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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

2010年01月

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塗装の話。

P1286528

ギターの塗装に関する話をしてると・・・
“やっぱりラッカーでないと”とか、
“ウレタンは、塗膜が厚いからダメだ”とか言う話を聞きます。

ラッカー塗装=薄い。
ウレタン塗装=厚い。

これは、少々違う様です・・・
ラッカー塗装=厚くするのが大変。
ウレタン塗装=厚く塗るのが可能。
これが正解ではないでしょうか。

では、ギターの塗装とは?一体何なのか・・・
“湿気や傷からギターを守る”という実用面と“デザイン・装飾”等の面が有ると思います。

湿気や傷からギターを守るためなら、堅くて厚いウレタン塗装が良いはずです。
でも、あまり厚い塗装は楽器の“鳴り”を悪くしそうです・・・
仕上がりの奇麗さと言う点ではどうでしょう〜
これには“一長・一短”が有ると思います。

経年変化についてはどうでしょう〜
ラッカー塗装は、時間が経つと表面がひび割れてきます。
経年変化でひびが入ると言うのは、塗装としては良くない事だと思いますが、
これを“ウェザーチェック”等と言って、有り難がる人もいる様です・・・僕もそうです(笑)

日本のギターは70年代に入ると、殆ど“ウレタン塗装”になってる様です。
でも当時のウレタン塗装は、塗膜が薄いようで、経年変化を経て木目にしっかり食い込んでます。
きれいに“日焼け”してるのも、この塗膜の薄さが原因では無いでしょうか?

たらたらと書いて来ましたが・・・僕は“ラッカー塗装”が好きです。
写真のギターは、60年代の“MARUHA”と言うメーカーのガットギターですが・・・
磨いた時に出て来る、この濡れた様な艶は、ラッカー塗装ならではのものですね!!



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ダイナミックギター






このシリーズは、1950年代から作られていた様です。

このギターの特徴は、“ダイナミック・ブレージング”と呼ばれる力木ですね〜
いわゆる鉄線ギターは、梯子状の“ラダー・ブレージング”の物が多いのですが、
この“ダイナミック・ブレージング”は、サドルの左右に放射状に小さな力木が配置されてます。
そのおかげなのか・・・(?)
この小さなボディーからは、想像出来ない音量を発します。

P126649550年近く前のこのギター・・・
フレットの減り具合といい、
指板の削れ具合といい、

正に“百戦錬磨”ですね〜


P1266497P1266496P1266500P1266503


部屋に飾って置くためのヴィンテージギターなんかじゃ有りません、
外に持ち出して、ガンガン弾き倒して・かき鳴らして下さい。

まだまだ、現役バリバリ(笑)で行けますよ!!








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ARAI F-150

2月のオープンに向けて、色々仕入れておりますが・・・
どーしても、変てこなギターに興味が行ってしまいます(笑)


P1206432ARAIというメーカーのギターです。
ARAIとは、ARIAギターで有名な荒井貿易のブランドですね~
70年代初めか、60年代後半のモデルの様です。








“このぎたーのどこが変なのか?”と言いますと・・・

P1206440ネックが“ネジ留め”です。






どうなっているのか?
外してみましょう~

P1206448プラスティックのプレートを外してみると。
奥にネジが見えます。





P1206451なが~~~いネジで留められてます。






P1206453ネックが外れました。
ノートの切れ端が“シム”として挟まってました(笑)





P1206455ノートの切れ端じゃ、あんまりなんで・・・
1mm厚の桧板でシムを作り直します。






このギターの変な所は、他にも有ります。

P12064470フレットが有るギターは、この時代良く有りますが・・・






P1206458ヘッドに全く角度が有りません。

デタッチャブルネックといい・・・
エレキギター的な造りです。



ネックも非常に細いです。
想像するに・・・
ブームの頃、エレキギターを弾き慣れた人向けに開発されたアコギでは無いか?
とすると・・・60年代の物か?

ネックの振動をボディーに伝えるのは、大事な事です。
こんな構造で、鳴るのでしょうか?

・・・鳴りません(笑)

言ってみれば、“セミアコのエレキをアンプ無しで弾いてる感じ”です。

騒音を気にしないで済むので(!!)
夜中に部屋で弾くにはいいですね~(笑)
ピックアップを仕込んで“エレアコ”にしてもいいかも。

こんな、ちょっと笑えるギターはいかがでしょうか?
6000円です。


P1206440ハイフレットも弾き易いですよ~





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屋号。

GG2


楽器屋ならば・・・いや、一応店として始めるなら名前は必要ですね。

このブログを始めた時、アカウントをswm_guitarとしたのは、
“ステップウエイ・ミュージック&ギター”という名前を考えてたからなのですが・・・
(因にステップウエイと言うのは、本業のスタジオの名前です)

でも何となく納まり(?)が悪いので・・・
“Grasshopper Guitars&Musicalinstruments”にしようと思ってます。
(Grasshopperとは、僕が最初に作った会社の名前です)

で、適当にロゴなんか考えてみたりして・・・
イマイチ作り込みが甘いなぁ〜(笑)
まぁ、それ位が良いのかもしれないですね。

昨日は、大手の中古楽器屋を巡り試奏をしてみたりしましたが、
値段と品質で“勝負できる”・・・気がします。

出来れば今月中に在庫を乗せるホームページを作ろうと思ってはいるのですが、楽器の写真って難しいですね〜

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良いギター?

