しいたけは見る「風景」

赤信号と大阪のおかん

bicycle
信号に捕まる日はとにかく捕まる。

急いでいるときこそ停止の連続に苛つく気持ちを理解するが、急いでいないときすら畜生と思えてくるのはせっかちの所為だろう。余裕があるのに時間を奪われた気分になる。
車は道の最大法定速度で走ると信号に捕まることなく順調に進むと聞いたことがある。だったら歩道を歩く人間にも信号に捕まらない魔法の速度があるのか、止められた赤信号で考える。車に合わせて信号の時間を決めていたんだっけ。だったら50〜60キロで走らないといけないじゃないか。無理&無理、青信号になった。

駅からの帰途は、近道だからスーパーの前を通るコースを選ぶ。前方に、ぜひ「大阪のおかん」と呼ばせて欲しくなるおかんパーマのふくよかな女性が、大きなレジ袋を2つ持って店から出てきたのが見えた。スタンドが真立つする、いかにもママチャリの後ろカゴへ袋をひとつどすん、それからもうひとつを前カゴにどすん。そしたらあまりにも荷物が重かった所為かハンドルが勢いをつけて首を曲げ、車体が傾く。重みに任せて勝手に走り出そうとする自転車のハンドルを捕まえるのに間に合った。ありがとうと大阪のおかんが言ってくれた。
人生些細な一期一会の繰り返し。信号に止められた時間を取り戻した気分でご満悦の帰宅。

世の中はセンター試験、受験生頑張れ。試験で使われたリスニング機材はもらえるんだって。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 01:57

賢作ワード


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押せばススム

moon
下がり気味だったブログの更新頻度をブログバトラーが上げてくれています。
昨日の更新でとても弱くなり、今日はヒマでも対戦しなかった。
なんか負けっぱなしでつまらないじゃないの、ねぇ。良いのか悪いのか。




買い物に訪れるいつものストア。
大人が二人横に並んだら通れない入り口、入ってすぐのところに初老の婦人。買い物かごを乗せたカートを目の前に、背の低い婦人は腰を曲げてさらに小さくなる。大きな鞄がカート下段に入らなくて難儀している、その様子を見ながら入店した。


鞄を詰めこむ → 入らない → 押し込む → カートが進む → 追いかける


3回リピート、笑ってしまった。あまりにも彼女が必死だったから。
婦人のそばに追いつくと、入り口から2メートルは進んでいた。
彼女の真横についたとき、黙ってカートに手を添え支えた。気付かないまま格闘している。一生懸命の姿が可愛らしかった。意地悪くにやにやとして見守る。ぐんと強い力を3回目に感じたら鞄が乗った。勝手に役目を終え、立ち去ろうとしたとき婦人がはじめて気付いた。

ああそうだったの、ありがとう。ありがとう。

こちらが恥ずかしくなるほど大きな声を背中に受け、にやにやが取れないまま奥へ進んだ。


ひきつづき冷え込む今日の大阪。一昨日の子猫はあれ以来鳴き声を聞かせてくれない。
誰かが持って帰ったのかどこかで風を凌いでいるのかわからないけど、これが野良との別れ方。強風があいつを押していってしまった。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 00:39

賢作ワード

おいめいめい

070103-1minidanjiri
義理の実家で新年会。私が参加するようになって六回目になった。

義理の兄弟が増え、それにまた配偶者が添い甥姪が増えた。子供たちは元気だな、暖房のきいた部屋が暑いからと寒い部屋でずーいぶん遊びに付き合わされる。市販のおもちゃよりもミニチュアのだんじりを引き回す。直角に曲がれとその子の父が教える。
上手く曲がれずに何度もやり直す新年の自主連。やり回しの練習、流石岸和田の子。慣れない顔ぶれに萎縮していたくせに帰る頃には友達気分。別れの際、突然狂ったように泣かれて帰りづらい。仲良くなってからのお別れが寂しいんだ。そうやって素直に泣ける気持ち、大切だからそのまま大人になってください。あなた、いい娘さんになりますから。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 23:34

賢作ワード

あけましたいかがでしょう

070101-1window
年末年始、帰省するらしく窓から見える近隣マンションの明かりは何処もなく真っ暗。
毎年そうなのに今年はぽつぽつと灯っている。そう言えば出勤前によく見た幼稚園の送迎、

せんせ、おはようございます。みなさん、おはようございます。

あれ、もう聞かなくなった。そうだろう、ランドセル背負って出てくる子供が増えていたものな。実家へ顔見せするのを止めて自宅で家族水入らずの時間を過ごしているんだろう。
時の流れは早いもんだ。喰って飲んで寝て、喰って飲んで寝て。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 23:18

賢作ワード

残ったのはこれだけ

061230-2sora
今年もいよいよ残すところ今夜と明日だけとなった。

慌ただしさもなく大掃除を終えたら達成感も得られない。
書き直して書きつぶしてコピペ&カットを続けたらこれだけ残った。
みな様、酔いお年を。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 18:59

