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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

2010年07月

29

ん・・・勘違い?

たまにギターを持って来てくれる骨董屋さんから連絡。

“ブリッジが取れちゃってるけど、結構きれいなギターが入ったけど要る?”
“どこのメーカーですか?”
“えーっと、ジャガードって書いてある、”
“ジャガードなら欲しい”

ジャガードとは、寺田楽器のブランドで、良いギターが多いのだ。

で、届けてくれたギターが・・・
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どう見ても、70年代には見えない・・・最近作られた、安物のアコギです。

この“Jagard”は、寺田の“Jagard”と関係あるのかな?
どなたかご存知の方、いらっしゃいませんか?


まぁ、こんな失敗も有りますわ(笑)
捨ててしまうのは忍びないので、ちゃんと直してあげましょう〜
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このギター、ちゃんと弾けるのかな?



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乾く。

古いギターの音を聞いて、“乾いてますね!!”という感想を良く聞きます。
(かわいてる>>>>かんそう? そんなダジャレを言うつもりはない!!)


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からからに乾いた、KASUGAのギター

音が乾いているのか?
ギターが乾いているのか?
ギターが乾いているから、乾いた音なのか?

そもそも乾燥されている木材で作ってあるはずですから、木材の水分含有量は、年数が経ってもさほど変わらないと思います。
どんどん乾燥が進むような木材でギターを作っていたら、あちこち狂いが出てしまうでしょうし・・・

では、経年変化で音は変わらないのか?
いやいや、そんな事はございません。

僕の想像ですが、最も経年変化が大きいのは塗装ではないかと?
ラッカー塗装が、年数を経るとひび割れしていくのは良く知られていますが、ポリウレタンの塗装にも経年変化があります。
特に70年代のアコースティックギターは、ポリ塗装でも塗膜が薄いので
経年変化によって、木材に塗装が食い込んでいるのがわかります。

この変化が、音に影響しているように思います。


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このYAMAHAのFG-110、柾目の凹凸が判るくらい塗膜が食い込んでいます。


30年・40年という年月を過ごして来たギター。
音的には、今ようやく“旬”を迎えているのではないでしょうか?





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白いギター 6.

久しぶりの“白いギター”のコーナー(?!)です。

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もうそろそろ、隙間が・・・ありません。

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カズボンこと岩見和彦さんです。
“NANIWAエキスプレス”のギタリストですね〜


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こちらは、男前な女性ギタリスト(笑)
安達久美さんです。


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こちらは、鈴木茂様。
言わずと知れた、はっぴいえんどの名ギタリストです。



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名古屋が誇る(?!)大ベテランバンド
センチメンタルシティロマンス”のスーパーギタリスト!!
中野督夫さんです。


なかなか凄い面々ですね〜
今やギタリストの間では、ここにサインを書くのが“一流の証”であると・・・噂です???


みなさま、ありがとうございます!!



26

良く働く。

最近ブログの更新が滞ってます・・・
なんだか忙しいんですよね〜

うれしい事に今月は、良く売れてます!!

でも、喜んでばかりいると売るギターが無くなってしまいます・・・

そんな訳で、仕入れに奔走しております。
あちこち飛び回り(?)
オンボロなギターを発掘!!(笑)

そして、発掘したギター達を手入れしてます。

何処かに押し入れの中にしまいっぱなしの古いギター・・・ありませんか?








20

寝た子を起こす?!

誇りまみれのボディー。

錆び錆びの弦。

いったい何年放って置いたら、こんななるんだろう?


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ウチに入荷してくるギターには、そんな状態の物が多いです・・・

フレットを磨き。
ペグを磨き。
ボディーを磨き。
サウンドホール内を掃除・・・ゴルフボールくらいのホコリの固まりが出て来たり(笑)
新品の弦を張って、チューニング。

なんだか“寝ぼけた音”です。

ストーロークを中心に30分くらいガンガン弾いてみる。
すると、だんだん低音が出てくるような・・・気がして来た。

さらに、1時間くらい弾いてみると、
最初に弾いた時の音が、嘘のように(嘘ではない)鳴ってくる。

やっぱり楽器は、弾かなきゃダメですね!!


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黄色と黒は、勇気のしるし〜

このタイトルを見て、“リゲインだ!!”とか“時任三郎だ!!”と思う人は、30代後半かな?


もう、20年以上前になるんですね〜

そんな話は、さておき。
黄色と黒と言えば、虎。
虎と言えば、阪神タイガースと相場は決まっています(??)・・・が、

そんな話じゃなくて・・・
新入荷のギターです。
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フェルナンデスのアンプ内蔵エレキギターの定番“ZO-3”
通称“ゾウさんギター”ですね〜

今日東京は、梅雨明しました。

これからの季節、海へ山へと気軽に持っていって楽しめる、この一台。
いかがですか?