良いギターとは、どんなものだろうか?

“良く鳴る”
“弾き易い”
“カッコイイ”
判断基準は、人それぞれでしょうが・・・

例えば、“良く鳴る”というのは、ギターに付いて良く言われる事だが・・・
鳴るって何?
音量があってもバランスが悪くちゃ使いにくいし・・・
低音が出ても、高音がしょぼいと言うことも有る。

アコギの場合、実際の音を聞けるので判断し易いが、
これがエレキギターになると、またややこしくなる。
アンプを通さずに弾いた時、気持ち良い音がしてもアンプを通すとイマイチだったり・・・
その逆、だったり・・・
“エレキと言っても楽器な訳だから、本体が良い音しないとダメ”と言う意見も有り。
“やっぱり、なんと言ってもピックアップがものを言う”と言う人もいる。

“良い音といっても、所詮主観の問題なので・・・”な〜んて言ったら話しは終わってしまいますが。
やっぱり自分自身で判断基準を持っていないと、ダメってことだな。

楽器屋として大事なのは“買う人が何を求めているのか?”を理解する事かな?
やっぱりコミュニケーションが大事ですね。
自分が売る楽器は必ず何かしら手を入れるので、
その楽器の“良い所”“悪い所”は、ある程度は把握してる。

のんびりとコーヒーでも飲みながら、楽器をいじれる様なスペースを目指します!!
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メンテナンス2.

メンテナンスの続きです。


P1086355ブリッジピンも消耗品です。
新品に取り替えましょう〜







P1086358すっきり収めるために、ホールの入り口を“面取り”します。






P1086362弦の導出口をサドル側へ引き寄せます。








P1086365きれいになると気持ちいいですね〜








P1086353指板には“椿油”を・・・
良く楽器用に売られてる“レモンオイル”より、いい感じです。
ベタつかないで、きれいな艶が出ます。




P1086367弦を張ります。
電動ドライバーに取り付ける“ワインダー”
便利です!!
600円位で販売予定
アニーボールで出してる“電動ワインダー”より全然使い勝手が良いですよ〜
電動ドライバーは、自分で買ってください。


P1086368チューニングした状態でロッドを調整します。








P1086375ナットの高さを調節して・・・“完成”
Fのコードが押さえやすくなります(笑)







ざっとですが、こんな感じでメンテナンスしたギターを新しいオーナーの元へ届けます。
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メンテナンス1.

何年間もほったらかしになってたギターを再生する。

P1086342いくら磨いても、シール跡は残る・・・
これくらいで“勘弁”してもらいましょう。





P1086346ネックは、おおむね真っすぐの様です。






P1086347ロッドも効いてます。






P108634470年代のアコギに良く付いているペグです。
ペグは消耗品ですので良いものに(新しい物)への交換が理想ですが・・・
安いギターと同じくらいの値段になってしまうと言うジレンマが・・・




P1086352とりあえず、外してきれいにしましょう〜






P1086350だいぶ、きれいになりました。
グリスアップして置きましょう〜
カバーは無い方がカッコイイと思うので(個人的に)このまま取り付けます。





-ペグのお話-

70年代の日本のアコギには、あまり良いペグは付いてません。
高級な機種には“グロバー”とか“シャーラー”等が付いてる場合も有りますが・・・
“クローバー”なんてバッタもの(?)もあったりしたようです(笑)

それにしても40年近く経っているものですから、どうしても“ガタツキとか動きが悪い”等の不具合は仕方有りません。

新しいペグに付け替えようとすると、部品代だけで6〜7千円してしまいます。
ここは悩みどころですね〜

3千円〜8千円程度で新しいペグを用意出来るように研究中です!!
今の所、コストパフォーマンスを考えると“グローバー”がおすすめですかな。
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マーキング?!

70年代に売られたと思われるギターに良く有る特徴??

P1086341
はい、ステッカー(シール)の跡です(笑)


ギターの塗装は、年月によって“日焼け”を起こします。
特に古いギターは、塗膜が薄いので良く焼けます。
アメ色に焼けた塗装は、味わいが有って良いのですが・・・

何故だか?
70年代の若者は、やたらシールを貼りたがります。
自己主張なのか?
お洒落なのか?

これはこれで“このギターが辿って来た歴史だ”と納得しましょう(笑)
音には、関係無いですし。
このために塗装をやり直すのも・・・いかがなものかと。

次回のテーマは、
このギターを如何に“再生”させるのか?
乞うご期待?!




5

明けまして、おめでとうございます。

2010年。
どのような年になるのでしょうか?

正月は、開店に向け(!!)ギターをいじってばかりでした(笑)

どんな店になるのでしょうか?
今更ながら、色々準備する事が多いです。

委託販売・買い取り等も始めます。
まずは、メールで。
swm@gr-hopper.com
グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
東京都世田谷区代田2-29-13
☎03-3411-4015

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