2013年08月

2013年08月26日

パラリンピック強化の文部科学省への移管

 先日の報道によれば、パラリンピックの強化に関する所掌を厚生労働省から文部科学省に移管することを政府が決定したとのことです。

 私も一期目の頃から、この問題に関しては党のスポーツ立国調査会の場においても問題提起させていただいてきたこともあり、大きな一歩として歓迎したいと思います。

 従来より、パラリンピックやマスターズの所掌がスポーツを所管する文部科学省ではなく厚生労働省にあったことは、文部科学省所管の幼稚園と厚生労働省の保育園の幼保一元化の議論同様、大きな問題でした。所管が異なるが故に、それぞれが別の競技者団体を設立せねばならず、当然ハコが異なれば人員も別、会計も別ということで、無駄も多く、かつオリンピックと比べパラリンピック・障がい者スポーツは圧倒的にスポンサーを集めにくく、結果として選手の競技環境がパラリンピックの場合には他の国々と比べても貧弱さが否めないといった問題があります。

 今回の改革については、詳細についてまだ承知していないので、あまり断言することは出来ませんが、少なくとも一歩踏み出したことは事実で、これを歓迎したいと思っています。しかし、国の予算についてのみの移管ということであるとすると、これはあくまで第一歩で、今後、障害者スポーツのうち少なくとも競技スポーツに準ずるものについては、全面的に文部科学省の所管とし、競技者団体の統合を諸外国並みに図っていくことが必要と思われます。

 人にはそれぞれの環境がありますが、その環境の中で限界に迫るべく必死にチャレンジするというスポーツの感動を呼ぶ本質を考えれば、パラリンピックとオリンピックを明確に差別することは正しい方向性とは思えませんし、昨今の世界的な潮流を見れば、この点の是正は喫緊の課題です。

 さらに一歩二歩と前進できるよう、私も微力ではありますが頑張っていきたいと思います。

suzuki_keisuke at 15:23トラックバック(0) 

2013年08月21日

社会保障についてどう考えるか

 今後の我が国を考える上で、社会保障改革をどのように進めるかは極めて重要な問題です。人口減少と高齢化により、自然増だけで兆円単位の増加が見込まれている以上、このままの姿でいつまでも持続するはずがありません。

 社会保障費を抑制する、もちろん国民にとっての「痛み」であることは否定出来ませんが、長期的な視野に立てば、それはもはや選択ではなく、事実として受け入れねばならないということを再確認せねばなりません。選挙にマイナスになろうと、政治家として真剣に考え結論を出さねばならない問題です。

 問題は「どのようにして」という点です。少なくとも、先日の社会保障国民会議の最終報告書の内容では充分ではないことは客観的に考えれば明らかです。

 今後、年金の支給開始年齢の引き上げ、終末期医療のあり方、高齢者の方の医療費抑制に関しての議論をしっかりと詰めていくことが不可欠です。年金支給開始年齢については、一定年齢時点での平均寿命と支給開始年齢をリンクさせる国もあるのでそのような事例の研究が必要ですし、また終末期医療に関しては尊厳死についての検討を丁寧に行っていくことが必要です。そして、高齢者の方の医療費抑制については、必要な医療費分の年金額の給付額を増やしつつ、診療行為の中身によっては医療費の自己負担を現役世代並みの3割にする等、医療・年金・介護といった従来の縦割りの分野の垣根を越えた解決策の検討もしていかねばなりません。

 特に社会保障関係の議論は様々な価値観が複雑に絡み合うので、丁寧な議論が必要ですし、適用にあたって時間がかかる面もありますので、早急に議論を進める必要があります。新たな会議を政府で立ち上げるという報道もありますので見守りたいと思います。

suzuki_keisuke at 17:11トラックバック(0) 

2013年08月11日

待ったなしの温暖化・気候変動対策

 連日の猛暑が続いていますが、いかがお過ごしですか?

