迎春 

Espace 935をご訪問くださる皆さま、本年もどうぞよろしくお願い致します。

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年末締切の仕事があったので、バタバタしているうちに2014年になった。昨年はどんな年だったかといえば、もちろん仕事中心だが、暇を見て映画もなるべく観るようにして、映画館と試写会での鑑賞を合わせて、60本の作品を観た。一番よく観ていた頃は80本以上観ていたので、今年もせっせと通いたいものだ。

ずっと好きだった写真撮影に昨年は特に力を入れ、 オットの友人でセミプロのNさんのお陰で、ずいぶん機会が増えた。しかも、Nさんがフィルム・カメラに造詣が深く、私にも散々勧めるので、何年ぶりかでフィルム・カメラにも再挑戦となった。手始めはNさんが贈呈してくださったOLYMPUS OM-1というかつての名機。これにだいぶ慣れて来た頃に、そろそろデビューしなさいよというNさんとオットとの強い勧めもあって、何とハッセルブラッドを使い始めることになった。これはHASSELBLAD 503CWという機種で、レンズはCarl Zeiss Planar 2.8/80mm T* がついている。オットがしばらく前に入手したものだが、彼は最近Rolleiflex 2.8FX  Planar 80mm という二眼レフカメラがすっかり気に入って、そればかり使っているので、ハッセルブラッドの所有権を私に移したのである。

img007_01ハッセルブラッドというカメラは憧れではあったけれど、まさか自分が使うようになるとは夢にも思わなかった。ブローニーサイズのフィルムは大きなカメラ店に行かなくては売っていないし、現像をしてくれるところも極めて少ない。現像済みのフィルムをスキャンしなければデジタルデータに出来ないなど、いろいろ面倒なことも多いが、やはりその迫力は何にも代えがたい独特の味がある。いつまでフィルムが製造販売されるのか、見通しは明るくないが、撮れる限りは使って行こうと思っている。記念に、ハッセルブラッドで写した写真を1枚アップしておこう。年末に有楽町で写したものだ。