どちらも、10,000円(税込み)です。
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多様化を目指すのか?

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ふらっと入ってくるお客さん・・・
お目当ての“物”がある人は、そちらに目がいきますが・・・

同じような値段の、同じようなギターがずらり(笑)
どれを手に取って良い物か、悩んでいます。

遠慮なく、片っ端から弾いてくれて構わんのですが。

基本的に“自分が好きな物”を扱っているので、品揃えは偏ります。
あらゆるニーズにお答えするには、スペースも経済力も足りません・・・

やはり・・・“我が道を行く”
結局、それしかないのかな?


6

国産ギター曼荼羅 その3.

前回のブログの中で、
“長野楽器は、後に芳野楽器と名を変えモーリスを作ります。”という事を書きましたが・・・これは多少違うようです。

長野楽器は“HOTAKA”という60年代には、かなり知られたブランドのギターを作っていました。
この販売元が、モリダイラ楽器だったようです。

やがて製造元の長野楽器とモリダイラ楽器の間で、どうやら“ゴタゴタ”が起きたようで・・・(真相はわかりませんが。)
そこでモリダイラが、長野楽器の職人達を引き抜いて設立したのが、芳野楽器という事です。

職人を引き抜かれた長野楽器は、当然経営が苦しくなります。
そこで出てくるのが、黒沢楽器になります。
長野楽器を助けたのか?
それとも乗っ取ったのか?
いずれにしろ長野楽器という会社は無くなり、黒沢楽器製造所になります。
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ウリ二つなギターですね〜
向かって右が“HOTAKA”で左は“Fuji”というブランドのギターです。
Fujiは黒沢楽器のブランドで、このギターは1969年製です。
HOTAKAの方は、トラスロッドが調整出来ないタイプなので、もう少し古いものでしょう〜
全く同じようなギターが、違うブランドで売られていたとは考えにくいので、
この“Fuji”は黒沢楽器が長野楽器を買い取ってすぐのモデルだと思われます。

後に黒沢楽器が作った、ジュリアンとかグランドキャニオンなどのブランドのギターも同じ工場で作られたのでしょう。

もう二つ、似ているギターを紹介します。
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右がHOTAKAのHF-12、左がモーリスのF-10というギターです。
両方とも70年代前半の物で、全体の作りはそっくりです。
芳野楽器が作っていたのでしょうね〜
HOTAKAのブランドは、モリダイラが持っているのでしょう。
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HF-12のラベルですが“T-Okabe”というサインが見えます。
これは、モーリスのギターにもよく見られる、検品者のサインです。
同じ名前のサインは、モーリスのギターにも時々見かけます。

このように、色々な製造者・問屋・楽器屋等の思惑が絡み合って“国産ギター曼荼羅”は作り上げられていったのでしょう〜

実際楽器を作っている職人さんたちの交流も盛んだったようで、
お互いに技術を磨きつつ新しい技法などは共有して成長していった様子が、想像できます。
結果として、60年代後半〜70年代にかけて日本のギター作りは飛躍的に進歩しました。

今日も古いギターをいじりつつ、そんな時代に想像を巡らしてます(笑)




3

ギターの選び方。

良いギターの選び方・・・難しいですね〜
それぞれの価値観もあるでしょうし。
予算もあるだろうし。
初心者と上級者でも違うでしょうし。

わたくしが、ギターをチェックする時の事でもお話ししましょう〜
アコギの場合です。
まずは、開放弦が多いローコードをジャ〜ンと弾いてみます、Emとか、Gとか。
これで、音の響き加減、低音〜高音のバランスをチェックします。

次にFとかBフラットなどのコードを弾いてみます・・・弦高やテンションのチェックです。

良く、12フレット上の弦高はどれくらいか?
なんて事を聞かれますが・・・12フレット以上をアコギで弾く人は少ないのでは?
自分のプレイスタイルをよく考える事も重要です。

最後に、ビートルズのブラックバードを弾いてみます(笑)
ピッチの確認には最適ですよ〜

第一印象も大切ですが、しばらく弾いてみてわかる事もあります。
弾き心地とか、弾いてて疲れないか否かとか、

とにかく気が済むまで、弾いて下さい!!
そして、何でも聞いて下さい!!

一本一本に付いて、良い所も悪い所も包み隠さずお話しします(笑)
グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

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13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

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