いつもありがとう。

猫がうるさい

いろんなところに境界がある
なーご、なーご。
気がついたのは昨日の夕方でもう暗かった。猫の青春に寒さは無関係なんだと思っていた。

スーパーへの買い出しのときに子猫に出遇う。鳴き主はこいつ、同じ鳴き方、こいつだ。
小さな小さな、おなかがぱんぱん、ずんどうのトラ猫の子。そいつが一匹、道路の向こう側で鳴いている。それにしてもすごく大きな音を出す、鳴いている。この鳴き声に気がついてから二時間は経っていたはずだけど、ずっとこいつはそこで鳴いていたらしい。
鳴いていた場所はスーパーのそばで通行人が多い。鳴き声に気がついた人は子猫の鳴き声に合わせて真似声を出す。なーご、なーご。鳴き声を数回合わせたら気が済んでみんな帰途を急ぐ。私も同様、目的地へ向かった。

買い物を終え道路へ出るとまだ鳴き声が聞こえていた。道路の向こう側。交通量が多い抜け道なのに子猫はいつの間にか道の向こう岸へ移動していた。だけどおなかがぱんぱんの子猫は鳴き止まない。親猫とはぐれてしまったのだろうか。
想像しながら帰宅すると母から電話があった。

「今年は帰ってこなかったね。でも丁度良かった、ちょっとしんどくて、丁度良かった」

珍しく母から電話があったのに寂しくなった。いつもなら父が電話をかけてくるからな。
その所為かなんだか眠れなくて昨夜は四時まで起きていた。それなのにいやその所為か、その間あの子猫のものらしい鳴き声がずっと聞こえてきていて無責任な心配を覚えた。
こんな寒い夜なのにまだ独りぼっちなのだろうか、相変わらず大きな鳴き声。そんな大声はお前に似合わないだろう。考えているとどんどん自分の心配事まで脳裏をよぎってますます眠れなくなり、床に就いたものの結局朝日が射す時間まで鳴き声を聞きながら眠れないでいた。


昨夜の夜更かしがたたり今日は昼前に起きた。相変わらずずんどう子猫は朝からずっと鳴いていてホント元気でよかったと無責任な安堵を得て胸をなで下ろす。
それから本日の買い出しは夕方七時。その後母に電話。ワンコールで出た母。
もう大丈夫や、あんたらも元気そうでなにより。
次の晴れた日に遊びに行くことを約束して受話器を置いたら気持ちがすーっと楽になった。

大阪は大阪なりの極寒で今夜は強風が吹き荒れている。
電話の後、子猫の鳴き声がピタリと止んでしまい、また無責任な老婆心が膨れあがる。
あいつ、いま、どうしているんだろう。どうにもできないのだけど。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
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posted at 23:41

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