2010年01月

2010年01月30日

久々の更新。申し訳ありません!!

 一週間以上更新が滞っていました。失礼しました。。

 ここ一週間余り、事務所の引っ越しや、政党助成金の収支報告の作業などであわただしく、また新年会等も最後のピークで、しかも事務所の移転先でまだインターネット接続ができないという信じられない事態に陥っておりまして、、、。

 といってもただの言い訳になってしまいますよね。大変失礼しました!

 事務所はセンター南の駅の近くのビルの一室に正式に移りました。センター南は、ご存知の方も多いとは思いますが、港北ニュータウンの中心のひとつ。センター北という一つ北の駅の周辺とともに、デパートなどもあるにぎやかできれいな街です。センター北とセンター南があって、どこがにセンターがあるのかは謎(たぶんない)ですが、日本でも珍しい街です。

 何が珍しいって、ここを歩いている限りは少子化、高齢化という日本の今抱えている根源的な問題を忘れてしまいそうなほど、若いファミリーが多いエリアなのです。デパートのテナントも子供用がかなりを占めていて、東京や横浜の百貨店とはかなり様相を異にしています。

 もちろんそのような土地柄ならではの問題も、待機児童の問題や教育をはじめいろいろとあるわけで、事務所移転を機にこれまで以上に、しっかりとそうした問題をいろいろな方の声を聞きながら考えていきたいものです。

 この界隈の案内はまた別途することにしたいと思います。

 さて、もうひとつ個人的な今週のホットな話題といえば、政党助成金の使途報告書の作成作業。事務所では経理ソフトを入れ、また知人の税理士にいろいろなアドバイスを受けながら透明性を高める工夫はしていますが、そうはいっても経理関連は慣れない作業です。四苦八苦してようやくめどがつきました。

 特に我々の活動は、直接の政党助成金、さらにはいただく個人献金も税金の控除という形で、政治活動をするがゆえの税制上の優遇をかなり受けています。だからこそ、こうした経理についてもしっかりとやって皆さまに不信感を抱かせるようなことは断じて避けねばなりません。残念ながら今の国会を見ていると、昔ながらの金権政治が今でも横行しているようではありますが。まあ、新世代の政治家としてこうした点はキチンとしておきたいものです。

 さて、整理していて改めて感じた点。私、鈴木けいすけが、本当に多くの方に善意の献金をしていただいていること。「故人献金」なんていう問題もありましたが、「鈴木けいすけ」には本当に多くの方から心のこもったご献金をいただいています。インターネットを通じてのお申し込みもかなりあって、「政治とカネ」の温床となってきた従来型の政治資金の流れとは違った形に、確実に世の中は動いているといった感じがします。

 メールなどでメッセージをいただいての一万円から十万円位のご寄付が多く、しかも地元に限らず日本各地の多くの方から思いをいただいております。顔が思い浮かぶ応援してくださっている方、会ったことはないけれども熱い思いで応援してくださる方、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

 そして同時に、その皆さまの熱い思いにキチンと応えていかねばならない、わが国の国益、将来のためにリスクを恐れずに語ってこその政治家であるという原点に立ち返って厳粛な思いを改めて感じます。

 カネと票のために政治を行う、選挙のために政治を行う、ということであれば、そんな政治はないほうがいい。新しい世代からこれまでの日本の政治文化を根っこの所から変えていかねば、わが国はこれからの激動の時代、取り返しのつかないマイナスを背負わされてしまいます。

 そこに切り込もうとするとき、これまでの「政治」を変える壁の厚さを感じながらも、こうした見返りを一切求めない個人、ネット献金といった新しい息吹には非常に勇気づけられます。

 今後も全力で頑張ってまいります!

suzuki_keisuke at 17:43コメント(16)トラックバック(0) 

2010年01月21日

なぜ小沢問題を追及すべきなのか?

