2011年05月

2011年05月31日

車検です

今週は車検の為、出店はお休みです。

1年しか営業していないのに・・・と思ったら、
その前に1年普通に乗りまわしていたことを忘れていました。

荷物を全部降ろしたら、
最近雨が多く、車内までかなり雨が吹き込んできたせいか
だいぶ汚れていましたねぇ。

では、たまには出店情報を・・・。

月曜日、東京観光専門学校

蔵王のアイスを作っている牧場の近くに実家がある、
という学生さんに出会いました。
食べたくなると、自転車で買いに行っていたそうですよ。
うれしい偶然(*´∇`*)

火曜日 東京スイミングセンター

キッズパワーにやられています。
先週は、極狭の和甘号に3人乗り込まれ、
押すな押すなの大騒ぎだった、そういえば( ̄▽ ̄;)
油断していると、ドアをガラッと開け「やっほ~
と車内にキッズが侵入してくる・・・
最も不法侵入者が多い場所です(笑)

水曜日 コナミスポーツクラブ 三ツ境店 ※隔週予定

ここもキッズが多いのですが、街に以前あった
鯛焼き屋さんが閉店してしまった為、
近所の方もたくさん買ってくれます。
必要とされるところに行って販売をする・・・
移動販売の最も出店する意味がある場所だと思います。

木曜日 東新井団地デイリーストア前

自宅の近所でのんびりと・・。


こんな感じで、出店場所もいろいろ。。


他にも、パチンコ屋さんの従業員さんが、メニューを見て
「蔵王に良く滑りに行ったなぁ~そういえば」の
一言で、スノーボーダーであることが発覚。

毎回、行く度に従業員さんを引き連れて買いに来てくれ、
話し込む~という商売を忘れている場所も・・・(笑)

たまにはいいんです。そんな場所も。。

6月5日~プチリニューアル
また再開いたします。













2011年05月23日

足湯とコラボ

またまた行って来ました。東北へ。

今度は福島県いわき市、和甘号で行って来ましたよ。

さいたま市より、160キロ「大丈夫かな~」と少々不安
でしたが、周りの販売車も結構遠くへ行っているので
「いけるでしょ」と思い実際に行ってみたら、
ビュンビュン走る走る

往復320キロ、行って来れちゃいましたね。

でもいわき市内の道は、海側で震源に近いからでしょうか、
道路の亀裂、段差がひどく、スピードを落とさないと
ガタンと衝撃を受ける箇所が多々ありました。

店主、運転しながら4月に岩手県山田町へ行ってきた時と
様子が違うことに気付きました。
北茨城辺りからは、いわき・福島ナンバーの車しかいない。
物資を運んだトラックもいないし、他県ナンバーの車もいない。
いるのは和甘号の、大宮ナンバーの軽自動車だけでした。

原発35キロ地点にこれから行くというのに、装飾した販売車。
「こんなふざけた車で大丈夫かな~」と別の意味で不安に( ̄▽ ̄;)

今回は、移動販売独立支援ネット平山さんの親族が住むいわき市で
「腹ぺこレスキュー部」の支援のひとつとして、
避難所で鯛焼きを焼く~というもの。

前回の様子はコチラ ↓
http://www.idou-hanbai.jp/

1ヶ月前、蛸魂焼きで別の避難所を訪れ、
ある程度現地の状況を把握していましたが、既に1ヶ月前の話・・・。
「行ってみなくちゃわからないですね~」と平山さん。

実際に行ってみると、状況はかなり変化していた様です。

「この競輪場に物資が山積みになっていたんですよ~」
でも今は物資のダンボールは全く無く、
いわきニュータウンという新築の家の建つ敷地には仮設住宅が並び、
今回鯛焼きを焼く避難所も、家が見つかったり、
仮設住宅へ入居したりでだいぶ人が減っていました。

約束の午後1時には、まだ時間が早かったので
前回蛸魂焼きを焼いたというコミュニティセンターへ挨拶に伺うことに。
ボーイスカウトが炊き出しを行っていて、ご馳走になりました。
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そういえば、TVで栄養のバランスが~という事を散々言っていましたが、
このメニューはそれが考えられた感じ。

でも別の避難所の昼のメニューは
レトルトのカレー、桃の缶詰  でした。

避難所の方、
「炊き出しは減っている、でもこういう状況忘れないで欲しい」と言っていました。

いわき市内に入って、不思議だったのは
街は普通なんですよね。スーパ-も普通に営業しているし、
ガソリンスタンドもファミレスも普通に営業してる、
マスクをしてる人もほとんどいないし、
雨が降っていても普通にみんな雨に濡れてるし、
子供も外で野球の練習をしてる・・・。

