2010年04月
2010年04月30日
イスラエル雑感
実は現在連休の時期を利用して中東方面に出張中であります。
ロンドンでエネルギー関係の人と会った後、イスラエルに飛んで先ほど旧知のカディマの若手国会議員、ヨエル・ハッソン氏と会談して今はテルアビブの空港で飛行機待ちの時間を利用して久々のブログ更新です。
スシ好きのハッソン氏とは日本とイスラエルの最近の政治情勢、アメリカとの関係などについて意見交換。たまたまカディマの党大会のようなものが開催されていたので、会談の後短時間でしたが出席してきました。
リクード、労働党の二大政党だった状況から、時のシャロン首相が中道のカディマを立ち上げてその状況が変わったのが5年少し前。まだ若い政党だけあって地方の評議員も若い世代も多く、いい意味で熱気に包まれているなという印象を受けました。
ちなみにハッソン氏とは、テルアビブでの朝めし、東京での昼めしに続いてサシもしくは三人で話すのも三回目になると、率直な話も少しづつ出来るようになってきます。カディマの他の人が「他の国の人と比べて日本の人は人のネットワークを維持して広げていくのが苦手なのではないか」と経験を通じて話していましたが、政治も外交、内政ともに情報やいろいろな面でやはり人と人との関係は非常に重要です。いろいろな機会にこうしたことも進めていきたいものです。
何はともあれ、イラン情勢も緊迫する中、湾岸諸国、イスラエルも含めた中東情勢は予断を許しません。アメリカとの関係という点も含めて、東アジアの状況と重なる部分もあり、また日本にとってはオイルの供給という意味でも無視できない地域です。
根底にある権力者、世論、様々な流れをきちんと見誤らないことがわが国の政治家にとっては非常に大事です。
明日からパレスチナ入りして現地で会議の予定ですが、それぞれのアクターがどのような考え方をしていて、どのように進む可能性が高いのか、そうして点も議論を通じて肌で感じていきたいと思います。
最後に話は少しずれますが、朝の空いた時間を利用してエルサレムの旧市街を訪ねました。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教がまさに混在している。ユダヤの嘆きの壁のすぐ上にムスリムの黄金のドームがある、そんな光景とそこの空気を感じる中で、宗教に端を発した争いとは一体何なのか、深く考えさせられました。
深厚と混沌のエルサレム、近代的で整然としたテルアビブ、いろいろなものを内包しているイスラエルという存在もまた非常に印象的です。
ここに書くような話であるかわかりませんが、考えるべき大きなテーマと直感的に感じたので付記させていただきました。
では乗り遅れないようにそろそろ飛行機に向かいますのでここらへんで!
ロンドンでエネルギー関係の人と会った後、イスラエルに飛んで先ほど旧知のカディマの若手国会議員、ヨエル・ハッソン氏と会談して今はテルアビブの空港で飛行機待ちの時間を利用して久々のブログ更新です。
スシ好きのハッソン氏とは日本とイスラエルの最近の政治情勢、アメリカとの関係などについて意見交換。たまたまカディマの党大会のようなものが開催されていたので、会談の後短時間でしたが出席してきました。
リクード、労働党の二大政党だった状況から、時のシャロン首相が中道のカディマを立ち上げてその状況が変わったのが5年少し前。まだ若い政党だけあって地方の評議員も若い世代も多く、いい意味で熱気に包まれているなという印象を受けました。
ちなみにハッソン氏とは、テルアビブでの朝めし、東京での昼めしに続いてサシもしくは三人で話すのも三回目になると、率直な話も少しづつ出来るようになってきます。カディマの他の人が「他の国の人と比べて日本の人は人のネットワークを維持して広げていくのが苦手なのではないか」と経験を通じて話していましたが、政治も外交、内政ともに情報やいろいろな面でやはり人と人との関係は非常に重要です。いろいろな機会にこうしたことも進めていきたいものです。
何はともあれ、イラン情勢も緊迫する中、湾岸諸国、イスラエルも含めた中東情勢は予断を許しません。アメリカとの関係という点も含めて、東アジアの状況と重なる部分もあり、また日本にとってはオイルの供給という意味でも無視できない地域です。
根底にある権力者、世論、様々な流れをきちんと見誤らないことがわが国の政治家にとっては非常に大事です。
明日からパレスチナ入りして現地で会議の予定ですが、それぞれのアクターがどのような考え方をしていて、どのように進む可能性が高いのか、そうして点も議論を通じて肌で感じていきたいと思います。
最後に話は少しずれますが、朝の空いた時間を利用してエルサレムの旧市街を訪ねました。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教がまさに混在している。ユダヤの嘆きの壁のすぐ上にムスリムの黄金のドームがある、そんな光景とそこの空気を感じる中で、宗教に端を発した争いとは一体何なのか、深く考えさせられました。
深厚と混沌のエルサレム、近代的で整然としたテルアビブ、いろいろなものを内包しているイスラエルという存在もまた非常に印象的です。
ここに書くような話であるかわかりませんが、考えるべき大きなテーマと直感的に感じたので付記させていただきました。
では乗り遅れないようにそろそろ飛行機に向かいますのでここらへんで!
