駅近くのフェリーターミナルから小型船に乗って15分ほどすると、オンタリオ湖に浮かぶトロント・アイランドに到着する。この小さな島は緑豊かなところで、この町に住む人々だけでなく、旅行者にとってもオアシス的な存在なのであろうと思われた。フェリーの船上からトロントの街並みを眺めるのが一番だが、カメラを構えても、船体の揺れがあるのでピントが合わない。島に渡ってから、対岸の町に向かってシャッターを切ったのが、この風景である。CNタワー(電波塔)と丸屋根のロジャーズ・センター(MLB・トロント・ブルージェイズの本拠地球場)は、この町の象徴である。夜、このアングルで撮影すれば、最高の夜景を手にすることができただろうが、治安が気になって、夜間の外出は控えた。残念である。
夕刻、トロントで宿泊した「B&B」の近くから、「CNタワー」の夕景を撮影して、旅の想い出とした。夕刻と言っても、現地は夏時間ゆえ空は未だ明るい。トロントの観光名所の一つ、カーサ・ローマも見学した。
旅行案内情報サイトによれば、この建物は1914年に、実業家であり、資産家でもあった Henry Pellatt という人物が、350万ドルを費やして建てた大豪邸だという。
https://www.travel.co.jp/guide/article/37880/「カーサ・ローマ」とは、スペイン語で "House on the hill"(丘の上のお家)という意味だそうで、実際、小高い丘の上に建っている。建物の内装や贅沢な調度品は、見るほどに「これでもか、これでもか」と見せつけられている感じがしてくる。
しかし、建物の窓からは素晴らしいトロントの街並みを眺めることができ、満足した。もう一つの観光スポットである、トロント市庁舎は、その姿のユニークさに人気が集まっている。美しい弧を描いた半円形を想わせる2つのタワーが印象的である。正面入口の木製ドアを押して中に入ると、玄関ホールの右手に、10万本とも言われる銅製の釘で制作した直径4~5mくらいの円形の芸術作品が展示されている。画像では判り難いが、これは釘の集合体で、釘と釘の間隔は1cm に満たないくらいである。1979年に5歳と1歳の息子を連れて、この建物を訪ねた時、彼らは、現地の子供たちのマネをして、この作品の釘の間に「1セント」コインを入れて遊んだことを思い出した。
コインが釘に当たりながら下りてくる時に発する、張り詰めた澄んだ音は、もちろん一定のメロディを奏でるものではないが、ピアノやオルゴールの音色を連想させるものであった。しかし、2006年に訪ねた時には、この作品の前に防護柵が設置されて、コインを入れて遊ぶことは出来ないようになっていた。30年ほどの間に、何か不都合な事態が発生していたのかも知れない。
トロント市庁舎については、次のサイトで解説されており、また、映像資料 "Virtual Tour" も観ることができる。
Top Page:https://www.toronto.ca/services-payments/venues-facilities-bookings/booking-city-facilities/city-hall/
Virtual Tour:https://www.toronto.ca/services-payments/venues-facilities-bookings/booking-city-facilities/city-hall/tours-points-of-interest/
◆ ここまで、2006年の旅日記を元に書いてきましたが、一旦、中休みします。
長い間、お付き合いいただき、有難うございました。
この旅(デンバー ⇨ トロント)の続編は、別建て先行して「カナダ横断鉄道の旅」
(トロント ⇨ バンクーバー)を、2020年8月に掲載しました。
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/25788710.html
「鉄道」の後の旅(バンクーバー ⇨ サンディエゴ)は、後日、「後編」として 書く
予定です。
「2006年 米国の旅・前編」記事一覧
(1)夢の叶う時がきた
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41771148.html
(2)成田空港:昼食は蕎麦屋さん
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41773773.html
(3)サンフランシスコに向けて離陸
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41776752.html
(4)入国手続き
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41777324.html
(5)憧れの町・デンバーに到着
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41782488.html
(6)トラベラーズチェックを現金化
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41785492.html
(7)デンバー自然科学博物館
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41796110.html
(8)コロラド歴史博物館
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41806568.html
(9)デンバー市内無料バス
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41806979.html
(10)デンバー・ユニオン駅
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41850942.html
(11)メジャーリーグ Coors Field
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41809487.html
(12)RTDで郊外へ
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41823993.html
(13)コロラド州議会議事堂
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41857143.html
(14)デンバー造幣局
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41889458.html
(15)ボルダー
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41919830.html
(16)ロッキー山脈国立公園
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41934241.html
(17)Coors ビール工場
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41961231.html
(18)映画「WORLD TRADE CENTER」
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41950060.html
(19)デンバー国際空港は大混雑
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41977806.html