賢作ワード

平凡に潜むまいにち

061218-1redbus
寝室の窓から見える隣のマンション。
うちより1階上の住人は年がら年中洗濯物を出している。というか出しっ放し。
雨の日も雪の日も、流石に台風や大雨の日だけはすぐに撤去しているみたいだが成人男女と幼児の衣類、それからタオルをいつもぶら下げている。しかもベランダには詳しく観察する必要もない程の大量のモノが、剥き出しのまま無造作に置いたまま。スノーボード、ストーブ、ビニールプール、ギター。云々
私もだらしがないけどそこの知らない奥さんより頑張っているかしらなんて思っていた。

ここ最近早起きするようになってから気付いたのだけど、朝は奥さんのベランダに干し物がない。毎日ない。ところが朝8時私が洗濯物を干す頃には奥さんのベランダはもう衣類が真っ白になってはたついていて、そうかしまった朝早くから家事を片付けるステキな奥様だったのだと我が身を恥じ反省した。

同じ時間、同じ道、同じ電車、毎日変わらない面々と日常。
ところが歩く時間、歩く道を少し変えてみると、すれ違う通行人の顔が全然違っていてこんなに人が居るんだと今更ながら驚く。誰ひとり知らない人に見え、外国へ来たような衝撃を受ける。人は時間で住み分けている。少しずらすだけでこれだけぎくしゃくした気持ちになれるんだ。
やっぱ元の道に帰ろう。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 23:59

賢作ワード

歳末は携帯が知っている

061217-1gokuraku
年甲斐もなくハッスルして大酔っぱに成り果てたら、次に気がつくのはもう翌日になった27時の自宅。寒さで目を覚ます。忘年会はとっくに終わっている。どうやって帰ってきたんだろう、思い出せない。電気をつけたらズボンを半分ずらした状態、またあるときは着衣に乱れはないものの滅茶苦茶高価なサポートストッキングの左膝にひとつの大穴を空けて膝小僧を剥き出したまま床で寝ている。どろ、泥、ドロ、泥酔。ああまたか嫌。

そうだ忘れ物……。
定期、時計、財布、ポーチ、クリエ、携帯。カバン確認大丈夫です。しまい方が違うから誰かが突っ込んでくれたんだろう。「帰れましたか」「終電は間に合いましたか」「足大丈夫ですか」云々三時間ほど前に着信した未読メール数通。時間が時間だから返事は朝。みなさんのおかげで無事に帰ったみたいです。

頭痛い。

と思ったら固いコブ。あーこれ、これが原因か。自分の額を指さしてニッコリ笑っている写メ。壁を指さした誰かの手だけが写る次の写真。頭打って痛かった記念の証拠写真。それから参加者全員とプラスアルファで肩を組み写っているツーショット写メ。プラスアルファて誰だよ。知らないサラリーマンやお姉さん達とこれも肩を組んで写ってる。知らない人もみんな笑ってる。あーまたか。

ねー今年はこんなことになりませぬか、なりませぬなりませぬ。大丈夫



(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 23:35

賢作ワード

悩ましい少年の秘技

061211-1leaves
とにかく少年は怒っていた。

わめき散らす声が少しづつ近づき、やがて私の暮らすマンションの前を通る頃には何を訴えているのか少しも聞き取れない状態で喉をひっくひっく言わせていた。そしてどんどん声が大きくなる。どうやらマンションの下でわんわん言っている様子。ここで立ち止まったらしい。次いで、やめて、やめてよもう、と言う少女の声が聞こえてきた。また、追い打ちをかけるように女性の声が少年を叱りつけた。あんたは何がしたいのっ!? もうやめときなさい。ほら、もうやめて。しかし少年は止まらない。うわぁぁぁぁぁぁぁん!おそらく幼稚園児だろう、こうなると既に当初の怒りの理由を見失っているはずだ。うわぁぁぁぁーん。とうとう少女まで泣き出したようだ。とりつく島もなく、女性は静かに鳴き声に負けない程度の声を張り上げた。もー、どうしたらいいの、どうして欲しいのあんたは?


おっぱいビィィィィーーーム!


