2009年05月

2009年05月29日

有効求人倍率の悪化

 有効求人倍率が0.46倍と、私が社会に出た平成11年と同じ戦後最低の水準に落ち込みました。半年前には1倍程度でしたから、今回のケースは急な悪化という意味ではまさに戦後最悪の状況になってしまっています。

 地元の企業に伺っても受注の急激な落ち込みでどうしようもないという声が圧倒的です。今回のショックはアメリカの金融危機が誘発したもので、いってみれば誰のせいでもないものであって、一生懸命やっている企業がそのせいで倒産に追い込まれるような事態は断固として避けねばなりません。そのためにも、今日も補正予算が成立しましたが、今政府が絶え間なく行っている経済対策、きちんと速やかに、現場にそれが届くようにしていかねばなりません。

 そしてそんな中でも、やはりこれの元手は税金であることを考えれば、単なるツケの先送りとならないように、意味のある効果の高い政策を中心に行っていくことが必須です。無駄が入り込まないようきちんとチェックしていくことが重要であります。

 加えて、厳しいようではありますが、経済が真に活性化していくためには、経営状況の落ち込みのどの部分が今回の金融危機のための避け得ないもので、どの部分がそもそもの体質によるものなのかをきちんと把握して、真に強い体質に企業構造を改革し強化していくという観点も政治サイドからきちんと発信しなくてはなりません。

 頑張って創意工夫している企業がバカを見ないような経済社会を築いていきたいものであります。

 さて、今日はその補正予算案成立のための本会議の合間に、若手中堅議員による会合がありました。議員定数削減や国会議員の世襲問題についてもの。その会合の場では私も、本気で取り組む姿勢を見せるためには、期限を明記すべきだと趣旨の発言をしました。

 議員定数削減については、次の政権の内にきちんと法案の提出をするなど、マニフェストにはプロセスを明記しなくてはならないと私は考えています。この不況の中で財政問題など国民の皆さんに負担をお願いしなくてはならない状況にある以上は、その理解を得るためにも、定数削減問題等にはきちんと取り組む姿勢を見せねばなりません。決して選挙目当てのパフォーマンスであってはならない。

 それは国会議員の世襲の問題も同じです。現実問題として、次の選挙からということになれば、当該選挙区に自民党の公認候補を別に立てることは困難です。かといって一旦自民党で支部長として正式決定した人に公認を出さないというのも筋からいってどうかと思いますし、自民党の公認候補をそこに立てないとなれば、名目だけ中途半端な、という感は否めません。

 そもそもこの問題が一人しか当選ができない小選挙区制度において、党の公認候補に世襲候補を認めれば、国政への人材の参入という意味で、日本の国益にとっての大きなマイナスとなるという観点から始まっていることを考えれば、このことはきちんとせねばなりません。

 そのような中途半端な状態よりは、次の次の選挙からであっても、いわゆる世襲候補に対し同一選挙区では公認を出さずきちんと当該選挙区には自民党公認候補を立てるという方がよほど筋は通りますし、多様な人材が国政に参入できる「機会の平等」を保障することにもなるはずです。

 いずれにせよ、この問題は政治の本質論そのものとはいえない議論です。早急に結論を得て、政治が取り組んでいかねばならないほかの重要テーマに全力投球したいものであります。

suzuki_keisuke at 17:33コメント(5)トラックバック(0) 

2009年05月25日

北朝鮮が核実験を強行。わが国は迅速な強い対応を

 地元回りをしている最中に連絡が入りました。「北朝鮮が地下核実験をした模様だ」と。

 これからの国際世論の動き、さらには日本国内の世論の動き、どうなるか分かりませんが、間違えてはならないのは、国際社会が非難決議をしたために北朝鮮の「ご機嫌を損ねた」のが核実験を強行させたのだという議論は100%間違っているということ。核実験、ミサイル実験をしても、制裁など失うものはほとんどなく、ゴネ得あるのみという感覚を北朝鮮に持たせてしまったこれまでの国際社会の対応がこの危機を生んだというのが現実です。
 
 今後いろいろなところで、北朝鮮を追い込むことは危険だという議論がされることは容易に予想されますが、非難されるべき行為をしているのは北朝鮮であるという一点は譲るわけに行きませんし、北朝鮮の言うことを聞こうというような動きが少しでも出てくれば、それはまさに駄々っ子のわがままを呑むのと同じで、長い目で見れば大きな禍根を残すということを忘れてはなりません。