suzuki_keisuke at 04:26│トラックバック(0)
2010年04月23日
中国海軍
(1)中国のICBMであるDF31A等の配備状況の詳細はわかりませんが、今のところ中国とアメリカはMAD的な状況には残念ながらなっていない。
(2)アメリカ側に探知されにくくさらにはアメリカ全土を射程に治められる核ミサイルの運用を考えると、当面その最大の武器は外洋(太平洋)において展開できる潜水艦である。
(3)北京からアメリカを望む地図を作ると、日本列島から沖縄に掛けては外洋に出るにあたってのふたにしか見えない。
中国の軍事戦略、外交戦略、国力にとって潜水艦の太平洋へのフリーアクセスがいかに死活的に重要なのか、こうした客観的な事実を並べると推し量ることが容易に出来るのではないでしょうか。
採算が取れなさそうな東シナ海のガス田でなぜ既成事実を作ろうと中国が躍起になっているのか、最近の日本周辺での軍事的な動きの意図は何なのか、日中中間線への異常なまでのこだわりは何なのか。
わが国の国政をあずかる政治家であれば、常にそうした視点を忘れるべきではないし、緊張感、緊迫感を持って事実と真実を見極め、それへの有効な対策を打ち出す備えを常にしておかねばならない。そんな思いを禁じえない最近の情勢です。
(2)アメリカ側に探知されにくくさらにはアメリカ全土を射程に治められる核ミサイルの運用を考えると、当面その最大の武器は外洋(太平洋)において展開できる潜水艦である。
(3)北京からアメリカを望む地図を作ると、日本列島から沖縄に掛けては外洋に出るにあたってのふたにしか見えない。
中国の軍事戦略、外交戦略、国力にとって潜水艦の太平洋へのフリーアクセスがいかに死活的に重要なのか、こうした客観的な事実を並べると推し量ることが容易に出来るのではないでしょうか。
採算が取れなさそうな東シナ海のガス田でなぜ既成事実を作ろうと中国が躍起になっているのか、最近の日本周辺での軍事的な動きの意図は何なのか、日中中間線への異常なまでのこだわりは何なのか。
わが国の国政をあずかる政治家であれば、常にそうした視点を忘れるべきではないし、緊張感、緊迫感を持って事実と真実を見極め、それへの有効な対策を打ち出す備えを常にしておかねばならない。そんな思いを禁じえない最近の情勢です。
suzuki_keisuke at 13:35│トラックバック(0)
2010年04月22日
天気も政治も
一週間ブログをアップできない間に、雪が降るわ夏日が来るわ、そして今日また寒くなるわで、本当にいったいどうしてしまったんだといった気候ですよね。
さまざまな点でふれ幅のレンジが広くなってきている気がします。温暖化の影響かどうかはわかりませんが。ただ、気候のボラティリティー(こういう言い方が正しいのか判りませんが)が大きくなるのは決していいことでないのは確かです。
気候がある程度予測可能で一定していなければ、食糧の生産にも大きな影響を与える事になってしまう。今回の雪でも、やはり路地物の野菜などにはそれなりのダメージがあったようですし、このように読めない天候が恒常化してしまえば、そうしたことはいたるところに出てきてしまいます。そのようなことが続けばやがて植生の分布すら変わってしまうかもしれません。植物は勿論耐性は強いもののやはり気候そのもの自体が短期間に変わってしまえば適応にも限界があるわけですから。
勿論厳密な相関関係はわかりませんが、要因となりうるものについてきちんとした検証をしていく必要は依然として高いと私は考えます。
さて、そんな最近の気候のように、政治にもまたさまざまな動きが出てきています。もちろんマスコミで取り上げている見方は一つの見方に過ぎないわけで、こうした時期だからこそ、「何を実現する可能性がその政治家にはあるのか」を見極めることが必要になってくるのだと私は思います。
自分の保身や党のためといった、所属する組織の利益も勿論大事ではあると思います。特に今の政治は政党政治で組織的な面があるのも事実です。
しかし政治家という立場にある人間は、そして公権力を持ちさまざまなところに影響を与える可能性を持つ人間は、決して私益を公益に優先してはならない。その根本を間違えている人がいるとしたらそのような人間は政治に携わるべきではないのだと私は考えています。
さまざまな動きがあるなかで、注目が政治に集まり、誰がどんなモチベーションや目的で行動しているのか、そうした事が浮き彫りになる事は非常に大事なことです。
