クマと少年
あべ 弘士
ブロンズ新社
2018-05-17

べ弘士さんの創作の背景には、旭山動物園の勤務経験が色濃く息づきます。
原田マハさんの学芸員経験の「強味」にも通じます。

ぼくは、この絵本を読んで、椋鳩十サンから脈々と生き続ける、動物と人間の境界線に関する壁と、その超克について思い知らされました。
そういう意味では、写真家・星野道夫さんの眼差しとも重なります。
成長した少年とクマのキムルンの再会場面の画が、ぼくのオススメの一押し場面です。
目に見えない台詞や無言歌の何という多弁さでしょうか。