
信号に捕まる日はとにかく捕まる。
急いでいるときこそ停止の連続に苛つく気持ちを理解するが、急いでいないときすら畜生と思えてくるのはせっかちの所為だろう。余裕があるのに時間を奪われた気分になる。
車は道の最大法定速度で走ると信号に捕まることなく順調に進むと聞いたことがある。だったら歩道を歩く人間にも信号に捕まらない魔法の速度があるのか、止められた赤信号で考える。車に合わせて信号の時間を決めていたんだっけ。だったら50〜60キロで走らないといけないじゃないか。無理&無理、青信号になった。
駅からの帰途は、近道だからスーパーの前を通るコースを選ぶ。前方に、ぜひ「大阪のおかん」と呼ばせて欲しくなるおかんパーマのふくよかな女性が、大きなレジ袋を2つ持って店から出てきたのが見えた。スタンドが真立つする、いかにもママチャリの後ろカゴへ袋をひとつどすん、それからもうひとつを前カゴにどすん。そしたらあまりにも荷物が重かった所為かハンドルが勢いをつけて首を曲げ、車体が傾く。重みに任せて勝手に走り出そうとする自転車のハンドルを捕まえるのに間に合った。ありがとうと大阪のおかんが言ってくれた。
人生些細な一期一会の繰り返し。信号に止められた時間を取り戻した気分でご満悦の帰宅。
世の中はセンター試験、受験生頑張れ。試験で使われたリスニング機材はもらえるんだって。

