最近自民党からの離党が続いていますが、そうした先輩方の心のうちは正直私にもわかりません。そして残っている先輩方の心のうちも。しかしある程度の期間、数年間の実際の行動をみればある程度浮き彫りになってくるものもあるのだろうと思います。たしかに立場や数や力による制約というものは確実にあるにせよ。
自分自身もその原点を忘れずに、国益に資する、さらには長期的な国益に資する人間となれるよう鍛錬に励んでいきたいと思います。
今日のブログの最後になってしまいましたが、一点ご報告です。コメント欄、最近明らかにこのブログと関係がないコメントが増えており管理サイドの対処が遅れるケースもあるため、一時的にコメント欄を閉じさせていただきたいと思います。また一定期間後に再開する予定です。
お名前はあえて挙げませんが、多くの有益なコメントを本当に有難うございました。皆様に感謝いたします。
さまざまな点でふれ幅のレンジが広くなってきている気がします。温暖化の影響かどうかはわかりませんが。ただ、気候のボラティリティー(こういう言い方が正しいのか判りませんが)が大きくなるのは決していいことでないのは確かです。
気候がある程度予測可能で一定していなければ、食糧の生産にも大きな影響を与える事になってしまう。今回の雪でも、やはり路地物の野菜などにはそれなりのダメージがあったようですし、このように読めない天候が恒常化してしまえば、そうしたことはいたるところに出てきてしまいます。そのようなことが続けばやがて植生の分布すら変わってしまうかもしれません。植物は勿論耐性は強いもののやはり気候そのもの自体が短期間に変わってしまえば適応にも限界があるわけですから。
勿論厳密な相関関係はわかりませんが、要因となりうるものについてきちんとした検証をしていく必要は依然として高いと私は考えます。
さて、そんな最近の気候のように、政治にもまたさまざまな動きが出てきています。もちろんマスコミで取り上げている見方は一つの見方に過ぎないわけで、こうした時期だからこそ、「何を実現する可能性がその政治家にはあるのか」を見極めることが必要になってくるのだと私は思います。
自分の保身や党のためといった、所属する組織の利益も勿論大事ではあると思います。特に今の政治は政党政治で組織的な面があるのも事実です。
しかし政治家という立場にある人間は、そして公権力を持ちさまざまなところに影響を与える可能性を持つ人間は、決して私益を公益に優先してはならない。その根本を間違えている人がいるとしたらそのような人間は政治に携わるべきではないのだと私は考えています。
さまざまな動きがあるなかで、注目が政治に集まり、誰がどんなモチベーションや目的で行動しているのか、そうした事が浮き彫りになる事は非常に大事なことです。
最近自民党からの離党が続いていますが、そうした先輩方の心のうちは正直私にもわかりません。そして残っている先輩方の心のうちも。しかしある程度の期間、数年間の実際の行動をみればある程度浮き彫りになってくるものもあるのだろうと思います。たしかに立場や数や力による制約というものは確実にあるにせよ。
自分自身もその原点を忘れずに、国益に資する、さらには長期的な国益に資する人間となれるよう鍛錬に励んでいきたいと思います。
今日のブログの最後になってしまいましたが、一点ご報告です。コメント欄、最近明らかにこのブログと関係がないコメントが増えており管理サイドの対処が遅れるケースもあるため、一時的にコメント欄を閉じさせていただきたいと思います。また一定期間後に再開する予定です。
お名前はあえて挙げませんが、多くの有益なコメントを本当に有難うございました。皆様に感謝いたします。
suzuki_keisuke at 17:02│トラックバック(0)
2010年04月15日
鳩山総理の訪米
日米関係、わずか半年でここまで悪くなるとは誰も予想していなかったことではないでしょうか。
日本のこれまでの安全保障の機軸という以上に基盤が日米同盟であったことは誰の目にも明らかです。意図も不透明なまま軍拡を続ける中国、北朝鮮の隣国である以上、現実的な抑止力がなければ外交上さまざまな譲歩を強いられ続け、わが国の国益に大きなマイナスとなるという現実に我々もそろそろ気がつかねばなりません。