 いよいよ国会の討論も本格化してきました。

 最近地元でいろいろな方と話しをしていても、場合によっては古くからの自民党員の方であっても、民主党政権への失望、あるいは今後への不安とともに、自民党の現状にも不満・不安を指摘されることがほとんどです。

 確かに自民党も旧い体質を変えられたということを発信できていない、また旧い体質がまだまだ残っているのが現実だろうと私も感じています。失うものが無い今、きちんと自己改革できるか、過去の成功体験を捨てて、今の時代にあった政党に脱皮することが出来るかの正念場を迎えていると思います。議席が無い今、出来ることは限られていますが、党の執行部にも機会あるごとにそうした思いを伝え、行動して行きたいと思います。

 それにしても、今の民主党の状況は異状といわざるを得ない。

 自民党の政治の中で、特に旧田中派を中心に批判されてきた政治とカネ、政官業の癒着という問題が、まさに「古典的なスキャンダル」として民主党の最高実力者に嫌疑がかけられている。さらにそれに対して、民主党の議員がそのような体質について非常に鈍感になっていることには正直驚いています。

 自民党であれば少なくともそのような旧い体質の政治家を独裁的な力を持つ地位に戴き続けるということになれば、党内から様々な反発の動きが出てきていたはずです。

 検察に政治的圧力を与党あるいは政府の立場にある者がかけようとしている異様な事態に加えて、今の民主党内の沈黙ぶりにもびっくりしています。

 今こそ政治が自浄作用を働かせねばならないにもかかわらず。

 自分は何もスキャンダル合戦のようなことをしたいわけでも何でもありません。ただ、今この時期に政治全体への信頼が揺らいでしまっていることは、わが国にとって非常に大きなマイナスであると思わざるを得ないので、こうした指摘をしています。

 これからのわが国の進むべき方向を考えれば、たとえば消費税あるいは環境税等の問題を含む税制改正にしても、構造改革ということにしても、国民に負担をお願いせざるを得ないタイミングにわが国は置かれている、もはや先延ばしは許されない状況にあるとういう現実を我々は直視せねばなりません。

 そして、国民に負担をお願いし、建設的な議論をして、納得してもらうには、やはり政治、というよりも政治家への信頼が何よりも重要になります。それは与野党問わずにです。だからこそ、今の時期のスキャンダルがわが国のこれからに与える影響は、過去のどんなスキャンダルよりも深刻だと考えざるを得ない。

 今国会で、しっかりと疑惑の背景、実態を追及し、あるいは小沢民主党幹事長に説明を求めることが必要なわけはここにあるのだと私は思います。そして、限られた資源にもかかわらず、税金が非効率に使われる、このような構造の根っこを政治家自らが断ち切っていくより他ない。

 新しい世代の政治家が今果たすべき役割は非常に大きいのだと思います。政治への信頼があってはじめてビジョンも政策も実際に機能する、その現実を忘れるべきではありません。自戒もこめて、このことを書かせていただきました。

suzuki_keisuke at 18:05コメント(18)トラックバック(0) 

2010年01月16日

党のためでなく国のために「追求」を

 本当にこれで大丈夫なのだろうか?そんな危機感を抱かざるを得ません。

 とはいっても「政治とカネ」だけではなく、インド洋からの自衛隊の撤退についてもです。

 補給活動をしていた海域は日本に向けての原油の輸送ルートで、言ってみれば日本の国益のために他国が命を懸けるということにもなりかねません。もし何か日本関連船舶がらみで犠牲が他国の派遣部隊に生ずるようなことがあれば、日本に対する国際社会の信用、信頼はガタ落ちになってしまいかねません。

 加えて、この機会にもちろん中国はアジアにおける国際政治の主役としての地位を確立すべく、「安い買い物」として日本の隙間を埋めるような動きも見せかねない。これまでの自衛隊の方々の命がけの努力の積み重ねを否定するようなことにもなりかねないわけです。

 国際社会が日本よりも中国を親和的なパートナーとみなせば、わが国が失うものは計り知れません。最近の民主党政権の動きをみていると、日米関係はもとより国際社会における日本の立場を崩すような動きばかりしているような気がしてなりません。国益のためにも極めて深刻な状況です。

 先日の菅財務大臣の為替発言にしても、マーケットをコントロールしようとする前近代的な国とのイメージを外国に与えてしまったことは、外国の資金にある程度依存せざるをえない今後の日本の景気回復という意味からしても、非常に大きなマイナスです。政治リスクが大きな国に投資家は投資を避けてしまうわけですから。その隙に乗じて中国が少しでも為替レートを動かせば、「日本よりも中国のほうがマーケットに配慮している投資適格国」とのイメージをもたれてしまいかねません。

 鎖国時代の政策は終わりにして、国際社会の中でどのようにして荒波を乗り切っていくか、その観点が決定的に欠けている民主党政権の考え方は正直非常に危ういものです。

 たしかに足の引っ張り合い、ネガティブな議論、審議拒否等は全く国のためにはならない。しかし、自民党のためということではなく、日本の国益にために今の民主党の運営のあり方に異論を唱え、正していく攻撃力を持つことこそが野党のつとめです。

 そして、これからいずれは税の議論もせざるを得ないことを考えれば、国民が適正な判断を出来るよう、政治への信頼を取り返さねばならないことは言うまでもありません。

 まさに古典的な、いわゆる旧田中派的な旧いタイプの政治とカネのスキャンダルはその意味でも徹底的に追求されなくてはなりません。でなければ政治不信は更に深刻になります。政治の自浄能力が証明できなければまさに政治はその影響力を失いかねません。

 「信なくば立たず」この言葉を政治家は自問する必要があるのではないでしょうか?

