2007年05月10日

中東(ヨルダン、ドバイ、アブダビ)訪問記

 先週訪問した中東の報告をさせていただきます。

 今回の出張の主目的はJAPAN-ARAB Leadership Networkと称する日本とアラブ諸国の若手政治家による会議への出席でした。4月30日、5月1日にかけパレスチナ情勢・イラク情勢・イラン問題・経済・環境問題等につき幅広いテーマでの率直な意見交換をしてまいりました。今年は9カ国からの参加があり次の一月のイエメンでの会合を約して閉会しました。



アラブ9カ国+日本の若手政治家が一堂に会す

 麻生外務大臣が提唱する「平和と繁栄の回廊」の構想も非常に高い評価を受けるなど、この地域の平和構築や国際政治への更なる日本のコミットメントを求める声が非常に大きかったのが印象的でした。全体的にこの地域での植民地支配の経験がなく唯一の被爆国として戦後平和国家として歩んでいること等への高い評価もあり、「欧米と違って信頼できるブローカー」との評判は確立されているようです。また最近の一般国民の過激派へのシンパシーが高まっている背景には高失業率などの将来への展望のなさがあるとの認識を各国も抱いており、平和構築のためには経済的発展が不可欠との観点から、戦後ゼロからの復興を果たした日本への期待は非常に大きいようです。



議論も白熱

 
 また他の点で非常に印象的だったのがイラン情勢への真剣な懸念。イランの核はイスラエルでなくアラブ諸国を狙っているとの真剣な懸念を多くの国が共通認識として持っていることに驚きを覚えました。何かというと「イスラムの核」というイメージで語られることが多いイランの核ですが、実態はかなり異なるようです。この問題についても日本の更なる積極的な関与を求める意見が多くありました。



アブドラ国王に拝謁も


 さて、今回は写真のように昨年に続いてヨルダン国王に拝謁もし、更には乗り継ぎの時間を利用してドバイからアブダビを訪れ政府関係者と意見交換をする機会を得ました。まあ、一言で言って湾岸各国の開発競争には若干のバブル感が漂っていて、「大丈夫かいな」という気もしなくもありませんが、最近の原油価格の高騰によるオイルマネーの凄まじさをおなかいっぱい感とともに感じた今回の出張でした。



アブダビはルーブルその他6つの美術館の建設を計画


 それにしてもアラブ各国でも産油国と非産油国の歴然とした格差は凄いものです。比べてみてください、このアブダビ・ドバイとアンマンの違いを・・・




建設ラッシュに沸くドバイ


      

      オイルマネー恐るべし




アンマンも中東の大都市ではあるが・・・

suzuki_keisuke at 17:49トラックバック(0) 

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