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中古楽器屋への道(2) グラスホッパー・ギターズ

新店舗に移転してシーズン2(?)に突入しました。

2010年08月

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国産ギター曼荼羅 その5.

今回は、ヤイリギターについてです。
“S-Yairi”と言うギターと“K-Yairi”と言うギターメーカーがあります。

S-Yairiは、矢入貞夫(サダオ)さんと言う人が始めたメーカーです。
貞夫さんのSがS-YairiのSになります。

一方、K-YairiのKは、矢入一夫(カズオ)さんのKなんですが、
会社は一夫さんのお父さんである矢入儀市さんと言う人が創業者のようです。
で、この儀市さんは貞雄さんの兄にあたる人のようです・・・
と言う事は、一夫さんの叔父が貞夫さんと言う事ですね〜
S-Yairiは、一度倒産したようで、現在あるS-Yairiは、貞夫さんの息子の博さんと言う方が復活させたようです。

何だか、ややこしくなって来ましたね・・・
これらの件について、これ以上詳しい事は、いろんな人のサイトで見て下さい(笑)

当ホームペジでは独自の目線で(?!)Yairiについての、ある謎を解明したいと思います。

矢入貞夫さんなのですが、貞雄のほうが正解なのでは?という話があります。
で、色々調べたのですが・・・貞雄の方は作家名で、本名は貞夫であると言うのが通説(?)になっています。

それでは、何故貞夫さんは貞雄と名乗ったのでしょうか?

私の知り合いに、貞雄さんというスナック経営者が居ます。
彼は、自分の名前を説明する時・・・
“王貞治のサダと、長嶋茂雄のサダオって言うんだ”と自慢げに言います。
きっと、矢入貞夫さんジャイアンツファンだったのでしょう?!

下らなくてすいません・・・


そんな貞雄さんと、一夫さんのガットギターが入荷中です。
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仕入れた品を商品にする。 

仕入れたギターを 店頭に並べるまで、どんな作業をしているのか?
紹介してみます。
要は、“こんだけ働いてるんだゾ”というアピールなんですが(笑)


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まぁ~こ汚いギターですね(笑)

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Folexというメーカーのギターです。

かなり古いモデルのようです。
60年代後半でしょうか?
初期の物は、YAMAKIは、工場で作られていたという“ウワサ”もありますが・・・・
60年代後半のYAMAKIの特徴である“0フレット・アジャスタブルブリッジ”仕様でない事から、YAMAKIでは無いと思います。
では、何故60年代後半と思ったのかというと・・・
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このタイプのトラスロッドは、70年代以降はあまり見かけないのです。
どうやって調整するのでしょうか?
専用工具が有ったのかな・・・
私は、ドライバー等を差し込んで、回してます。

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まずは、ペグを外します。

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ネジ山が潰れていますので、専用のペンチを使ったりして。

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錆び錆びのペグを分解します。
部品を無くさないように!!
CRC-556・スチールウール・コンパウウンドを使いきれいにしましょう~
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これくらいがちょうどいい?
あんまりきれい過ぎてもねぇ~
グリスアップして動きもよく成りました。



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この汚いフレット・・・
高さには余裕がありますので、きれいに磨きましょう

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指板には、椿油。

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バインディングが、はがれてます。

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ジャンク箱の中から、同じような感じに焼けた、バインディング材の切れ端を発見!!
何でも、とって置くもんですね(笑)

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足りない部分に貼付けます。
接着は“セメダインC”


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エンドピンも錆び錆びですので、取り替えます。
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ブリッジピンもお揃いに。

そろそろ仕上げに入ります。
ボディーを磨くのは“汚れとりつや乃助”
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中々、良い艶です。

この後、弦を張ってサドル・ナット等を調整します。


“お疲れさまでした!!”