 自民党のためでなく国のために大いにすべき追求、そして再発防止策、信頼回復の対策の発信があると私は信じています。党の執行部が最も旧い体質を引きずってしまっている民主党には出来ないことを今こそ国のために自民党がしなくてはならないはずです。


 現実の政治は特にここ数日非常に憂慮すべき状況が続いていますが、私自身としては、実は今週の後半はいろいろな地域の中での伝統行事に参加する機会の多かった一週間でした。そんな中で、先人から脈々と受け継がれるわが国の流れというものを感じておりました。受け継ぐもの受け継ぎ、改めるべきを改める、そんな基本に立ち返りたいと思います。

 さて、今週の伝統行事といえばその代表的なのがこれ。

新しいイメージ
 去年も紹介したかもしれませんが、大倉山駅のほど近く師岡熊野神社で毎年行なわれている「筒粥神事」です。今年でなんと1061回目(!)を迎える伝統の行事です。

 実は三本足の八咫烏ということでサッカー日本代表も祈願に来るというこの神社、ワールドカップの年ですから普段以上にサッカーファンの方も多かった年始という印象を受けたところですが、こうした旧い伝統を守る神社でもあるのです。皆さんもぜひ一度お出かけを!

suzuki_keisuke at 16:32コメント(5)トラックバック(0) 

2010年01月13日

地域とスポーツ

 遅ればせながら、成人の日の3連休、私も横浜の成人式に出席させていただきました。横浜アリーナで行なわれる非常に大規模なものですので、混乱も心配されましたが、少なくとも私が見た範囲ではそこまでの混乱も無く無事に終わったようです。

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 そういえばゲストに招かれていたのが、たまたま私の知人の海洋冒険家の白石康次郎さんでした。世界一周の単独のヨットレースで僅差の二位という成績を収めたヨットマン。これからの限りない可能性を持つ新成人にいい話をしていただきました。



 スポーツといえば、その前日、港北区のもう一つの大きなスポーツ施設である日産スタジアムの横のフィールドで毎年恒例の「港北駅伝」が行なわれました。町会単位での対抗駅伝もあり、地域スポーツイベントとして非常に盛り上がっていました。

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 私も昨年自分がかかわってもいるボート競技、いまや市民レースのメッカにもなりつつある鶴見川漕艇場にいって漕いだこともありました。

 競技スポーツの強化とともに、地域に根ざした生涯スポーツを盛んにしていくこともも、健康という意味でもとても重要なテーマです。

 冬季五輪、サッカーワールドカップがあるこの2010年ですが、スポーツ関係者に話を聴いても、今の政権の中でスポーツに理解のある人が少ないということをよく言われます。しかし、政治がいろいろな意味でまだまだ支援、改革していく必要もあるのが今の日本のスポーツ界の現状です。たとえば以前も触れた、パラリンピックとオリンピックの縦割りという問題もまだまだ解決には程遠い。

suzuki_keisuke at 15:59トラックバック(0) 

2010年01月08日

JAL問題は民主党の「決められないリスク」問題になりつつある

 JAL問題の迷走が続いています。
 
 私はかねがねこのブログでも、あるいはいろいろなところで発信してきたように、金融と(国際)航空については経済の血流にも極めて深くかかわるものなので、日本資本の会社が2社は少なくともあるべきであり、それが国益、利用者の利益にとって最も望ましいと考えています。

 少なくともアメリカ、ヨーロッパと比較にならない規模のアジア全域で航空会社は3社といった議論はナンセンスであり、日本の会社2社が健全な形での競争をしながら外国キャリアーとの競争に生き残るという方策を考えていかねばならないのがこの問題の根本であるはずです。