 ヒットラーをあそこまで育ててしまったのがミュンヘン会議の主要国の態度にあるとすれば、まさにその道を今進みつつあるという危機感をわれわれは持たねばなりません。「追い込んだら暴発する」という議論でなく、「甘い顔をすればエスカレートするだけ」というほうが正しいことはここのところの北朝鮮の行動パターンを分析すればかなりの確度で立証されるはずです。

 そもそも、ミサイル実験、核実験で国際社会が、特に中国が真剣な制裁を行わなかった時点で北朝鮮が更なる核実験を行うことは容易に予想されていたことです。今後さらにエスカレートすることも十分に考えられます。

 今度こそ、日本としては国際社会に対して「太陽政策は全く意味がない」ということを強調し実効ある制裁に議論をリードしていかねばなりません。北朝鮮が核の小型化に成功しノドンミサイルへの核弾頭の搭載が進めばわが国の安全は極めて危険な状態に追い込まれてしまいます。それだけは断固として阻止せねばならない。

 北朝鮮は体制維持の目的もあって、よほどのところに追い込まれない限り軍拡、核武装路線を転換させる可能性は低いというのはこれまでの行動パターンから明白です。体制の維持が目的である以上は核廃棄をしない限り体制を維持できないという状況に追い込むより他ないわけです。中国やアメリカに協力を求め、国際社会で結束していかない限り朝鮮半島の非核化なぞ夢のまた夢となってしまいます。

 韓国を除けば北朝鮮の核武装で脅威を受ける唯一といってもいい国がわが国であることを考えれば、日本政府はもっと真剣に命がけでこの問題に取り組んでいかねばならないはずです。アメリカや中国にとっての北朝鮮問題は「所詮は他人事」という感覚がないとはいえません。直接の脅威にさらされる日本とは若干感覚が異なっていることはやむをえない。であるとすれば日本が懸念をきちんと表明して強い意思で議論を進めていくより他に道はありません。

 その意味でいえば、国際社会の中で対応策の結論を出すタイミングも非常に重要となります。国際世論が硬化しているうちに結論を得ねばまた中国などが北朝鮮擁護をしやすい環境となってしまいます。日本政府には国連安保理などの場においての今後の迅速な動きを強く促していきたいと思います。

suzuki_keisuke at 15:29コメント(4)トラックバック(0) 

2009年05月20日

皆さまありがとうございます/政治家として温暖化対策について言いたいこと

 先日の盗難事件以降、さまざまな方から励ましをいただき、さらに献金をしてくださった方も多くいらっしゃいます。一時は非常に厳しい状況に直面しやや暗い気持ちになったのも事実ですが、それ以上に人の心のありがたさが身にしみています。皆さま本当にありがとうございます。

 厳しい経済情勢の中、さらに新型インフルエンザの脅威も首都圏にも及びつつある中で、政治家として果たさねばならない責務を改めて感じるとともに、警察や周囲の方から当地域においても盗難被害が相当数あることを聞くにつけ、数値でなく実感として治安対策の必要性を感じたところです。治安対策といった暮らしの中での不安についても今まで以上に取り組んでまいりたいと気持ちを新たにいたしました。

 皆さまの気持ちにこたえるためにも全力で頑張ってまいります。

 さて、今日発表された経済指標は非常に厳しいものとなっています。底打ち感が若干出てきている中でありますが、これから数か月が、実体経済における消費や雇用への影響をどうやって最小限に抑えられるか正念場です。

 適切な政策とメッセージの発信、政府に対しても求めるべきを求め、しっかりとやってまいりたいと思います。

 若干話題は変わりますが、京都議定書の数値目標をめぐる動きの報道がありました。しかし私は外国での会議にも出席し、この温暖化の問題については一生懸命取り組んできたつもりですが、最近の国際的な議論の動き、そしてそれに対する我が国の対し方には若干の違和感を感じざるを得ません。

 たしかにこの地球温暖化対策、温室効果ガスの排出削減の議論においては、全体での削減という総論には賛成、しかし各論においては自分のところの負担は最小限に抑えたいというエゴイズムのぶつかり合いになる、という今の展開は予想の範囲内といえば範囲内でした。

