ポンセ作品集〜カンシオン・メヒカーナ〜
福田進一
マイスター・ミュージック
2018-04-25

没後70周年を記念して編まれたアルバム。
メキシコの楽聖と形容されるM.M.ポンセの優れた作品集です。

福田さんをはじめとした、このアルバムの制作者たちの意気込みが伝わります。
その根拠は、アルバムの構成が、個々では、ポンセの作風の多彩さに目を向けつつ、生涯の音楽性の変遷が辿れるような視野の拡がりも意識されていることです。
一押しは、『3つのメキシコ民謡』と『ソナタ第3番』です。特に後者は、楽章ごとに作曲家の多面体的な音楽性が発露していて、ポンセを初めて知る人にもお薦めしたいですね。

福田さんのギタ-の響きが「いつも」と違うなあ、と想っていると、なるほどと合点しました。
ポンセ弾きの名手であるセゴビアが使っていたドイツの名工ハウザ-一世を意識して、ハウザ-三世(一世の復刻モデル)を弾いていたのでした。
梅雨明けまでこのCDがぼくの生活の大切な伴奏者になりそうです。