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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

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休業日のお知らせ。

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3月、お休みする日が多くなります。
(クリックすると大きくなります、黄色部分がお休みです)

よろしくお願いします。

グラスホッパーギターズ 店主。

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ディタッチャブルネックのレスポール。

『レスポールのディタッチャブルネックはダメだな』
わけ知り顔でのたまう方がいらっしゃいますが・・・本当でしょうか?

『やっぱセットネックじゃないとネックの鳴りがボディーに伝わらない・・・』
じゃあフェンダー系のギターは全部ダメってこと?

『いや、フェンダーは最初からそうだから・・・』
おっと、トーンが落ちてきましたね(笑)

1970年代国産のギブソン系コピーモデルは、
・ディタッチャブル=安物
・セットネック=高級
と言う図式が定着していました。

逆を言えば、ディタッチャブルのレスポール等は“そもそも低価格モデルなのでダメな物が多い”と言うことだと思います。

1976年、グレコは『当社のレスポールモデルは全てセットネックになります』と高らかに宣言しました。
同じ年の暮れ、YAMAHAは・・・
それまでのオリジナル路線を投げ捨て(?)レスポールとストラトキャスターのコピーモデルを発表しました。

そのレスポールモデルで一番安かったSL−380ディタッチャブルネックでは有りましたが、YAMAHAならではの完成度を誇っていたのです。

当、グラスホッパーギターズとしましては、
『1970年代後半〜1980年代前半に於ける、ディタッチャブルネックの日本製レスポールモデルの最高峰はYAMAHAのSLシリーズである』と決定します!!

さて、そんなYAMAHAのSLシリーズが入荷しました・・・
やっぱりそうですよね〜
宣伝ですよね〜(笑)
20181102_145313
1979年に発売された“SL-400S”です。

20181102_145320
はい、これがディタッチャブルネックです。

ディタッチャブルネックでも良い物は良い!!
(同時期のグレコのEG−500はセットネックでもトップは中空でした)

では、ディタッチャブルならではの利点はあるのか?
レスポールを弾いている人なら分かるでしょっ!!
セットネックのレスポールはハイポジションが弾きにくい〜〜
それに比べると、ディタッチャブルネックはハイポジションが楽なんですっ!!
あのエリック・クラプトンですら、レスポールで弾けなかった(?)クロスロードの後半ソロが楽に弾けるのです!!

さぁアナタも18〜20フレット辺りを涼しい顔で“スローハンド”しましょう〜!!

YAMAHA SL-400S
1979年〜
ピックガード欠品。
まぁまぁ使用感ありますが、ネックは良い状態です。

価格22,000円(税込)





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YAMAHAのSG

第1期SG(1966年〜68年)
1960年代、YAMAHAが作った最初のエレキギターはSGでした。
恐らく“ソリッド・ギター”の略なのでしょう〜

最初のSGは、今の物とは全く違いフェンダー系のデザインでした。
続いてエレキの若大将でお馴染みの“ブルージーン・カスタム”が登場したりして・・・

第2期SG(1972年〜73年)
時は流れ1972年頃?
SGはシングルカッタウェイと左右対称なヘッドを持つ(いわゆるギブソン風)モデルとして再登場します。
半年後にはマイナーチェンジをして、セットネック+ハムパッキング仕様のモデルが登場しました。

第3期SG(1973年〜76年)
ここで、ついに(!!)現在に繋がる“ダブルカッタウェイボディー”を持つSGの登場です〜
特筆すべきは、高級モデル“SG−175”でしょうね〜〜
当時の定価135,000円!!
このSG-175を来日時に手にしたカルロス・サンタナは・・・
『このギターエエがなぁ〜、モチっと派手に・・・そうだなヘッドに蓮のインレイを入れてボディーにはホトケさんなんか入っていたらええなぁ〜そうそう、ついでに24フレットにしてくれ』

真面目なYAMAHAの社員はそのオーダーを忠実に答えました。
こうして生まれたのが(?)いわゆる仏陀モデルです。

第4期(1976年〜)
この年、頑なに(?)世の中のコピーモデルブームに乗らず独自路線を歩んできたYAMAHAですが・・・
レスポールやストラトキャスターのコピーモデルを発売したのでした。

そしてSGシリーズもデザインは踏襲しつつモデルチェンジします。
現在まで続く“YAMAHAのSG”はここに完成を見るのでした?!

---閑話休題---
ワタクシ事では有りますが・・・
『いつまでたってもギターが上手くならないのは、きっと楽器のせいだ』
高校2年製になった少年は一念発起してアルバイトに精を出し、2ヶ月ほどで10万円を手にしました。
自意識だけは高かった(笑)少年は、当時主流だったコピーモデルはイヤだなぁ〜と考えましたが、本物のフェンダーやギブソンに手が届く訳もなく・・・
狙いを国産オリジナルモデルに絞ったのでした。

グヤトーンのロリーギャラガーモデル・・・
何だか作りが安っぽかった。

H.Sアンダーソンのオリジナルモデルの幾つか(ヒューストンとか)・・・
ちょっとハードルが高い(余りに斬新なデザインだったので)

おっとエピフォンなら買えるぞ!!
えっ?日本製なんだ・・・何故だかテンションが下がる(笑)

結果、候補に残ったのが、グレコのMRとYAMAHAのSGでした。
『良し、実際に弾き比べて決めよう!』
10万円を握りしめた17歳の少年は新宿の某楽器屋へ向かったのでした!!