アメリカとの信頼関係がなければ東シナ海のガス田の問題にしても、北朝鮮の問題にしても、実質的なところで中国に押し切られてしまう可能性が極めて高くなってしまいます。餃子問題のような中国の経済的な利益になりかつ中国にとっては死活的に重要な問題ではないところでは日本にサービスして、親中的でアメリカとうまくいっていない民主党政権の延命を助けている可能性も否定は出来ません。思わず六韜のくだりを連想してしまいます。
日本の国益を考えて行動するのが日本のトップリーダーである総理大臣。その原点を忘れていいはずはありません。
オバマ大統領が鳩山総理にかなり強い態度を示したという報道がありました。事実とすれば由々しき事態です。
同盟国の間ではよほどの問題がない限り、表面にギクシャクが出てくることはありません。これが事実とすれば黄色信号どころか赤信号といっていい状況です。まさにブッシュ政権の頃の盧武鉉、あるいは陳水扁と似た状況に追い込まれている気がします。それがどれほど両国にとってマイナスとなったか。
国際競争の激しいなかで経済的に生き抜き、東アジアの厳しい安全保障環境の中で安全を守りぬかねばならないという、非常に難しい舵取りを迫られる今後の日本にとって、取り返しがつかない、あるいは取り返すのに非常に時間がかかるといった事態だけは何とかして避けねばならぬという思いであります。
日本のこれまでの安全保障の機軸という以上に基盤が日米同盟であったことは誰の目にも明らかです。意図も不透明なまま軍拡を続ける中国、北朝鮮の隣国である以上、現実的な抑止力がなければ外交上さまざまな譲歩を強いられ続け、わが国の国益に大きなマイナスとなるという現実に我々もそろそろ気がつかねばなりません。
アメリカとの信頼関係がなければ東シナ海のガス田の問題にしても、北朝鮮の問題にしても、実質的なところで中国に押し切られてしまう可能性が極めて高くなってしまいます。餃子問題のような中国の経済的な利益になりかつ中国にとっては死活的に重要な問題ではないところでは日本にサービスして、親中的でアメリカとうまくいっていない民主党政権の延命を助けている可能性も否定は出来ません。思わず六韜のくだりを連想してしまいます。
日本の国益を考えて行動するのが日本のトップリーダーである総理大臣。その原点を忘れていいはずはありません。
オバマ大統領が鳩山総理にかなり強い態度を示したという報道がありました。事実とすれば由々しき事態です。
同盟国の間ではよほどの問題がない限り、表面にギクシャクが出てくることはありません。これが事実とすれば黄色信号どころか赤信号といっていい状況です。まさにブッシュ政権の頃の盧武鉉、あるいは陳水扁と似た状況に追い込まれている気がします。それがどれほど両国にとってマイナスとなったか。
国際競争の激しいなかで経済的に生き抜き、東アジアの厳しい安全保障環境の中で安全を守りぬかねばならないという、非常に難しい舵取りを迫られる今後の日本にとって、取り返しがつかない、あるいは取り返すのに非常に時間がかかるといった事態だけは何とかして避けねばならぬという思いであります。
2010年04月11日
横浜市民レガッタ

今日は合間に選挙区から川下に数キロ行ったところの鶴見漕艇場で行われた横浜市民レガッタに出場。草レースではありますが久々にボートをレースで漕ぎました。一応タイムは午前の一位ということで、当日初めて組んだクルーにしてはまずまずといったところでしょうか。今日は濃青会のクルーに混ぜてもらう形でのエイトのレースへの出場となりました。
ちなみに濃青とは京都大学のスクールカラーのダークブルーのこと。私のいた東京大学はスクールカラーがライトブルーなので淡青です。実はこれらのカラーは明治の最初にイギリスのオクスフォード、ケンブリッジからとったもので、ボートレースの際のオールのブレード(先端の水かき)の色がその最初のようで、そこから学校自体の色になったようです。
ボート競技ではオールのブレードの色がクルーごとに違っていて、大学時代は関東の大学はほとんど戸田のボート競技場に合宿所を持っていてそこに主要大学の選手は一年中寝泊まりして練習していましたから、オールの色を見ればどこの大学かなどはすぐにわかったものでした。早稲田のエンジ、日大の桜色、中央のブルーと白のストライプ、慶応の青と赤、法政のオレンジと青など、ライバル校のオールはいやというほど目にしたものです。
さて、せっかくスポーツの話になったので、一つだけかねてからの主張を。
