もうすぐ1年!掌が熱いんです

March 20, 2006

A地点からB地点へはゆっくりと!


太極拳の動きは、あたかもスローモーションビデオをみるがごときの遅さ。

でも、実はこの「遅さ」にこそ、太極拳の効能の秘密があるんです。

で、その動きは本来、長江の悠久の流れに喩えられるように、間断なく連綿と続くわけですが、太極拳を習い始めて間もない生徒さんは、一つ動いては止まり、また一つ動いて止まる、といった時計の秒針のような動きになりやすいもの。

特にご年配の方は、筋力が強くないこともあって途中をゆっくり移動することができず、A地点からB地点への移動がとっても素早いんです!
それだけ片足に体重をあずける時間が少ないということ。
骨粗鬆予防などの健康効果を考えると、ホントはなるべくゆっくりジワジワと重心移動することが望ましいといえます。

とはいえ初めからスムースに上手にできる人などいないので、はじめはタメ(溜め)ができなくてもいいんです。
でも、意識の上では、デジタルではなくシームレスにつながることが大切です。

もっというと、今どこに重心がかかっていて、左右の足の荷重バランスはどうなっているのか、なんてことを逐一意識して、重心の移動を感じながら型を舞うことができれば言うことありません!


米国アトランタにあるエモリー大学医学部のウオルフ博士の研究(1996)によると、お年寄りに15週間の太極拳の練習をさせたところ「転倒」のリスクが47%以上も減ったという結果が出ているそうです。
太極拳で身体バランスと下半身が強化されるという代表的な例ですね!

また、米国関節炎財団(Arthritis Foundation)のホームページでは、関節炎を患っている患者に対して太極拳が有効であるとした記事を紹介しています。
『関節炎を克服する』という本の中にも太極拳による改善例が紹介されているそうで、ほかに心臓疾患、高血圧、糖尿病、不眠症などにも有効だということです。
(以上、”太極拳(Tai Chi Chuan)”より)

動きが遅いゆえにごまかしが利かず、その結果正しい軌跡を身体が覚えることで、こうした健康効果を得ることができるのです。

ゆっくり、ていねいに、大切に演舞できたらと思います。

suzukistyle at 20:00│Comments(0)TrackBack(0)太極拳 

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