房長官からも、「与党内で議論しているところなのでこちらから言うわけにはいかないが」としつつも、麻生総理及び官房長官の方針をお聞きし、かなり近い考えであることを確認させていただきました。

 たしかに今の自民党内の雰囲気では声の大きな「旧い政治」的な考えばかりが目立ってしまう状況ですが、若手としても、総理以下の方針を実現すべく頑張っていかねばならんと改めて覚悟した次第です。今後ともこうした点を実現し、ムダな道路建設の廃止と道路利権など政官業の癒着体質の打破を目指し国民の皆さまの思いに応えられるよう頑張っていきたいと考えています。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
(以下 申し入れ分の全文及び賛同議員名簿)

 本年5月に道路特定財源一般財源化が閣議決定され、麻生総理も一般財源化の実現、1兆円以上の地方への一般財源としての交付、地方整備局等の統廃合を打ち出しているにもかかわらず、党内においては一般財源化の実質的骨抜きが危ぶまれる状況にあります。また麻生総理のシーリング維持との方針の一方で、景気後退を背景とした歳出圧力の高まりを受け財政規律を軽視した議論もなされはじめております。
 
 景気後退局面という緊急時においては弾力的な財政政策が求められることはいうまでもありませんが、財政規律を維持し、道路特定財源制度の完全な一般財源化という基本方針を堅持できなければ、政府、ひいては日本全体の信任が失われ結果として日本経済にとって大きな負の遺産を残すことにもなりかねません。

 我々は麻生総理の方針を支持し、道路特定財源一般財源化に際しその真の目的である、無駄な道路建設の廃止と道路利権など政官業の癒着体質の打破を実現し、国民の負託にこたえるべく、以下の事項を要望いたします。

一.従来の道路特定財源の枠組みのうち地方道路整備臨時交付金については廃止し、一般財源化の趣旨に鑑み、新たな枠組みにおいても使途を公共事業に限定せず地方が使いやすい仕組みとすること

一.公共事業費にかかるシーリングの枠組みは維持した上で、道路関連予算額については新交通需要推計における下方修正もふまえ、真に必要な道路以外の整備は行わない旨明確にし、国、地方の道路事業量の実効的な総額抑制の仕組みを作ること

一.道路事業につき、直轄事業等の在り方についても見直しを行い、国地方の分担について見直しを行うこと。その際、地方整備局(及び農政局等他の地方支分部局)を原則廃止し、それに要する設置法改正及び一部における国から地方への身分移転その他、その工程表を明確にすること

一.道路特定財源制度の廃止に伴い社会資本整備事業特別会計のうち道路勘定については速やかに廃止すること

一.「道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」に関し、道路特定財源を道路整備事業に充てねばならないとする第三条、地方道路整備臨時交付金を規定する第五条については平成21年4月1日をもって廃止する改正を行い、平成21年通常国会に提出し年度内の成立を図ること

道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会有志一同(敬称略、12月4日15時時点)

河野太郎、下村博文、棚橋泰文、水野賢一、菅原一秀、柴山昌彦、越智隆雄、小野次郎、片山さつき、木原誠二、木原稔、木挽司、坂井学、篠田陽介、鈴木馨祐、平将明、田中良生、林潤、牧原秀樹、松本洋平、山内康一(以上衆議院)山本一太(参議院)

suzuki_keisuke at 18:20コメント(9)トラックバック(0) 

2008年12月02日

バラマキ合戦を食い止めねば

 今週は予算、税制、道路特定財源一般財源化、と様々なテーマがヤマ場を迎えます。私も選挙区と国会を2〜3往復する毎日です。

 そしてこれまで園田政調会長代理、河野太郎主査のラインで私もいくつかの担当をさせていただいた「霞ヶ関の無駄撲滅PT」もいよいよ自民党の部会(予算の要求側)と直接対峙し、北朝鮮への経済制裁に関するシュミレーションチームも動き出すなど、自分が関わっているプロジェクトのヤマ場がほぼ一致してしまった、というわけでそれなりに多忙な日々を遅らせていただいています。

 思い返せば半年前にも道路特定財源の一般財源化をめぐって若手議員の会で試案などを作ったりしていた同じタイミングに、自分の著著の校了もやってきて、、、などなど、忙しいときというのはもろもろ重なるものなのかもしれませんね・・・

 さて、報道でも出ていますが、いま、自民党の中では予算をめぐっては不景気を受けて公共事業などの財政出動をすべしとの圧力が非常に強まっています。予算の上限を定めたシーリング、たとえば「公共事業費は毎年3%減らしていかねばなりません」といったキャップを撤廃もしくは凍結すべきとの議論が噴出しています。

 たしかにアメリカ発の金融危機が実体経済に及ぼす影響を最低限にとどめるべく対策を打っていくことは必要ですし、財政出動についてもある程度弾力的にやることは必要でしょう。しかし日本は世界の中でも圧倒的に借金が多いという事も忘れてはなりません。無駄は許されないし、破綻のリスクはとるべきではない。

 そもそも、景気対策と言っても、今の日本経済を全て政府の支出で支えることなど不可能です。むしろ民間の活力や需要をどうやって作っていくか、将来への不安をどうやって増幅させないかこそが大事なのではないでしょうか?

 私も党の全体会議で申し上げさせていただきましたが仮に公共事業のシーリングを外したとしてもその3%分というのは2000億円程度であって、GDPの0.04%に過ぎないのです。公共事業に関してはその波及効果がそれほど大きくないことは実証されていますので、0.04%の押し上げ効果よりもむしろ財政規律を緩めることでの金融マーケットや国民の皆さんの「おいおい、日本は本当に大丈夫なのか?」という懸念を引き起こすマイナスのほうがよほど大きいと言わざるを得ません。

 われわれ政治家がしなくてはならないのは将来のツケや税金の負担を皆さんに押し付けて票とカネで政治家に影響力を持っている特定の業界や業者にお金を回すことではないはずです。

 一時的に緊急避難的に財政出動するにしても、予算規律、シーリングをそれを口実になくしてしまえば、国としても信認を失い、ずるずると贅肉ばかりがついていってしまうことにもなりかねないわけで、それは断じて避けねばならないのではないでしょうか?

 こうした議論が今まさに喧々諤々、党内では行われています。しかし驚いたことに、今まだまだ結論が出ないまま議論が続いていて、明日もこの点について議論をすることになっているにもかかわらず、今日の党の総務会で景気対策のためにシーリングを三年間凍結するとの結論を出して、党の四役が麻生総理に要求に行ったとの報道が夕方ありました。議論している最中に執行部が勝手にこうした行動をとる、しかも漏れ聞くところでは若手を中心とするバラマキを懸念する声をあざけるような声すら幹部からは出ていたとのこと。感想を述べる気にもなりません。

 来年度の税収が法人税を中心にまた落ち込むことが明確な状況にもかかわらず、財政出動だけを考えるのはいかがなものかと疑問を感じざるを得ません。

 麻生総理がそのような要求、党の圧力に屈せず、「シーリングは維持する」と夕方の記者会見で明言されたことは私は高く評価されるべき英断だと思います。まああまり報道はされないでしょうが。

 シーリングを維持した上で弾力的に緊急措置として効果的な対策を打ち出すという総理の方針を若手の仲間と共に全面的に支持したいと思います。

 道路特定財源一般財源化についても今日中堅若手の同志と共に改革を進め無駄をなくすべく行動する会を立ち上げました。残された時間もあまりないので今日の議論を踏まえ速やかに動いていかねばならないと考えています。詳細については改めて書かせていただきたいと思います。

suzuki_keisuke at 22:30コメント(10)トラックバック(0) 
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