 さて、横浜では今日から市長選挙が正式にスタート、25日の投開票日に向けて選挙戦が始まります。今朝は林文子市長候補の出陣式からスタートしました。

 それにしても、今年の夏の暑さには凄まじいものがあります。数年前から日本はもちろんのこと、世界中で酷暑や干ばつ、豪雨や洪水、といった異常気象が増えているような印象を受けます。そして、様々な要因が指摘されていますが、少なくとも地球温暖化、気候変動が影響している可能性は極めて高いと考えられます。

 そもそも、この温暖化、これまでもこのブログでも指摘し、またあちこちで発言してきているように、気温だけでなく様々な影響を我々の暮らしにもたらす可能性が高いものです。

 地球全体が温暖化すれば地球全体の水蒸気量が増えるために、低気圧が巨大化するなど、気候が極端になってしまいます。気温の変動幅も地域によって大きく異なるので、植生にも影響が出ますし、そのことは食糧不足、水不足に直結します。また温暖化の結果、北極海の氷の量が減少し、北極海が航路として活用できるようになりつつあるというニュースを耳にするようになりましたが、アイスランドや北極海の氷が夏の期間減少すれば、そのことは地球の白い部分の減少につながり地球全体の熱の吸収量が増えて温暖化がさらに加速することにもつながります。

 他の様々問題とは異なり、温暖化はメカニズムも複雑なので、対策の効果が上がるまでに時間が数十年規模でかかります。つまり、気がついたときにはもう遅い、手遅れ、ということにもなりかねません。

 まさに警鐘が鳴らされている今の状況にあって、私は温暖化・気候変動対策を最優先課題の一つとして進めていかねばならないと感じています。確かに、このような面倒なことをやらない理由はいくらでもあります。しかし温暖化がもしかしたら違うかもしれないという願望に、我々の未来をゆだねることは極めて危険です。

 福島原発の事故以降、日本に於ける温暖化問題に対する関心は極端に後退し、世界的に見ても原発のリスクに対する評価と温暖化のリスクに対する評価のバランスは特異な状況にあります。

 どちらに対してもきちんと冷静なリスク評価をし、我々の将来のリスクを極小化する取り組みを具体的に進めていくことこそが政治の責任です。党では環境部会長代理としてこの政策の企画立案に主体的に関わる立場をいただいていますので、11月のCOPもにらみつつ、全世界的な温室効果ガス削減枠組みの構築にしっかり取り組んでいきたいと思います。


suzuki_keisuke at 19:35トラックバック(0) 

2013年08月07日

中期財政計画〜財政健全化、本当に大丈夫なのか?〜

 一昨日の自民党の政調全体会議で議題となった中期財政計画と概算要求の基本的方針。その議論を通じて、自民党内の財政状況への危機感が弱いこと、歳出圧力が極めて強いことに強い不安を感じています。今後、自民党が安倍政権の足を引っ張るようなことは絶対にあってはならないわけで、一部から公共事業の予算規模を守ることに特化した意見等が出されていることに危機感を感じざるを得ません。

 与野党の「ねじれ」が解消され、これからは安倍政権と与党の間の「ねじれ」が政治の中心的な大きなテーマになっていく可能性はかなり高い。そんな中、まさにこれからが戦いの正念場です。旧いスタイルのバラマキ政治、民主党のような「大きな政府」路線を目指す党内の一部の、しかし強力な圧力と、政権と連携して対峙していきたいと思います。

 今回の中期財政計画や概算要求の基準のあり方について、私は会議のはじめの方で次のように発言しました。(政府側からの回答を挟んで二回に分けての発言なので、若干長いですが重要な点なので端折らずにここに書かせていただきます)