 しかし、そんな中でも、将来にわたって新たな技術的なブレークスルー、イノベーションへのインセンティブを殺さないといったことや、自発的な努力を促進できるように、これまでも努力してきたところが報われるような仕組みとするなど、公正(フェア)な視点は決して忘れるべきではありません。

 これまで一度は議論の俎上に上った、削減の基準年(今は1990年)の問題やエネルギー効率の指標をどう組み込むかという問題、途上国の中でも新興国と最貧国で同じ扱いでいいのかといった問題などについてもいつの間にかうやむやなまま済まされてしまっています。

 党や政府との会議においても私はこのことを主張し続けてきましたが、交渉の経緯も今一つはっきりしない。エネルギー効率が世界でも最も高い我が国にあっては、こうしたポイントは地球全体の利益と我が国の国益の双方を満たす点であるはずです。なぜ胸を張って科学的にこうした点を主張しないのか。

 世界の議論の流れの中で「主張しないこと」「物分かりがいいこと」が特技であっていいはずがありません。特に世界の議論が世界全体の将来のためには間違った方向に進んでいこうとしている以上は我が国として主張すべきこと主張していかねばならないはずです。引き続き政府にモノ申してまいりたいと思います。

suzuki_keisuke at 23:42コメント(2)トラックバック(0) 

2009年05月16日

地元事務所が事務所荒らしで盗難被害に

 今朝うちの事務所のスタッフが事務所に来たところ、裏口がバールでこじ開けられて金庫ごとお金(130万円ほど)が取られてしまいました。ようやく先程警察の調べが終わったところです。

 それでなくとも駆け出しの政治家ということで資金が十分にあるはずもなく、カツカツの資金で綱渡り的な運営をしていたため、正直非常に厳しい状況になってしまいました。事務所の今の残金(=運営資金)は口座などすべてをあわせても残り数十万。まあ、泣き言を言っても仕方ないので頑張ってやっていくしかありません。これまでも個人の方にいただいた献金や自分の貯金を取り崩したりながらどうにか党からの資金等の不足分を補ってやってきましたが、さてこれからどうしたものか。。。

 各種支払いの都合で130万円ほどの現金を一時的にでも事務所に置いてしまっていたこと、しかも資金繰りの都合上昨年10月に選挙ということで建ててしまっていた(防犯上はどうしても手薄になってしまう)プレハブを通常事務所として使用せざるを得なかったこと、など管理が甘かったところも反省せねばなりませんが、改めて地域の治安、安全対策の重要性を痛感させられたところでもあります。



ピッキングの現場



P1040282

 犯行状況はまさにこの写真でもわかるようにある意味典型的なピッキング。ほかにも当地域では事務所荒らしが複数件起こっていたとのことで今後同様の被害が他に出ないような安全対策を政治家の立場としては進めていかねばなりません。

 人的被害などがなかったのが不幸中の幸いでした。正直盗難の直後で暗い気分にもならないといえば嘘になりますが、これにめげずに安心、安全の街づくりに向けて頑張ってまいります。



suzuki_keisuke at 12:35コメント(10)トラックバック(0) 

2009年05月12日

小沢民主党代表の辞意表明

 夕方の民主党小沢代表の辞意表明には突然だったこともあり驚きました。少し時間がたってやや落ち着いたところでの感想を若干書かせていただきたいと思います。

 やはり書かねばならないのは、今日の辞意表明では、小沢代表の金権体質、あるいは今回の事件については何一つ解決していないということです。そもそも、今回の西松建設の事件は、これまでの政治をめぐる不透明なカネの問題、つまり公共事業等をめぐって特定の業者が政治家と癒着して国民の税金をある意味で「食いもの」にしてきたのではないか、という点がその根っこにあったはずです。結果として本来お金が回らねばならない子育てや教育、医療などのほかの分野に十分なお金が回らないという「ゆがみ」が生じてしまっていたわけです。

 もちろん小沢代表の問題は自民党、民主党ということでなく今までの政治全体が断ち切れていない問題という側面もあり、まさに政界全体がそのあり方を問われていた問題だったはずです。

 普通に考えて、営利企業が個人に対してかなりの期間毎年数千万円を何の見返りもなく献金するとは考えにくいわけで、そうした小沢代表の体質は相当明らかだったわけです。そして同時にそのような体質を露呈させた小沢代表がそのまま代表として居座ることを民主党という政党は許容していたというのも忘れてはならない事実です。今回の辞意表明も決して党内の自浄作用の結果ではない。

