2009年03月

2009年03月24日

北朝鮮のミサイル発射への対応

 北朝鮮の弾道ミサイル発射への対応を巡っていろいろな意見が出ています。そんな中、今日の昼「北朝鮮外交を慎重に進める会」を開催し、会としての方針がおおむね固まりました。

 今回の対応として自衛隊法第82条の2に規定する「弾道ミサイル等に対する破壊措置」がとられるべきことは言うまでもありません。今回の発射が人工衛星であろうと何であろうと、国連決議の中でも明確に北朝鮮に対して禁じている大量殺戮兵器である核弾頭の「運搬手段」の試験であることは明らかです。

 しかも北朝鮮が通告しているミサイル着弾における「危険区域」から明らかなように、ミサイルが日本の方向に発射され、アクシデントがなくても日本の上空を通過していく可能性が極めて高い状況にあります。

 そうした中にあっては、,Δ燭擦覆ぁ↓△Δ燭譴疹豺腓砲楼汰簡歉磧自衛のために迎撃する、といった対処を我が国としてもとるべきことは言うまでもありません。

 発射された場合、 峅罎国に飛来するおそれがあると認められる場合」には閣議決定を受けて防衛大臣が破壊措置を命令する(第一項)、◆峅罎国に飛来するおそれがあるとまでは認められない場合」であったのが事態の急変により対処しなくてはならないときに緊急措置として防衛大臣が閣議決定なしで破壊措置を命令する(第三項)、という二つの対応が考えられます。

 後者は緊急避難的要素が大きいわけで、北朝鮮の日本に対する「意図」を考えれば前者の対応、すなわち北朝鮮が意図的に日本の上空に向けてミサイルを発射しその破片等が落下し日本国民が脅威にさらされることとなる以上、内閣の意志としてミサイル発射に毅然として対応する、ということが必要なのではないでしょうか。

 北朝鮮の国際社会への挑発に対しては絶対にそれを許さないという態度を、一番脅威にさらされている日本がとらねば、今の「北朝鮮の脅し→国際社会の譲歩」という悪循環は続いてしまいます。拉致、核、ミサイルの直接の脅威にさらされている日本の対応が注目されています。

 きちんと閣議決定した上で国家の意思として北朝鮮のミサイル発射を許さないというメッセージを伝えることが、今後のことを考えても必要なはずです。

 今日の会合ではそうした問題意識を共有し政治家としてメッセージを出していくことで合意しました。政治家の務めは何よりも国と国民の安全を死守することに他なりません。特に外務大臣として毅然とした外交を体現していた麻生総理の決断に期待したいと思います。


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2009年03月22日

花粉症のシーズン真っ盛り

 早くも首都圏で桜の開花宣言もされたようですが、同じ「花」の関連で二月の下旬から厳しい日々が続いています。このブログを読んでおられる方々にも多いのではないでしょうか。「花粉症」です。つらいですよね・・・

 特に今年はこれまでのような「かゆい」「くしゃみ」といったレベルを超えて、「痛い」「鼻づまり」といった症状にレベルアップしている気がします。薬を飲めば飲んだで眠くなったり効かなかったりと本当にユウウツな時期であります。

 もともと3歳のころから花粉症と付き合ってきた私ですが、ここ数年間スギ花粉の症状がどんどんと悪化しています。もともとはGW前くらいまでのカヤ(イネ科)がメインだったようですが、最近では血液検査をしていてもまさに「花粉症のデパート」状態です。

 外で演説しているときなどは気合でどうにかしていますが、それでも耐えられないこともしばしば。朝駅で演説していると本当に多くの方がマスクをしたりつらそうだったりとまさに国民病の様相を呈してきています。本気でなんらかの対策が必要です。

 スギといえば殆どは山に植えられているもの。実は自然は原生林であればいざ知らず、放置しておけばどんどんと荒れていってしまいます。いまわが国の抱えている大きな問題がこの「荒れる山林」。最近は花粉対策が出来るスギも改良されて出てきているとか。

 限界集落の問題に関連して山林の荒廃がここのところ話題とされていますが、スギ花粉対策も含めて、山林にきちんと手を入れるということも、国が取り組んでいくべき課題なのではないでしょうか。雇用対策的な意味からも検討の余地はありそうです。

suzuki_keisuke at 10:58コメント(4)トラックバック(0) 