「長期金利の動向次第で国の借金の利払いが大きくなれば国として何も出来なくなるわけで、財政再建、約束通りのプライマリーバランスの黒字化達成が至上命題であることは明確である。そして、この中期財政計画で本当に財政再建が出来るのか、私は正直不安を感じる。まず、歳出の上限を示さずに税収の動向を踏まえて歳出を決めるということでは、税収の上振れ分や消費税の増収分が必要以上に歳出に回ることになりかねない。実際第一次安倍政権のときが財政状況は最近では最も良く国地方併せたプライマリーバランスは9兆円程度の赤字であったが、そのときは国の歳出が60兆円台前半であった。それから税収が増えている状況ではないにも関わらず、民主党時代の71兆円をさらに超える歳出を税収が増えたからといって行うことが正しいとは思えない。国債発行額が増えないようにという点も、わずか5年前の第一次安倍政権の時に組んだ予算で25兆円だったものが今や42.9兆円となっているわけで、それが議論のスタートということ自体がおかしいのではないか。そして、個別の話になるが、社会保障の自然増が当然のように兆円レベルで前提となっていることも他の分野との整合を考えれば異常であり、ここにも自民党は切り込んでいかねばならない。またデフレ対策にしても、従来型の公共事業のような歳出を増やすやり方でなく、規制改革や設備投資減税、法人税減税の方が民間主導の回復につながるものであって、それは歳出増ではなく歳入減となるわけだから、デフレ対策は歳出増の理由とはならないはずだ。」といった点の主張をしました。

 確かに、今の安倍総理・菅官房長官・麻生財務大臣がきちんと状況をグリップできる政治状況がずっと続くのであれば、今回の中期財政計画や概算要求基準のやり方でもそれなりの成果を出すことは出来るかもしれません。時間をかけることで政治環境を整えるというメリットもあるいはあるのかもしれません。

 しかし、参議院で自民党が大勝し、業界や地方の声が今後党内で極めて強くなっていくことが予想される中で、また消費税やTPP、構造改革など、たとえ不人気であっても日本の将来を考えれば、政権として進めねばならない政策課題・決断が山積する中で、いつまでも政権の支持率が高く政高党低の状況を維持できるかといえば、そこに確証はありません。仮に年末の段階で党内からの歳出圧力が政権の方向性をねじ曲げるようなことがあれば、日本経済への信任も、政権への信任も、さらには日本の将来も暗いものとなってしまいます。

 そのようなことがないように、少なくとも今の段階できちんとした枠だけでもはめておくべきではなかったか、増えた税収がバラマキの財源に使われてしまうことがないように、シーリングを事実上撤廃して税収に応じて歳出を決めるというやり方が本当に正しいのか、そして、これでは状況次第では、経済情勢が悪化したときや、2015年に半減してから2020年に黒字化するまでの期間の再建が進まなくなるのではないか、私としては正直不安の念を禁じ得ません。

 我が国にとってもこの数年が正念場であり復活・再生のラストチャンスです。これで失敗するわけにはいかない。そのためにも、微力ではありますが、この国の将来に少しでも役に立つように、今後も様々な機会に発言し続けてまいります。

suzuki_keisuke at 17:10トラックバック(0) 

2013年08月05日

舟運復活プロジェクト@新羽

 ここのところ週末は地域の夏まつりや盆踊りにお伺いすることに忙殺されています。参議院選挙があった影響もあって(夏まつり会場の学校が投票所になるケースが多い)、先週末は30カ所以上とかなり集中していましたが、今週末もなんだかんだで20カ所近くご挨拶に伺いました。いわゆるお盆の時期は多くの方が帰省や旅行で不在となる東京近郊の住宅地には共通の傾向かもしれません・・・

 さて、そんな中で今週末印象的だったのが、新羽の「舟運復活プロジェクト」。私が前回の衆議院選挙のときに選挙事務所を構えていた新羽(にっぱ)。実はその昔は鶴見側が運搬の船でにぎわっていた頃、荷物を揚げる荷場(にば)だったのが、この地名の由来とも言われているんです。

 今回のプロジェクトは、そのような経緯を持つ新羽で、小学校の子供たちに復元した和船に乗ってもらって、水辺に親しみ地域の歴史にも思いを馳せてもらおうというもの。新羽の町会の方々やプロジェクトの関係者の方々、小学校のPTAや教員の方々の尽力で行われました。DSC_0072

 私も大学時代ボート部にいましたので、その縁もあって今回参加をさせていただきました。普段見慣れた景色も、この様なプロジェクトの目で見てみると違って見えるものでした。
 


suzuki_keisuke at 17:30トラックバック(0) 
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