(20)トロントの宿は「B&B」
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41986077.html
(21)トロント観光
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41993870.html
夕刻、トロントで宿泊した「B&B」の近くから、「CNタワー」の夕景を撮影して、旅の想い出とした。夕刻と言っても、現地は夏時間ゆえ空は未だ明るい。トロントの観光名所の一つ、カーサ・ローマも見学した。
旅行案内情報サイトによれば、この建物は1914年に、実業家であり、資産家でもあった Henry Pellatt という人物が、350万ドルを費やして建てた大豪邸だという。
https://www.travel.co.jp/guide/article/37880/「カーサ・ローマ」とは、スペイン語で "House on the hill"(丘の上のお家)という意味だそうで、実際、小高い丘の上に建っている。建物の内装や贅沢な調度品は、見るほどに「これでもか、これでもか」と見せつけられている感じがしてくる。
しかし、建物の窓からは素晴らしいトロントの街並みを眺めることができ、満足した。もう一つの観光スポットである、トロント市庁舎は、その姿のユニークさに人気が集まっている。美しい弧を描いた半円形を想わせる2つのタワーが印象的である。正面入口の木製ドアを押して中に入ると、玄関ホールの右手に、10万本とも言われる銅製の釘で制作した直径4~5mくらいの円形の芸術作品が展示されている。画像では判り難いが、これは釘の集合体で、釘と釘の間隔は1cm に満たないくらいである。1979年に5歳と1歳の息子を連れて、この建物を訪ねた時、彼らは、現地の子供たちのマネをして、この作品の釘の間に「1セント」コインを入れて遊んだことを思い出した。
コインが釘に当たりながら下りてくる時に発する、張り詰めた澄んだ音は、もちろん一定のメロディを奏でるものではないが、ピアノやオルゴールの音色を連想させるものであった。しかし、2006年に訪ねた時には、この作品の前に防護柵が設置されて、コインを入れて遊ぶことは出来ないようになっていた。30年ほどの間に、何か不都合な事態が発生していたのかも知れない。
トロント市庁舎については、次のサイトで解説されており、また、映像資料 "Virtual Tour" も観ることができる。
Top Page:https://www.toronto.ca/services-payments/venues-facilities-bookings/booking-city-facilities/city-hall/
Virtual Tour:https://www.toronto.ca/services-payments/venues-facilities-bookings/booking-city-facilities/city-hall/tours-points-of-interest/
◆ ここまで、2006年の旅日記を元に書いてきましたが、一旦、中休みします。
長い間、お付き合いいただき、有難うございました。
この旅(デンバー ⇨ トロント)の続編は、別建て先行して「カナダ横断鉄道の旅」
(トロント ⇨ バンクーバー)を、2020年8月に掲載しました。
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/25788710.html
「鉄道」の後の旅(バンクーバー ⇨ サンディエゴ)は、後日、「後編」として 書く
予定です。
「2006年 米国の旅・前編」記事一覧
(1)夢の叶う時がきた
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41771148.html
(2)成田空港:昼食は蕎麦屋さん
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41773773.html
(3)サンフランシスコに向けて離陸
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41776752.html
(4)入国手続き
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41777324.html
(5)憧れの町・デンバーに到着
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41782488.html
(6)トラベラーズチェックを現金化
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41785492.html
(7)デンバー自然科学博物館
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41796110.html
(8)コロラド歴史博物館
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41806568.html
(9)デンバー市内無料バス
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41806979.html
(10)デンバー・ユニオン駅
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41850942.html
(11)メジャーリーグ Coors Field
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41809487.html
(12)RTDで郊外へ
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41823993.html
(13)コロラド州議会議事堂
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41857143.html
(14)デンバー造幣局
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41889458.html
(15)ボルダー
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41919830.html
(16)ロッキー山脈国立公園
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41934241.html
(17)Coors ビール工場
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41961231.html
(18)映画「WORLD TRADE CENTER」
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41950060.html
(19)デンバー国際空港は大混雑
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41977806.html
(20)トロントの宿は「B&B」
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41986077.html
(21)トロント観光
http://blog.livedoor.jp/swl_information/archives/41993870.html