でもいまだにレトルトの食事、避難所で生活している人もいて、
10メートル位の小名浜港トンネルを抜けると、グレーな風景。
信号は点滅していないし、線路・街灯は曲がったまま、道路は亀裂してる、
港はひっそりと津波の被害が残る震災時のままでした。

この状態が、市内のあちらこちらで混在していて、
同じ市内すぐ隣同士なのに、普通に生活している人と
そうじゃない人がいるのが当たり前で凄く不思議でした。

そして午後1時、ほとんど人がいない避難所で鯛焼きの準備をしていると、
「かわいい車~
良かった・・・ふざけていると思われなくて・・・店主、ほっ(* ̄∇ ̄*)

別の団体が足湯の準備をしにやって来ました。
・・・ということで、自然とコラボする形に。
和甘マスコット、うさぎの人形目線から見た足湯。

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足湯に入りながら、鯛焼き
普通に楽しそうv( ̄∇ ̄)v
準備をしている間に、早速焼き待ちの方が・・。

今日、ここを出て抽選で当たった市内のアパートに引越しだそうです。
まさに引越しおめで鯛焼き。
「津波で家がなくなっちゃってさ~、入院している孫に持って行きたいんだ」
と6個お持ち帰り。

その後、野球のユニホームを着た少年が、中を除いて来て
「鯛焼き食べる?」「後で食べる、着替えてくる~」素直で感じの良い子。

この中2の少年、狭い~和甘号の中に入り、自分の分と
両親の分3個焼いていきました。そしてかき氷の機械も気になるらしく
「かき氷食べる?」「う~ん、食べる!」またまた素直でよろしい。
足湯につかりながら、いちごカルピスを食べていました。

「同じ歳くらいの子って、自分だけ?さみしくない?」
「う~ん、大丈夫、他の避難所に友達いるから」

今朝家を出る時暑かったので、迷って持ってきた氷。
良かった持ってきて。

その後、他の方も
「この機械で削る氷は絶対おいしい!かき氷お願いしていいですか?」と
かき氷を5個作りました。
外は雨で肌寒く、そして風も吹いている悪天候にも関わらず。

そして焼きがひと段落したので、ひと足先に足湯に入った平山さん。
様子を見ると、顔が辛そう・・・。どうやら熱いらしい(笑)
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この足湯、いわき湯本温泉の源泉は、
汲んだ時は58度あるそうで、なかなか冷めないそうですよ。
店主もちょこっと入りましたが、確かに熱い(゚∇゚ ;) 

でも震災当初の冬の寒い日は、
ほんとに温まって良かったのではないでしょうか(*´∇`*)

こうしてコラボ終了。

最近暑くなって来たので、小型の扇風機とうちわと扇子、
スプレーすると涼しくなる(ほんと??)という涼感グッズも置いてきました。

焼いた数はほんと数個ですが、焼き待ちのプレッシャーに弱い店主は、
逆にお待たせしてしまうのでこれ位でちょうど良い。
走る癒しの甘味処ですから、小さくても癒しが提供できれば良いのです。

そして今回の支援をして下さった方々

カスタードクリームと京小倉 
オーバンさんにお願いして提供していただきました。

往復の交通費 1550円×2 ガソリン代 2862円      
和甘号に置いてある支援金募金箱より使用させていただきました。
つまりお客様の援助という事になります。

「いわきに行くんだよ」と伝え
「おねえさん、この募金悪い事に使わないでね~」と笑いながら
募金してくれた東京スイミングセンターのキッズたち、ありがとう。

そして店主は、車の運転・鯛焼きを焼く・かき氷を作る~という事を
皆さんに代わって現地で行ってきました。

こうした支援を続けていくのはすご~く大変。
お金もエネルギーも、時間の確保も必要です。
困っている人を助けるのだから「ボランティア」で当たり前、
という形も辞めたいな~と平山さん。

困っている人達を助け過ぎて、自分達も困りたくないですからね。

次回は何で「腹ぺこレスキュー」するのはまだわかりません。

でもお客様の支援は無駄にはしないですからねぇ。(⌒∇⌒)












2011年05月07日

GW

GW中は、杉並区の大宮八幡神社に出店していました。
小さなお祭りですが、震災の影響と直前でGW出かける人が多かった
からでしょうか、閑散としており、向かいの植木市の方が
「40年近くずっと出店してるけど、今迄で最も人出が少ない」と言っていましたね。
その植木やさん、3日連続「しろくま」のかき氷を買ってくれて、
最後に「ウチの畑で取れたの」と、大きなレタスをくれました。

なので3日間とってものんびりモード
そういえば杉並区に友人が住んでいる事を思い出し、連絡をしたところ
2日目にやってきました(*´∇`*)
鯛焼きを30個買ってくれたのですが、店主間に合わず
翌日に家族を連れて再び30個取りに来てくれました。

