Swinging Photos from Hong Kong

日々の記録と写真 東京→松山(愛媛)→ロンドン→東京→香港

 ちょっと欲しい本(いわゆる洋書)があって、香港でも大きな書店であるという誠品書店のCauseway Bay店へと赴いた。この書店はいわゆる「代官山蔦屋系」の書店で、台湾が発祥である。この手のおしゃれカルチャー系書店の先駆けとして結構前から注目されていたように思う。

 結局探していた本はなかったのだけれど、たまたま安西水丸さんの「東京美女散歩」の中国語版が平積みになっていて驚く。装丁は日本語版と全く一緒だったのですぐわかったのだが、しかしこの本、中国語の需要があるのか、結構疑問である。

み

17 September 2017, Hong Kong

 実は僕はこの本を香港に持ってきていたので、久しぶりにちょっと読み返してみた。自分の家の近くの「四谷荒木町」の回に「歩いていたら元愛人の住むマンションの前に出てしまった」というくだりがあって、こういうのをさらっとなんでもないように書いてしまうところが安西水丸氏が安西水丸氏たるところだよなあ、と妙に感心する。

 ついでに書いてしまうと、最近たまたまこちらの仕事で知り合った方(日本人)から、「80年代に新宿ゴールデン街で飲み歩いていた時によくいったバーで安西水丸さんと一緒になることがあった、気さくな方だった」という話を聞いたこともあり、個人的に安西水丸ブームが再燃しているところである。

 この本は、タイトルはちょっとアレだけどかなり正統派の「東京街歩きエッセイ」なので、この手のものが好きな方には是非おすすめである。泉麻人氏の「散歩のススメ」なんかが好きな人には結構はまると思う。

 そこまで熱心なアップルファンというわけではないものの、メインマシンはMacBook Proだし、日常的にはiPhoneを使用しているので、一応新製品が出ればチェックはしてみる方である。

 とはいっても、香港赴任にあたりSIMフリーのiPhone7(チャリティ仕様の赤いモデル。こちらで売っているタイプなので当然カメラ使用時に音はしない)を買ったばかりだし、結果的にも今回でた新製品に特に目新しいものはないかなあというのが正直な感想である。

h

10 September 2017, Hong Kong


 ただ、ひとつ気になったのは、アップル社がここに来てFLACファイルの再生に対応してきた経緯、であろうか。僕はもともと音楽とスマホは分ける派なので、音楽は全てウィンドウズ機+ソニーウォークマンで管理している。いわゆるハイレゾ音源にはそこまで魅力を感じていないのだが、少なくともCD音質とAACなどの圧縮音源の差は最近かなり気になるようになってしまったので、基本的に音楽はFLACファイルにしていた。しかしアップル社はこの手の(日本のメーカーがこだわるような)「高音質要素」には関心がないように思えたので、この対応は正直意外であった。

 まあだからといって音楽環境をまたマッキントッシュに移すかといえばそんなこともないのだけれども、地味ながらも気になった今回のアップル社新製品発表であった。

 いつの間にやら九月になってしまった。これから年末までは割と忙しくなりそうなんだけど、とりあえずEarth Wind and FireのSeptember(まあこれは12月にかけての歌だけど)やら、フランク・シナトラのSeptember of My Yearsやらを聴いて過ごそうと思います。

 ところで、香港駐在中に是非とも実現したいことというのがある。それが「Lost in Translationごっこ」である。なんのこっちゃという感じだけど、要するに日本非居住者のうちに東京へ行ってパークハイアット東京に泊まりたい、ということである。

 Lost in Tramslationは2003年にソフィア・コッポラ監督によって製作されたトーキョーを舞台にした映画で、ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソン(当時まだ映画に出て来たばっかりだったと思う)が主演である。思うに今でこそ外国人に人気となった渋谷のx-crossingなんかを外国人目線で描き出したのは、もしかしたらこの映画が最初なんじゃないだろうか。
lost

3 September 2017, Hong Kong



 僕はこの映画がとても好きで、1年に何回かは見返している(4年前にロンドンに着いたばかりの頃も、こんな記事を書いていたようだ)。今でも西新宿を散歩するときはThe Jesus and Mary Chainの「Just like Honey」や、はっぴいえんどの「風をあつめて」を聴きたくなるし、今はなき三千里薬品の看板なんかも結構懐かしく思ったりする(これ、渋谷の交差点のところにあったんだけど、後に屋外テレビジョンに変わったんですよね。ただし、映像として当時の看板を流すことがあり、これはなかなか粋だと思った)。個人的には、この映画で映し出される東京は、「ドコモタワー・Q-front以後で六本木ヒルズ前」という絶妙な時期であるのもまた貴重であると思っている。