 JALで赤字のものがANAに経営が変わったからといって黒字になるはずも無く、また今の時点でも国際線の搭乗率などがANAよりもJALのほうが上回っていることを考えれば、国内外におけるブランド力という資産をみすみす捨てるのは決してプラスではないであろうと思われます。また競争が無くなり寡占となれば今以上にその会社に経営の甘えが生ずる可能性が高いわけで、一部にあるといわれる国際航空一社論は冷静な議論ではない気がしてなりません。

 今求められるのはJALの高コスト構造のうちかえるべき部分、年金や組合の問題等にメスを入れることです。逆に海外への過度な整備の委託など安全にかかわる部分については、低コスト化が過剰にならないようにしっかりと歯止めをかけるということも必要です。実際つい先日も国内の航空会社で国土交通省から整備の海外委託についての厳重注意がされていますが、コスト削減の中ではメリハリの判断が何よりも重要です。

 また、日本の航空の競争力を高めることを考えれば、政治的にあるいは様々な背景で経済効率とは関係ない形で作られてきた地方空港の問題をきちんと処理することも必要です。整理も必要ですし、あるいは不採算地方路線は今でも一部では自治体が費用を補填する仕組みもあるわけですから、大手2社から切り離して不採算地方路線に特化した公的支援の下での運行をするということも考えねばならないかもしれません。Good JAL、Bad JAL、Good ANA、Bad ANAに分離をするということも諸外国の実態を考えれば必要ではないでしょうか。

 今後日本がアジアや世界の競争の中で経済的に生きのびていくためには、ヒト、モノ、カネの効率的配分、無駄のない効率的な移動が可能となる環境を政治はつくっていかねばなりません。競争力、成長力を上げるための構造改革こそが必要です。

 今のJALをめぐる議論、どうもそうした本筋から外れている気がしてなりません。

 本気で再建を目指すのであれば、もちろんまず第一に、これまでのJALの体質を抜本的に変えるためのショック療法や猛省は必要です。倒産しないという甘えのもとに自己保身に汲々としている一部の組合やOBの体質は徹底的に改められねばならない。

 しかしその一方で債権が必要な会社に無駄なコストを負担させるのは明らかに間違っている。何の結論も出せなかった民主党主導のJAL再生タスクフォースの費用の約10億円をJALに負担させるとの報道や、それ以上に民主党政権の「決断できないリスク」のあおりで、JALが様々なリスクシナリオの一人歩きでブランドイメージの必要以上の低下といった代償を払い、結果的には株主や国民がその付けを払うことになりそうな今の事態は明らかにおかしいのではないでしょうか。

 国際航空という経済的にも重要なパートをになう会社を政治のおもちゃにすることは誰のプラスにもならないということをきちんと指摘していきたいと思います。そしてANA、JALの二社には健全な競争を通じて自ら構造改革をし国際競争のなかできちんと戦える体質を身につけていって欲しいものであります。

 今回注目を集めたことをきっかけに、いろいろな意味で政治やマスコミ、あるいは組合、OBといった外部要因に左右される航空業界というこれまでの体質とは決別するいい機会とすることが、わが国のこれからのためには必要なのではないでしょうか。

suzuki_keisuke at 16:52コメント(13)トラックバック(0) 

2010年01月04日

大晦日の出来事(ウェンディーズ日本撤退)

 やや旧聞に属しますが、昨年末の話題を一つ。ようやく写真をダウンロードできたので。
 
 大晦日、あいさつ回りを終えて「遅めの昼メシでも」と思ったところ、31日ということもあって、しかも夕方ということもあって閉まっている店ばかりで、最後にたどり着いたのが・・・

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「最終日ということで長蛇の列」


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←「ハンバーガーの店で(夕方五時に!)ミートが無い・・・ 結局2009年最後の食事はチキンのバーガーを二つ。」


 選挙区の隣の区のウェンディーズでの一コマです。ウェンディーズといえばジムに行くときにハンバーガー三つを平らげてトレーニングというのがここ何年かの定番だっただけに、撤退にはびっくりしました。

 しかし、冷静に考えてみればやはり今の外食業界をはじめとするデフレ商戦、確かに今の自分には非常にありがたいものでありますが、経済全体を見ると決していい傾向ではないのかもしれません。ここのハンバーガーも最初確か80円、最後も99円だったと記憶しています。

 まあ、食の問題はトレーサビリティなども含め「食の安全」とそのための適正価格、それが基礎にあるべきだと思いつつも、ついつい価格に目が向きがちになってしまう自分の行動もまた現実なのだろうなあと、少し複雑な気分になったものでした。

 三が日明け早々から何ですが、今の日本の一つの現実ということで。

suzuki_keisuke at 17:26コメント(2)トラックバック(0) 