2009年03月15日

自衛隊、ソマリア沖へ派遣

 昨日呉から自衛隊の護衛艦がソマリア沖に向けて出発しました。これまでインド洋やイラクへの派遣部隊の見送りや出迎えの式典には政治家としてできる限り出席していましたが、さすがに選挙前のこの時期の呉ということで、地元の予定との兼ね合いで今回は伺うことができませんでした。

 とはいえ、今回の派遣は国際協調という意味合いとともに日本の経済界も非常に大きな期待をしているまさに国益を守るための行動です。派遣部隊の自衛官及び海上保安官の方々には胸を張っての、そして無事の任務の完遂をお祈りしております。

 残念ながら今回の出港にいわゆる海賊対策新法は間に合いませんでした。臨時的に自衛隊法の海上警備行動としての行動としばらくはなってしまいます。

 しかし、考えてもみれば、武器の使用基準の問題や守れる対象が日本関係船籍のみというのは実情に合ったものではありません。現場の指揮官が何か起こった場合に国内の法制と人間として取るべき行動の間で煩悶するような事態はあってはなりません。加えて今回の海上警備行動の枠内では、たとえば日本企業と中東諸国との合弁企業のうちの多くのモノや契約によっては日本企業向け貨物の警備も許されない可能性が高い。

 日本国の政治家としてこの法案を政争の具として成立を先延ばしにして現場の自衛官や日本の国益に政治のツケのしわ寄せをするというのは望ましい姿ではないはずです。こうした点を曖昧にして派遣部隊を送りださざるを得なかった今の政治状況、与野党のねじれの中で自らできることは極めて限られているとはいえ、政治家の一人として責任を感じざるを得ません。

 短期的な国益と中長期的な国益、あるいは正論のぶつかり合いという中で議論が行われているのであれば、たとえ政治が答えを出すのが遅くなってしまってもやむをえない面もあるかとは思いますが、今の状況は残念ながらそうではありません。

 今までの政治としがらみがない人間にしか政治は変えられないのかもしれない、そんなことを感じさせる経験を考えれば、焦りも感じざるを得ませんが「結果」だけが問われるのが政治家です。党がどうとか政治がどうという言ってみれば「内輪」の視点を乗り越えて新しい政治を切り拓くことができるよう引き続き頑張ってまいります。


 

suzuki_keisuke at 19:18コメント(3)トラックバック(0) 

2009年03月11日

東京大空襲に思う我が国の安全保障

 昨日3月10日は東京大空襲の日です。64年前多くの犠牲者を出したこの日、私も犠牲となられた多くの方に追悼の思いを抱くとともに、政治家としていまのわが国の安全ということにもある種の思いを抱かざるを得ませんでした。

 この東京大空襲は言うまでもなく非戦闘員を意図的に殺害したに他ならず、国際法という観点からすれば明らかに違反です。私はそれを今非難するつもりはありません。しかし我々は、国際法とういうものが現実的にはいったいどのようなものなのか、そのことをきちんと認識しなくてはならないと思います。

 国内法はその執行をし、違反すればそれを見つけ処罰する強制的な力を持った政府があるがゆえにきちんと機能しています。しかし国際法はどうか。違反していたとしても、誰かがそれを強制的に守らせるもしくは違反者を罰するということは現実的には不可能です。

 「国連がある」とおっしゃる方もいるかもしれない。しかし国連は北朝鮮の事例を見るまでもなく常任理事国の一国でも反対をすれば行動することはできません。

 国際法は決して弱者を強者から守るための武器にはなり得ないのです。あくまで国際政治の現実のパワーポリティックスに従属する概念です。
 
 確かに国際法がきちんと守られ平和な世界ができる、国連も機能し皆が共存共栄する。それは理想です。私もそうなったらいいと思います。目指しもしたい。しかし現実的には今の段階でそれは不可能です。

 特に東アジアという冷戦状態の中に生きる日本としては、そのことを忘れるわけにはいきません。

 野党の言うように国連中心主義といえば聞こえはいい。アメリカに頼らないで自立する、その意気も素晴らしい。しかし政治は常に現実を見ねばなりません。そしてわが国に住む一人ひとりの人の命と暮らしを守る責任が政治にはあります。

 国連や国際法が機能するのを目指すのは正しい。しかし現実を無視してそれに身をゆだねることは危険極まりないと言わざるを得ません。

 戦前日英同盟が破棄され四カ国条約、九カ国条約といった集団安全保障に日本は移行しました。誰として守ってくれる同盟国が無くなった結果はだれもが知っているとおりです。「歴史に学ぶ」という言葉を今ほど噛みしめるべき時はないのではないでしょうか。

suzuki_keisuke at 18:30コメント(3)トラックバック(0) 

