2006年04月21日

ナニガ金融道?

 わかりにくいタイトルですみません。昔こんな感じのタイトルの漫画がありましたよね〜

 さて、今日のお題はこの貸金業の金利です。今の制度では貸金業の金利には利息制限法の上限水準(確か20%以下くらい)と出資法の上限(確か29.2%)との二つの上限が設定されていて、刑事罰に問えるのは後者であるため、事実上後者に基づく金利で金を貸している業者がほとんどという状況です。それを今度一本化しようという動きが政府部内に見られています。今日はまさにその中間整理の結果が金融庁の懇談会で発表されているところなのです。

 と制度的なことはともかくとして、この問題の最大の問題点は、一ケタ台の銀行の貸付金利、30%弱の貸金業の金利、そしてそこでもう貸して貰えなくなってしまった人たちを相手にするヤミ金のめちゃくちゃな金利というように、金を貸す業者が金利の面から見ても非常に大雑把なわけ方にしかなっていないことなのです。本来金を借りたい人の信用の属性はいろいろあるはずで、要はどのくらい返せなさそうかなどというのは人によって千差万別であってそのことを考えれば、貸すほうの金利の設定ももっと細かく10段階くらいに分かれていてもいいはずなのに、金を貸すほうの構造はそうなっていないわけです。

 長い目で見ればこのような業態をいかに実際の資金ニーズに合わせた形にしていくか、つまりたとえば一ケタ台、10%台、20%台、30%台、50%台というようにヤミでない表の世界の貸金業者を細かく作っていけるような制度にしていくかというのが大事なのではないでしょうか。

 と書いたところで、実はこれから松戸に補選の応援に行かなくてはならないのでやや中途半端なところで終わってしまいますが、この問題についてもしっかりと考えて行きたいと思っています。今度時間があるときにゆっくり書くことにしましょう。

 実は今日に続いて明日も千葉七区の選挙の応援、最後の二日間しっかりと頑張っていこうと思います。いくらいいことを考えても実現できなければ意味がありませんからね。選挙は非常に大事なのです。

suzuki_keisuke at 17:08トラックバック(0) 

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