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HAMAMATSU JAPAN

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手前から・・・
ヤマハ・ダイナミックギター“ No.S-70”
カワイ “No. M-35”
トーカイ “Steel Guitar No.540”

浜松の3大メーカーそろい踏みです(笑)

このようなギターを“昭和鉄線ギター”などと呼んでいる訳ですが、
同じように見えて、それぞれ特徴が有って面白いですよ〜

ところで、真ん中のカワイのギター、指板に何か貼ってある??

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こうやって、練習していたんですね(笑)

聞いた話によると・・・
とある教則本の付録に、『これを切り取ってギターに貼りましょう』というのが有ったようです。

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ギターを買った記念日とイニシャルを記するのも良くある習慣のようです。


鉄線ギターファンのあなた・・・浜松3本セットでいかがですか(笑)
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国産ギター曼荼羅 その4.

YAMAKIというメーカーが有りました。
全音楽器系の工場で所長をしていた、寺平さんと言う人が起こしたメーカーです。
このメーカーについては詳しいホームページが有りますので、細かい事はそちらを参考にして下さい。

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この写真は、サウンドホール内に有る“トラスロッド調整ナット”です。
今じゃ、当たり前になっているこの仕組みを考案したのが、YAMAKIだそうです。
他にも、独自のブレージングやネックブロック構造等々、創意と工夫にあふれていたメーカーだったようです。

---ここから昔話---

わたくしが中学生だった70年代半ば・・・
夏休みにアルバイトした3万円を握りしめてお茶の水へギターを買いにいきました。
YAMAHA、モーリス、キャッツアイ・・・色々弾きまくった中で、
一番良い音がしたのがYAMAKIでした。


結局、中学生のわたしは“魔が差して”Bunnyのエレキを買ってしまったのですが・・・


『閑話休題』

今でも、当時2万円~3万円くらいで売られていたYAMAKIのギターを手にすると、コストパフォーマンスの高さに驚きます。
同じYAMAKIのハイエンドモデルには、サイド&バックにハカランダを使った素晴らしいギターも有るのですが、
どうしても合板安物ギターに興味が行ってしまうのは何なのですかね(笑)

これは、他のブランドにも言える事なのですが・・・
70年代の国産ギターは、高級になれば成る程、マーチンに近づいて行くのです。
もちろんYAMAKIの最高級“D-45モデル”が15万だった頃、本家マーチンのD-45は80万円した訳で、
コストパフォーマンスと言う意味では素晴らしかったのですが・・・

70年代後半から80年代にかけて、ますますオリジナリティー溢れるアコースティックギターを作っていたYAMAKIですが、
残念ながら商業的には上手く行かなかったようです。

YAMAKIを中心とした全音系のメーカーや工房は、沢山のブランドを生み出し、
国産ギター曼荼羅を“ややこしい”ものにしてくれています(笑)
そこには、自分たちが生み出した技術やアイデアを“独り占め”しないで、共に育てていく気風が有ったのだと思います。
その中心に有ったのが、YAMAKIだったのでしょう~
20

8月いっぱい休み無し!!

こう見えても(?)頑張ってます(笑)

中古楽器屋を始めてもうすぐ半年・・・

やっとペースが見えてきた感じです。

このブログを見て、店に来てくれる人も多くなってます。

お客さんと、ギター事や音楽の事を“ウダウダ”と話すのも楽しいですね〜

お立ち寄りの際は、気軽に話しかけてやって下さい!!

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Japan Vintage?

ジャパン・ビンテージ・・・

この言葉、嫌いです。

Vintageの本来の意味なんてもう関係なく、一つのカテゴリーとして通用してるみたいですね。

とりあえず、70年代以前の物なら何でも“ビンテージ”で通用するのでしょうか??

Japan Vintageな、ビザールギター・・・って何(笑)


当店には、ビンテージギターなんて置いてませんよ!!




10

ピックガードは、アコースティックギターの顔?