2009年03月06日

進学と不況

 ここのところの不況はいろいろなところにさまざまな影響を及ぼしています。そんな中で気になるのが大学に受かったのに親の経済事情で進学をあきらめざるを得なかったり、高校や大学を中退せざるを得ないといったことが起こっていることです。やむを得ず消費者金融で金策したといった話も現実に起こっています。

 自分のせいではなく、自らの努力とは関係ない理由で人生の選択が狭まってしまうといった事態については私は政府が何らかの対処をしなくてはならないと思います。今日も文部科学省に対して若手の議員数名で何とか対策を早急に打ってもらいたいという要望を出しましたが、政治も責任を持って行政に対してこうした要求はしていかねばなりません。

 私は「小さな政府」「自由な競争社会」こそが社会の活力を生み出す方向性と考えていますし、それゆえに構造改革をきちんと進めて肥大化した政府のあり方を大胆に転換していかねばならないと主張しているものですが、だからこそ、不可抗力で努力が報われなくなってしまうといた事態は政府が防いでいかねばならないと考えています。スタートラインに立つ権利は、レースに参加する権利は全員に保障されていなければ社会の元気など出て来ようはずもないわけです。

 「機会の平等」なくして社会全体の成長はありません。この問題にしても、今ある奨学金などの仕組みの活用の徹底や拡充、大学等に入学金の納付猶予の措置をとってもらうなど、政府が取れる方策はいくらでもあるはずです。今回の不況が不可抗力であるのであれば、そのあおりを受ける人にも責任はほぼないはずです。ましてその子供には責任はありません。頑張ったものが報われる社会を創っていくため引き続き努力してまいります。

suzuki_keisuke at 17:42コメント(5)トラックバック(0) 

2009年03月03日

北朝鮮の動きに対処するために

 またもや政治不信を助長しそうなスキャンダルが報道されていますが、事実関係もはっきりとはしませんので、何ともコメントしようがありませんが、少なくとも今様々な課題を解決していかねばならない状況の中で政治不信はマイナスでしかありません。そうしたこととならないよう全容の解明を待ちたいと思います。

 少なくとも我々としては内外の難局に直面している中で国事に携わる者として、一つ一つ正しく対処していかねばなりません。

 国の基盤中の基盤である安全保障にしても今我が国は様々な課題を抱えています。ソマリア沖の海賊対策、今の自衛隊法の中では対処しきれないとされるのが日本船籍以外の艦船の護衛です。中東に進出している日本企業やその合弁会社がその製品を輸送しているケースは多くがこの今の法制では保護されない範疇にはいってしまいます。また国際的な日本への信用という意味でも、今のあまりにも現実離れした法制上の状態は解決されねばなりません。我が国の国益を考えれば自衛隊の艦船がソマリア沖での活動を始める時期以降なるべく早い段階で新法が施行されるように国会としても意思表示していかねばならないはずです。

 また、北朝鮮情勢。ミサイルの発射などを巡って緊迫した情勢になりつつあります。そうした中で、我が国としても、ミサイルが発射されることを抑止するためにも、国際世論、国内世論を通じて北朝鮮側にプレッシャーをかけていく必要があります。核、拉致、ミサイル、何一つとして進展を見せておらず、今後の進展も見通しがはっきりしないのが実情です。

 もしミサイルもしくは人工衛星といった大量破壊兵器の運搬手段の開発行為が明らかとなれば国連決議1718に明確に違反するわけで、実際に自衛のためにMDによる迎撃等を行い我が国の安全を確保するのは当然のこととして、制裁もややうやむやになりある意味で北朝鮮に対して譲歩する形となってしまっている国際社会に対してもきちんとした働きかけをしていくことが我が国の責務です。



 やるべきことをやる。
「北朝鮮外交を慎重に進める会」事務局長として発信

 そんな危機感から今日も山本会長以下中堅若手の有志による「北朝鮮外交を慎重に進める会」を開催しました。政府と議会、両方が我が国の国益に資するためにも連携し、あるいは共同して別々の役割を果たしていくことが今こそ求められているのではないでしょうか。




suzuki_keisuke at 21:26コメント(5)トラックバック(0) 
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