2010年01月01日

平成22年 年頭所感

 いよいよ2010年代の幕開けです。この10年、わが国にとっても世界にとっても非常に重要な死活的な10年になるだろうと確信いたしております。

 昨年は政治、経済ともに大きく混乱が続いた一年でした。そうした状況は残念ながらしばらくは続いてしまう可能性が高い。本来であれば政治が与野党という次元ではなく国の叡智を結集してことにあたらねばならない、そんな危機的状況にわが日本は直面しております。そんな時期に国政の場にあって任務を果たせないこと、個人の思いとしては自責の念に堪えません。

 財政の長期的な問題を考えながら短期中期の景気刺激策も考えねばならない、長期的にはファンダメンタルズから考えても構造的なデフレ、しかし中期的には需給や国内貯蓄率の問題もあって「悪いインフレ」、短期では資産デフレといった複雑な物価リスクに対処しなくてはならない、さらに金融についても債権管理を厳格にする一方で貸出を過度に引き締めるわけにはいかない、といった非常に難しいかじ取りが政治には求められています。

 さらには国際社会の中で勝ち残っていくためにも国際競争力、あるいは潜在成長率、アウトプットギャップの問題、にどう答えを出していくか。アジアの成長を取り込むためには国内の弱い産業へのしわ寄せも覚悟しなくてはならない。そこをどう乗り切るか。

 今の日本の政治家に求められるのは、このような複雑なジレンマを大胆に、かつ繊細に解いていくビジョンであり、実行力、それを可能にするコミュニケーション力であろうと私は考えます。

 痛みを伴う変化だからこそ、その痛みを最小限にするためには、しがらみや情といったもので改革のスピードを緩めるわけにはいかないはずです。改革を断行してそのひずみに迅速に対処するのと、改革を中途半端に緩めるのは全く異なる。

 ましてや変化の基調はだれにも止められない現実なのですから、キチンと現実を見据えて、現実から目をそらすようなことがあれば、それは政治家の責任を放棄していることに他ならない。温暖化にしても財政の問題にしても、あるいは安全保障の問題にしても、事実とリスクの冷静な分析を積み重ね、必要なことを正しいタイミングで行っていくことがこれからの政治リーダーの使命です。

 そして国際社会に目を向ければ、10年後、中国という地域の政治・経済・社会がどうなっているか、あるいはアメリカのアジアにおける影響力はどうなっているか、国際的な意思決定の仕組みはどのように変化しているか。今の時点では確たることが言えない以上は、いくつものシナリオを組み立てて、キチンとしたリスク管理をしていかねば、日本という国の将来を大きなリスクにさらすことになりかねません。

 危機意識の共有という意味で、あるいは何よりも大事な「一人ひとりの生きる力」という意味で、政治家が取り組まねばならないことは、これからの10年、今までにない壮大なチャレンジだと捉えざるを得ません。

 昨年も選挙の前後を中心に年間を通じて、街角で、駅前で、あるいはこのブログのコメントでと、様々なところで多くの方の思いを聞かせていただき、そしてまだまだ十分ではありませんが、私もいろいろな機会に思いを伝え、発信をし、少しずつではありますがコミュニケーションの第一歩は踏み出させていただけたかと感じています。

 特にこれからの10年間、我々一人ひとりの未来を大きく左右するであろうことにこれまで以上に政治家のリーダーシップが求められると思われます。そんな時期だからこそ私自身、そうした危機に真っ先に切り込んでいける政治家でありたいとの覚悟を新たにし、そのためにも今後とも引き続き皆さまにいろいろな思いをうかがってまいりたい、そんな気持ちでおります。

 何よりも今必要なのは、この国の未来を見据え、必要な変革をたとえ今は辛くとも手遅れとなる前に断行する覚悟と責任感だと確信しています。明治維新、あるいは戦国時代、戦後の復興期、我々の先人が示した勇気とダイナミズムが今ほど求められている時期はないのではないでしょうか。

 平成21年の年頭を迎えるにあたり、そんな私の所感を書かせていただき、また今年一年が、皆さまにとりまして素晴らしい一年となりますことを心より祈念いたしまして、年頭の辞とさせていただきたいと思います。


*なお、公職選挙法第147条の2の規定により、政治家(およびその候補者となろうとする者)が年賀状等を出すことは禁じられております。ご理解いただけますようお願いいたします。

suzuki_keisuke at 00:01コメント(4)トラックバック(0) 
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