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日経225先物(12月限)は前日比50円高の3万9550円で取引を終了。寄り付きは3万9200円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9135円)にサヤ寄せする形から、売りが先行した。寄り付きを安値に押し目待ち狙いのロングが優勢となり、現物の寄り付き後ほどなくして一時3万9620円まで買われる場面もみられた。ただし、買い一巡後は軟化し下落に転じると、前場終盤にかけて3万9330円辺りまで下げた。

 ランチタイムでやや持ち直し、後場は3万9390円から3万9550円辺りで保ち合いを継続。終盤にかけては徐々に下値を切り上げる動きをみせて、日経平均型のインデックス買いが入る場面もみられた。

 日経225先物は売り一巡後のロングにより、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9510円)を上回る場面もあったが、+1σ水準をキープできず、前場終盤にかけて弱含む形だった。ただし、ショートを仕掛けてくる動きは限られており、後場は+1σ水準での底堅さも意識されていた。8日の取引終了後のナイトセッションで25日移動平均線(3万9040円)を下回る場面がみられたが、本日は25日線と+1σとのレンジながら、概ね+1σ水準での攻防が目立った。

 バンドは横ばいで推移しているため、引き続き+1σを挟んだ値動きが意識されやすく、+1σを中心としたオプション権利行使価格の3万9500円を挟んだ上下の権利行使価格3万9250円から3万9750円辺りのレンジを想定しておきたい。

 本日は終盤にかけて日経平均型のインデックス買いが入ったとみられ、アドバンスト <6857.T> [東証P]が上げ幅を広げたほか、前場は弱い値動きだった東京エレクトロン <8035.T> [東証P]、ファーストリテイリング <9983.T> [東証P]はプラスに転じた。トランプ政権による関税強化が警戒されるものの、現時点ではショートに傾けづらい面もあるだろう。短期的にはリバランスの動きが入りやすいところである。

 NT倍率は先物中心限月で14.42倍に上昇した。一時14.33倍に低下する場面もみられたが、その後は前週末の終値14.38倍を上回っての推移となった。終盤にかけて日経平均型のインデックス買いの影響からNTショートを巻き戻す動きもあったとみられる。ただし、7日の14.50倍台から14.30倍まで一気に低下したレンジ内での推移であり、スプレッドは狙いづらいだろう。

 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3206枚、ソシエテジェネラル証券が8546枚、サスケハナ・ホンコンが3065枚、バークレイズ証券が2327枚、JPモルガン証券が1910枚、SBI証券が1629枚、モルガンMUFG証券が1026枚、日産証券が877枚、ビーオブエー証券が792枚、ゴールドマン証券が790枚だった。

 TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が1万5660枚、ソシエテジェネラル証券が1万2701枚、ゴールドマン証券が3093枚、バークレイズ証券が2966枚、JPモルガン証券が2942枚、サスケハナ・ホンコンが2232枚、モルガンMUFG証券が2193枚、SBI証券が1522枚、ビーオブエー証券が781枚、広田証券が397枚だった。