 確かに自民党にも旧い体質は根強く残っていますが、少なくともそうしたものを変えていこうという動きという意味で、今回の小沢事件以降の民主党内の動きは私の目から見ても不思議なほど見えなかったということだけは否定できません。

 私自身、今内外の諸情勢が非常に厳しい局面の政治家として、このような与野党どちらにも残る旧い政治体質をどうしても変えていきたい、そんな思いでいろいろな改革の試みを、微力ではありますが若手の同志とともに進めようと努力してきました。そしてこれまでの旧い政治体質は根強く残っていて、これを変えるのは非常に大変なこともこれまで痛感してきたところです。

 今回の小沢氏の辞任でこのような点が何らかの形で解決したのかといえばまったくそんなことはない。そして会見を聞いてみれば、旧いタイプの政治スタイルをある意味体現している小沢氏が、今後も民主党の中で代表ではない形で実権を持ち続ける可能性も否定はできないわけです。そうした意味で今回小沢氏が民主党の代表を辞するということは、けっして民主党、そして今の政治全体がこれまでの体質を改められたということではない。日本のこれまでの政治風土を変えていくためにはまだまだ長い道のりがあるということを忘れるわけにはいきません。

 これまでにも増して、旧い政治体質を変えていくべく頑張っていかねばならない、そんな決意を新たにさせられるニュースでした。

 そして最後に、今のわが国の経済状況、内外の諸情勢を考えれば、こうした言ってみれば「政治の内輪の出来事」に左右されることなく、政治が政策的に「結果」を出していくことこそが求められているはずです。その意味でも全力で頑張ってまいりたいと思います。

suzuki_keisuke at 01:06コメント(6)トラックバック(0) 

2009年05月06日

どんどん深刻になっている地球温暖化問題

 GWも今日までという方も多くいらっしゃると思いますが、連休はいかがでしたでしょうか。私は選挙前ということもあり、連休中はずっと地元日程。とはいっても地域的にもご不在のお宅も多く、休みのときにあまりお騒がせしても逆に迷惑ということもあるので、街頭演説の場所の選定も含め細心の注意を払いながらの活動と相なりました。結果的にはかなり多くの方にお目にかかってお話を伺い、そしてお話させていただくことができました。

 さて、昨年の後半からの世界的不況の影響か、最近温暖化についての危機感が薄らいでいる気がしてなりません。不況で経済活動は低調となっていますが、エネルギー価格の下落に伴い、わが国では抑制ができていなかった「民生部門(ご家庭など)」「運輸部門(クルマなど)」においてはCO2排出量が逆に増えることも考えられます。

 確かに今の経済状況では景気対策は最優先の課題です。しかし、経済状況にかかわらず、温暖化のリスクは今も変わらずにある、というよりさらに深刻化しているということも忘れるわけにはいきません。特に地球温暖化は、私も昨年出版した著書の中で述べさせていただきましたが、先になればなるほど取り返しがつかなくなる問題なのです。

 どんな改革でもそうですが、「危機感」を一人ひとりが広く共有できるかどうかが成功の鍵を握ります。特に温暖化の問題は我々一人ひとりのライフスタイルにかかわる問題ですし、全世界的に言えば各国のエゴイズムとぶつからざるを得ない問題です。

 そして同時に温暖化は拡大拡大できたこれまでの成長の近代モデルを転換させざるを得ないような問題でもあります。もちろんイノベーションをカギに新たな経済成長の余地もありますが、イノベーションとは常に不確実であり、それが出来なければ、これまでの経済の考え方とぶつかってしまうわけです。

 だからこそ、危機意識を共有して事態の打開に向けたアプローチを真剣にベストを尽くして考えていかねばならない。

 そんな中、今週中にも柏崎刈羽の原子力発電所の7号機が運転を開始する見込みとの報道がありました。地震で停止を余儀なくされていましたが、今現実的に環境の問題と成長とを両立させていくためには原発はなくてはならないものです。その意味でこれは喜ばしいニュースです。

 電力会社側の安全への取り組みがさらに進むことを期待するとともに原発も含め、環境と成長の両立を図れるようあらゆる対策を政治家として考えていきたいと思います。

suzuki_keisuke at 14:01コメント(9)トラックバック(0) 
Profile

suzuki_keisuke

Archives
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