2021年01月

2021年01月20日

バイデン新大統領の就任

 本日、2021年1月20日、アメリカでバイデン新大統領が誕生し、新政権がスタートします。

 我が国にとって最も重要な二国間関係のパートナーであるアメリカの新たなリーダーの就任ということで、改めて祝意を表したいと思います。またトランプ大統領も、様々な評価はありますし、特に最後には民主主義という意味で残念なこともありましたが、こと日米関係や対中政策においては非常に大きな役割を果たしていただいたと思います。日米関係や東アジアの安定への貢献に対して、改めて感謝の意を表したいと思います。

 4年間のトランプ政権を挟んで、オバマ政権下で副大統領を務めたジョー・バイデン氏が大統領に就任するということで、外交チームにおいても、オバマ政権で携わったメンバーの登用が目立っている印象を受けます。

 今後の東アジア情勢、という以上に国際情勢を考えたとき、これからもアメリカに求められる役割は極めて大きなものがあります。特に中国の軍事的経済的覇権的圧力はオバマ政権下での状況とは次元が異なってきていますので、この点については、日本を中心に、台湾やオーストラリア、インド、ベトナムといった価値や利益を共有する国々が、それぞれのチャネルでアメリカの新政権の中枢に明確に情報提供していく必要があります。

 特に、伝統的な同盟を重視すると言われているバイデン政権の外交にあって、「伝統的な同盟重視」とは通常は大西洋・NATO・欧州諸国を重視するという文脈でとらえられますので、ワシントンにおいて東アジア・太平洋が正確な認識の下で高い優先順位でアメリカの国益にとって最重要と考えられるよう、当事国かつ同盟国として日本としても最大限の努力が必要です。

 その意味で、新たな政権がスタートする時期にあって、香港やウイグルにおける中国共産党による弾圧という人権問題が世界的にクローズアップされていることは、そうした問題に敏感な米民主党においても大勢が中国の異質性に目を向ける好機でもあります。この機会をしっかりと活かして、安全保障やデータ・セキュリティ、経済・金融、など様々な面で日米が深く連携していけるよう、そしてアジアにおける真の意味での安定に主導的な役割を果たしていくことが出来るよう、まさにこれから日本の外交当局の力が試されることになります。

 私も新体制の内部にも知己が多くいますので、自分の持つ様々なチャネルを活かしながら出来る限りの貢献をしてまいります。


suzuki_keisuke at 22:07 

2021年01月01日

令和三年の年頭にあたって

 令和3年、2021年の新しい年の幕開けにあたり、一言年頭の所感を申し述べさせていただきたいと思います。

 一年前、令和二年の年の初めには誰一人として想像していなかった世の中になってしまいました。そして、昨日も過去最大の感染者数が判明するなど、新型コロナウィルス感染症の感染拡大は依然としてその勢いを増しています。かつてない不安、先行きが不透明な中で、みなさま新年を迎えられていることと思います。

 政府与党として、新型コロナウィルス感染症により亡くなられる方の数を最小限に抑え、重症化する方の数を最小限に抑えることを最優先に対応に当たる必要があります。そのためには、政府・与党が全力を尽くすのは当然ですが、リスクの高い方への接触の機会を極力減らしていただく、感染拡大を抑えるために意識して行動していただくなど、国民一人ひとりのお力が必要です。政府・与党の一員として、国民一人ひとりの努力により先進国の中では最も影響を抑えられている国の一つと言われる状態となっていること、みなさまのご尽力に感謝いたしますとともに、今後も自分の職責の中で全力を尽くしてまいりますことをお誓いいたします。

 同時に、暮らしに大きな影響を及ぼしかねないのが経済の状況です。長期間にわたりヒト・モノの動きが制限を受ける状況は、我々の社会がほぼ初めて直面する事態です。今後、雇用不安や金融危機が起きないよう万全の備えが必要です。同時にここ最近の、消費や需要の急速な変化、DX、気候変動やセキュリティなどリスクの多様化、といった「変化」は待ったなしで進行し続けており、今回のコロナ禍をきっかけに加速する可能性が高いのも事実です。

 まさに、短期・中期・長期と時間軸を明確にしながら必要な政策や改革を進めていく必要があります。安定と変化という相反するものを両立させねばならないのがここ数年政治に求められることの本質です。急速な変化に対する激変緩和措置やセーフティネットを維持しながら、国際競争や時代の変化を考えれば、『変化に対応できる「しなやかさ」× 変化を創りだす「したたかさ」』を兼ね備えた社会構造への変革も成し遂げねばなりません。

 また、国際政治においても、2021年は、アメリカでの新政権誕生に伴って、圧倒的な経済規模と軍事力と軍事的野心をバックとした中国という共産主義独裁国家の覇権に向けた動きと、それに対峙する我々自由主義社会との対立構図のパワーバランスがどう動くのか、予断を許さない状況となることが予想されます。

 現在のG7各国の状況や我が国の地政学的な環境を考えれば、日本が国際政治において、昨年のG7におけるコロナや香港問題における動きのように、積極的な役割を果たし自由主義社会やその価値を守るために主体的に動きリードすることが求められる状況でもあります。

 国際競争が激化し、様々な動きが、変化のスピードが、速くなっている今の時代だからこそ、経済においても外交・安全保障においても、政治の失敗は我が国の将来にとって本当に取り返しのつかないことになりかねません。

 この緊張感を持って、私も政府・与党の一員として、全力を尽くしてまいりますことをお誓いして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

令和3年1月1日 鈴木馨祐

※なお、公職選挙法147条の2の規定により、政治家(およびその候補者となろうとするもの)が年賀状を含むあいさつ状を出すことは禁止されております。ご理解いただけますようお願い申し上げます。



suzuki_keisuke at 00:01 
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