結果買ったのは?
何故か人気がなく大幅に値引きされていたイバニース(アイバニーズ)のボブ・ウェアモデルでした〜(笑)
当時新譜で買った“Blues for Allah”にどハマりしていたのでボブ・ウェアーモデルの存在は知っていましたが予算的に難しかったので候補には入ってなかった・・・


さて、ここから宣伝です(笑)
意外にも当店では扱いが少なかった“第4期SG”(この呼び名には色々意見もあるでしょうが)が2本入荷しました!!

SG−700とSG−600です。

SG−1000譲りの“バイ・サウンドシステム”を持つ“SG−700”
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エントリーモデルSG−500のマイナーチェンジ版“SG−600”
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さてアナタはどっち?




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1960年代に沸き起こった、エレキブームの行く末・・・

1960年代、日本の若者達はエレキギターテケテケサウンドシビれていました(笑)

このブームに目をつけた(?)のが、戦後ハワイアンブームにのっかってスティールギターを作っていた、テスコグヤトーンなどのメーカーでした。

やがてビートルズの来日をキッカケにGSブームが始まると・・・
これらのメーカーは、リッケン風だったりエピフォン風だったりバイオリンベース風などを世に送り出しました。

そしてフォークブーム、若者達はフォークギターに夢中になります。

テスコグヤトーンなどのメーカーは、ここで乗り遅れたのですかね〜?
それだけでは無く、様々な要因は有ったようですが・・・

何しろ急激に巻き起ったエレキブームが、急激に衰退した事は確かな様です。

1970年代ニューロックの夜明け(!!)と共に若者の関心はエレキギターへ帰って来ました!!
彼らの憧れは、ジミー・ペイジエリック・クラプトンが肩からぶら下げていたレスポールだったりストラトキャスターだったりします。

でも、まだまだ貧しい日本の若者にはギブソンやフェンダーなどを買えるわけ無く、憧れの存在だったのです。

そこに登場したのは、日本のロックの伝道師(!!)成毛滋氏監修の下作られたコピーモデルでした。

しか〜し!!
1970年当時、大卒の初任給は40,000円位。
現在の価値に換算すると、150,000円ぐらいですかね?

中学生や高校生からすると、グレコだって高嶺の花だった筈です。
“それでもエレキギターが弾きたい!!”
そんな若者達の強い味方(もしくは敵だったかも?)だったのが通信販売です。

トムソンなどを売っていた二光が有名ですが、他にも数社有った様です。

長すぎた前置きはさておき(笑)
ここからが本題です!!

Image7
こちらはヴォルベスという会社のカタログです。
1970年代後半の物だそうです・・・

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こちらは新入荷のビザールなエレキです。
上の写真のVEG-120とソックリですね〜PENKEL(ペンケル)というブランドの様です。
同じデザインのギターは、VISIONとかALFATONEなどのブランドでも売られていました。

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ヘッドロゴは有りません。
この様なブランドのギターはロゴの代わりにシールやバッチなどを用いていたので無くなっている事が多いのです。

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このブリッジやピックアップ。
1960年代のビザールギターに使われていたものと一緒ですね〜
良くこれらのギターを『60年代のビザールギター』と謳っているのを見ますが・・・

多くの日本のギターブランドは製造を外注に頼っていました。
細かな部品は、更に下請け・孫請けとなっていたでしょう〜

1960年代後半、急激なブーム衰退で大量の余剰部品が発生したことが想像されます。
それらの部品達が、この様なギターに使われていたのではないでしょうか?

さて、ライ・クーダーデビット・リンドレーのおかげで日本のビザールギターのピックアップが見直されたという話からわかる様、この時代のピックアップは中々優秀です。
出力は低めですが十分、素直な特性はクリーンなトーンから歪みまでしっかり対応してくれます。

これらのピックアップは、当然ハンドワイヤリングで作られていたことでしょう。
当時の日本の職人さんは優秀だったのでしょうね〜

楽器としての造りはかなりチープですが、少し太めなネックはしっかりしていて十分に実用に耐えます。
そして、何しろ、軽い!!

そこでピンポイントにこのギターをお勧めするのは、中年を迎えたパンクロッカーのアナタ!!
毛量が減り髪を立てられなくても、スキンヘッドで対応できるでしょう(笑)
でも、肩や足腰の衰えは如何ともし難いものです。

ジョニー・ラモーンの様に低く構えてかき鳴らしましょう!!




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Ovation?

良くあることですが・・・(笑)

“仕入れたギターの正体が不明!!”
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本日入荷したこのギター、見た感じは完全にオベーションですね〜
ピックアップは付いていません。

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ヘッドが何らかの塗料で塗り潰されています・・・

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ラベルは有りません。
ネックブロックに499という数字・・・シリアルナンバー?それとも型番?
シリアルナンバーだとしたら1960年代の物かも知れません。

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剥離剤を使ってヘッドの塗装を剥がしてみると、

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うっすらと、Ovationのロゴが。

68 Balladeer Brochure 1
色々調べた結果、このモデルが近いように思われます。
“Standard balladeer”

わかったのはココまで!!

もっと詳しい人がいましたらご教授お願いします!!

あ、凄く良い音で鳴ってくれています!!



グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
東京都世田谷区代田2-29-13
☎03-3411-4015

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