2020年02月

2020年02月24日

新型コロナウィルスに関する中国への自民党の支援金について

 報道も一部されていますが、自民党において新型コロナウィルス感染拡大防止支援金として、国会議員から一人5000円支援金を募り中国に寄付するという話があります。もともとは全議員に対して強制的にということでしたが、希望を募ってということに代わった模様で、19日付で依頼が当事務所にもありました。

 外務副大臣として、日本の外交の一端を預かるものとして、私はこの支援には賛同しないことといたしました。

 もちろん、新型コロナウィルスの問題により中国の国民が中国共産党の対応の問題もあって非常に苦しんでいることについては、隣国の国民として同情を禁じ得ませんし、中国国民に出来る協力をすることは必要です。そして我が国の被害を最小限に抑えるためにも、中国政府に情報開示をさせ、正確な対応を迫ることは必要なことですし、そのことが中国国民のためにもなるという一面もあります。

 一方で、コロナウィルスの問題が深刻化している状況下においても、報道もされているとおり、中国の公船による我が国の領海への侵犯という挑発行為が継続的に行われており、また台湾海峡等においても軍事的な挑発行為が引き続き行われている状況を我々は見過ごすべきではありません。また南シナ海や香港、ウイグルでの中国の行動が変化したわけでもありません。当然のことながら、これらの行動は中国共産党が習近平主席の下で主導して国ぐるみで行っているものであって、そのような我が国や国際社会にとって敵対的な行動を続けている国に対して、与党の国会議員が金銭的援助を与えるということは、誤ったメッセージを中国当局に与えることとなりかねません。

 特に今回の支援金の届け先は駐日中国大使館とのことで、中国の国民にではなく、まさに敵対的な行動を行っている国そのものに支援を行うということになります。実質的に東シナ海や南シナ海、台湾海峡や香港、ウイグルでの中国の国際社会から懸念されている行動に原資として充てられかねないものです。我が国の国益、国民の生命財産を守るということを考えたとき、私としてはこの趣旨には賛同できませんので、今回の判断の理由をここに書かせていただいたところです。

 コロナウィルスの問題をはじめとして、引き続き職責を全うすべく、政府与党の一員として全力で頑張ってまいります。

suzuki_keisuke at 17:37 

2020年02月02日

新型コロナウィルスと対中政策

 新型コロナウィルスに関連した肺炎については、最も深刻な武漢市周辺をはじめ中国全土が共産党の一党独裁国家であることから、情報の開示等に疑問があることもあり、全容が未だにはっきりしていない状況にあります。

 そのような中、私もこの一週間、外務副大臣として、特に在留邦人の方々に関して、希望される方全員を可能な限り早く帰国できるような環境整備をすすめること、国内において感染が広がらないように可能な限りの対策を講じることを中心に様々な対応にあたってきました。

 しかし、今週チャーター機で帰国された日本人の方々の中でも一定数の感染があったことからも、今発表されているよりも中国国内の事態はかなり深刻である可能性も指摘されています。政府の一員として、これまでも様々な形で対策がより効果的となるよう働きかけをしてまいりましたが、日本国内で感染がこれ以上広がらないよう引き続き関係各処と連携しながら万全を尽くしてまいります。

 また中国に対して情報を隠蔽せず、きちんと正確な現状を開示・共有することを要求すると同時に、WHOやICAOなどの国際機関が中国の影響により台湾を排除し続けている状況が改善されていないのであれば、我が国の水際対策や今回の新型コロナウィルスへの国際的な対応にも実質的な大きな障害となりますので、その是正もアメリカ等とも連携しながら求めていく必要があります。

 同時に、今中国に関しては、この新型コロナウィルス関連の報道一色となっていますが、我々はこの事態が露呈する以前の中国に関する状況が全く変わっていないことも忘れてはなりません。

 連日のように尖閣に侵入し、東シナ海、南シナ海、台湾海峡において挑発的な軍事行動を繰り返し、また香港や新疆において人権状況が大いに懸念される弾圧を繰り返している、こうした中国共産党の問題が解決した訳では全くないことを、我々は認識しておく必要があります。国際社会からの注目が新型コロナウィルスだけに向かい、安全保障的、人権的な懸念に向かわないようなことになれば、それは中国共産党の思うつぼ、ということになりかねません。

 我が国、国民の安全に責任を持つ政府与党の一員として、目の前の問題に全力を尽くすのは当然ですが、それと同時に、目の前の大きな事象にだけ注目して真実を見失う訳にはいきません。全力で責任を果たしてまいりたいと思います。

suzuki_keisuke at 02:15 
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