以前自民党のスポーツ立国調査会でも私から問題提起し少しは議論になったことですが、役所の縦割りの弊害がスポーツの世界にも依然として残っていて、それをどうにか変えねばならない状況に今なっていると私は感じています。
オリンピックは文部科学省の管轄、パラリンピックは厚生労働省の管轄となっていて、同じスポーツであってもそれぞれに別の団体を作らねばならない状況になっています。私もパラリンピックのボートには少しかかわっていますが、どうしても障害者スポーツのほうには資金の流れも少ないので厳しい運営を迫られてしまっているのが現状です。世界中見てもこのような縦割りになっているケースは少ないようなので、改善が求められます。
実はマスターズも生涯スポーツということで厚生労働省の管轄ということになっています。これも含めてスポーツ全体を盛り上げていくことが必要なのではないでしょうか。
当時の私の問題提起は、結局森元総理がその会議の最後に「文部科学省と厚生労働省もいやがるだろうからなかなか難しい」と発言して終わってしまいましたが、やはりそうしたことも乗り越えていくことが政治の役割なのではないでしょうか。
2010年04月05日
再び事業仕分け
今日は朝から党本部で事業仕分け。「こども手当」「高速道路無料化」等についての政策棚卸しを行いました。
「党執行部を仕分けするわけではありません」という河野座長のジョークに出席した大島幹事長も含めて爆笑してのスタートとなりましたが、和やかなムードはここまで。
「こども手当」については限られた財政の中でなぜ現金なのか、さらにはどのような事後評価を行い、どのような結果となった場合に廃止するのか、あるいはどのような結果となった場合に満額支給にするのかといった点について厳しく追及。しかし残念ながら、そのような判断は事実上考えていないという趣旨の回答。現金支給を保育所整備等のハード・ソフトの施設整備よりも優先する判断をした根拠も極めてあいまいなようです。
また「高速道路無料化」についても、今年1000億円かけて行われる実験の妥当性、温暖化対策との整合性などについての精査を行いました。
いろいろと問いただしていく中で、やはり感じてしまうのは政策目標も効果を測定する事後評価も明確でないまま、マニフェストにあるという理由だけで国会審議も十分に行われないまま大きな政策が行われようとしていること。
多数決は民主主義のルールですが、政策の中身をブラッシュアップするプロセスがどこに見ない今の状況はやはり異常といってもいいのではないでしょうか。
今の財政状況あるいは景気状況を考えれば「実験」をしている余裕はないわけで、こうした点についても引き続き問題点を検証していくことが必要です。
党のほうでもようやく人事などで動きが出つつあります。今のわが国に必要な施策を摩擦を恐れずに断行していける党への再生に向け、しっかりと国益hジョンに、政策本位の政治を実現すべく頑張っていきたいと思います。
「党執行部を仕分けするわけではありません」という河野座長のジョークに出席した大島幹事長も含めて爆笑してのスタートとなりましたが、和やかなムードはここまで。
「こども手当」については限られた財政の中でなぜ現金なのか、さらにはどのような事後評価を行い、どのような結果となった場合に廃止するのか、あるいはどのような結果となった場合に満額支給にするのかといった点について厳しく追及。しかし残念ながら、そのような判断は事実上考えていないという趣旨の回答。現金支給を保育所整備等のハード・ソフトの施設整備よりも優先する判断をした根拠も極めてあいまいなようです。
また「高速道路無料化」についても、今年1000億円かけて行われる実験の妥当性、温暖化対策との整合性などについての精査を行いました。
いろいろと問いただしていく中で、やはり感じてしまうのは政策目標も効果を測定する事後評価も明確でないまま、マニフェストにあるという理由だけで国会審議も十分に行われないまま大きな政策が行われようとしていること。
多数決は民主主義のルールですが、政策の中身をブラッシュアップするプロセスがどこに見ない今の状況はやはり異常といってもいいのではないでしょうか。
今の財政状況あるいは景気状況を考えれば「実験」をしている余裕はないわけで、こうした点についても引き続き問題点を検証していくことが必要です。
党のほうでもようやく人事などで動きが出つつあります。今のわが国に必要な施策を摩擦を恐れずに断行していける党への再生に向け、しっかりと国益hジョンに、政策本位の政治を実現すべく頑張っていきたいと思います。