必殺技はたった三人の喧騒を一瞬にして消し去った。私まで凍てついた。
建物の壁に跳ね返り、声は上空までこだまする。
きっと近所中がこの少年の声を聞いたはずだ。

というそのおっぱいビームはどういうポーズで、
どうやったら出るのかを悩み続けて十日が過ぎました。
まだ答えが出ません。もう今年も終わる。




(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 23:36

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焼肉とおねえさん乗り

息子の唇あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成
先日学際へ行った帰り、久しぶりに集った学友らと焼肉を食べた。
焼肉に決めたのは無論私だがそんなことは別段どうでも良く、
久々の面子相手に随分酔っぱらった上機嫌のだんなまんが完成した。
しかしその日は自転車に乗らないと帰れない理由があったため、
一台しかない自転車に二人乗りしようとだんなまんが言い出す。

おれが前に乗るっ

普段ならその提案に快諾するがその夜は断った。当たり前だ。
天王寺とは言え夜十一時の歩道にはまだ人がたくさん往来している。
酔っぱらいが運転する自転車がふらつくことは想像容易く、しかも
二人乗りの上にハンドルが歪んでいるのだ。絶対に当たるか転ける。
急いでも家まで十分以上かかる。人も車も段差も多い。
ところがだんなまんは乗る気満々。危険を訴えようが聞く耳持たず。
ならばその日珍しくアルコールを控えた(抑えた)私が言いました。

それでは私が運転して差し上げましょう

と強引に酔っぱらいを荷台へ積んでみたもののこれが予想以上に重い。
二、三メートルは進めただろうかあっという間にふらついて断念した。
ほぼしたり顔になっただんなまんが自転車を替われと近寄る。
酔ってすっころんで流血した前科のある彼にやはり自転車は渡せない。

じゃ、この自転車に私が乗って帰る。アンタは定期があるから電車で帰って。
イヤだ俺が乗る。
これをあと二度繰り返したら、酔っぱらいは無言で駅へ向かった。
怒らせたみたいだったけど、それでいいんだ。



昨日。だんなまんの百円馬券が二万円弱になった。
本人は趣味に投資する、やったー!と喜びもつかの間やっぱり焼肉になる
普段行かない、行けない店で特上肉をたらふくご馳走になった。
だんなまんご機嫌。寒いからと言って飲んだ熱燗でまたご機嫌。
近場だったので昨日は自転車に二人乗りで繰り出したんだ。

おねえさん乗り

後ろから腰に手を回して掴まっていたら学生時代が蘇ってきた。
ペダルを踏む太股が交互に腕に当たる度、ひとつずつ若返った。
背中から耳に伝わる声を聞いて送ってもらった。
寒い日は上着のポケットに手を入れた。ガードレールに膝をぶつけた。


だから、中年の二人乗りをあまり悪く言わないでやって欲しい。


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 17:33

賢作ワード

週刊誌

061111-1落ちていた週刊誌材木店片隅にあった袋に入ったままの週刊誌。
捨てられた物だろうけど購入者は読んだ後なのだろうか。


今はとんと立ち寄らなくなった公園。
子供の頃よく遊んだ公園にはチープな雑誌がしばしば落ちていた。
決まってアダルトな成人向けの雑誌だったりするのだけど、
一緒にいた友達と小さな輪になって囲んだ記憶が蘇る蘇った。

雨に打たれた痕跡のない成人誌。

棒切れで突いたりめくったり。
劇画調に描かれた漫画の卑猥な表現の意味すら分からないけど、
始終裸ん坊のままの登場人物たちを指さして笑った。
内容はどうでもよかった。可愛らしくないリアルな絵を鑑賞するより、
棒を使ってどれだけ迅速に一枚ずつページを繰れるかが問題となる。
ノーハンド、ノーフット。雑誌に触れて良いのは棒だけ。
ただし吹きかける息は空中ルールおk、暗黙の了解。ふうぅー
地面に置かれた雑誌は砂埃と供に揺れ動き、頁間に隙間を開ける。

すかさずその間に棒を差し込み頁をドンドン繰る。
いつの間にか息かけは三回までと決められていて、
日本人は三回が好きだなと思いながら棒を差し込んでいく。
頁をめくる、めくる、めくるめき緊張。しかし
しかしながらどう息を吹きかけても落ちているエロ雑誌には
めくることの出来ない頁があるもので、
棒で叩いても突き刺しても固く閉ざした禁断の頁だったりする。

結局、そこへ到達したらゲームオーバー。
間へ無理矢理棒を差し込んでもバリバリと音を立てるだけで、
頁はめくられない。やぶける。
どうしてめくれないのかは大人になったとき漸く理解するのだけど、
そうやって夢中になって棒で殴りつければ近所のおじいさんが登場する。

コラ、落ちてる雑誌は汚いぞ!
うんこ拭いているかもしれへんから触るな!
落ちてる紙はちり紙と思え馬鹿者!
うちで手を洗って帰れ、バカくそガキ!

上手に叱られて、おじいさんのお宅に上がって手を洗う。
手を洗わせてもらった上にお菓子を頂いて追い出される。

落ちてるもの触ったらアカンで!
うんこついてるからな!


そうやって叱ってくれたおじいさんはきっともうこの世に居ないだろうけど、
子供がみんな汚いと思う「うんこ」を巧みに扱った躾だと思う。
というか、今の子はうんこで怯えるのかな。
力強くよっぱ。


道に落ちていたもの目次


(ノ∀`)つ〃 : へぇ
posted at 21:13

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