高円寺で居酒屋を経営しているのですが、ちょうど来た時に
店主は接客中でゆずソーダを作っていました。

その時お客さんと友達が「あどうもぉ」と挨拶したのですが、
どうやら居酒屋の常連さんである事が判明。

偶然ですが、ちょっとびっくり
自分の店のお客さんが、友達の店にも・・・そうそうないでしょう。

そんな友人の店「ききゅう」といいます。素敵なお店ですよ(^∀^) ↓ コチラ

 高円寺 居酒屋「喜九」   http://www.ki-kyu.com/



2011年05月01日

なんだかんだで・・・

気がつけば、移動販売をはじめて早一年・・・。

魔法のすうぷ屋さんに
「一年続けば、続くよ!」と言われたことがあったな、そういえば。

正直一年かかって、
やっと自分の理想の車と、メニューに近づいた感じです。
行きつけの店はダイソーや300円ショップ。
激安アイテムを駆使して、ごちゃごちゃ車を装飾し、絵本があったり、雑貨があったり、
駄菓子やの様な、おもちゃ箱をひっくり返した様な賑やかな車になりました

おかげで、子供の常連さんが増えました。

もともとこの車は自分で中古で購入して1年位普通に乗っていて、
それを無理やり(笑)持ち込んで、内装を作っていただいたので、相当愛着あります。
運転中にサンバーを見つけると、「おっ」とテンションが上がる位、店主はサンバー好き
気が早いけど次乗る車もサンバー、今度は茶色がいいな~と思っております。

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メニューも今年は、夏も頑張って鯛焼きを焼いて行きます

(相変わらず、うまく焼くのに苦戦しておりますが( ̄▽ ̄;)

というのも、今出店している場所も鯛焼きで確保した
ところばかりなので、並行してかき氷とアイスをやっていく予定です。

去年は、あんみつやパフェをやっていましたが、
和甘の使用しているアイスは「フロム蔵王」という
宮城よりお取り寄せしている牧場アイス。

そちらの方が、販促用に小さなポスターを作ってくれました。

やはり地震の影響で、一時期生産も発送業務もできず
大変だった様です。
今年はこの牧場アイスをたくさんの方に食べていただきたいので、
価格を安く、パフェ→サンデーにして販売して行きます。

かき氷も、只今いろいろ考案中。
氷は近所で何年も続いている、氷屋さん(氷室といいいます)の氷を使用。
耳の遠いお婆ちゃんと、腰の悪いおじいちゃんが頑張って切り盛りしている古いお店なんです。
朝早いイベントの場合は営業前でも店を開けてくれたり、おまけしてくれたり、
ここで一度氷を買うと、他で氷を買おうとはと思わないですね~。

ちなみに、和甘のかき氷は「長瀞の天然水のかき氷」を再現しているんです。
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↑ 店主妹、姪っ子、母。長瀞にて

このかき氷の大きさ、わかります
天然水で作るかき氷は、ふわっとした感じで不思議と頭が痛くならないんですよ。
このかき氷も、おじいちゃんが手動でガラガラと回していて、超行列20分位炎天下で待った記憶が。。
でも美味かった~
かき氷を食べたいと思ったのも、美味いと思ったのも、
その時働いていた、蕎麦・甘味の店のかき氷に次いで、人生で2回目でした。

昔働いていた、イタリアンレストラン時代に
「記録に残る料理じゃなくて、人の記憶に残る料理を作れ」と言われた事が
あるんですけど、店主は料理よりもスイーツの方が向いているみたいで。。。

結局移動販売を始める時も迷わず、スイーツ系で
料理の販売車の様な「仕込み」の工程がありません。
なので、どこで「らしさ」を追求するのかと言えば、車だったり、使う食材だったり・・。
でも余りずれた事はしたく無いので、テーマに沿った販売車とメニューを作り上げるのに
結局一年近くかかりました。

そんなわけで、ズバリ和甘のテーマは、
人の記憶に残るスイーツを作ること、
生産者の気持ちと一緒にお届けすること~です。

ちっちゃい車の為に、わざわざ販促用のポスターを作ってくれた、フロム蔵王の方、
いつも「頑張ってね」と送り出してくれる、氷屋のおじいちゃんとおばあちゃん、
ここのアイスと氷を和甘流にアレンジ。

そして鯛焼きも加わって、パワーアップ(⌒∇⌒)した和甘号を、
2年目もよろしくお願い致します。


※こんな事を言っても、相変わらず対応力が無い店主です。。
   すいません(T_T)
 




sweets_wakan at 14:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0)ひとりごと