70年代の日本のアコースティックギターと言えば・・・
8割方(あくまでもイメージです)マーチンをお手本に作って有りました。
特に、ピックガードのデザイン。
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これが“王道”
やはり、完成されたデザインなのか?


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YAMAHAは、オリジナル路線を行ってます。



70年代の若者は、思った訳です・・・
アコースティックギターを“自分好みにカスタマイズしたい”

しかし、金はない(!!)
で、一番手っ取り早く印象を変えられたのが“ピックガードの交換”だったのではないでしょうか?

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寺田楽器製の“Thumb F-100”というギターです。
モーリスのFシリーズと同じボディーに、ハミングバード的な(笑)ピックガード。
以外と違和感無いですね〜

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こちらは、YAMAKIのドレッド・ノートにダブ的な・・・
マーチンスタイルのギターに、ギブソン風なピックガード。
この組み合わせの妙(!!)


当時、楽器屋さんのサービスで新品のギターを買うと
“好きなピックガード”を選べる!!”というシステムも有ったようです。



9

夏期営業のお知らせ。(改訂版、追記有ります)

8月は、日曜日営業します!!
(15日、22日、29日)


夏休みで、東京に遊びに来るあなた!!
お待ちしてます。


代わりに・・・
8月16日・17日に“夏休み”を頂きます。

 


7

グネコ??

グレコのアコースティックギターを買い取らせて頂きました。
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“グネコロゴ”といわれる時期の物ですね〜
1973年〜74年頃の物のようです。

製造元は、フジゲンですね。
ラベルが無いので型番が解らなかったのですが・・・
古いカタログを見ると“F-200”のようですね。
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ちょっと見にくいですが・・・F-300だとサイド&バックは、ハカランダ。
F-250だと、ネックはつや消し。
それ以下のグレードのモデルだと、ネックのバインディング無し。
消去法で・・・・このギターは、F-200であると決定しました(笑)
古いギターの素性を調べるのも楽しいですね!!


で、本題に戻ります。
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35年以上経っていますが、とてもきれいです。
ボディーやネックのコンディションも上々です。

しかし・・・フレットに限界が来ています。
しっかり弾き込んであるのに、きれいなギター、
大切にされていたのでしょうね〜

フレットを打ち直してリフレッシュしましょう!!

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そんな訳で、古いフレットを抜いていきます。

実は・・・バインディング付きのギターのフレットを打つのは大変なのですよ。

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バインディングの上にフレットが乗るように、端っこをカットします。
専用工具が有るので、難しくはないですけど・・・根気がいる作業です。

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このような感じで、フレットを打ち込んでいきます。
バインディングの上に、フレットが乗っかっているのが分かりますでしょうか?

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ぜんぶ打ち終わりました・・・ふぅ〜

この後、
エッジの処理をしたり、擦り合わせをしたりして仕上げます。

もうひと頑張りしてから、
“店頭デビューします”って、新人のホステスかよ(笑)


5

ヤマハのガットギター、3世代。

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3世代のヤマハのガットギターを並べてみました。

ヤマハのホームページによると・・・
一番手前の“No.25”は、1960年発売。
真ん中の“No.60”は、1963年発売。
奥の“G-70D”は、1967年発売。

手前の二本はクラシック・ギターというより、歌謡ギターの趣が強いようですね。

“Gシリーズ”は、1967年に発売された“GCシリーズ”の廉価版です。
本格的なクラシックギターの開発と並んで、初心者用・教育用モデルとして幅広いラインナップを誇ってました。
学校の音楽室等に、良く有りましたね。


蒸し暑い夏の夕方、ぽろ〜んと弾けば涼を呼ぶ?!
ガットギター、お勧めです!!

グラスホッパー・ギターズ
Grasshopper Guitars & Musicalinstruments

営業時間
13時30分〜19時30分
月曜〜土曜
日曜日・祝祭日は、お休みです。

〒155-0033
東京都世田谷区代田2-29-13
☎03-3411-4015

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