2018年08月

2018年08月20日

出張でミャンマー、ウズベキスタンを訪問

 国会閉会以降の七月下旬、一泊三日で、ミャンマーのネピドー及びヤンゴンとウズベキスタンのタシケントにそれぞれ出張し、会議や要人との面会をいたしました。

 トランプ政権発足以降、従来日米と中国で距離感のバランスをとって外交方針を進めてきたアジア諸国においては、先行きの不透明感から不安と混乱が生じてきています。同時に昨年10月の第19回共産党大会以降の中国の周辺諸国への攻勢が従来にも増して激しさを増している状況でもあります。

 そうした中で、注目される両国において、中国やアメリカとの関係やそれぞれの国が抱える課題に関して、未来志向の意見交換を、それぞれの国の要人との間で行うことができたことは非常に有意義でした。

 両国ともに共通しているのは基本的に極めて親日的な国であるということ。ミャンマーに関してはよく知られているところですが、ウズベキスタンも第二次世界大戦後に抑留された日本人に関する経緯などがよく知られるところです。

 ミャンマーについては歴史的に中国への不信・反発が根強く存在している一方で、西側諸国からの制裁などで中国に依存せざるを得ない状況が生じたために、現政権においても中国寄りの姿勢を見せている経緯があります。ロヒンギャ問題などもあり、一方で地政学的に重要な国でもあり、我が国としても非常に重要な国の一つです。国際的な情勢を踏まえた戦略的な判断が求められます。

 ウズベキスタンについては、伝統的に中央アジアの中では最大の人口を擁する国で、かつ中国とロシア両国と距離をとってきた国でもあります。二年前にカリモフ大統領が死去し、ミリジョエフ大統領が誕生して以降は、中央アジアの近隣諸国との関係改善が進み、一帯一路のプロジェクトも進むなど中国やロシアとの距離感にも若干の変化が見られますが、中央アジアへの影響力や日本との関係などを考えれば、依然として我が国にとって非常に重要な国の一つです。これまでも千野アジア開発銀行総裁や麻生副総理をはじめ、多くの先輩方が日本とウズベキスタンの関係を深めてきました。

 今後、複雑化する国際情勢の中で、地政学的に重要な国々との密接かつ良好な二か国関係、様々な分野でのルールなどの国際公共財の整備は日米同盟と相俟って、我が国の安全保障や国際政治的な影響力の観点から極めて重要です。次世代の政治家として、地道に関係構築を行ってまいります。


suzuki_keisuke at 13:45 

2018年08月15日

8月15日にあたって

 今年もまたこの日がやってきました。73年目となる終戦の日。今年も全国戦没者追悼式に出席し、改めて国のために命を捧げ、犠牲となられた戦没者の方々のご冥福をお祈りいたしました。

 戦争の犠牲を再び出さないために、日本が戦争に巻き込まれることが無いような舵取りが求められるわけですが、あれから73年が経った今日、日本としての外交、安全保障のかじ取りは、かつてなく重要となってきています。

 周辺の国際情勢を見ても、特に昨年秋の第19回全国共産党代表者会議以降の中国共産党の動きは、東シナ海、南シナ海、台湾海峡等における軍事的な動きを見ても非常に挑発的になってきており、警戒を高めねばならない状況になっています。また北朝鮮情勢も、実態のところは表面的な米朝の動きとは全く別で、非核化、緊張緩和とは全く逆行している状況で、全く予断を許しません。アジア地域全体においても、アメリカの内向きな政治姿勢の影響もあって、各国が中国、日米との距離感を測りかねている状況にあります。

 まさに地域全体の安全保障秩序を考えたとき、非常に懸念すべき危機的状況にあるといっても過言ではありません。そしてこうした安全保障のバランスが失われてしまえば、軍事衝突、紛争となる可能性が高いことは歴史が証明しています。

 こうした中で、どのようにして、安定的な状況を創り出していくことができるか。我が国の外交・安全保障戦略が大きく問われています。我が国として、アメリカを長期的案視点でアジアにつなぎ止め、国際的なルール作りなどにきちんと関与し続けるようにするためにできる限りの努力をすること、そして日本としても積極的な役割を果たしていくこと、また当然のこととして、抑止力となるようなきちんとした備えをしておくことが、東アジア地域の安定のためには不可欠です。


suzuki_keisuke at 15:24 
Profile

suzuki_keisuke

Archives
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