 というわけで、この映画は僕にとって非常に重要な作品なのだが、そうなると、聖地巡礼じゃないけれども、当然ながらいつかはパークハイアットに泊まってみたい、ということを考えていた。ただまあ、例によってとてもお高いホテルなので、そんなに気楽には泊まれないし、何より僕の家は新宿にあるので、そこから泊まりに行ってもいまいち気分的に盛り上がらない。

 そこにきて、今回の香港駐在である。今の会社に勤め続けることを前提にすると、今後海外生活をすることもそうそうなさそうなので、これはもう千載一遇のチャンスが来た、というわけである。

 調べてみると、シーズンにもよるが1泊7万円くらいから泊まれる時もあるようである。1泊だと慌ただしいので、せめて2泊はしたいと思っている。基本ホテル内で過ごすので、季節はいつでもいいと思っているが、仕事があまり忙しくなさそうな時期に是非実行しようと思っている。



 23日に香港を襲った台風HATOは、結局シグナル10という香港でも珍しい強さとなった。当地ではシグナル8で証券取引所や学校が閉鎖されるので(勤めている会社の事務所も当然閉鎖した)、シグナル10というのはもうかなりのものである。

 香港国際空港でも、当日は7割近い便がキャンセルになったようなのだが、幸いにして僕の帰国便はもともと24日の朝1時だったため、1時間程度の遅れでなんとか東京へと飛んでくれた。

 というわけで今新宿にいます。香港から戻ってくると、以下のようなことを感じる。

・暑さは香港と東京は似たようなものだが、東京の方が湿度が低いので不快指数は低い。
・室内車内のクーラーの効きが物足りない。
・銀座や新宿ですら人が少なく感じる。お店にあまり並んでいない。
・街ゆく人の格好がみんなちゃんとしている(これはまあロンドンから帰ってきてもそう感じたけど)。


 まあなんというか、香港が気候的にはいかに過酷か、という気がします。

 赴任して2ヶ月もたっていないのだが、今週夏休みを取って東京に帰ることにした。ホテルは例によって新宿である。

 どちらかというとちょっと買いたいものもあるので帰る、的な感じなので、特に誰かとたくさん会う、みたいな予定は立てていないのだけれど、それでも少しはお土産を用意しなければならない。香港のお土産って何がいいのだろうと思い、例によって香港在住日本人ブログを色々と読んだ結果、以下のような結論になった。

・ど定番は「パンダクッキー」。そのほかにも香港製造のクッキーで美味しいところはいくつかある。

・少し玄人よりに攻めるなら「老婆餅」(フィリング入りのパイのようなお菓子、なお、中国語で老婆は妻、の意味らしい)

・ペニンシュラチョコレートは高級志向の定番だが、東京でも手に入るので、昔ほどの価値はない。

・その手のものが好きな人には、夜上海の「XO醬」などの調味料。

・月餅は一般に日本人の口に合わないことが多いので、オススメしない。

 このうち、パンダクッキーは日本人大好き個包装仕様で、会社でのバラマキなどに非常に都合が良い。同クッキーを販売している奇華餅家の太古店に行ってみたら、これだけカタカナで補記されていた。日本人の指名買いも多いのだろう。店側も、とりあえず日本人はパンダクッキーをやたらと買っていくからこれだけ日本語つけとけ、というノリなのではないかと推測する。

 なお、このほかにお茶の葉をお洒落に売っているお店も結構あるみたいです。


参考記事

香港土産はやっぱりクッキー!人気のおすすめクッキー3選

香港国際空港で買える!香港お土産おすすめランキングベスト5!

誰にも頼まれてないけど香港で一番美味しい老婆餅を決定したい

香港でのお土産選びのおすすめを自分なりにまとめてみた(食べ物編)

香港土産「買い忘れちゃった!」って時は香港国際空港のPage One(ページワン)へ

病みつきになる夜上海の自家製XO豆板醤(尖沙咀)

 ちなみに、上記ブログのパンダクッキーの記事、2015年時点で45ドルと書かれているのですが、今は80ドルに値上がりしています。さすが香港ですね。

このページのトップヘ